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2019年5月21日出発<ターキッシュエアラインス利用>紺碧のエーゲ海クルーズとサントリーニ島に2連泊ギリシャ縦断10日間

※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。

2019年5月21日出発ツアー添乗員レポート

※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
添乗員/金光 早苗(かねみつ さなえ)
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大変お待たせしました。「紺碧のエーゲ海クルーズとサントリーニ島に2連泊ギリシャ縦断10日間」の旅日記をお届けします。見どころ満載、盛り沢山のギリシアの旅。前半は少し疲れも出ましたが、後半はクルーズとサントリーニ島で2連泊でしたので身体にも楽でしたね。猫好きな私の為に猫を見つけては声をかけて下さった皆様の優しさに、心がほっこり温かくなりました。今回訪れなかったロードス島など、エーゲ海にはまだまだ素晴らしい島々が沢山あります。ぜひまたギリシアにいらして下さい。
1日目
5月21日
★成田空港→イスタンブール(機中泊)ターキッシュエアラインズを利用してイスタンブールへ。トルコ航空のロゴマークは、ハイイロガン。機体にはグレーでトルコの国花チューリップの花が描かれています。チューリップというとオランダの印象が強いですが、原産国はトルコから中央アジアにかけてと言われています。これまで利用してきたアタチュルク国際空港は今年の4月6日に全ての運用を終え、その役割をイスタンブール新空港にバトンタッチ。新しい空港は、東京ドーム1636個分。成田空港の8倍の広さだとか。広すぎて中々目的の場所に辿り着かず、空港内の移動で1万歩達成できそうでした。ラウンジもアタチュルク空港より内容が充実。空港内で綺麗な朝日をご覧になったお客様も。搭乗開始時間になっても一向にゲートは開かず。のんびりしたところは、空港が新しくなっても同じようです。イスタンブールから飛んでテッサロニキへ。
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テッサロニキに向かう途中、アトス半島の先端にそびえる聖山アトス山(2033m)が見えました。
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今回乗船したCelestyal Olympia(トルコのクシャダスにて)
2日目
5月22日/晴れ/12~26 ℃
★イスタンブール→テッサロニキ→メテオラ→カランバカ(アマリアホテル) ギリシャで2番目に大きい都市とは思えないぐらいこじんまりとしたテッサロニキ空港を後にして、メテオラへ。今年からメガロメテオラ修道院の閉館時間が早くなった為、メガロメテオラ修道院見学後昼食。そして再びメテオラヘに行き、聖シュテファノス修道院という流れになりました。皆様ご協力ありがとうございました。迫害を受けたキリスト教徒達の聖域でもあったメテオラ。セルビア王国の王位を捨てて、アサナシオスのもとで修道士の道に入ったヨアサフの富と特権により、メテオラ最大の修道院「メガロメテオラ修道院」が約600mの岩山の上に建てられました。岩の表面を削って階段が造られたのは20世紀に入ってからの事。それまでは梯子を繋いだり、滑車につるした縄袋で修道院まで上がっていたそうです。上まで引き上げるのに約30分。生きた心地がしなかったでしょうね。
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メガロメテオラ修道院のテラスから見たヴァルラーム修道院
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007 your eyes onlyの舞台にもなったアギア・トリアダ修道院三位一体教会
3日目
5月23日/晴れ/13~28 ℃
★カランバカ→テルモピレー→デルフィ→アテネ(アマリアホテル) デルフィに向かう途中、ドライバーさんのご好意でスパルタ軍とペルシア軍の戦いの舞台「テルモピレー」にて写真ストップ。テルモピレーとは「熱い道」その名の通り、近くには温泉が!足湯にしたら絶対喜ばれそうです。アポロンの神託が行われたデルフィでは、古代遺跡を英語ガイドのデービットさん。博物館の案内を日本語がとっても上手なジョージアさんがして下さいました。博物館の見所のひとつ、4頭立ての戦車レースの優勝を記念して奉納された「青銅の御者像」は本当に素晴らしく、今にも動き出しそうな御者の瞳やまつ毛にうっとり。2500年前の技術の高さに驚かされます。アテネのアマリアホテルの屋上からは、パルテノン神殿とリカヴィトスの丘のライトアップがとても綺麗に見えました。
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世界のへそがある、デルフィの古代遺跡
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今にも動き出しそうな、約2500年前に造られた青銅の御者像。
4日目
5月24日/晴れ/15~28 ℃
★アテネ→ミコノス→(船泊)アマリアホテルはシンタグマ広場まで数分の距離。その立地の良さを生かして、朝食後無名戦士の墓の前で1時間ごとに行われる衛兵交代を見に言ったお客様も。1823年からの独立戦争などで命を落とした兵士たちの慰霊碑を護る衛兵の制服は、オスマン帝国のギリシャ占領に抵抗したクレフテスの人々が着ていた服をアレンジしたものと言われています。ピレウス港で、オリンピア号に乗船。昼食後ご希望の方を船内案内。知る人ぞ知る最上階のBARからの景色と飲み物をお楽しみ頂きました。エーゲー海の真珠ミコノス島では、ニコラス教会やパラポルティアニ教会・リトルベニス・風車等を訪れました。こんな時間に到着で散策を楽しめるの?と心配されていたお客様もいらっしゃいましたが、今の時期は日の入りが遅く、青空の下のミコノスの街と美しい夕日を両方をご覧頂くことができました。
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国会議事堂前にある「無名戦士の墓」を護る衛兵の交代式
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街角のブーゲンビリアがとても綺麗だったミコノス島
5日目
5月25日/晴れ/12~28 ℃
★クシャダシ(エフェソス)→パトモス→(船泊)当時の様子が想像しやすい形で遺跡が残るエフェソスは、私のお気に入りの場所のひとつです。何よりも、私の心を捉えて離さないのがエフェソスの猫達。カメラを向けるとハイポーズ。どの角度からが一番綺麗に撮れるかよく知っているようです。パトモスは聖ヨハネが黙示録を書いた島として知られ、多くの巡礼者が訪れます。洞窟内で、どこかの国の方が内部で歌を歌い他のグループが入れないというハプニングがありましたが、無事ご覧頂けて良かったです。その後は、聖ヨハネ修道院を護るように白い家が城壁のように建ち並ぶホラへ。ヨハネの黙示録は、再臨したイエス・キリストによる最後の審判や未来におけるキリスト教徒への救済。救済の前に起こる壊滅的な破壊などが書かれた書物。宗教的な場所なので、オプションには参加せず、テンダーボートが到着するスカラ港で街歩きをしたり、ゆっくりと船内で過ごされた方も。
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エフェソスの遺跡は、誰もが動物写真家の岩合さんになれる場所
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聖ヨハネ修道院を護るかのように建つ中世の白い街ホラ
6日目
5月26日/晴れ/18~28 ℃
★クレタ島→サントリーニ島フィラ⇔イア(エル・グレコ泊) ギリシア最南端に位置するクレタ島は、ホメロスの詩にも出てくるエーゲ海で一番大きな島。広島県とほぼ同じぐらいの面積です。当時東エーゲー海を支配する世界最強の海軍を有していたミノア文明は、ヨーロッパ最古の文明とも言われています。その最盛期につくられたクノッソス宮殿とベネチア支配時代の趣を残すイラクリオンを訪れました。巨大な災害により終わりを告げたミノア文明の遺跡から発掘されたフレスコ画や蛇の牛の置物・女神などを見に、フリータイム中考古学博物館を訪れた方も。サントリーニ島の新港到着後は、バスでイアへ。とてもよいお天気に恵まれ、カステッロレストランから美しい夕日をご覧頂く事ができました。太陽が海に沈むと同時に周囲からは大きな拍手が。イカのグリルやエビのパスタなど、景色だけでなく料理もとても美味しかったですね。見て食べて満足満足なイアでの夕食でした。
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船から見たサントリーニ島のフィラの街
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夕日が美しい街として有名なイア
7日目
5月27日/晴れ/35 ℃
★フィラ⇔イア(サントリーニ島連泊)朝から賑やかなイアでは、写真スポットで花嫁さん・花婿さんの写真大会が。待てども待てども終わらない撮影会。皆様幸せそうな2人をバックに写真を撮られていました。その後、絵葉書でよく使われる青いドームのフィロステファニへ。メガロホリ村のワイナリーでワインの試飲。2週間ブドウを天日干しして作る甘いワインが美味しかったですね。フィラの街に戻り午後は自由散策。一部のお客様と一緒にケーブルカーで旧港へ下り、ロバタクシーで再び街へ。乗っている人の性格がロバに移るのか、前に進もうとする度他のロバに行く手を阻まれる我がロバ。対し、行くぜ行くぜ行くぜ!と颯爽と走り抜けるお客様のロバ。糞の上に落ちないようにロバから降りるのに大奮闘。自由夕食は、希望者と一緒にガイドさんオススメのPelican Kiposへ。お花に囲まれた素敵なレストランでした。
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多くのハネムーナーが訪れるサントリーニ島。そんなところに乗って落ちないのか見ている方がハラハラ。
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結構スリリングだった、乗馬ならぬ乗驢馬体験。ロバとロバの糞を避けながら、ロバ道を歩いて上り下りする勇者達も。
8日目
5月28日/晴れ/30 ℃
★サントリーニ島→アテネ(アマリア泊) 昔は丸い形だったサントリーニ島。火山の噴火により一部が沈み、現在の三日月型になったそうです。アテネまでの飛行機からサントリーニ島に別れを告げ、あっという間にアテネ到着。ギリシャが舞台になった映画「日曜日はダメよ」などの演奏を聞きながら昼食を頂き、アテネのアクロポリスへ。現在残っているアテネのパルテノン神殿は紀元前5世紀頃のもの。アテネの衰退後、ビザンチン帝国時はキリスト教の聖堂に。その後、オスマン帝国統治時代にはモスクへ改修。壊滅的な被害を受けたのが17世紀の事。ベネチア軍の砲撃を受け、当時火薬庫として使用されていた神殿は炎上。現在神殿は1834年から本格的に修復が進められています。考古学博物館ではミケーネで出土した黄金のマスクやエーゲ海に沈んでいた素晴らしい肉体美のポセイドン像など2000年以上前につくられたとは思えない作品の数々を見学。
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どうしても、お父さんのパンツに見えてしまうのは私だけ?
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夕食は、アテナイのアクロポリスのライトアップが綺麗に見えるレストラン「ディオニソス」にて
9日目
5月29日/晴れ/28 ℃
★アテネ→イスタンブール 本日は終日フリータイム。ギリシャ国内で最も保存状態がよいと言われるヘファイストス神殿(アゴラ)や新アクロポリス博物館を見学後、プラカ地区でプラプラと買い物を楽しまれたお客様。かってはアクロポリスの丘の上に博物館がありましたが、現在、アクロポリスからの出土品はこの新アクロポリス博物館に展示されています。本物を間近に見学できるのも素晴らしいですが、更に映像を通して当時の色合いやどのように神殿が造られたかなどを知ることができ、とても興味深い博物館です。午後からアテネで一番景色が綺麗なリカヴァドスでお茶をされたお客様も。地下鉄も慣れればとても便利。ホテルの立地が良い上、18時まで部屋を使う事ができたので、午前中観光して一旦ホテルで休んでから再度観光したり、シンタグマにお買い物に行かれたり。5月でも夏の暑さのギリシャ。シャワーを浴びてから出発できたのも嬉しかったですね。
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ジャカランダの花が綺麗に咲いていたプラカ地区
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新アクロポリス博物館に展示されている、エレクティオンの少女像のオリジナル。全部で6体ですが、1体は大英博物館にあります。
10日目
5月30日
★イスタンブール→成田空港 ドキドキがいっぱいなイスタンブールの空港。到着した飛行機とターミナルを繋ぐブリッジが2つに分かれており、誤った方に進んでしまうと大回りをして乗り継がなくてはいけません。最初は係員がおらずどちらに進むのが正しいのか不安でしたが、途中から係員がきちんと誘導してくれてホッと一安心。全員正しい道を通過したのを確認して建物の中に入ると、あれ?人数が少ない??? 一瞬ヒヤッとしましたが、乗継時間が少ないため、係員が先に降りたビジネスクラスのお客様をゲートに誘導した事が判明。ゲートで無事皆様と合流する事ができてホッとしました。素敵なお客様に恵まれ、笑顔の絶えない10日間でした。時折パンフレットやHPを通して私の生存確認をして頂けたら嬉しいです。またいつかご一緒できる日を楽しみにしています。10日間ありがとうございました。
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サントリーニ島イアにて、ガイドのアンドレアさんとハイチーズ!
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旅日記、大変お待たせしました。旅日記を読みながら、ギリシャでの出来事を楽しく思い出して頂けたら嬉しいです。

旅はもっと、おもしろい。
阪急交通社クリスタルハート

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