2019年4月16日出発<ターキッシュエアラインス利用>紺碧のエーゲ海クルーズとサントリーニ島に2連泊ギリシャ縦断10日間
※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
2019年4月16日出発ツアー添乗員レポート
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- 添乗員/木藤 久美子(きとう くみこ)
- 16名様と「紺碧のエーゲ海クルーズとサントリーニ島に2連泊ギリシャ縦断10日間」ツアーにご一緒させていただきました。今年は春の訪れが遅く、本土の2千m級の山並みには白い雪化粧が残っていました。エーゲ海の風は強くて冷たく、冬春先に雨が多かったおかげで緑豊かで遅咲きのお花も一斉に咲き始めていました。青い空と海の炎天下のエーゲ海ばかりをイメージされていた方には、ギリシャの違う印象がぐっと新鮮に感じられたようです。本土は、麦畑、野菜畑、菜の花畑、ハナズオウ、ポピー、野菜の草花、サントリーニ島では、デイジー、ワイルドラベンダー、オリーブの花などがとてもきれいで、遺跡や青い海と空とのコントラストが映えました。人間味あふれるギリシャ神話の神々が旅に彩りを加えてくれたのでしょうか。
- 1日目
- 4月16日
- ビジネスクラスは全日空ラウンジを利用していただき、夜便のターキッシュエアラインズにて出発。機体は垂直尾翼に国のイメージカラーの赤とハイイロガンマークが特徴で国花チューリプを飾った内装。親日的で日本語が上手な乗務員がアナウンスをしてくれました。エコノミーでもアメニティーや機内サービスが好評です。12時間のフライトでイスタンブール空港に到着したのは夜中の3時半。今月オープンしたばかりの新空港はなんと成田空港の8倍、東京ドーム1,636個分の世界最大級巨大空港。だだっ広くて迷子になりそう、いや、看板表示の誤りやわかりにくさで、迷子になりました!未完の部分もありましたが、深夜早朝でもお店や利用客の活気がありました。さて、ここからギリシャ第2都市テッサロニキまであと1時間20分です。
- 2泊3日過ごしたエーゲ海クルーズ船オリンピア号
- サントリーニ島イアの街並み
- 2日目
- 4月17日/曇小雨/8〜18 ℃
- ギリシャ神話の世界でゼウスと12神が住んでいたとされる最高峰(2917m)オリンポス山は雪を頂き、頂上は雲でかくれんぼ。神々しい雰囲気を感じ、何となく、「良い旅になりますように!」と手を合わせて神頼みをしておきました。「吊り下げられた」を意味するメテオラではかつて修道僧は岩の裂け目で隠居生活していて、やがて天空のような奇岩の上に修道院を建設。最盛期の500年前には24もの男子修道院が造られたそうで、現在は男子修道院4つ、20世紀後半からの女子修道院が2つ活動していました。最古最大規模のメガロメテオロンに入場。かつては滑車編籠や梯子、今は約300段を下って上ってようやく入口に到着。たった一人の修道士が毎日8時間の祈りを捧げて生活しています。ステファノ女子修道院にも入場。どちらも女性はスカートもしくは腰巻姿で入場です。教会の壁天井絵画とイコンが素晴らしい教会でした。
- メテオラの4つの修道院が写真に納まる展望台より
- メガロメテオロン修道院から見たヴァルラアム修道院
- 3日目
- 4月18日/曇雷雨/2〜17 ℃
- 北部中部は農耕地が多く野菜が豊富、山がちな地形で森林、雪山と緑、花々を眺めながら午前中はバス移動。古代ギリシャスパルタの英雄レオニダス像の写真ストップをし、2番目の山パルナソスの中腹デルフィーではオリーブの森が眼下に樹海のように広がる景色を一望するレストランでご昼食。かつて世界の中心「大地のへそ」と信じられていたデルフィーは、ゼウスの神域オリンピアと並ぶアポロンの神託を聞くための巡礼聖域。良く当たるって、皆が来るから古代情報網CIAというわけですね。神殿までの参道は奉納品の見せびらかし宝物殿がずらり。賄賂で神官を操ることができたわけだ。神託料と生贄動物、土産屋でも潤いました。丘斜面の神殿より上部には劇場、競技場では4年位1度古代オリンピックプュティア祭が男性選手のみ全裸で行われていました。夕食後はアテネ国会議事堂前の無名戦士の墓を守る衛兵交代式を見に行きました。
- デルフィー遺跡の劇場とアポロン神殿の柱
- デルフィー博物館内にある青銅製馭者の像
- 4日目
- 4月19日/曇晴/9〜14 ℃
- 60年代の映画「日曜はダメよ」の舞台ピレウス港からセレスティア・オリンピア号エーゲ海2泊3日のクルーズの旅へ出航。あちこちで耳にするこの歌謡曲の楽器はブスキが定番でギリシャを強く印象付けてくれます。日本人が190人も乗船していました。食事はアラカルトとビュッフェの2カ所毎回お好みで。カフェ、バー、ラウンジが多く、ビール、ワイン、オシャレなカクテル類、コーヒーなども飲み放題となんとも優雅な旅です。「エーゲ海に浮かぶ白い宝石」ミコノス島にだいぶ早く到着。真っ白なパラポルティアニ教会、独特のかわいい石畳の狭い路地、リトルバニス、6つの風車のカト・ミリ夕陽スポットへ散策。あまりの強風とサンセットまで時間があったので、レストランで新鮮な魚介を食べながら真赤な夕を鑑賞しました。リゾート島の雰囲気が最高!船内ではアクロバットショーがありました。夜遅くまでたくさん遊びました。
- ミコノス島の白亜の教会
- ミコノス島の風車軍
- 5日目
- 4月20日/晴曇/8〜17 ℃
- 朝、トルコのクシャダスに寄港。ここはトルコ。日本語が上手なガイドさんの案内でエフェソス古代ローマ遺跡へ。クレオパトラも歩いた大理石製の聖道を歩き、ナイキの石彫り、古代の公衆トイレ、地下道で売春宿と繋がった男性行きつけ?図書館(笑)や世界の有名人がコンサートをやった音響効果抜群の劇場もありました。道中コウノトリ家族がいました。夕方はパトモス島に寄港。流刑されたイエスキリストの使徒ヨハネが聖書の最後の書「ヨハネの黙示録」を書いた洞窟と修道院があり、ギリシャ正教聖地の島です。夕食は、デッキを国旗で飾りBBQディナー。毎日届く日本語船内新聞にはイベントプログラムの情報が盛り沢山です。各種ダンス、料理、音楽やショー、島々の景色を眺めたり、退屈することがないクルーズで、めいっぱい遊んで一日が短く感じます。
- エフェソス遺跡の図書館
- パトモス島の修道院から見たスカラ港
- 6日目
- 4月21日/晴曇/10〜16 ℃
- 最大の島クレタ島に寄港。女ったらしゼウス最高神が美しいエウロペをさらってきて子孫を増やして始まったギリシャ最古のミノア文明が始まった所で、この文明が古代ローマ、ヨーロッパ(エウロペ)と繋がっていきます。クノッソス宮殿の迷宮ラビランスにまつわる神話が面白く、名大工ダイダロスの息子イカロスの「ロウで固めた鳥の羽~♪」の名曲になったお話しに続く舞台です。イラクリオンの街では考古学博物館、バザールで自由時間。夕方、いよいよサントリーニ島で下船です。月の形の先端イアは世界一の夕陽絶景ポイント有名なため、イモ洗い状態で人が集まっていましたが、食事しながら鑑賞できる絶景レストラン「カステロ」はロマンチックな名店。白い建物に青い丸屋根、青い空と青い海、太陽で輝く海とまるで映画の世界でした。
- クレタ島のクノッソス宮殿遺跡
- サントリーニ島フィラの街
- 7日目
- 4月22日/晴曇/14〜16 ℃
- サントリーニは、火山島の三日月型は、史上最大級の大噴火でできたカルデラに海になった外輪山の一部。他4つの島とすぐ近くに最も危険な海中活火山が隠れています。建物は、耐震構造のかまぼこ型屋根、雨水をためる平らな屋根の低層住宅。ギリシャ正教教会は青い丸屋根でカトリック教会はオレンジや赤い屋根。山の雪のように見える白い町にひときわ目立ちます。乾燥、強風から守るように籠のように枝をらせん状に巻く世界で唯一の仕立て方法で、接木していない古い樹の固有種が多くて注目のサントリーニワイナリーへ。デザートワイン「ヴィンサント」発祥地でもあります。昼から半日自由行動。眺めと開放的雰囲気の良いレストラン、ロープウェイで港に下り、ロバ、ラバに乗ってフィラに上がったり、黒い火山石鹸、溶岩アクセサリーなどのお土産が軒を連ねる中心部ではお買い物も楽しめます。自由夕食はフィラのテラスレストランでご一緒させていただきました。
- イアの街並み
- 青のドーム屋根が印象的なフィロステファニ教会
- 8日目
- 4月23日/曇/13〜20 ℃
- 2泊しリゾートホテルは、朝日が昇る東の海、夕陽が見れる西の海と島々、フィラの白い町も見え、落ち着いた雰囲気でした。今日は小さなサントリーニ島空港からアテネへ航空機移動。お花畑の中に乳牛のような馬がいました。最後の観光はアテネ。子供の頃から教科書で見てきたアテネのシンボルの神殿は、アクロポリスの丘に紀元前5世紀からアテナイの守護聖人を奉ってそびえ立ち続けていました。競技場や紀元前6千年のものから展示している考古学博物館も見応えあり過ぎて足がガクガク。小休憩後、麓にあるオシャレな「デュオニソス」レストランで晩餐会をしながら、パルテノン神殿の夕暮れからライトアップされる夜景までを堪能。宿泊ホテルの屋上からもパルテノン神殿やアテネの夜景をぐるりと見渡せました。
- パルテノン神殿の丘はツルツルの石灰で転びそうでした
- 考古学博物館の青銅製の馬は血管が浮き出て息が聞こえそう
- 9日目
- 4月24日/曇にわか雨/13〜20 ℃
- 今日はホテルのお部屋を18時過ぎまで利用してゆっくり自由行動。街はイースター休暇の旅行者が多く、賑わっていました。ご一緒させていただいた皆様とは、ハッピートレインで旧市街をぐるり周り、ケーブルカーでリカヴィドスの丘へ。白いアテネの街と遠く海まで素晴らしい景色を堪能しながらカフェタイム。アテネ市民の台所アゴラ市場は新鮮な魚介類の豊富なこと!イースターサンデー前のため、羊やヤギがまるごとぶら下げられて売られていました。市場でランチをしてピスタチオ、カシューナッツやドライイチジクなどを味見しながら量り売りで購入。賑やかな旧市街は商店、土産物屋、カフェ、レストランが軒を連ね、古い教会が点在し、好立地のホテルまではお散歩がてら楽しめました。最終日も夜のフライトまで有意義に過ごせました。
- リカヴィドスの丘からの眺めは最高~!
- 旧市街の狭いぐねぐね路地まで入っていくハッピートレイン
- 10日目
- 4月25日/曇/26 ℃
- 深夜30分も早くイスタンブール空港に到着できましたが、広すぎる新空港のため、手荷物検査を通過後そのままだいぶ歩いて次の搭乗口へ移動してまもなく乗継便の搭乗開始。深夜2時発の成田便でしたが、免税店など全てオープンし、夜中とは思えない程の空港利用客、そして飛行機もほぼ満席でした。日本ブーム到来のため、外国人乗客が多く、多国言語が飛び交い、日本のガイドブックを広げてワクワクされている姿を見て、10日前のギリシャに向かった日を思い返しました。旅の思い出を共有させていただいた皆様に、またお会いできる日が来ることを楽しみにお待ちしております。たくさんの笑顔とご協力ありがとうございました。
- あちこちで咲いていたピンクのハナズオウがキレイでした
- サントリーニ島のホテル前からの眺め。お花畑の島でした。
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