2019年4月13日出発<ANA利用>中欧3カ国世界遺産巡り10日間
※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
2019年4月13日出発ツアー添乗員レポート
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- 添乗員/金光 早苗(かねみつ さなえ)
- 大変お待たせいたしました。LE165「ゆったり旅する中欧3ヵ国周遊10日間」の旅日記をお届けします。初日フランクフルト乗継の際、行程には無かったレーマ広場にお出かけしたので、正しくは4ヵ国周遊ですね。幼いころにサウンドオブミュージックを観てから、ずっと憧れの場所だったザルツブルグ。添乗員になり夢のザルツブルグに訪れる機会に恵まれるなど、その時は全く思ってもいませんでした。縁とは不思議なものですね。素敵な縁に恵まれ、大好きな中欧を皆様とご一緒できてとても嬉しかったです。時折パンフレットやクリスタルハートのホームページを覗いて、私の生存確認をして頂けたら更に嬉しいです。
- 1日目
- 4月13日/晴れ/10 ℃
- ★羽田国際空港→フランクフルト→プラハ(インターコンチネンタル泊)ANAのイメージカラーと言えばブルー。これは、ギリシャ神話の海の波と風を鎮めたと言われる海の神様「トリトン」の青。海と空の違いはあるものの「旅の安全」を願う気持ちを込めて「トリトンブルー」と呼ばれているそうです。乗継時間がとても長かったので「電車に乗ってレーマ広場までお出かけしますか?」とお声掛けしたところ、なんと全員参加!空港から電車でお出かけは私も初めてのことで、ちゃんとご案内できるかドキドキ。現地の方々に助けられ、何とかフランクフルトの中心「レーマ広場」に到着。ちょっと寒かったですが、ドイツらしい建物が建ち並ぶレーマ広場周辺のお散歩お楽しみ頂けましたでしょうか?プラハのインターコンチネンタルホテルのそばに架かるチェフ橋から、ライトアップされたプラハ城が綺麗に見えましたね。長い移動、大変お疲れさまでした。
- 季節の移り変わりが感じられる羽田空港の飾りつけ。ひな人形をしまい忘れると婚期が遅れると言いますが、5月人形はどうなのでしょうか?
- 乗継時間が長かったので、フランクフルトのレーマ広場にお散歩に出かけました。
- 2日目
- 4月14日/くもり/2〜8 ℃
- ★プラハ(連泊)今朝のプラハは手袋が欲しい寒さ。昨晩到着が遅かったので、午後までゆっくりフリータイム。初めての場所で不安な方は添乗員と一緒にお散歩へ。中世から600年の時を刻み続けている天文時計は、毎時行われるからくり人形のショーを見る人達で大賑わい。昼食は、プラハの春国際音楽祭のメイン会場となる「スメタナ・ホール」がある市民会館の中のフレンチレストラン。アールヌーヴォーの内装もお食事の盛り付けも素晴らしく、大満足なお昼を頂いた後はプラハ城へ。城門の前には衛兵さんが2人。皆様、気持ちは判りますが平等に両方の衛兵さんを撮ってあげましょう。イケメン衛兵だけ撮るのダメ・絶対。城内にあるゴシック建築の聖ヴィート教会を彩るステンドグラスの美しさは、何度見てもうっとり。王宮・黄金の小道・カレル橋を訪れイースターマーケットで賑わう旧市街へ。夕食は眺望がよいHanavssky pavilionで頂きました。
- プラハの火薬塔とスメタナ・ホールがある市民会館。
- ミュシャが手がけた、ヴィート教会内のステンドグラス。
- 3日目
- 4月15日/晴れ・くもり/2〜14 ℃
- ★プラハ→チェスキー・クルムロフ→ザルツブルグ(ウィンダムグランドザルツコンフェレンスセンター泊)プラハとお別れして、チェコの曲がり角という名前を持つチェスキークルムロフへ。南ボヘミアの重要な通商路であったチェスキー・クルムロフのお城と街の歴史は13世紀に遡ります。長い歴史の中、神聖ローマ帝国・オーストリア=ハンガリー帝国と支配者が変わり、一旦はチェコスロバキア領となるも、第2次世界大戦中はナチスドイツ軍の基地が置かれるなど複雑な歴史を歩んできました。戦後荒廃状態にあったチェスキー・クルムロフですが、1989年のビロード革命以降街はかつての美しさを取り戻し1992年には世界遺産にも登録されました。高台からの眺めと、スメタナの我が祖国でも知られるヴォルタヴァ川(モルダウ)からの眺めをお楽しみ頂き、一路ザルツブルグへ。夕食はヨーロッパ最古のレストラン「ザンクト・ペーター・シュティフツケラー」へ。
- チェスキークルムロフでお花見。チェスキー・クルムロフ城はチェコで2番目に大きなお城です。
- ヴィルタヴァ川に抱かれた、チェスキークルムロフの街
- 4日目
- 4月16日/晴れ/8~18 ℃
- ★ザルツブルグ(連泊)音楽の都ザルツブルグは、モーツアルトゆかりの街であり、映画サウンドミュージックの舞台としても良く知られています。思わずドレミの歌を口ずさみたくなってしまうミラベル宮殿から、カラヤンの生家が側にあるマカルト小橋を渡って旧市街へ。モーツアルトの生家(外観)や大聖堂をご覧頂き、ザルツブルグでしか購入できないオリジナルモーツアルトクーゲルを無事ゲットして、塩の街という意味のハルシュタットへ。5000年ほど前から岩塩採掘が始まっていたとされるハルシュタット。今日は風光明媚な湖と山並みの景色だけでなく、つなぎに着替えて岩塩抗ツアーへ。岩塩抗へ訪れるのは私も初めての事。思っていた以上に歩く歩く歩く。更にオーディオガイドの調子が悪く、皆様にはご不便をおかけしました。当時の抗夫が使っていた滑り台を滑ったり、あっという間でしたがトロッコに乗ったり、なかなか面白い体験でしたね。
- ミラベル庭園と丘の上に建つホーエンザルツブルグ城
- 絵葉書のような景色が楽しめるハルシュタット
- 5日目
- 4月17日/晴れ/18 ℃
- ★ザルツブルグ→メルク→デュルンシュタイン(シュロス デュルンシュタイン泊)本日は、オーストリア屈指のバロック建築物であるメルク修道院へ。修道院の設立は11世紀に遡りますが、現在の姿になったのは18世紀ハプスブルグ家の時代の事。映画化もされた「薔薇の名前」の中で、作者はメルクの修道院と素晴らしい図書館への賛辞として、主人公のひとりに「メルク」と名付けています。昼食後、世界遺産に登録されている「ヴァッハウ渓谷の文化景観」をご覧頂きながら、デュルンシュタインへ。10分も歩けば村から出てしまうようなメインストリートには、デュルシュタイン名産のアンズのリキュールやヴァッハウアーという小さな丸いパンが。ホテル到着後、デュルシュタイン産のワインを買いに行かれたり、優しい水色の聖堂参事会修道会の教会や廃墟のクエンリンガー城まで行かれた方も。ホテルのレストランからのドナウ川の景色を眺めながらの夕食も素敵でしたね。
- デュルシュタインにある、リチャード師子王が幽閉されたと言われる今は廃墟のクエンリンガー城。
- シュロス デュルンシュタインのロビー。プールに入ったり、ゆっくりホテルライフを楽しんで頂きました。
- 6日目
- 4月18日/晴れ/20 ℃
- ★デュルンシュタイン→ブダペスト(ヒルトンブタペスト泊) 日本ではまだ馴染みが無い方も多い、キリストが十字架に架けられ、天に昇り3日後に復活した事を祝うイースター。そのイースター休暇でブタペストへの道も大渋滞。これまで私が訪れた国会議事堂の中で、一番美しいと思うハンガリー・ブダペストの国会議事堂の初入場観光。赤と白の外観も素晴らしいですが、期待以上の内部の美しさに写真を撮る手がとまりません。ハンガリー王が代々受け継いできた聖イシュトバーンの王冠を護る衛兵の交代も見られて良かったですね。夕食はおしゃれして、老舗高級レストランGundelへ。生演奏も素敵でしたが、ハネムーンのお客様へのサプライズには、私もびっくりしてしまいました。この旅のハイライトのひとつでもある、ブダペストのナイトクルーズ!ライトアップされた王宮やくさり橋。そして、黄金色に輝く夜の国会議事堂。あっという間の1時間でしたね。
- まるで宮殿のような、国会議事堂の内部。
- ひと目で恋に落ちたブダペストの夜景。母と旅した思い出の場所でもあります。
- 7日目
- 4月19日/晴れ/11〜25 ℃
- ★ブダペスト→ブラチスラバ→ウィーン(インターコンチネンタルホテル泊)ドナウ川ビューのお部屋でしたので、夜景&朝の国会議事堂をたっぷりご覧頂きホテル出発!昨日ご覧頂けなかった、マーチャーシュ教会の内部を見学。ハンガリーを愛した皇妃エリザベート。政治には口を出さなかった彼女が唯一彼女の想いを通したのが、ハンガリーに自治権を与える事でした。オーストリア・ハンガリー二重帝国の皇帝・皇妃としての戴冠式を挙げたのが、このマーチャーシュ教会です。昼食後訪れたスロバキアのブラチスラバは、オスマン帝国の手にハンガリー王国の首都ブダが落ちた際、首都が移されたところ。塔の先端に王冠を抱く聖マルティン大聖堂では、マリア・テレジアを含む18名の戴冠式が行われました。18世紀のマリア・テレジアの時代最も栄えたとブラチスラバ城は、19世紀火災で焼失し修復されたものです。明るい内に音楽の都ウィーンに到着。
- マーチャーシュ王の家紋の指輪を咥えたカラス、皆様見つけられましたでしょうか?
- ぽとっと光の雫が落ちたような菜の花畑。バスの速度が速すぎて綺麗に写真に収められず残念。
- 8日目
- 4月20日/晴れ/17~26 ℃
- ★ウィーン(連泊) 美しい眺めという意味のヴェルベデーレ宮殿へ。クリムトの接吻が展示されているエリアは人数制限がされているお陰で、多少の順番待ちはあったものの作品と一緒に写真撮影をする事もできました。クリムトと恋人のエミーリエ・フレーゲがモデルと言われる接吻。金箔がふんだんに使われた官能的な作品ですが、2人の体は崖っぷちに。それが意味するものは何なのか?絵画は説明があると更に魅力が増します。そこがガイドさん付きのツアーの良いところ。市庁舎のレストランで昼食後、ヨーロッパで最も美しいバロック建築のひとつに数えられるシェーンブルン宮殿へ。1441室ある内、一般公開されているのはほんの一部。見学コースによって部屋の数が違いますが、今回は公開されている全ての部屋(40室)を巡るグランドコースへ。夜はオペラ座でコンテンポラリーバレエを鑑賞。現代美術もそうですが、この手の作品は理解が難しいです。
- クリムトの接吻。映画「黄金のアデーレ名画の帰還」をまだご覧になった事が無い方は、ぜひ一度ご覧になって下さい。
- ベルベデーレ宮殿
- 9日目
- 4月21日/晴れ/22 ℃
- ★ウィーン(機中泊)金色のヨハンシュトラウス像で有名な、市立公園が目の前のインペリアルホテル。出発前にお散歩に行かれたお客様も。今日は、イースター。ホテルの朝食レストランのコーヒーカップの中に色とりどりの卵が隠されていました。色によって今年のラッキー運を占えるというサイト情報。ドキドキしながらカップに隠された卵を見てみたところ、要注意の青・・・。見なかった事にして、そっとカップを戻し別のテーブルへ。次は良い意味の赤。よかった・・・とホッと胸を撫でおろし、美味しく朝食を頂きました。イエス・キリストの血によって世界・人類が救われるという意味が込められた赤色に卵を塗ったのが始まりとか、肉を断つ四旬節に卵が傷まないようにゆで卵にした物と生卵を見分ける為に色を付けたとか諸説あるイースター・エッグ。色に関しても、青は「空・健康」という意味もあるようです。もしかしたら、健康に要注意!というメッセージかもしれません。
- 第1次世界大戦敗戦国のオーストリア。戦後、金色のヨハンシュトラウス像が建立されるも、贅沢過ぎると一旦は黒色に塗り替えられた歴史があります。
- 10日目
- 4月22日/晴れ/26 ℃
- ★羽田国際空港 書類を仕上げるためパソコンとにらめっこをしていたら、あっという間に羽田空港に到着。暗い機内の中パソコンの光が目立ったのか、日系ならではの心遣いなのか、優しいフライトアテンダントが何度も何度も飲み物を運んできてくれました。お陰で普段より多めにお手洗いへ。エコノミー症候群防止に一役買ってくれました。砂漠以上に乾燥していると言われる機内。機内の乾燥と低い気圧による体内の水分の蒸散による水分不足と血液粘土上昇、そして長時間同じ姿勢でいることによる下肢圧迫が引き起こす「深部静脈血栓症」は、エコノミークラスだけでなく、ビジネスクラスでも起こりえる病気です。疲れ果てて機内食も食べずに寝てしまい、血栓ができてしまった事があります。皆様も気を付けて快適な空の旅をこれからも楽しんでください。おっちょこちょいな私を、いつも優しい笑顔で支えてくださった皆様、どうもありがとうございました。
- 素敵なガイドのロマーナさんと一緒にハイチーズ。旅日記を通して、この旅を楽しく思い出して頂けたら嬉しいです。
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