2019年6月17日出発ツアー添乗員レポート

※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。

添乗員／大藪 和彦（おおやぶ かずひこ）

お元気でしょうか？先日は弊社クリスタルハート「LE172 大自然が息づく　南イタリア」のツアーをご利用下さいまして誠にありがとうございました。旅日誌を作成しましたので早速送らせていただきます。ご笑納下さい！今回のツアーはトルコ航空を使い、イスタンブールを経由してナポリに入り、その日はアマルフィをお楽しみいただくことから始まり、小さな村を巡るカンパーニャ、バジリカータ、そしてプーリア州をゆっくり巡るツアーでしたがご満足されましたでしょうか？ハイライトのポンペイ遺跡やなかなか訪れないプロチダとイスキア島、そして最終日のカプリ島では一回で青の洞窟にはいれるとは・・・日頃の行いの良さを感じたお客様は５組で計１０名様と添乗員ということで、いつもテーブルを共にして家族のように旅を続ける事ができました。お食事の時も色々な楽しいお話をうかがえ、勉強になりました。数々の想い出をありがとうございました。

1日目

6月17日/晴れ/18〜28 ℃

今日はいよいよ待ちに待ったツアー出発日！といってもトルコ航空は夜出発便だからご集合も１８：５０分と遅めですから、お仕事を済ませていらしても、スポーツジムでお風呂に入ってからきていただいてもＯＫです！しかも全員様ビジネスクラスでの空の旅ですので、夕食を食べてこられなくてもラウンジで色々お召し上がりいただけますので安心です。それでも皆様早めに来て下さいました。チェックインを済ませ、個々に出国して機上の人へ。懐かしい庄野真代の歌「飛んでイスタンブール」が聞こえてきそうなナイト・フライトでしたね。イスタンブールの新空港は２０１９年４月６日にアタチュルク国際空港からの商業便運航を全て引き継いで全面移転がなされました。完成すれば面積７５９４ヘクタール（東京ドーム１６３６個分）、６本の滑走路と１６本の誘導路を設け、年間２億人の人々が収容可能な中東のハブ空港を目指しているようです！一休みして行きましょう！

今晩はトルコ航空の空の旅！

美味しいイタリアが待っていますよ！

2日目

6月18日/晴れ/19〜28 ℃

早朝イスタンブールに到着し、ラウンジでシャワーとか浴びてくつろがれ、もうひと頑張りでナポリへ。カポ・デ・キーノ国際空港にご到着。二コラ運転手のバスでソレント半島へと走ります。途中、崖の上に広がるソレントの町を車窓から見て、有名なリゾートのポジターノでは写真ストップ。時間もあったので「エメラルドの洞窟」にご案内しようと思いましたが、今日は車の交通量がいつになく多く、駐車するスペースが無くて断念せざるおえませんでした。アマルフィは人口６０００人のイタリアで最も古い海運都市国家！すでに８４０年に市が創建され、ヴェネチアより早くからの１１世紀には最盛期を迎えた歴史ある町。当時、地中海における海運は「アマルフィ航海法」という世界最古の航海法典によって規制されていたほどだったのです。散策と自由食をご案内。アランチー二やレモンケーキはいかがでしたか？早めにホテルへ入ってご夕食はホテルにて・・・

素敵なアマルフィの町！

ホテルからのサレルノ湾の夕日！

3日目

6月19日/晴れのち曇り/18〜31 ℃

今日から運転手はジュセッぺさんで、バスも大型になりました。ティレニア海に面したカンパーニャ州のサレルノから内陸のバジリカータ州へと走りました。バジリカータ州は全体の４６％が山、４５％が丘陵地帯で平野はわずか９％という厳しい環境や自然条件の州。まずはドロミテ・ルカーネと呼ばれる山岳地帯の中、「イタリアの美しい村１００選」にも選ばれたというカステル・メッツァーノへ。ジュセッぺ運転手が村の中心まで案内してくれましたので、皆様と聖マリア・オルモ教会の内部観光や展望台からのパノラマ写真、そして散策もできましたね！アグリツーリスモの昼食は量が多かったものの美味しくサービスが良かったですね！午後は洞窟住居サッシで有名なマテーラへと走り、観光しながらホテルまで歩きましたよ。夕食を食べに町の中心へ出ましたが、帰りはライトアップが綺麗で、ここに泊まらないと見られない景色、ワクワクする散策が楽しめましたね！

カステルメッツァーノ散策中！

マテーラの洞窟住居見学中！

4日目

6月20日/晴れ/19〜34 ℃

今日はバジリカータ州を出ましてプーリア州へ。まずは宇多田ヒカルも結婚式を挙げたという、大人のリゾート「ポリニャーノ・アマーレ」へ。世界一清らかな美しさ！といわれるアドリア海に面した旧市街には、バスの駐車場から２０分くらい歩いていかねばなりませんが、そこはクリスタルハート！ジュセッぺ運転手に頼んでプチ・トレインを用意しておきましたので、楽々まいりましょう！ここポリニャーノ・アマーレは有名な歌手ドメーニコ・モドーニョの生誕地。まずはそのドメーニコ・モドーニョの像の写真を撮って、崖の上から入り江の写真ストップ。その後旧市街まで歩いてフリータイム。帰りもプチ・トレインを使いまして、時間を節約しながらロコロトンドへ。村の名前に５つの「Ｏ」が入るというギネスの載った村でお昼をいただき、散策してアルベロべッロへ。トゥルリが可愛い村を観光後お買い物タイム・・・帰りは歩いて帰った方も。夕食はホテルでしたね！

ポリニャーノ・アマーレにて写真ストップ！

アルベロベッロ観光中！暑かった！

5日目

6月21日/晴れ/22〜31 ℃

今日は午前中は移動となっておりますが、途中休憩を入れながら、カプチーノなど楽しんでポンペイへ！ミシェランの星付きレストラン「プレジデント」にて美味しいものをちょっとだけ！というお客様のご要望にこたえたようなご昼食を素敵な雰囲気の中で・・・。午後はいよいよポンペイの遺跡観光！西暦７９年の８月２４日（諸説あり！）のベスビオ火山の大噴火による火山灰などで一瞬にして埋もれてしまった歴史ある町・・・だからこそ、発掘によってわかったのは、２０００年前の人々も今となんら変わらない暮らしをしていたこと！クリスタルハートではディオニソスの秘密の儀式の壁画が残る「秘儀荘」までご案内いたします！ポンペイの赤！はこれだったのか！と再認識しましたね。ナポリでのお泊まりは卵城の前の素晴らしいロケーション、夕食も歩いてご案内し、ご結婚４０周年を迎えられたＦ様ご夫妻を、皆様でお祝いしていただきました！帰りはナポリ湾が・・

ポンペイ遺跡観光中！

マジックアワーを迎えたナポリ湾！

6日目

6月22日/曇り/23〜29 ℃

今日もハイライトの一つ、ツアーではなかなかいかないプロチダ島とイスキア島への一日ツアーです！ガイドのジーノさんは日本語ペラペラなイタリア人、ちょい悪オヤジのようですがおしゃれなガイドさん。午前中はプロチダ島を訪れ、ミニバス２台で「よくここを行けるな～！？」と思えるような細い道を走り、島の展望台やカルデラの景色、そしてここは２５年前の感動的な映画「イル・ポスティーノ」の舞台となった島ですから、そのカフェにてご休憩。お昼をいただいたあとは、アランドロンの「太陽がいっぱい」という映画の舞台となったイスキア島へ。ここはこの島最大の温泉「ポセイドン」を訪れ２時間のフリータイムを！２０の温度やスタイルの違う温泉プールや本物の海岸なども行くことができましたね！ナポリへ帰ってからは夕食は自由食でしたので、ご一緒して下さる方と「アントニオ＆アントニオ」へ。やはりナポリではピッツァでしたかね。

プロチダ島観光中！

旅の疲れを癒しにポセイドン温泉へ！

7日目

6月23日/晴れ/23〜27 ℃

今日は帰国日になりますが、気分的にはまだまだ帰りたくない気分。しかしトルコ航空は夕方ナポリを出発するので、今日は高級リゾートでもある「カプリ島」へ！ローマ皇帝ティベリウスもカプリ島に魅せられて、治世の最後の１０年間を島で暮らしたといわれます。東西約６キロ、南北約３キロ、上から見るとひょうたんのような形で、真ん中のくびれているところは１，５キロしかない小さな島ですが、特異な風光の美しさに昔から多くの人々に愛された島。ここではまず「青の洞窟」へ！決して毎回行けるわけではありませんが、今朝はラッキーにもすぐ行くことができまして、入ったら暗かったと思いますが、奥行は５７メートル、幅３０メートル、高さ１５メートルで水深は２１メートルもあるんですよ～！紺碧の海をくぐりぬけた太陽光は、石灰岩の海底に反射して、水面下から洞窟内に光が差し込むため、不思議で神秘的な青い光を発するのです！夕刻に空港へ・・・

いざ、青の洞窟へ！

夕方には空港へ・・・

8日目

6月24日/雨のち曇り/16〜27 ℃

トルコ航空の便は予定通りナポリを離陸してイスタンブールへ。往路と同じようにラウンジにご案内して、眠い時間だったと思いますが、くつろいでいただきまして、真夜中のフライトで帰国の途へ・・・ビジネスクラスのお食事などいかがでしたでしょうか？成田空港到着時に路面が濡れていたようでしたが、この日は雨が降っていたようでした。また、この日一日は気温が下がったようで、皆様も南イタリアの強い太陽から思えば、肌寒かったのではないでしょうか？今回は皆様のご理解とご協力に、ずいぶんと助けられたツアーでしたが、おかげで想い出に残る、楽しいツアーになったことと存じます。次回も弊社クリスタルハートをご利用いただけたら、こんなにうれしいことはございません。また、次回皆様とご一緒できる日を、心待ちにしております。本当にありがとうございました！

ジュピター神殿をバックに団体撮影！

マテーラの夜！