2019年4月4日出発<フィンランド航空利用>中世の歴史を訪れるおとぎの国ポーランド9日間
※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
2019年4月4日出発ツアー添乗員レポート
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- 添乗員/藤井 博志(ふじい ひろし)
- クリスタルハートLE125「中世の歴史を訪れるおとぎの国・ポーランド9日間」4月4日(木)出発に12名様のお客様が参加くださいました。 当ツアーにご参加くださいまして、誠にありがとうございました。 添乗員:藤井博志です。 ポーランドの国土は北緯50度以上に位置しており、北海道より北にある国ですが、4月初旬でも山が多くない関係で雪が全くなく、比較的過ごしやすい気候で非常に観光がしやすいシーズンです。 同様に4月はまだ世界から訪れる観光客も多くもなく、各観光名所をゆっくり楽しめるのも魅力のひとつであります。 隣国の列強諸国に翻弄されたポーランドの歴史は複雑ではありますが、昔から変わらない人々の優しさはポーランド人の真の国民性を知る貴重な旅でありました。 魅力に溢れた中世の街が美しいポーランド9日間の旅をふり返ってみたいと思います。
- 1日目
- 4月4日/晴れ/15 ℃
- 良い旅の始まりを予感するように成田空港周辺の天気は快晴です。 日本発ヨーロッパ最短飛行時間が売りのフィンランド航空74便ヘルシンキ行きは定刻より少々遅れて出発しました。 9時間のフライトでヘルシンキに到着後、5時間の乗り継ぎ時間を待ってクラクフに向けて出発です。 フィンランド航空は乗り継ぎ便がエコノミークラスでも、日本発着便がビジネスクラスであればヘルシンキ空港内のラウンジを利用できるのが嬉しいです。 ポーランド最初の訪問地クラクフまでは約2時間のフライトで定刻通りに到着いたしました。現地時間で21時30分。 本日より3連泊するシェラトンクラクフホテルに到着後、 明日から始まる観光に備えて早々に就寝となりました。 明日からの観光が楽しみです。 どうぞ明日からよろしくお願いいたします。
- フォークロアショー(行程2日目夕食時)
- すべて岩塩の素晴らしいシャンデリア(行程2日目・ヴィエリチカ岩塩坑)
- 2日目
- 4月5日/晴れ/6~21 ℃
- さあいよいよ観光が始まります! 2日目はクラクフ旧市街と近郊にあるヴィエリチカ岩塩坑の観光です。 両観光地とも1978年に登録された世界遺産であります。 そしてクラクフ滞在中の担当ガイドさんは日本語がとても流暢なMSマルタさんです。 ホテルを出発してクラクフ旧市街まで、すべて歩いて観光します。宿泊ホテルが旧市街まで徒歩圏内というのも、とても嬉しいですね‼ まず向かった先は中世ポーランド王の居城・ヴァヴェル城です。ヴァヴェル城はヴィスワ川の高台にあり、ここから旧市街南側の入口へと続いております。 旧市街に入り織物会館がある中央広場、聖マリア教会など観光いたしました。 そして午後からはクラクフから15キロ離れたヴィエリチカ岩塩坑へバスで向かいました。 ヴィエリチカ岩塩坑は地下数百メートルにわたって複雑に入り込んだ世界最大級の塩坑です。この素晴らしい岩塩坑に皆さま心から感動されておられました‼
- ヴィエリチカ岩塩坑の地下聖堂
- ヴィエリチカ岩塩坑・地下聖堂内にある最後の晩餐(岩塩壁の彫刻)
- 3日目
- 4月6日/晴れ/12〜21 ℃
- 3日目の今日は昨日に続き20度を超えるポカポカ陽気の予報です。 本日はクラクフ国立美術館を観光して、クラクフ旧市街を馬車で駆け巡り、午後からは負の遺産であるアウシュヴィッツ強制収容所の見学という行程です。 クラクフ国立美術館ではレオナルドダヴィンチ作の「白貂を抱く貴婦人」というポーランド文化省が現在所有する最も貴重な絵画を鑑賞しました。 その後、おとぎ話に登場するようなメルヘンチックな馬車に乗車してクラクフ旧市街を一周いたしました。 そして午後からは第二次世界大戦により多くのユダヤ人が強制労働を強いられ、挙句の果てにナチスの犠牲になってしまった収容所がある負の遺産、アウシュヴィッツ強制収容所を見学しました。 アウシュヴィッツ強制収容所はナチスドイツが構築したものでありポーランドにあるだけで、ポーランド政府が造ったものと間違った認識をしないように見学できる良い機会であります。
- 乗馬で巡るクラクフ歴史地区
- クラクフ旧市街にある聖マリア教会
- 4日目
- 4月7日/晴れ/11〜22 ℃
- 3連泊したクラクフをあとにして、本日は列車にてポーランド第4の都市でありシロンスク地方の中心都市、ヴロツワフへ向かいます。 ポーランド第2の都市、古都クラクフからは約3時間30分の列車の旅となります。 特急列車の車窓からは牧歌的な牧草と麦畑の風景が続きます。 ヴロツワフに到着してローカルガイドとともに近代建築のパイオニアと称される建造物で2006年に世界遺産に登録された百年記念会館を観光して、早々にホテルへチェックインいたしました。 その後、ホテルの好立地の利を活かして徒歩にて旧市街に向かい、旧市街広場を中心に中世の街並みが美しいヴロツワフの街を観光いたしました。 ヴロツワフの旧市街には現在200以上ある可愛らしい妖精の小像を探すのがお楽しみのひとつであります。 旧市街広場で自由行動をお取りして、各自ご自由に美しい街並みの散策をお楽しみくださいました。
- ヴロツワフの旧市街広場
- ヴロツワフ旧市街の名物・妖精の小像のひとつ
- 5日目
- 4月8日/晴れ/5〜19 ℃
- 本日はヴロツワフから120キロ離れた陶器の街ボレスワビエツへ向かい、その後シヴィドニツァにある平和教会に立ち寄り、再びヴロツワフへ戻る行程であります。 ドイツとチェコの国境に近い小さな町ボレスワビエツは手描きの陶器の街と知られ、日本でもポーリッシュポタリー(ポーランドの食器)という名で静かなブームになっております。 またヴロツワフから約50キロに位置するシヴィドニツァ平和教会は木造建築の教会であり3500本のオーク材(樫の木)が使われており、約350年前の教会とは思えないほど非常に保存状態が良い教会であります。 この教会では当社クリスタルハートならではの催し企画として、教会のパイプオルガンを使った貸切演奏コンサートがあります。 今回の演奏者は14歳の少年ではありますが、フランスのコンテストでも入賞したことのあるJakob Moneta君で、本当に素晴らしい演奏でありました。
- ボレスワビエツの旧市街と市庁舎
- 1655年に建てられたシヴィドニツァの木造教会(平和教会)
- 6日目
- 4月9日/晴れ/4〜10 ℃
- 連日続いたポカポカ陽気から一転、6日目の今日から気温が下がり少々寒くなりそうです。 本日は2連泊したヴロツワフをあとにして、ポズナン経由でいよいよ最終観光地である首都ワルシャワへ向かいます。 ヴロツワフから約180キロ、ポズナンはポーランド王国が建国された約1000年前の最初の首都として栄えた古都であり、クラクフ同様美しい街並みが残るポーランド第5の都市であります。 人口はおよそ50万人の町ですが、この町にも日本語を話すポーランド人のガイドさんがおりました! 今回お世話になったのはMRマーチンさんでさわやかな青年でした。 ポズナンの観光を終え、一路ワルシャワまでは300キロのバス移動ではありますが、今回唯一の長距離移動であまり苦になりません。 シェラトンワルシャワに到着したのは18時30分。 明日は最後の観光となります。
- ポズナンの美しい旧市街①
- ポズナンの美しい旧市街②
- 7日目
- 4月10日/晴れ/1〜9 ℃
- 観光最終日はショパンやキュリー夫人のゆかりの地、首都ワルシャワの観光です。ワルシャワでは今回の旅で唯一の日本人ガイド藤田さんが案内をしてくれました。 ショパン像のあるワジェンスキ公園や旧市街広場、ショパン博物館などを観光しましたが、実は今日4月11日は9年前の起きたレフ・カチンスキ大統領など政府要人を乗せた航空機がロシアのスモレンスクにて墜落し96名全員が死亡した痛ましい墜落事故日で、ワルシャワ市内では至る所で追悼式が行われており、いつもと違う雰囲気の中で観光しました。しかしながら国民の結束の強さを垣間見ることができ、とても貴重な時間でありました。 その影響もあり少し行程が当初の予定より遅れましたが、2日目から一緒のドライバーロベルトさんの計らいで、午後からの自由行動も効率よく過ごせました。 そして最後の夜はショパンプライベートコンサートで締めくくりとなりました!
- ワルシャワ・ワジェンキ公園にあるショパン像
- ワルシャワの美しい旧市街
- 8日目
- 4月11日/晴れ/1〜9 ℃
- 早いもので帰国日の朝を迎えました。。 ホテル出発は10時30分。朝早くから行動派のお客様はホテル出発までの時間を利用して、早朝7時からオープンしているポーランドチョコレートの銘菓店「KARMELLO」へチョコレートを買いに出かけておりました。 昨日の自由行動でもスーパーマーケットでお土産を購入したり、そんなたくさんのお土産と楽しかった思い出とともにワルシャワをあとにして、フィンランド航空71便はヘルシンキを経由して帰国の途に就きました。 帰りの機内では私のおすすめジュース、ブルーベリージュースは皆さま飲まれましたでしょう? 美味しかったでしょ!?(笑) 8時間30分のフライトでもうすぐ成田空港へ到着です。
- シヴィドニツァ木造教会の内陣(行程5日目)
- ショパンが実際に使用していたピアノ(行程7日目・ショパン博物館)
- 9日目
- 4月12日/成田・晴れ/16 ℃
- 成田空港へは定刻の8時に無事到着いたしました。 ポーランドの旅はいかがでしたでしょうか? 天文学者コペルニクスや物理学者で科学者でもあるキュリー夫人を生み出した国であり、天才ピアニストで偉大な音楽家(作曲家)フレデリック・ショパンを生み出した国でもあります。 また冷戦時代に世界平和を呼びかけ455年ぶりに非イタリア人のカトリック教皇の座に就いた第264代ローマ教皇ヨハネ・パウロ2世を生み出した国でもあります。 しかしながらその反面18世紀後半にはロシア、ドイツ(プロイセン)、オーストリア(ハプスブルク家)の列強国の支配によりポーランドという国は地図から消えてしまった複雑な時代もありました。 9日間の旅を通して、ご参加くださいましたお客様にはこの国の歴史と美しい街並みを肌で感じることができたのではないかと思います。魅力に溢れたポーランドの旅にご参加くださいまして誠にありがとうございました。
- ボレスワビエツの可愛らしい陶器(行程5日目)
- シヴィドニツァ平和教会・パイプオルガンコンサート演奏者Mr.Jakob Moneta君(14歳)
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