2019年6月4日出発まだ見ぬ絶景に出会うスペイン探訪11日間
※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
2019年6月4日出発ツアー添乗員レポート
- ※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
- 添乗員/鈴木 美津子(すずき みつこ)
- この度は「<エミレーツ航空利用>まだ見ぬ絶景に出会う スペイン探訪11日間」にご参加くださいまして、誠にありがとうございました。 今回は、20名(女性13名、男性7名)というたくさんのお客様とご一緒させていただきました。 タイトルにあります、スペイン各地での「まだ見ぬ絶景」を仰ぎ、普段訪れることの少ない街を「探訪」されたこのツアーはいかがだったでしょうか。 お客様同士、可愛いニックネームを付け合っていらしたり、早速LINE交換をされて「おやすみなさい☆」と投稿されていたり。とても仲良くお過ごしの皆様を拝見していて、わたくし自身も嬉しかったです。 また、どこかの空の下、お会いできますことを楽しみにしております。
- 1日目
- 6月4日/晴れ/14〜22 ℃
- ほとんどのお客様が早くお見えになっていたことから、17:30より受付を開始いたしました。皆様全員ビジネスクラスでしたから、エミレーツ航空の専用ラウンジでゆっくりして頂きました。お客様より「空港のラウンジ、なかなか良かったよ」と言うご感想をいただきましたが、添乗員は入れませんので『どんなところだったのかな〜』と想像するしかありません。受付の方はエキゾチックな美女? 室内はゴールド一色? ピカピカ?(笑) 飛行機は予定通りに出発し、まずは中東のドバイへ。今回はドバイまで11時間、ドバイからマドリッドまで約8時間という長めの行程ですが、皆様ビジネスクラスですから、全くその辺りのご心配はなかったですね。「一度は乗ってみたい航空会社」に必ず上がってきますエミレーツ航空。事前アンケートでも「エミレーツ航空のビジネスクラスを体験してみたかった」というご意見が多かったですが、いかがでしたか?
- 二段構えのA380。圧巻です!
- むむむ? 機内のアラビア語で一気に中東気分〜♪
- 2日目
- 6月5日/晴れ/16〜22 ℃
- 目が覚めて、まず到着したのがドバイ空港。24時間空港ですからたくさんの人々が行き交っています。服装や雰囲気、匂いまでもがガラッと変わった上に、看板にはアラビア文字や「礼拝堂」のサインが所々にあり、改めて『中東に来たんだなあ』と感じました。 長いフライトを終えて、マドリッドのホテル「マリオット プリンセサ」に到着したのが、17時前。夏至の前ですから日没は22時前と遅く、外はまだまだ明るかったです。お元気な方は王宮方面に足を伸ばしていらっしゃいましたね。 夕ご飯は、地元の人たちに大人気のレストラン「ダンシャリ」で、最初のスペイン料理を召し上がって頂きました。
- 凝視するとヤシの幹には金の延べ棒が。ホ、ホンモノ?
- 本場のスペイン料理でスタートです
- 3日目
- 6月6日/晴れ/11〜25 ℃
- いよいよ今日から観光スタートです。まずはプラド美術館へ。ここは16〜17世紀の絵画における世界最高レベルの美術館だというのは皆様ご存知の通り。世界3大名画の一つであるベラスケス作の「ラス・メニーナス(女官たち)」や、ゴヤ作の「裸のマハ、着衣のマハ」をお目当の方も多かったと思います。 次に「ソフィア王妃芸術センター」へ。こちらは何と言っても門外不出の「ピカソのゲルニカ」があることで有名。スペイン北部のゲルニカの街がドイツ軍から無差別攻撃を受けたことを主題としていて「20世紀を象徴する絵画」といっても過言ではないでしょう。 午後はセゴビアの水道橋へ。普通は行かないので「セゴビアが入っているから、このツアーを選んだのよ」と仰っているお客様も。さすがです!少々強い風が吹く中、旧市街を通り抜けてアルカサルへ「いやー、ここがこんなに凄いとは思わなかったよ。意外だったな」とご感想を頂きました。
- セゴビアの水道橋。その右下は天皇陛下が皇太子時代にいらしたお店とか
- スミレのキャンディ。風の吹く中ちょっとホッとしました
- 4日目
- 6月7日/晴れ/11〜26 ℃
- マドリッドを後にして向かったのが「16世紀から時が止まった街」と言われるトレドです。ガイドさんとお会いして旧市街の散策へ。トレド大聖堂は普段のツアーでは外観のみで終わることが多いのですが、このクリスタルハートは入場観光。私自身も一番ご覧頂きたい大聖堂だったので嬉しかったです。ここは4つの側廊と22の礼拝堂からなり、スペイン一(いち)の規模と格の高さを誇っています。大聖堂の中には「聖体顕示台(せいたい けんじだい)」という高さ3m、重さ200kgの祭具が納めてあり、コロンブスが新大陸から持ち帰った金が使われているとも言われています。年に一度(復活祭の9週間後)、その聖体顕示台が外に出されて、街中を練り歩きます。 ホテルにチェックインした後の「ミニ散歩」。旧市街をさらに紹介したくなって2時間もお付き合いさせてしまい、全く「ミニ」ではなくなってしまいました(汗)すみませんでした。
- 難攻不落の城塞都市トレド、が納得できる眺望でした
- 6月21日に行われるお祭りの準備で、街は独特の雰囲気に
- 5日目
- 6月8日/晴れ/14〜33 ℃
- 今日はスペイン新幹線AVE(アベ)に乗って、一路コルドバへ向かいました。普段のツアーでしたらバスで5時間以上はかかるのですが、AVEに乗ればたったの1時間40分。お身体も楽ですし、その分観光箇所が増えて旅が充実しますね。 コルドバでは、イスラム建築の最高峰「メスキータ」へご入場いただきました。 巨大なモスクの中にキリスト教の大聖堂がすっぽりと収まっている様は「信じられない」の一言。スペインの宗教や歴史の変遷を目の当たりにした瞬間でしたね。 コルドバからセビージャの途中には、この時期しか見られない黄色い絨毯、ひまわり畑も。 セビージャの街歩きの後は、そのままフラメンコ鑑賞へ。それこそ毎晩、スペインの各地ではショーが開催されていますが、ここの「エル・アレーナル」は、バイラオール(男性の踊り子)、バイラオーラ(女性の踊り子)さん達の憧れの場所でもあるんですよね。最高レベルのフラメンコでした。
- イスラム建築の入り口から見上げたセビージャの大聖堂
- 今でも耳に残る手拍子、ステップ、決めポーズ
- 6日目
- 6月9日/晴れ/14〜25 ℃
- 今日は、いよいよ地中海方面へ向かう日。南に下るごとにアンダルシアの雰囲気が漂ってきましたね。皆様のお楽しみの一つ「英国領ジブラルタル」観光がメインです。 愉快なドライバーガイドさんのジェリーさんと一緒に出発進行! と思った途端に信号待ち。『あれれ?』ここは世界でも大変珍しい「滑走路を公道が横切っている場所」でした。飛行機の離発着時には事故防止のために車は待つことになります。面白い体験をした後は、アフリカ大陸が見渡せる展望台へ。ヨーロッパ大陸とアフリカ大陸の一番狭いところはわずか14キロ。しっかりモロッコが見えましたね。 個人的には、国境をボーダーではなくフロンティアと言っていたので『ああ、イギリス英語だな。ここはイギリスなんだな〜』と感じました。夕方にロンダの街へ。ホテルも中心部にありとても便利なところでした。目の前には闘牛場。ちょっと歩けば美しい渓谷が。散策も楽しかったですね。
- 犯人はオマエさんか?!(笑)
- 時が止まったようなロンダの街
- 7日目
- 6月10日/晴れ/13〜24 ℃
- 午前中はミハスへ。しばらくはバス移動でしたので、少しお休みタイム。ぐーぐー。コスタデルソル(太陽海岸)に入った時にお目覚め代わりの音楽をおかけしました。ジプシーキングスの「Volare(ヴォラーレ)」覚えていらっしゃいますか? 皆様が口ずさんでくださったのがとても嬉しかったです! ミハスの名産、ガラピニャータ(蜂蜜を絡めたアーモンド)のおじいちゃんと共に可愛い村を楽しんでいただけたかと思います。 夕方にはグラナダに入り、世界遺産の「アルハンブラ宮殿」をご覧頂きました。先日のメスキータといい、ここといい「百聞は一見に如かず」という言葉を思い出す場所です。 ここでちょっぴり復習ですが、キリスト教世界→711年 イスラム教世界(残ったキリスト教信者の文化がモサラベ)→レコンキスタ(国土回復運動)→1492年 キリスト教世界(残ったイスラム教信者の文化がムデハル)でしたね。(^-^)
- 青と白と太陽と。ミハスの街角で
- パラドールのレストランから見た残照
- 8日目
- 6月11日/晴れのち雨/11〜23 ℃
- パラドールのお泊まりはいかがでしたか?「アルハンブラ宮殿の中に泊まる」というのは、とても貴重な機会でしたね。ただ、朝からのバスの連携ではご迷惑をお掛けしました。スペインらしいと言えばそうなのですが、前日打ち合わせをしていても思い通りにいかなくて申し訳ない気持ちでいっぱいでした。そんな中、皆様の「まあまあ、そういうこともあるよ」という優しいお気持ちが有難かったです。 バルセロナに着いたら、予想外の雨&寒さ。『わー、天気予報外れたー(>_<)』この日は密かに凹んだ日でもありました。バルセロナのガイドさんは女性の井上さん。カタルーニャ音楽堂からグエル公園へ。雨の中大変お疲れ様でした。 ホテルにチェックインして、近くのレストランへ向かう頃には雨も上がりましたが、肌寒い1日でした。明日は晴れてくれますように...
- 国内線で一気にバルセロナへ
- 普通のツアーでは入場しないカタルーニャ音楽堂へ
- 9日目
- 6月12日/晴れ/13〜20 ℃
- 朝一番に「晴れてくれてよかったです!」とガイドさん。続けて「今日はサグラダファミリア見学の日ですからね!」「は、はい、そうですが、なぜ?」「ステンドグラスから差し込む光が全然違ってくるんですよ!」という理由に皆様ご納得。ステンドグラスと言えば、聖書を基にした絵柄が描かれているのが一般的ですが、ここはガウディの指針に基づいてジョアンさんというスペインの画家が、自然光による光の屈折など、綿密な計算によって設計されているのだとか。確かに独特な光の陽だまりでした。次にカサミラ邸へ。この内部見学が入ってるのも、他のツアーでは中々ないこと。 ランチを海のそばのレストランで召し上がって頂いた後は、添乗員鈴木の無料オプショナルお詫びツアー(長い。笑)のスタート!ピカソ美術館〜ゴシック地区〜サンジュゼッペ市場などをご案内させて頂きました。その後はフリータイム。皆様スペイン最後の観光と夕食を過ごして頂きました。
- バルセロナ大聖堂の前にて、はいチーズ!
- 番長、教授、ショーンズ先生達(笑)との楽しい夕ご飯
- 10日目
- 6月13日/晴れ/18〜21 ℃
- 今日の出発は、お昼の12:30。12時まではお部屋を使っていただけましたので、ホテルでゆっくり過ごされた方、またホテルは大変立地の良いところにありますから、もう一度高級デパート「エル・コルテ・イングレス」へお買い物に向かわれた方、スペインの有名な高級陶器「リヤドロ」の限定品(日本にはないものだったとか!^^)をお求めになられた方、昨日とはまた別の美術館に足を伸ばされた方と、おもいおもいのスペイン最後の半日をお使いになられたようです。 そして皆様ロビーにお集まり頂いた後は、バルセロナ空港へ。1992年のバルセロナオリンピック開催を機に大改修されたお洒落な内装でした。まずはエミレーツ航空EK186便でドバイへ。7時間ありますから、帰路というよりはドバイへの旅、という印象を持ちました。
- 搭乗ゲートもビジネスクラスとエコノミークラスは別でした
- ここが天国(ビジネスクラス)への階段です!(笑)
- 11日目
- 6月14日/晴れ/19〜25 ℃
- 夜中の24:00にドバイ空港へ到着して、次の搭乗までの約1時間。この時間をうまく利用されて中東のグッズや「ラクダのミルクチョコ」をお求めになるお客様もいらっしゃいました。そして成田へ向かうA380へ。ビジネスクラスの混み具合はいかがでしたか? エコノミー席は、来る時とは全く違って満員のお客様。最後の列は89列目(!)ですから、人人人だらけでした。 このLE102というツアーはお陰さまで数多く催行されていますが、利用航空会社はエミレーツだけではありません。この中東回りの往復4回全てビジネスクラスというのはポイントが高いな、と思っていたところ「そこが良かったから申し込んだのよ」「マドリッドに夜中に到着するよりは、夕方に到着する方が、翌日からの観光が楽じゃない?」と仰るお客様が多いのには感服いたしました。旅上手な方が多かった今回、私自身も多くの学びがありました。ありがとうございました。
- ドバイへ向かうフライトマップ
- これは初めて!機内テレビに出てきた「感想を押してね」
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