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2019年5月20日出発<ターキッシュエアラインズ利用>大自然が息づく 南イタリア8日間

※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。

2019年5月20日出発ツアー添乗員レポート

※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
添乗員/木藤 久美子(きとう くみこ)
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7名様とご一緒に「大自然が息づく南イタリア8日間」ツアーに行って来ました。今春は記録的な降水量の多さで、5月でこんなに寒いことはない!と夏の訪れが待ち遠しい地元住民がマンマミーア!嘆いていました。私共には過ごしやすい気候で、何より肥沃なカンパーニャ州、農地、牧草地、山、丘陵地が多いプーリア州、バジリカータ州の大自然が息づく3州巡りは、1年で最も緑あふれた美しい景色でした。変わりやすい天候ではありましたが、青い空と海と島々、美しい海岸線、国土の9割を覆う山々、素朴な村々などを巡り、海の幸・山の幸、手作りパスタや素材を生かした土地の食をお腹がはち切れそうなくらい古代ローマ人のように食べまくった食い倒れの旅でした。帰ってから胃袋のサイズを戻すのが大変です。 イタリアリピーターの皆様と地方色が濃く奥深いイタリアで、また新たな発見を感動にたくさん出会えました。
1日目
5月20日/曇/23 ℃
成田空港にお集まりいただき、夜便ターキッシュエアラインズにて出発。機体は、垂直尾翼に国のイメージカラーの赤とハイイロガンマーク、内装は国花チューリップが特徴です。親日的で日本語が上手な乗務員が日本語アナウンスをしてくれました。エコノミークラスでもアメニティーや機内サービスが好評です。良く眠れる時間帯のため、静まり返った11時間半のフライトで、イスタンブール空港に到着したのは夜中の2時半。先月オープンしたばかりの新空港はなんと成田空港の8倍、東京ドーム1,636個分の世界最大級巨大空港です。だだっ広くて迷子になりそうでした。未完の部分もありましたが、深夜早朝でもお店や利用客の活気を感じました。日中はもっとすごいのでしょう。さて、乗り継いでイタリアへ。
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アマルフィー海岸にあるポジターノの町(2日目より)
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ポリニャーノアマーレのエメラルドに輝くビーチ(4日目より)
2日目
5月21日/晴曇/23 ℃
イタリア第3の街ナポリに到着。暗く怪しい雲行きに期待の海岸線の景色が望めないのでは?と不安がよぎったぶん、回復していく天気に感謝!世界3大美港と言われるナポリ湾を眺めながら、ソレント半島先端手前を南側に超えると世界で最も美しい海岸の一つ、世界遺産アマルフィー海岸です。断崖絶壁にあるメタとソレントの町、カプリ島、裾野が幅広く伸びたヴェスビオ山と麓のナポリのコントラストがとれもキレイでした。アマルフィー海岸線は、神々と妖精の恋物語などの伝説が多く残る絶景と激しいカーブが続きます。山の斜面から海岸までカラフルな角砂糖をちりばめたようなポジターノの町、コンカデマリーニではエメラルドの洞窟に寄り、入り組んだ岩壁と谷間のレモン、オリーブの段々畑を見ながら、かつてイタリアに存在した4大海運共和国の一つすり鉢状のアマルフィーへ。海の向こうのアラブイスラム様式を取り入れた縞模様の大聖堂が印象的でした。
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イスラム風建築のアマルフィー大聖堂
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すり鉢状のアマルフィーの町。中腹には修道院、山頂には見張りの塔。
3日目
5月22日/晴曇/14〜20 ℃
南イタリアのドロミテとも称されるカステルメッツアーノへ。奇岩が連なる山岳部にひっそり山に貼りつくような急坂の多い静かな村。まるで侵略者の目を欺ける天然のシェルターの地形です。観光客の姿が殆どなく、時間が静かにゆっくり流れていました。昼食は、アグリツーリズモつまり農業に従事する個人、会社、協会などがその地の伝統的農業生産物を供給する田舎レストランにて、どんどん出るおもてなし料理やワイン、食後酒まで。午後は、洞窟サッシの旧市街が世界遺産のマテーラへ。洞窟教会が多く、第2次世界大戦後も2万人以上が貧しいく衛生状態が悪かった洞窟生活をしていた町。今日では改装して高級物件です。宿泊は5つ星洞窟ホテル。グラヴィーナ峡谷を境にカルスト地形の高台に自然の原始的な自然の洞窟が残る景色と対の斜面に密集した旧市街の両方が眺められ、タイムスリップしたような幻想的な街並みは夜景もキレイでした。
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ノコギリ山とカステル・メッツァーノ
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マテーラの洞窟住居サッソ地区
4日目
5月23日/晴曇/14~20 ℃
今日は、プーリア州の美しい村巡り。アドリア海のエメラルドグリーンの美しい海岸の断崖絶壁に建てられたポリニャーノアマーレは、宇多田ヒカルさんが結婚式に選んだ町。「全ての道はローマに通じる」ローマ街道の一つアッピア街道が中心部を貫通していました。散策後はトゥクトゥクバイクタクシーで楽々移動で駐車場へ。次は、丘陵地帯にぽっかり浮かぶ丘の上の円形の白い町ロコロトンド。バロックの邸宅があったり、白い建物とカラフルなお花が飾られた街並みがとっても可愛らしく、周りのイトリアの谷とポツンポツンと佇むトゥルッリの家の眺めが良い所でした。最後は、円筒形の漆喰と石灰乳を塗った白壁に可愛らしいとんがり屋根の家々が並ぶアルベロベッロ。住宅地区と商業地区に分かれ、どこもインスタ映えです。中心部徒歩圏の便利なホテルで散策、買物と存分に満喫できました。
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ロコロトンドの白い街並み
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アルベロベッロの住宅街は商売禁止のためとても静かに生活しています。
5日目
5月24日/晴曇/13〜22 ℃
午前は長いバス移動でしたが、田舎の高速は渋滞がなくてスムーズでした。昼食は、ポンペイにあるミシュラン格付けレストラン「プレジデント」にて優雅なサーブで時間と空間を食を楽しんでから、たっぷり遺跡観光。紀元79年の大噴火で3千メートル以上の山が3/2近くも吹っ飛び、軽石と火山灰にすっぽり埋もれて消えた古代都市ポンペイ。国際貿易都市の繁栄が、蘇った遺跡から覗えます。神殿、市場、商店街、浴場、パン屋、ワイン屋、娯楽施設などの他に、秘密の神秘の儀式が描かれた壁画が保存状態よく残る秘儀荘も見学。空洞に石膏を流して明らかになった逃げ遅れた人の姿も展示されていました。夜は、ナポリの歴史建造物「卵城」隣の「アトランティコ」でシーフードの夕食。ヨットハーバー、ヴェスビオ山を望みながらいただき、〆はレモンケーキとレモンチェッロでした。
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秘儀荘の壁画。2千年前のものとは思えない程鮮明でした。
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ヨットハーバーの向こうにヴェスビオス山、右に夕食レストラン
6日目
5月25日/曇雨/15〜20 ℃
最後はナポリに連泊。観光に必要な手荷物だけ持って朝早くから島巡りへ出発。王宮とカステルノーヴォ(新城)裏にある港から高速船に乗って、先ずはカラフルな漁村が可愛らしいプロチーダ島へ。イタリア人に人気のリゾートです。狭い砂浜ビーチや丸い湾と凝灰岩の地層が海底噴火後を物語る地形などの写真スポットをタクシーで巡りました。次は、温泉保養地イスキア島へ。山中腹からビーチまで20以上の各温度の温泉プールが並ぶ温泉公園「ポセイドン」でゆっくり旅の疲れを癒してこれぞ保養地のリゾート体験。ナポリに帰り、眺めが最高の丘の上にある5つ星グランドホテルパーカーズホテル6階の高級レストラ「GEORGE」にて、いよいよ最後の晩餐を迎えました。とにかくオシャレな創作料理は、ガスパッチョ、冷製マグロの前菜、トマトパスタ、タラ、ミニケーキ、チョコなどなど、目を楽しませてくれる食のエンターテイメントでした。
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プロチーダ島のカラフルな街並み
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ポセイドンのプライベートビーチ
7日目
5月26日/雨曇/16〜21 ℃
観光最終日の今日も朝早く出発し、高速船で高級リゾート地カプリ島へ。今まで殆ど日本人を見かけない旅でしたが、今日は日本人がたくさん来ています。風は殆どないため雨さえ止んでくれたら青の洞窟観光がオープンするかも...と、到着したマリーナグランデ港地区で様子を見ましたが、残念ながら閉鎖のニュース。登山鉄道フニクラーレでカプリ地区へ。高級ブティック、カフェ、レストランが並ぶ狭い路地と小さな広場に有名人を映画のワンシーンのように見かけることがあるような所です。天気がイマイチでも雰囲気はやっぱり素敵です。いつもはオープンカータクシーもカバー屋根を張っていました。シーフードサラダ、アサリスパゲッティ―、イカとエビのフライなどのランチをツアー最後の食事に、ナポリの空港へ。
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カプリの展望テラスからの景色(イスキア島、プロチーダ島、ナポリ、ソレント半島が薄くみえましたが)
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カプリのシンボル時計塔と登山列車の駅
8日目
5月27日/曇/32 ℃
帰りも夜のフライト。イスタンブールで乗継ぎ、成田空港到着も夜。帰宅したらゆっくり湯船につかって疲れをとると、そのままベッドに飛び込み大の字になって熟睡したら、時差ボケ解消ですね。日本はなんと真夏日。北海道では39度まで上がった所もありました。機内も空港もガイドブックを広げてわくわく胸を躍らせた外国人で溢れていました。日本ブーム到来です。1週間前にイタリアに向かった初日を思い出します。楽しい日々はあっという間に過ぎてしまいました。思い出もお腹もいっぱいです。和気あいあいとたくさん話してたくさん笑って過ごさせていただいた皆様とまたすぐお会いできる日が来ることをお待ちしております。笑顔とご協力ありがとうございました。チャオ♪
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マテーラの洞窟ホテルはレストランも客室もフロントも各々洞窟
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手長エビとエビとトマトのスパゲッティー♪

旅はもっと、おもしろい。
阪急交通社クリスタルハート

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