2019年5月28日出発ツアー添乗員レポート

※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。

添乗員／森島 敬太（もりしま けいた）

LR592『天空の鏡』チャカ塩湖と天空列車で巡る世界遺産の屋根チベットの旅9日間添乗して来ました森島敬太です。 さて今回訪れましたチャカ塩湖ですが、中国の青海省にあり中国のウユニ塩湖と今、話題の観光地です。 アニメ映画『千と千尋の神隠し』の終盤の電車のシーンのモデルになったとも言われている？場所で、中国語では茶卡盐湖と書きます。 ずっと塩精製所の私有地で2.3年前に本格的に観光化され、まだ比較的新しい観光地です。 天気にも比較的に恵まれ、チャカ塩湖をはじめ青海湖、天空列車の青蔵鉄道、ラサの歴代のダライ・ラマの住んでいたポタラ宮や標高4700mまで行き観たヤムドゥク湖など、中国チベットにある天空の観光地を大満喫の旅となりました。

1日目

5月28日/晴れのち雨/−1〜20 ℃

成田国際空港第2ターミナルに8名様御集合。 中国東方航空MU524便にて上海へ。約3時間半の飛行時間。時差は-1時間です。顔写真と指紋の入国審査、セキュリティを受けてゲートへ。スーツケースは西寧まで成田からスルーです。その為スーツケースにバッテリー、乾電池、電化製品は入れられません。 そして、MU2309便にて西寧へ。再び約3時間半の飛行時間です。 西寧は、中国青海省の東部に位置する、チベット高原の最古の街です。また、ダライ・ラマ14世の出生地でもあります。 23時過ぎに西寧到着後、ガイドの張さん案内にてホテルへ。 神旺(シャンマン)大酒店泊。 明日はチャカ塩湖を目指してバス移動です。おやすみなさい。

チャカ塩湖。

ラサのポタラ宮。

2日目

5月29日/晴れ曇り/−1〜20 ℃

朝9時半に西寧のホテルを出発し、まずは標高3560mの日月亭へ。 日月亭は、7世紀に唐の国よりチベットに嫁入りした文成公主が故郷との別れを惜しんだと言われた場所で、日亭と月亭という2つの八角形のお堂があります。峠道白いヤクがいたり雪景色にまずびっくりしました。 そして、青海湖の近くで中華 郷土料理の昼食を食べ、標高3817mの 橡皮山峠道を通り、チャカ塩湖へ。 2.3年前に本格的に観光地化されまだ世界に知れ渡っていない観光地、中国人観光客が圧倒的に多く外国人は殆どいません。この日、日本人は私達グループのみでした。 写真映えを狙って真っ赤な長いスカートを履いた中国人女性が多かった気がします。なんと赤い服のレンタルもしていました。 チャカ塩湖にいる人々みんな楽しんでいました。 私達は、トロッコ列車に乗り塩湖の絶景を楽しみました。 天空の鏡！！美しい景色が続きました。 チャカ塩湖 星際酒店泊。

雪山を越えて。

チャカ塩湖にて。標高3060m

3日目

5月30日/晴れ/3〜23 ℃

本日は早朝5時過ぎにまずは、ご希望の方とチャカ塩湖の朝陽鑑賞へ。 殆ど人の居ないチャカ塩湖、神秘さが増してました。塩のオブジェも堪能。 太陽も美しく見え、気持ち良い朝でした。ホテルに戻り朝食を食べて、再びチャカ塩湖へ。展望タワーから景色を眺めて、ボートに乗り、18元のビニール長靴を履き童心に帰り塩湖で遊びました。トロッコ列車、お土産屋さん街を抜け出口へ。チャカ塩湖の塩を買いバスへ。午後は今年4月にオーブンした天空一号の遊歩道へ。塩の工場なども遠くから眺めました。塩の浜は厚さ5cmから10cmに及び、ここにある塩は中国の人々が毎日使っても1000年たっても無くならないとか？こちらはまだ知れ渡っていないのか殆ど観光客がいませんでした。 トレニーノに乗りポイントとなる遊歩道を歩いて行きます。これまた素敵な景色が続きました。 夕食はホテルの個室にて。郷土料理、高級感がありました。

朝焼けのチャカ塩湖

中華郷土料理。

4日目

5月31日/晴れ曇り/3〜25 ℃

本日はご希望の方と早朝5時過ぎにチャカ塩湖の天空一号へ朝日を観に行きました。 なんか夜中に雨が降ってたみたいで、残念ながら雲が厚くお日様は見れなかったのですが、雪化粧した山々とチャカ塩湖と天空一号の遊歩道が織りなす美しい景色にうっとりでした。 そしてホテルにて朝食後チェックアウト。 一路、中国最大の湖、標高3205mの青海湖 へ。 昼食は四川風郷土料理。麻婆豆腐の辛さに本場を感じました。 青海湖は、世界で2番目に大きい内陸塩湖で、周囲約360km、総面積約4500㎢ 琵琶湖の約6倍の大きさです。青海湖を遊覧し遊歩道を歩きました。途中チベット寺にも立寄りました。 青海湖は、名前の通り青が美しい湖で気持ちの良い散策となりました。 夕食後、希望の方とホテル目の前に夕陽観賞へ。青海湖賓館泊。

天空一号の朝。

夕暮れの青海湖。

5日目

6月1日/晴れ曇り/2〜25 ℃

日は西寧に戻りいよいよ天空列車の青蔵鉄道に乗車です。 西寧のイスラム系中華料理店で郷土料理の昼食。久々に魚も食べました。昼食後スーパーに立寄り買出しをして乗車。 4人1部屋の1等寝台列車です。 ポットが置いてあり、いつでも熱いお湯はあります。 約21時間の乗車時間。 車窓からは再び青海湖やヤクや羊の群れがいる牧歌的な景色が見えました。 白く輝く崑崙山脈、唐古拉「タングラ」山脈、念青唐古拉「ニェンチェンタンラ」山脈という三大山脈の雪山を越えて列車は進みます。 世界の車窓からのメロディが、頭に響く中、夜中に最高地点、標高5072mのタングラ峠を通り標高3700mのラサへ。 車内にて夕食後、ゴルムド駅にて約25分停車。夕景も美しかったです。

西寧駅。青蔵鉄道乗車です。

一等寝台 4人で1部屋です。

6日目

6月2日/晴れ/5〜25 ℃

朝7寺半より車内で朝食。お粥とおかず。車窓の牧歌的景色と雪山を楽しみ、列車は11時50分、約30分遅れにてラサ駅に到着。 西寧のガイドの張さんより、ラサのガイドのコウさんにバトンタッチ。ラサは標高3600mです。 昼食後、ホテルにて休憩。 そして夕食後ポタラ宮広場からポタラ宮の夕景、夜景を眺めました。 ポタラ宮は、13階建てで総高117m、全長約400m、建築面積にして1万3000㎡という、単体としては世界でも最大級の建築物との事。チベット仏教及びチベット在来政権の中心であり、 1959年までの300年間チベット仏教の中核として機能した歴代ダライ・ラマの宮殿です。 幻想的なライトアップを堪能しました。

青蔵鉄道 車窓より

ラサ ポタラ宮の夜景。

7日目

6月3日/晴れ/4〜26 ℃

本日まずはポタラ宮に入場です。 内部は写真撮影禁止ですが、やはりチベット仏教の総本山というだけの事はあります。歴代ダライ・ラマの部屋やお墓 見応えありました。 ペットボトルの水とイヤホンガイドが持込み禁止でしたね。 水は中で5元で販売していましたが、、、。 昼食はチベット鍋料理。 まずはキノコ類だけで、砂時計で時間を計り、小姐が取り分けてくれました。お肉や麺類なども入り満腹。 午後は、禅問答が有名なセラ寺、大昭寺や八角街散策なども訪れました。 八角街の展望の良いカフェからの眺めは、ポタラ宮をはじめラサの街を見渡せ最高でした。 夕食は八角街の一角にあるレストランにてネパールカレー他を堪能しました。

ポタラ宮。

八角街 眺めの良いカフェにて。

8日目

6月4日/晴れ/5〜26 ℃

観光最終日はラサより峠道をバス移動して、標高4749mのカンバ峠からエメラルドブルーに輝く神秘的なヤムドゥク湖を眺めました。 ヤムドゥク湖はかつてダライ・ラマの後継者を選定する際の儀式も行われたチベット仏教聖地の1つでもあります。 湖畔にはヤクもいました。 標高4700m ？？高山病が心配でしたが湖の美しさに見とれて、どなたもかかりませんでした。 ラサではもしもの時の為に1人に1本酸素缶が配られます。これで気分も大分楽になりました。 昼食は田舎料理とチベット風バーガーと野菜スープ。 そしてMU2336便にて空路西安へ。 西安の空港内にある西安空港大酒店で1泊し上海経由にて帰国です。 夕食はホテルにて。標高が下がりツアー最後の晩餐 盛り上がりました。

ヤムドゥク湖。

ヤムドゥク湖畔より。

9日目

6月5日/曇り/5〜25 ℃

早朝、朝食を食べて、西安空港のホテルを出発し、MU521 便にて上海へ、朝食のお粥のサービスがありました。約2時間の飛行時間。上海にて1度降り、出国審査、セキュリティを通り再びMU521 便の機内へ。 約3時間半のフライトにて成田へ。機内食1回。 今回のチベットのツアーは、普段添乗しているヨーロッパとは違いなんか少年の頃に戻り夏休みの冒険旅行に出かけている感覚で仕事ですが、ワクワク感が正直とまりませんでした。 御参加のお客様とも毎日色々な事を話して一体感といいますか、家族的な感覚が芽生えたのでは！？ 皆様大変お疲れ様でした。 またお逢いできる日を楽しみにしております。 そして、中国奥地へ冒険旅行に出かけたい方にはかなりオススメのコースとなっております。

中国東方航空。

団写！！皆様お疲れ様でした。