2018年11月26日出発<ターキッシュエアラインズ ビジネスクラス利用>5つ星ナイル川クルーズ船で行く 優雅に旅するエジプト10日間
※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
2018年11月26日出発ツアー添乗員レポート
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- 添乗員/原田 務(はらだ つとむ)
- 暑さが和らいだ心地よいエジプトの旅は、あっという間に終わってしまいました。添乗員として、何度も訪れているエジプトですが、今回ほど天候、気候に恵まれた旅は記憶にありません。 エジプトの旅というと、雄大な古代遺跡ばかりが見所として挙がります。旅行会社としても、それらを中心に案内しています。 しかし、実際に訪れてみると、それらを引き立てているのが、日本では考えられない澄んだ空だったり、ナイル河畔の風景だったり、様々な要素が組み合わさって、エジプトの魅力ができあがってることがわかってきます。 そして、それを確かめるのには、良い天気が前提なのです。晴れてるだけではだめ。強風で砂が舞い上がっていたりすると、澄んだ景色も空も経験できません。 そういった意味で、今回のエジプトの旅は、奇跡のような10日間でした。これから、この旅のメモでそれを振り返っていきましょう。
- 1日目
- 11月26日/晴れ/18℃
- 夜、成田空港よりイスタンブールへ。
- 今回、乗船したアマルコ2号
- ギザの三大ピラミッド
- 2日目
- 11月27日/晴れ/17℃
- 早朝、イスタンブールには到着。航空機を乗り継いでエジプトの首都カイロへ到着。長旅で疲れた体には、朝のカイロの風は優しく感じましたね。 ここから、ガイドのハッサンによる楽しい案内が始まりました。 バスは、空港から直接国立考古学博物館へ。 ロゼッタストーンのレプリカを眺めて、エジプトの考古学遺跡の分布を地図で確認して、いよいよ見学開始。 一階部分では、エジプトで発見されている中では、最古の木像カ・アペル像や象牙製のクフ王像(とても小さい)や、カフラー王の座像などを見学。 二階に上がってからは、ツタンカーメンの墳墓と棺、そして有名な黄金のマスクをご覧いただきました。 エジプトに観光客がだいぶ戻ってきたとはいえ、まだまだ余裕をもってじっくりと黄金のマスクを見学できるという事実。幸運でしたね。 ランチを終えたらホテルまでドライブ。混沌としたカイロの風景が次々と見えてきてきました。
- カイロ市内の風景
- 曲芸師のようなパン屋さん
- 3日目
- 11月28日/快晴/10〜23℃
- 朝、航空機にてアスワンへ移動。そこからアブシンベルまで、280kmのドライブ。途中、蜃気楼が見られました。日頃見慣れない私たちにとっては、非常に興味深いものですね。 砂漠の中に建設中の新興住宅も、映画のワンシーンのように絵になっていました。 いよいよアブシンベルに到着して昼食後、少々休憩してナセル湖をクルーズ。長さ500kmの人工湖周辺の風景をお楽しみいただきました。 クルーズを終えてホテルに買えると見事な夕焼け。 そして夜は、幻想的な音と光のショーをアブシンベル神殿にて観賞したのでした。神殿の移転、ラムセス二世とネフェルタリの愛、エジプトとヒッタイトの戦争と世界最初とも言われる平和条約。この神殿を取り巻く、数々のドラマが映し出されたのでした。
- ナセル湖の夕焼け
- アブシンベルの音と光のショー
- 4日目
- 11月29日/快晴/11〜19℃
- この日は、ナセル湖から昇る朝日見学から始まりました。 赤い朝日に魅了され、ふと神殿の方に振り向くと神殿が真っ赤に染まっていました。ライトアップとは、まったく違う雰囲気美しかったですね! 朝食後、一路アスワンへ。 郊外の砂漠で、新鮮な砂を拾って、エジプトの電力事情を支えるアスワンハイダムを訪問。幅3600m、高さ111mのお化けダム。1970年に完成しました。 昼食後、早めにホテルに入りました。無風なためにファルーカをモーターボートに引いてもらってホテルへ。 お泊まりは、名門ホテルオールドカタラクト。かの有名なアガサクリスティーも泊まったホテルです。 皆様がお泊まりになったのは、新館の広さ70平米のスイートルーム。調度品も一流。日当たり最高。そして部屋からの眺め。地平線まで伸びるナイル河。それに彩を添える古代遺跡とアスワンの街。まさに「これですよ!」という風景が広がっていました。
- 朝日を浴びるアブシンベル神殿
- オールドカタラクトホテルからの眺め
- 5日目
- 11月30日/快晴/10〜19℃
- 朝一番で訪れたのが、切りかけのオベリスク。もし、採掘に成功していたら、史上最大のものとなったと言われています。 香水屋さんに立ち寄ったあと、ボートを利用してイシス神殿へ。我が国が誇るスズキのボートエンジンは、時々危うさを見せましたが、なんとか遺跡にたどり着きました。船の上から眺める遺跡というのは、なんともロマンチックですね。この遺跡も、前日に見学したアブシンベル神殿同様に、アスワンハイダム建設の時に、ここに引越してきました。 観光後、郊外の船着場へバスで向かいました。たった一隻、威厳を持って停泊していたのが、我らがクルーズ船アマルコ2号。とても船とは思えないほどの部屋の広さ。のんびりできそうなデッキ。 いよいよあこがれのナイル河クルーズの始まりです。
- イシス神殿内
- イシス神殿 光が差し込む列柱廊
- 6日目
- 12月1日/快晴/8〜21℃
- 深夜にエスナの水門を通過しました。みなさんよく起きられましたね(笑) 朝になり、最初に訪れたのは、コムオンボ神殿。港から神殿の建物が見えたのが印象的でした。そう。ここは神殿を中心とした港町でもあったのです。私たちが船から見た遺跡の風景は、遠い昔からそれほどでは変わりないかもしれませんね。ここは、当時の医学に関するレリーフや、ワニのミイラなどが名物になっています。 午後は、馬車に乗ってエドフの神殿へ。花崗岩でつくられた立派な隼の石像、カバがホルス神に退治されているシーンが描かれたレリーフなど見どころがいっぱいでした。 船からの風景も素晴らしかったですね。ナイル河そのものは遺跡ではありません。河沿いには、発電所もあれば、農場もあります。家畜が放たれた牧草地もあります。子供たちも遊んでいます。 古代から栄える場所が変わっても、ナイル河畔が死んだことは一度もないことを実感できる船旅でした。
- ホルス神に退治されるカバ
- ナイル河畔の景色。緑地帯に散らばる家畜。それを管理する人。少し奥になると、そこはもう砂漠の世界。
- 7日目
- 12月2日/快晴/10〜21℃
- 船はルクソールに到着。 いよいよナイル河畔観光のメインディッシュです。ここ、ルクソールは、古代名をテーベといい、まさに古代エジプトの中心地だったところ。日本でいうと、奈良と京都を併せ持ったような魅力を持っています。 遺跡の数と規模、歴史の深さ、なにもかも段違いです。 そんな多彩な魅力をもつ街で最初に訪れたのが、王家の谷。この日はいつもよりも空いていたおかげで、ラムセス4世、ツタンカーメンの他に、2つも見学することができました。 続いてハトシェプスト女王の葬祭殿を訪問。岩肌に張り付くように見える巨大な建築物には、外交と貿易の礎を築いた彼女の功績がふんだんに描かれていました。 その後、ネフェルタリの墳墓、メムノンの巨像を見学して午前中の観光を終わりました。 午後は大列柱廊が美しいカルナック神殿、ライトアップが幻想的なルクソール神殿を見学。ずいぶんと歩きましたが、充実した一日でした。
- 岩壁にはりつくようなハトシェプスト女王の葬祭殿
- ルクソール神殿のライトアップ
- 8日目
- 12月3日/晴れ/10〜22℃
- 朝早く、ルクソールからカイロは空路で移動。 まずハンハリール市場での散策を楽しみました。メイン通りの入り口では、お茶のサービスをさせていただきました。ここは観光客だけでなく、地元の人もやってきます。 嬉しかったのは、靴磨きのサービス。砂漠のホコリで汚れていた靴がピカピカになりました。あれでたったの20ポンドですからお得ですね! その後、昼食をとり、その後モハメドアリモスクへ。城塞の中に建つその姿は、本当に様になります。 その後パピルス屋さんに立ち寄り、古代から続く技術と現在のデザイン技術を堪能。 今日は早めにホテルに入りました。 ピラミッドの見えるホテルで、夕食までのんびり。 うっすらとですが、ライトアップされたピラミッドも夜は楽しめました。
- 市場の様子
- モハメドアリモスク
- 9日目
- 12月4日/快晴/9〜16℃
- 午前中はギザの郊外へ。 屈折ピラミッド、赤いピラミッド、階段ピラミッドを訪問しました。ガイドブックなどで写真を見てもピンときませんが、実際に訪れてみると、それぞれがかなりの規模を持っていることがわかります。特に屈折ピラミッドと赤いピラミッドの周辺には近代的な建物がなにもなく、砂漠の上に映える姿が印象的でした。 この日は空気が澄んでいたから、風景の見通しが抜群。サッカラーの展望台からは、遥か彼方のギザのピラミッドまで見渡せました。 クフ王のピラミッドでは内部に入場。でも、やはり迫力ある外観が一番ですね。側で見上げた時の迫力。パノラマでの遠景での神秘性。なんとも言えません。 このツアーでは、スフィンクスの足下を訪れる特別観光も含まれていました。触れられるところにスフィンクスがあるのです。そこから眺めたピラミッドとのコラボレーションは感動的でした! その後、帰国の途へ。
- 形状が印象的な屈折ピラミッド
- スフィンクスとピラミッドのコラボレーション
- 10日目
- 12月5日/晴れ/14℃
- イスタンブールにて乗り継ぎ。 その後、成田へ向かいました。 毎日がハイライトのエジプトの旅。お楽しみいただけましたでしょうか?船もホテルも快適でしたし、観光もゆったりじっくり。良い思い出をお持ち帰りいただけましたら幸いです。 天気がよく、良い写真がたくさん撮れたので、ここに載せるものの選定には、本当に困りました。さらにご覧になりたい方は、クリスタルハートのフェイスブックページにたくさん載せてますから、ぜひご覧になってください。 観光で訪れるエジプトは最高です。添乗員の私にとっても、何度訪れても感動できる国です。 みなさんも、またいつか再訪してみてください。今回とは違った感動を、また味わえると思います。 またいつか一緒に、旅をしましょう!
- ギザの三大ピラミッド
- 間近で見上げたクフ王のピラミッドの迫力
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