2019年7月1日出発 <フィンランド航空利用>ドブロヴニクとプリトヴィッツェ・イストラ半島を徹底攻略 クロアチア・スロベニア9日間
※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
2019年7月1日出発ツアー添乗員レポート
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- 添乗員/金光 早苗(かねみつ さなえ)
- この度は「一筆書きで巡るドブロヴニク・プリトヴィッツェ・イストラ半島を徹底攻略クロアチア・スロベニア9日間」の旅にご参加頂きましてありがとうございました。ホテルの前に広がる「アルプスの瞳」と称される美しい湖ブレッド湖に、インディージョーンズの世界に迷い込んだような巨大なポストイナの鍾乳洞。紺碧のアドリア海に古代ローマの遺跡・マイナスイオンに包まれたプリトヴェッツェ国立公園など、自然と人が作り出した魅力に溢れるスロベニアとクロアチア。それと共に、知らなければ気づかないまま旅を続けてしまうぐらいそっと、しかし戦争が産む悲しさに目を向けようという人にはその傷跡と平和の大切さをしっかりと伝えてくれる旅でした。
- 1日目
- 7月1日/晴れ
- ★成田空港→ヘルシンキ→リュブリャーナ→ブレッド(パークホテル泊)フィンランド航空にて、日本から一番近いヨーロッパ・フィンランドのヘルシンキ空港で乗継ぎ。スロベニアのリュブリャーナ空港行きの飛行機が悪天候の為大幅に遅れましたが、無事到着してよかったですね。オーストリアとイタリアの国境にほど近いブレッドは、温泉が湧く風光明媚な場所としてハプスブルグ家や時の権力者の別荘地として愛されてきました。ご宿泊のホテルはアルプスの瞳「ブレッド湖」のすぐそば。お部屋のテラスから湖を眺めながら、テイクアウトしたクリームケーキを召し上がったお客様も。このケーキはとても大きくて、2人で1つで充分なのですが、仲良く2人で半分こする相手がいない私は、悲しくひとりで半分こ。残りの半分は翌朝しっかり頂きました!
- 季節の移り変わりが感じられる成田空港の飾りつけ。七夕に託した願い。叶うといいな・・・。
- ホテルのカフェテラスからのブレッド湖の景色。遠くにユリアンアルプスが見えています。
- 2日目
- 7月2日/晴れ/18~31 ℃
- ★ブレッド→ポストイナー→オパティア(ミレニジホテル泊) まずは伝統的な手漕ぎボート「プレトナ船」に乗り、スロベニア唯一の島「ブレッド島」へ。この島にある聖マリア教会で式を挙げたいという方が多く、2年先まで予約が埋まっているそうです。この教会で式を挙げるには、教会までの99段の階段を花婿は花嫁をお姫様抱っこして上らなくてはいけません。私もお相手が見つかったら、ダイエットをしなくては!スロベニア最古の城「ブレッド城」からの美しい景色をご覧いただいた後は、ワインセラーでご自身でワインのボトル詰めをしたり、活版印刷機で思い出の一枚を刷ったり。ヨーロッパ最大の規模を誇るポストイナの鍾乳洞は全長20km以上。トロッコで洞窟内を走る時、脳内でインディージョーズのテーマが流れていたのは私だけではないと思います。スロベニアとクロアチアの国境もスムーズに通過でき、早めのホテル到着。
- お姫様抱っこで教会への階段を上れる日は来るのでしょうか?
- 鐘を鳴らすのに夢中で、願い事をするのをすっかり忘れていたお客様続出。
- 3日目
- 7月3日/晴れ/19~33 ℃
- ★オパティア→モトブン→ロヴィニ→プーラ→オパティア(連泊)イストラ半島にあるトリュフで有名なモトブン。標高270mの丘に造られたこの町は、季節によっては霧に包まれ天に浮いているように見える為、天空の城ラピュタのモデルになったのでは?という噂もあります。約500年もの間ベネチア共和国に併合されていたロヴィニの建築物は、どこかベネチアの町を思わせます。少し日本語が話せるゴーランさんの案内で高台にある聖エウファミア教会へ。昼食後は、「ローマ遺跡の町」と呼ばれるプーラへ。モトブンもロヴィニも坂の町。プーラは一部を除き平らですが、それでもこの暑さで皆様かなりお疲れな様子でした。プーラのコロッセオではなく、円形闘技場や大聖堂・ローマ神殿をご覧頂き、再びオパティアへ。日が長く、ホテル到着後海に入りに行くドライバーさんの姿が。そんなお天気が一変!夕食時の突然突風にはびっくりしましたね。
- 天空の町モトブンの城壁からの眺め
- 1世紀頃に建設されたプーラの円形闘技場 約130m×約100m 当時の収容人数約2万人
- 4日目
- 7月4日/晴れ/23~30 ℃
- ★オパティア→ラストケ村→プリトヴィッツェ(イェゼロ泊)ドライバーさんのご好意で、クロアチアが旧ユーゴスラビアからの離脱の際に起きた戦いの歴史を今に伝える野外戦争博物館(工事中)に立ち寄りラストケ村へ。妖精が住んでいるようなこの村も、またこれから行くプリトヴィッツェ国立公園も戦禍にさらされた場所のひとつです。192㎦あるプリトヴィッツェ国立公園には、大小16の湖と92の滝。滝と言っても、石灰華が蓄積し段々畑のようになった湖と湖を結ぶものも含むので、大小様々です。湖上に造られた木道を通って、高さ約78mの大滝の下へ。クロアチアのオペラ歌手の名前が付いた「ミルカ・トルニナ滝」を通過後、葉っぱのような魚を発見。後ろの方を歩いていたお客様が「これですか?」と見せて下さった写真のソレは、本当に葉っぱで大笑い。船でコジャック湖を渡った先で最後の試練が。私達のホテルまでの上りが一番きつかったですね。
- 展望ポイントから見たエメラルド色に輝く湖や大滝
- 魚の影が湖の底に写るほどの透明度
- 5日目
- 7月5日/晴れ/22~32 ℃
- ★プリトヴィッツェ→トロギール→スプリット(GLOBO泊)エコバスが長蛇の列の為、予定を変更して船でコジャック湖を渡り、636mの一番上の湖へ。途中キラキラ光る青い蝶が私の手の甲で羽を休めていました。日の光を浴びてエメラルドグリーンに輝く湖と流れ落ちる滝の飛沫。マイナスイオンをたっぷり浴びた朝のハイキングの後は、お昼へ!ダルマチア地方の伝統料理「ペカ」は、炭を炊いて昔ながらの鉄鍋を灰と火に埋めて蒸し焼きにしたもの。ゆっくりと時間をかけて蒸した仔牛の肉はとっても柔らかくて美味しかったですね。中世の城壁に囲まれたトロギール。細い路地は暑い夏でも涼しく過ごせるよう配慮されたものだとか。おかげで私達も暑さをあまり感じず観光することができました。下が見える階段にドキドキしながら上ったトロギールの聖ロブロ大聖堂の鐘楼からの景色はいかがでしたでしょうか?夜はスプリットで選べるメニューの夕食。
- 美しい水の色は、ミネラルや有機物の量そして日の光で変わります。お天気に恵まれて本当に良かったですね。
- 皆様から大好評だった、伝統料理のペカ。ゆっくりゆっくり蒸し焼きにするので、お肉がとても柔らかくて美味しかったですね。
- 6日目
- 7月6日/晴れ/20~32 ℃
- ★スプリット→ドブロブニク(ヒルトン泊)ローマ皇帝ディオクレティアヌスが引退後の住居として建てた宮殿跡に、7世紀異民族に追われたサロナの人々が退避してきたのがスプリットの街の始まり。宮殿の基礎の部分はそのままに上から建物を増築するような形で街が築かれたので、地下は古代ローマ、地上は古代ローマから中世の建物が混じっています。巨大になりすぎたローマ帝国を強化するために行った4分割統治が後にローマ帝国の分裂&滅亡を招き、そしてキリスト教が国教になった事により、彼が迫害したキリスト教徒により彼の霊廟が大聖堂に変えられたのは何とも皮肉な事です。地下宮殿の音響の良さを感じて頂く為の歌声が、思った以上に綺麗に響いてくれてホッとしました。音響様様ですね。クロアチアを代表する女流作曲家ドーラ・ペヤチェヴィッチの音楽をお聞きいただきながらドブロブニクへ。手がベトベトになってしまいましたが、スキャンピのグリル美味しかったですね。
- 昨晩訪れた時の、夕日に染まるスプリットの大聖堂の鐘楼。
- 夕食のスキャンピのグリル、身が取りやすくなっていたので食べやすかったですね。
- 7日目
- 7月7日/晴れ/22~29 ℃
- ★ドブロブニク(連泊)今日も最高のお天気。スルジ山の展望台からの絵葉書のような景色に皆様うっとり。1991年ユーゴスラヴィアからの独立を宣言したクロアチア。ユーゴスラヴィア軍との内戦は泥沼化し、ドブロブニクの街の70%が破壊され一時は世界危機遺産に登録されていました。今は展望台になっているこの場所も破壊され、戦後花を摘みに出かけた知り合いのガイドさんのお友達が地雷により亡くなったそうです。スポンザ宮殿内で、内戦時の映像をご覧になった方も。聖フランシスコ修道院でヨーロッパで3番目に古い薬局をご覧頂き昼食へ。午後は、希望者と海からの景色を楽しみました。泳ぎたくなるドブロブニクの海。ヌーディービーチもあるので、水着が無くても大丈夫!約2kmの城壁は、ぐるりと1周すると約1時間かかります。アップダウンも結構あり食事前の運動にぴったり。自由夕食はご希望の方とLucin Kantunへ。
- 展望台から見た城壁に囲まれたドブロブニク全景
- ストーンの牡蠣。サイズが小さいので、ペロリとダース食べれてしまいます。実はこの後6つ追加で頼みました。
- 8日目
- 7月8日/晴れ/24~29 ℃
- ★ドブロブニク→ヘルシンキ(機中泊) 美しいドブロブニクの景色に別れを告げフィンランド航空にてヘルシンキへ。独創的なプリントと色使いで世界的に広く知られているマリメッコ、お天気が悪い日でも明るい気分にしてくれるマリメッコの花柄の折り畳み傘は、私のお気に入りのアイテムのひとつです。
- 出発前に会いに行ったピレ門に続く石橋でくつろぐ猫ちゃん。
- 南イタリア添乗前に頑張って旅日記を仕上げました!旅日記を読みながら、クロアチア・スロベニアの旅を楽しく思い出して頂けたら嬉しです。
- 9日目
- 7月9日
- 7月9日(火)9日目 無事成田空港に到着。お天気&旅仲間に恵まれたスロベニア・クロアチアの旅。以前ご一緒したお客様とも再びお会いすることができ、更に思い出深い9日間になりました。いつも優しい笑顔で支えてくださった皆様、どうもありがとうございました。時折パンフレットやホームページを見て私の生存確認をして頂けたら嬉しいです。またいつかご一緒できる日を楽しみにしています。
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