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2018年12月8日出発 <フィンランド航空利用>神秘の北欧 オーロラ&フィヨルドクルーズ10日間

※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。

2018年12月8日出発ツアー添乗員レポート

※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
添乗員/森田 洋平(もりた ようへい)
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オーロラの季節がやってまいりました。神秘の北欧オーロラ&フィヨルドクルーズ10日間と名うつこのツアーではノルウェーそしてフィンランドの北極圏よりオーロラを待ちます。暗い冬の北極圏であればどこからも鑑賞は可能ですが、凍てつく氷の世界に住む人はおらず町がないため、何もない雪原の暗闇な極寒に震えながら空を見上げるのが常です。しかしノルウェーは違います、カリブ海から暖流が流れ着く海岸線は北極圏でも凍ることはなく、また鉄鉱石などの鉱物が出たため人が暮らし歴史ある町が海岸線に連なります。今回はオーロラの見える北極圏までオスロから460キロの鉄道の旅、そしてベルゲンよりフッティンルーテン沿岸急行船で港港で町歩きをしながら2344キロ欧州最北端までの船旅、観光もお楽し頂きつつ、お酒は高いけど結構イケるノルウェー料理を頂きつつオーロラを待つことにします。それではスタートです。
1日目
12月8日/晴れ/13 ℃
神秘の北欧オーロラ&フィヨルドクルーズ10日間は、成田からそして関空からそれぞれスタートします。御参加いただいたのは11名様、成田からは11時55のフィンエアーにてヘルシンキへ発ちます。日本から一番近いヨーロッパの空港へは10時間程、ヘルシンキの空港はすでに氷の世界、機体に張り付いた氷を溶かす作業後、本日の目的地オスロへ向かいます。1時間15分後の17時15分、予定通りそして身も荷物も無事にこの旅の出発地点に到着です。ホテルは町の中心にありました、オーロラとともに気になるのがこの時期のクリスマスマーケット、徒歩5分程のノルウェー王宮から始まるカールヨハン通りでそれはやっていて皆で繰り出します、長旅の疲れ北欧の寒さも吹き飛ぶ優しい明かりに心温まります、今夜の夕食はありませんが炭火のソーセージとホットワインで調度良く、ホテルにて静かで長い夜にゆっくり休みました。
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乗り継ぎ地ヘルシンキ空港は真っ白、
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思いがけず、オスロのクリスマスマーケット。
2日目
12月9日/晴れ/-2~0 ℃
日曜日の静かな朝、遠い夜明け前の8時25分発のベルゲン鉄道はオスロ駅を出発、遠い昔から凍らない海岸線の移動は船でしたが、1854年凍てつく大地に北海と大西洋の二大都市を結ぶ鉄道建設が開始し1909年に完成したベルゲン鉄道460キロ、首都オスロを出るとすぐにスキーリゾート地、地平線に太陽が近づき景色が見えはじめると一面の雪景色、短い停車時間も1分もあれば外に出て雪景色を撮りました、車内でランチのサンドイッチを食べる頃列車は最高地点1222mのfince駅に到着、緯度が高いためもうこの高さに生える木々はなく湖も深い雪に閉ざされていました。朝日はすぐに夕日に変わりますが天気が良く白にオレンジの世界は幻想的で6時間半はあっという間に過ぎベルゲンに到着。ベルゲンの世界遺産ブリッゲン地区の木造屋敷、魚市場を歩き港へ。今日から6泊7日どんなドラマが待っているのかMsKongHaraldに乗船です。
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ベルゲン鉄道、低い太陽と雪の湖。
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ベルゲン、ブリッゲン地区のハンザ木造屋敷。
3日目
12月10日/雨のち曇り/4~5 ℃
昨日22時30に出向したMsKongHarald号は世界で最も美しい船旅と言われるフッティンルーテン社が所有する11隻の一つ、1893年の創業当時は港港に物資を運ぶ目的も、美しい景色に観光客に大人気に、34の港に寄港しながら2344キロを7日間かけて北上します。町町はフィヨルド連なる深い入江にあるため海は穏やかですが外洋に出ると天候次第で海は荒れます、今朝はだいぶ波に揉まれて少しグロッキーになっていた12時30分本日のハイライトオーレスンに到着、約2時間半の町歩きへと参ります。少し雨も気になりましたが見上げるアクラス山へ上ることに、480段189mの山頂からの景色に雨も船酔いも吹き飛びます、タラの漁業として歴史ある町も1904年の大火後、当時流行していたアールヌーボー建築で復活、そんな町歩きも楽しみました。2016年に改装した綺麗な船のダイニングで子羊のステーキの夜、船は北上中です。

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アクラス山よりオーレスンの町並み。
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アールヌーボーな町並みオーレスン。
4日目
12月11日/晴れ/2~3 ℃
昨夜は映写室でオーロラについての映画を鑑賞、移動中には行程案内やノルウェーについての紹介などの時間も授けられています。朝昼とバイキング夜は本日のメニューを頂いてます。今日は朝食後に到着したトロンハイムの町歩きへ、寄港の時間は15分から3時間まで様々、3時間ある時はゆっくりと町へ出ます。トロンハイムはノルウェー最初の統一王ハーラル1世の曾孫オーラブ1世により997年に建設したノルウェー最初の首都、その息子はキリスト教を広め聖人に。首都はベルゲンそしてオスロに移れど町の中にはノルウェーらしい木造の王宮が現在も王室に利用され、宗教の聖地に国最大のニーダロス大聖堂が、丘上の大学へ向かう坂道の自転車リフトがあるのはニデルヴァ川に架かる跳ね橋の所。川に映る港町特有のカラフルな木造屋敷が絵になります。船に戻り移動中kjeungs灯台の写真をパチリ、のんびりな午後は露天ジャグジーも良いですね。

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トロンハイム、川に映える木造屋敷。
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kjeungs灯台とジャグジー。
5日目
12月12日/晴れ/-2~2 ℃
船旅の出発地ベルゲンは北緯60度、日の出は10時日の入りは3時と4時間は低く昇る太陽が見られましたが、それも日に日に短くなって日照時間も1時間半に。そして今朝7時の屋上デッキにて極夜の北極圏北緯66度33分を超える瞬間を待っています。昨晩ロビーの木箱に何時何分に通過するか投票しましたのでドキドキ、その時は7時7分7秒に訪れました、ラッキーな数字です。その後デッキには海の神ネプチューンが現れての洗礼の儀式、氷水を頭に頂きハニーのリキュールで温まります。 本日の散策は北極圏に入って最初のボードーの町、ここでは海風を浴びながら港周りを歩き、灯台の写真や第二次世界大戦中ドイツ軍が去る時に被害を受け再建された教会へ立ち寄ったり、ぶらり町歩きをしました。どの町もショッピングモールがありお店を覗くのも楽しみです。夕食後にはタラ漁のメッカ、ローフォーテン諸島のスボルヴァルの町も少し歩きました。
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7時7分7秒に北極圏通過、その投票箱。
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ボードーにて港周りを散策。
6日目
12月13日/にわか雨/6 ℃
本日より日の昇らない北極圏の日々の始まりです。そんな中地中海に面し太陽が燦々と輝くナポリの光景が、そう途中の寄港地で子供達がサンタルチアを歌いながら船に乗ってきました、今日13日は光の象徴である聖ルチアの日との事、プロテスタントのノルウェーでは聖人信仰も希薄と言うけれど、光は住民にとってとても大切な信仰なのがわかります。深く細いフィヨルドに入るとその末端部分にトロムソの町、13世紀に起源を持ち19世紀以降北極探検や研究の基地として人口は増し現在7万人、4時間の寄港にハスキー犬と犬ぞりを楽しまれた方、湾に架かる橋を越え北欧デザインの北極教会へ行かれた方、クリスマスのネオンの中ぶらり町歩きをして、そう最後に最北のビール工場からマックビールを飲みに行った方、それぞれにトロムソを楽しみました。昨夜から7階のサロンでのんびりとオーロラを待ちます。チャンス2回目の今日もその光は現れませんでした。残念、

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サンタルチアの日に子供達の歌声、
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トロムソの旧マックビール工場のバーにて、
7日目
12月14日/曇り/6 ℃
オーロラ鑑賞のチャンスは計4回、その日は訪れるのでしょうか。気晴らしと言っては何ですがノルウェーではただただオーロラだけを待つ一日でなく船旅に町歩き等を楽しみながら過ごせるのが1番の魅力です。今日はいよいよ北緯71度世界最北の岬ノールカップに行く日、しかし船は荒れる海を前に中々接岸できません、1時間半程の試行錯誤の末接岸した時には残念ながらノールカップツアーは不催行になってしまいました。滑り止めのスパイクを履いて町を歩き、立ち寄った教会でお祈りを。空には雲、気温は異常と言える6度と高気温、船最後の夕食はバイキングでアスパラや蟹やちょっと贅沢な食材が並びます。そしてその時が、部屋にオーロラ出現のアナウンスが、耳を疑いましたが廊下には次々に人が、幻かと思える光が夜空に揺らいでいます、いつ消えるかわからない光、僕は光を見るよりお客様が全員見ているか船を走り回りました。良かった、涙がぽろりです。

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急遽、ホニングスヴォーグの教会で、オーロラが出ますように、、
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船にて最後の夕食はバイキング、
8日目
12月15日/晴れ/-11~-13 ℃
9時キルケネス港、MsKongHarald号とお別れの時そして2344キロ7日間の船旅は無事に終わります。雪で閉ざされた町には3300人が住み多くは1904年の鉄鉱石の発見に伴い出来た町、そこは第二次世界大戦中ドイツ軍に占領されるもロシアが解放し、その証にロシア記念碑も建つ。バスに乗ってガイドさんが連れていってくれたのはロシアが目の前の国境ゲート、天気は良く無風、本来の寒さの中ツンドラの車窓に見とれ、それから鉄工所も見に行って、270キロ暗闇の中をフィンランドの町サーリセルカへ。トイレに立ち寄った食堂はサンタが出てきそうな森の一軒家、秋に採れたと言う松茸を頂きました。 リゾート地サーリセルカは冬休みの子供達で大賑わい、さてどこに暗闇があるのか、、見つけましたよ絶好の鑑賞ポイントを。森を歩き山小屋で2時間、空が晴れることはありませんでしたが、皆様の明るさと優しさに救われる4回目の夜でした。
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キルケネス、ロシア国境沿いの小屋。
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サーリセルカ、暖かい山小屋にてオーロラを待ちました。
9日目
12月16日/晴れ/-13 ℃
サーリセルカの町は完全なリゾート地、現在はスキーを楽しむ 人たちで賑わっています。夏の白夜のラップランドもいつかみてみたいな、と思いつつスーパーに行ったり町歩きをしたり、11時半のホテルチェックアウトまで過ごします。空港のあるイヴァロまでバスで30分、太陽は地平線から顔を出す直前の朝焼けの空はピンク色で綺麗なこと、空気が澄み切っているのでしょう、オレンジではなくピンク色にバスを止めて最後のラップランドの空を撮ります。空港ではヘルシンキ経由で搭乗券を2枚、15時25分フィンエアー604便にて1時間半、ヘルシンキは9日前と変わりない雪景色でしたが、北極圏から来ると明るく温かそうに感じます。そしてここから成田、関空へ北欧で時間を共にしたお仲間とお別れです。9時間半後には日本到着です。
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空港へ向かう途中の朝焼け。
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イヴァロ空港。
10日目
12月17日/晴れ/11 ℃
フィンエアー73便は定刻の10時半に成田空港へ到着しました。日本で空を見上げてはあのオーロラ現象は北極圏だけの特別なものであると感じ、なにか幻でも見たかの様な気分になります、そんなオーロラを1日だけですが見られた事を嬉しく感じています。オーロラは気になりますが、電車のなか、町歩きの中、船の中に毎日の食卓で皆様が和気あいあいとお過ごしになられていた様子に感謝すると同時に、絶対に皆様にはオーロラを見ていただきたいと強く思ったものです。水着を持ってきても使わずに終わることが多いのですが、皆様船のがジャグジーで楽しんでいた様子も素敵でした。この度ご参加いただいた11名様に心から感謝するとともに、是非また北欧の旅に出て頂きたいとも願います、北欧ほど夏と冬で極端に違う地域もないかと思います。この旅大変お疲れ様でした、ご参加ありがとうございました。
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ベルゲンの鉄道駅。
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北極圏の朝焼け。

旅はもっと、おもしろい。
阪急交通社クリスタルハート

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