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2019年6月4日出発<ルフトハンザドイツ航空利用> カプリ島・ランペドゥーサ島2つの碧の島と南イタリア・シチリア10日間

※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。

2019年6月4日出発ツアー添乗員レポート

※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
添乗員/木藤 久美子(きとう くみこ)
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11名様と一緒に『カプリ島•ランペドゥーサ島2つの碧の島と南イタリア•シチリア10日間』ツアーに行って来ました。 今年はいつもより天気が悪くて寒い日が続いていました。「こんなに寒くて雨が多い5月は今まで経験ない」と現地の方が太陽とギンギンの日差しを恋しがるほどに。しかし、当ツアーの到着に合わせてようやく気候が安定しはじめ、後半は連日夏日。日陰を求め、スカッとビールのCM撮影並みの飲みっぷり。草花も喜んで咲いていました。黄色いエニシダ、満開のモクセイ科オリーブ、アグリジェントではギリシャコリント様式の柱にデザインされたアカンサスのお花、ジャカランダ、ウチワサボテンの花、ケッパーの実、フェンネル、タイム、アザミいろいろです。 明るく愉快な旅仲間たちの会話も花咲きました。イタリア料理、ビールやワインもタントタントすすみました。 この旅日記でまた楽しかった思い出を振り返ってみましょう。
1日目
6月4日/晴れ/15〜24 ℃
昼頃、羽田空港にご集合。全日空ビジネスラウンジには、お蕎麦、うどん、カレーなどありました。旅立ち前の和食を食べてお寛ぎ頂いてから、ルフトハンザドイツ航空ビジネスクラスでフランクフルトへ。飛行時間は約11時間半。ここで時差を7時間戻して、厳しい手荷物検査とEUの入国審査の手続きをすませました。乗り継ぎ便は2時間弱のフライト。日本から合計16時間後に、ようやくイタリア第3都市ナポリに到着!中心部にあるホテルに入ったのは、深夜となりましたが、これでも日本からの直行便がないナポリまでは最短ルートでしょう!今日は、いつもより長い一日24時間+7時間。長旅大変お疲れ様でした。ゆっくり休んで、明日からいっぱい遊びましょう。
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カプリ島アウグストゥス公園からの眺め
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トゥルッリホテル。結婚パーティーの様子が素敵でした!
2日目
6月5日/曇晴/15〜25 ℃
「ナポリを見て死ね」「ナポリを見ずして死ぬなかれ」「世界3大美港」といわれるナポリ。しかし全然違う!渋滞、クラクションと喧騒、ゴミだらけ、廃墟とそこに破棄された粗大ゴミ、落書き、雨でも干しっぱなしの洗濯物…外国支配が長く、ナポリ王国だった時代の建物は歴史と異国情緒を感じるものの、美しいとは程遠い印象ですが、それは遠目で見た時のこと。ナポリ湾のヴェスビオ山、ソレント半島、カプリ島、プロチーダ島、イスキア島、ナポリの街のコントラストは確かにとても綺麗でした。ソレント半島を超えると断崖絶壁の中腹を何百とカーブするアマルフィー海岸。車がなかなかすれちがえません。海から山脈の上の方まで建物が張り付き、家に帰るのも、段々畑のレモンの収穫も、オリーブの収穫も階段だらけ。エメラルドに輝く洞窟、角砂糖を散りばめたようなポジターノ、アマルフィー共和国の首都として栄えたアマルフィーを観光しました。
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イスラムの影響を受けた様式のアマルフィー大聖堂
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アマルフィー海岸ポジターノの街
3日目
6月6日/晴曇/20〜30 ℃
高級リゾートカプリ島のホテルは、カラフルなタイル床の可愛いお部屋で目覚めもスッキリ。景色、夕陽鑑賞、カフェバーでセレブの世界を妄想したりと地元スタイルでつい夜遅くまで遊んでしまっても、青空と蒼い海、リゾートの雰囲気がなんて気持ちいい朝でしょう!ミニバスで塀や対向車と擦りそうになりながら青の洞窟入口に到着。一番乗り!手漕ぎボートで仰向けミイラポーズになり、波が吸い込まれるのと同時に小さな入口をスッとくぐると、なんと神秘の世界!船頭さんにチップをはずんでグルグル回って貰いました。ランチはトマトとモッツァレラチーズのピザマルゲリータを一人一枚。真ん中だけ穴を開けて残す方のお気持ちよくわかります。夕方は、円錐形とんがり屋根が可愛いアルベロベッロ観光。まるでおとぎの国のようでした。テーマパークではなく、ホントに住んでいるなんて…。トゥルッリ部屋のホテルはいかがでしたか?インスタ映え間違いなし!
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カプリ島青の洞窟は入口脇の階段から手漕ぎボートへ
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アルベロベッロのモンティ地区商業エリア
4日目
6月7日/晴れ/20〜32 ℃
洞窟住居サッシが渓谷斜面に密集するマテーラへ。一見洞窟に見えません!穴を掘った時に出た石で隙間ないほど建物が造られていて、内部が奥まで深い洞窟住居。沢山ある洞窟教会はトルコのカッパドキアと同じく壁画が描かれています。「キリストの受難」「キリスト誕生」「マグダラのマリア」などなどの宗教映画が撮影される独特な雰囲気。第二次世界大戦後はあまりの衛生状態の悪さに、野原だった現在の新市街に集合住宅を設けて移住させましたが、ここもアルベロベッロも貧しさゆえの簡素な住宅が今ではこんなに観光客を魅了し、億ションだとは…。さて、今日は、イオニア海、ティレニア海沿いをドライブし、プーリア州、バジリカータ州、カラブリア州、そして本土から3km離れたシチリアまで、メッシーナ海峡をバスごとカーフェリーで渡りました。山がちで海に囲まれた自然が息づくのどかな南部です。宿泊は、シチリアのリゾート地タオルミーナです。
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マテーラ洞窟住居サッシバリサーノ地区
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ランチで立ち寄ったコゼンツァはシエスタで人が見当たりません
5日目
6月8日/晴れ/22〜32 ℃
モンテタウロ山の中腹にある風光明媚なタオルミーナでは、地中海を望むお部屋に連泊。眼下に広がる海と噴煙を上げる活火山エトナ山のパノラマを一望できる朝食。芸術家、外国の上流階級が避寒地としたのもなるほど、素晴らしいピクチャレスク、フォトジェニックなコントラストは、ギリシャ劇場で360度見渡して納得!ローマ人も歩いていたメイン通りには、時代の違うビザンチン、アラブ人、ノルマン人の痕跡も多々見られました。ジリジリ夏の始まり!地元の人はこんなのまだまだと言っていましたが、景色がクールダウンを手伝うもののやはり暑い!真っ青な海に飛び込みたい気分です。潜水映画「グランブルー」のように。タコの塩加減を間違えて、もう一品ナスとパルメザンチーズ料理を追加してくれたランチの後は、メインストリート近くのホテルに帰り、シエスタでひと涼み。夜はギリシャ劇場でアーミー楽団のチャリティーコンサートがありました。
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ギリシャ劇場の舞台奥には噴煙を上げるエトナ火山と美しい海岸線
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カターニャ門とメインストリートのウンベルト通り
6日目
6月9日/晴れ/22〜32 ℃
シチリアのローマの穀倉地帯を走行中、羊の大軍が牧羊犬に追われて道路を横断。なんてのどかなんでしょう。カサーレの別荘は、床モザイクが1700年前のものとは信じがたいほどの素晴らしい保存状態。神話がテーマの部屋、ローマ帝国内のアフリカ側からとアジア側からローマに動物を運ぶ様子、狩りシーンなどなど、当時の生活がわかる題材は紙芝居のようでした。ランチは流行りのアグリツーリズモにて。広い農家の敷地を孔雀がお散歩していました。2月に白とピンクの桜のようなお花を咲かせ10月に収穫されるアーモンドの産地アグリジェントには、ギリシャ時代の神殿群がドンドンドーンと構え、異文化異教徒の歴史が混在する宝庫シチリアは見所満載です。ダイヤモンドの単位になったイナゴ豆カラットを、また次もクリスタルハートのツアーで遊びに出かけられますよーにと願いを込めてお財布に入れて頂きました。
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ビキニでスポーツ大会のモザイク。その下には更に古い物が埋もれてます。
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アグリジェントにはドーリス式神殿が5つもありました
7日目
6月10日/晴れ/22〜33 ℃
グッチョーネワイナリーを訪問。オーナーとが自ら日本にも輸出しているワインの作り方などを説明してくれました。オーナー宅でワインランチに向かう道中、ミニバンで汗だく、全く建物もないオフロードの畑道を暫く揺られ、不安と笑い…ポツンと佇む温かさを感じる田舎家の中庭で、4種類のワインと手作り家庭料理のおもてなしは最高でした。ワインは試飲どころか飲み放題の太っ腹。午後はパレルモへ。日本人ガイドさんと観光です。ノルマン王宮の豪華絢爛な金箔ビザンチンモザイクが壁、天井をきらびやかに覆ったパラティーナ礼拝堂、カテドラル、007の舞台にもなったマッシモ劇場を見学しました。市民の台所カッポ市場では、ピスタチオ、アーモンド、ケッパー、ハーブなどのお買い物。ホテルチェックイン後は、スーパーで最後の食材土産の買い物。自由夕食も周りにレストランが沢山ある中心部のホテルなのでとても便利。お元気な方とお夕食に出かけました。
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煌びやかなビザンチンモザイクのノルマン王宮パラティーナ礼拝堂
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マッシモ劇場でゴットファーザー3を再現したかった?
8日目
6月11日/曇/18〜25 ℃
イタリアよりアフリカに近いランペドゥーザ島へ飛行機で贅沢に日帰りの旅。ボートが宙に浮いて見える程の透明感が話題の場所です。え?水色のカモメ?いいえ、海の上を飛ぶ時だけで本当は白。クルーザーから落としてしまった眼鏡は深い海底に…なのに、海に顔を入れたら真っ先に見つかり潜って拾ってもらえた程の透明度!残念ながら太陽が全然出ていなかったにもかかわらずです。チャータークルーズ船では船頭さんがアンチョビ前菜や手長海老パスタを作ってくれ、白ワインで乾杯!その後が大変。波が出て、本当に船とお尻が浮く帰り道。下着までびしょ濡れでした。保護区では、植物固有種、タイム、フェンネル、アザミなどが多い散策路を進むとエメラルドに輝くビーチとウサギ島に到着。献身的な修道士の人種、異宗教を超えた愛の洞窟、聖母マリア礼拝堂を見学。歩行者天国ではカフェでジェラート、グラニータ休憩とショッピングを満喫しました。
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ランペデューサ植物、固有種も咲いていた保護地区の散策サイコー!
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ラビット島との間の海がとてもキレイでした
9日目
6月12日/晴れ/20〜29 ℃
あちこちで紫色の花が満開のジャカランダが今日は更にキレイに見え、少し名残惜しく感じる空港への道のり。小さなパレルモ空港は、昨日じっくり下見済み。お土産は揃えたつもりが、誰かが買ったものがまた気になっては買い足し。バックがパンパンです。ルフトハンザ航空で、帰りはミュンヘン経由。出国審査は日本人パスポートでも自動化ゲートが可能でした。パレルモ空港からガラッと変わって、高級ブティック、お洒落なお店や素敵な飲食店、ビール醸造所ビアレストランまであります。毎日、ビールにワインに皆勤賞の方、やっぱり足を運びましたね!そして、ビジネスクラスラウンジでも乾杯されたのでしょうか。常にハイオクを満タンチャージして、話題と笑いが絶えないパワフルな姿に元気をいただき、頭が下がります。旅は自ら盛り上げて楽しむもの〜って雰囲気ですね。いよいよ、羽田空港に向けて帰ります。ビジネスクラスでゆっくりお休みくださいませ。
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クルーザーのキッチンで船頭さんが作ってくれたパスタ
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チャータークルーザーからモーターボートに乗ってぐるり
10日目
6月13日
ハイヒールのロングブーツの形をしているイタリアのすねの部分からかかと、足裏、甲の部分、つま先までの南部と、蹴られる三角おにぎりのようなシチリア島、カプリ島とランペドゥーザ島の2つの碧い島を巡った旅。以前北イタリアを旅行して、イタリアは複数回目という方が殆どでした。同じ国でも歩んだ歴史、混在、融合した文化がまるで違い、魅力は目で見て体験するとますます奥深くて、一度の訪問では語れない魅惑に気付かされます。そして、旅をした仲間と出会いが、旅の印象をさらに盛り上げてくれます。豊富な知識、話題、冗談と突っ込みが飛び交う毎日があっという間に過ぎました。遊び、笑い疲れた後には、バス車内でまるでスイッチが切れたかのように静まり返ることもありましたが、また誰かが喋り出すとそれにのる。メンバーに恵まれた旅。ありがとうございました。またお会い出来る日を楽しみにお待ちしております!チャオ〜。
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カプリ島から眺めたソレント半島が朝もやで幻想的でした
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ワイナリーオーナー宅での家庭料理ガーデンランチ

旅はもっと、おもしろい。
阪急交通社クリスタルハート

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