2019年6月10日出発<スカンジナビア航空利用往路直行便>くつろぎの北欧4カ国周遊10日間
※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
2019年6月10日出発ツアー添乗員レポート
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- 添乗員/金光 早苗(かねみつ さなえ)
- この度は、「くつろぎの北欧4ヶ国周遊10日間」にご参加いただき、誠にありがとうございます。 映画「アナと雪の女王」の背景は、ノルウェーの自然や建物を参考にしていると言われています。今回訪れたベルゲン・ツヴァンネの滝なども、この映画の中に。雪の女王ではありませんが、私達が2連泊したハダンゲンフィヨルドにあるウレンスヴァングホテルは、ノルウェーのソニア王妃のお気に入りの場所。作曲家グリークも毎年夏に訪れたこのホテルには、彼が使用したピアノが置かれている「グリークの小屋」も。ペールギュントの朝が聞こえてきそうな美しい風景に、プロフェッショナルなホテルスタッフの気持ちの良い対応。ソニア王妃が好んでこのホテルに滞在する気持ちがよく判ります。移動中は雨が降っても、観光中はお天気に恵まれ、自然が織りなす色々な表情を楽しんで頂けた北欧の旅でした。
- 1日目
- 6月10日/曇り・晴れ/18 ℃
- ★成田空港→コペンハーゲン(クラリオンコペンハーゲン泊)スカンジナビア航空にてデンマーク・コペンハーゲンへひとっ飛び・・・とはいっても約11時間の空の旅。コペンハーゲン空港はヨーロッパのハブ空港のひとつで、北欧諸国では一番旅客数が多く、1日当たり約6万人の旅客を扱います。日が長いヨーロッパでは、21時過ぎに夜を迎えるといった感じで、ちょっと得した気分です。初日にゆっくりと疲れを取ることができたのがとても良かったとのお声も。元気な方は、添乗員と一緒に電車に乗ってコペンハーゲンの街の中心へ。観光ルート上でロイヤルラン(マラソン)が行われており、観光もマラソンも楽しめて一石二鳥でした。王太子の呼びかけで始まったこのロイヤルラン。今回先頭を走る自転車に乗っていたようなのですが、3名の中のどなたが王太子なのか判りませんでした。残念!
- チボリ公園を見つめるアンデルセン
- ロイヤルラン。自転車で先頭を行くのが王太子?気になります。
- 2日目
- 6月11日/雨・晴れ/10~17 ℃
- ★コペンハーゲン→(DFDSシーウェーズ泊) ホテル出発時の雨も、人魚姫の像に到着する頃には止み青空が!皆様に笑顔が戻りほっとしました。王家の住居であるアマリエンボー宮殿で、車に乗り込む女王様をご覧になった方も。運河沿いには色とりどりの可愛らしい木造の建物が建ち並ぶニューハウン。その中のひとつの赤い家は、アンデルセンが暮らしていた家です。昼食後ストロイエで少しフリータイム。コバルトブルーの絵柄が特徴的な、王室御用達のロイヤルコペンハーゲンの本店に行かれた方も。日本の古伊万里染付の影響を強く受けている事もあり、ロイヤルコペンハーゲンは日本人に人気の陶磁器のひとつです。その後DFDSシーウェーズに乗船。600年以上の歴史を持つハムレットの舞台にもなったクロンボー城を船から眺めながら、ヘルシンオア海峡を通過。海峡の一番狭い部分は、対岸のスウェーデンの街までわずか5kmしかありません。
- アマリエンボー宮殿前の衛兵の黒熊の毛皮の帽子。真夏は熱中症になるのでは?と心配になります。
- 色とりどりの家が建ち並ぶニューハウン
- 3日目
- 6月12日/小雨・曇り時々晴れ/8~15 ℃
- ★オスロ→ハダンゲルヴィッダ→ハダンゲルフィヨルド(ウーレンスヴァング泊)現在のムンク美術館では、約2万8000点のムンクコレクションのうち、わずか20%しか展示する事が出来ない為、2020年新ムンク美術館が開館される事になりました。限られた作品数ではありましたが、ムンクの叫びを含む彼の作品鑑賞と、出光がムンク美術館拡張の際の資金援助をした事が縁で出光美術館にムンクの作品が貸し出されていた事など、美術館の歴史も知ることができました。最初に描かれたムンクの叫びを所蔵している国立美術館が閉館している事もあり、ムンク美術館は長蛇の列。行程に大幅な遅れが出てしまい、夕食終了の時間までに間に合うかヒヤヒヤしました。フログネル公園を訪れた後、ナショナルツーリストルート・ハダンゲルヴィッダを通過。総面積が東京都の約3倍のノルウェー最大の国立公園には、所どころ雪が残り、湖面が凍っているところもありました。
- ムンク美術館拡張の際、出光が資金援助をした事を報じた新聞。新ムンク美術館でも、出光はスポンサーを継続する事を決めたそうです。
- ゴールテープを用意したくなるのは私だけでしょうか?(フログネル公園)
- 4日目
- 6月13日/雨のち晴れ/12~20 ℃
- ★ハダンゲルフィヨルド→グドヴァンゲン→フロム→ミュルダール→ヴォス→ハダンゲルフィヨルド(連泊) 若返りの滝として有名なツヴィンデの滝での滝修行が効いたのか、雨雲の隙間から太陽が照れ臭そうに顔を出し、グドヴァンゲンに着いた時には素晴らしい青空に!2016年シップ・オブ・ザ・イヤーを受賞したビジョン・オブ・ザ・フィヨルドに乗船し、東山魁夷が描いたナーロイフィヨルド最大の滝「サーグ滝」などをご覧頂きながらフロムへ。乗船中皆様にお配りしたチョコレート。預けた奥様の分も食べちゃった事件など、思わず大笑いな出来事もありましたが、私の大好きなFazerのチョコレートを気に入って頂けてよかったです。フロムで昼食後フロム鉄道でミュルダール経由でヴォスへ。山岳地帯約20kmを1時間かけて結ぶフロム鉄道は、急勾配の山岳部を走る為途中20ものトンネルを通過。右に左に見所があり、写真を撮るのに大忙しでしたね。
- フロム鉄道の車窓より
- ショースの滝にいる妖精は見つかりましたか?
- 5日目
- 6月14日/晴れのち曇り・小雨/25 ℃
- ★ハダンゲルフィヨルド→ベルゲン(スキャンディックベルゲンシティ泊) ノルウェーのソニア王妃や作曲家グリークが愛したウレンスヴァングホテルとフィヨルドに別れを告げ、ノルウェー語で「山の牧場」という意味を持つ7つの山に囲まれたベルゲンへ。途中、滝の裏側を通る事ができる「スタインダールの滝」でお手洗い休憩。魚市場でフィッシュ&チップスを頂いた後は、私達のホテル近くにある劇場側で降りて、グリーク像のあるJulemarked Byparkenへ。その後、当時の街並みを今に残すブリッケン地区を観光。北ノルウェー産の干しダラの売買の取引を一手に握っていたベルゲンに住むドイツ人によるハンザ都市として栄えたベルゲン。その後船舶業で潤い、19世紀ごろまで北欧最大の街でした。ケーブルカーで標高320mのフロイエン山に登り、展望台からのベルゲンの街の景色を楽しまれた方も。
- 昨日訪れたナーロイフィヨルド。お天気になってくれて本当に良かったですね。
- ベルゲンのブリッケン地区とフロイエン山
- 6日目
- 6月15日/晴れ/15~27 ℃
- ★ベルゲン→ストックホルム(スキャンディックダウンタウンキャンパー泊)今日でノルウェーともお別れです。ベルゲン空港からオスロ経由でストックホルムへ。北欧随一の美しさを誇る水の都ストックホルム。王宮や中世の街並みが残る石畳の街ガムラスタンへ。韓国の要人が訪れている関係で、観光に制限ができてしまいましたが、無事ノーベル賞のメダルチョコもゲット!夕食は市庁舎に併設されたレストランStadshuskallarenにて、2018年のノーベル賞晩餐会でのメニューを再現したノーベルディナーを頂きました。ノーベルディナーが頂けるのは、こことグランドホテル内のレストランだけ。Stadshuskallarenでは、食器もノーベル晩餐会で利用されたものと同じものが使われているので、より晩餐会に近い雰囲気で夕食を楽しむ事ができました。夕食後元気な方はライトアップを見にグランドホテル周辺までお散歩へ。
- 市庁舎前でハイチーズ。この後レストランの入り口が判らずヒヤヒヤ。
- フォーマルなノーベルディナーだけに、ポロネギを使ったお料理で、ご自身でお好きなだけお取りくださいにはびっくりしましたね。
- 7日目
- 6月16日/晴れ/29 ℃
- ★ストックホルム→(タリンクシリヤライン泊) ノーベル賞受賞者の晩餐会・祝賀会のダンスパーティが行われる市庁舎を訪れたあとは、メーラレン湖の畔に建つ「王妃の小島」という意味のドロットニングホルム宮殿へ。歴代の王妃たちにより増改築された宮殿では、18世紀の王族たちの生活・スウェーデンの繁栄を見ることができました。北欧で最も豪華な定期客船「タリンクシリヤライン」でヘルシンキに向け出発!乗船時には、ムーミンが皆様をお出迎え。レストランから綺麗な景色を眺めながらの夕食。飲み放題なのもあって、いつも以上に皆様お話しが盛り上がっているようでした。船内でのお買い物や、ショーを楽しまれたお客様も。この日は雲の隙間から虹のような光が見えたり、美しい夕日が見られたりと船内&外の景色を楽しめた1日でした。
- 市庁舎の黄金の間にて。ここで祝賀会のダンスパーティが行われるそうです。
- タリンクシリヤラインから見えた、美しい夕日と右側の虹のような光。
- 8日目
- 6月17日/晴れ/28 ℃
- ★ヘルシンキ(ソコスホテルプレジデンティ泊)世界遺産のスオメンリンナ島が見えてきたら、タリンクシリヤラインの旅ももうすぐ終わりです。港でガイドの江口さんと合流し、ヘルシンキの観光へ。ヘルシンキのランドマークである白亜の大聖堂をご覧頂いた後は、美味しそうな果物やフィンランドの民芸品など、様々な物が売られている市場へ。市場からは、北欧最大のロシア正教の教会「ウスペンスキー寺院」や、タリンクシリヤラインが見えました。フィンランドを代表する音楽家シベリウスのモニュメントがあるシベリウス公園を訪れた後は、岩盤をくり抜いて造られたテンツペリアウキオ教会へ。サヴォイでの夕食は、食事の内容も雰囲気もクリスタルハートの旅の最後の夕食にぴったり。レストランからの眺望も素晴らしかったですね。
- シベリウス公園。「フィンランディア(歌詞付き)」は、ソ連に屈しないフィンランド人の勇敢さと誇りを賛歌した曲。第2の国歌として今もフィンランド人に愛されています。
- サヴォイレストランからの眺め。遠くに、白亜の大聖堂とウスペンスキー寺院が見えます。
- 9日目
- 6月18日/晴れ/27 ℃
- ★ヘルシンキ(機中泊) 今朝は遅めの出発なので、2018年12月にできた中央図書館Oodiに行かれた方も。図書館利用率が高い国として知られているフィンランド。中央図書館は、フィンランド独立100周年のプロジェクトの一環して造られました。神の栄光や人の功績などを称える歌の事を表す「Oodi(頌歌)」。これには、独立100周年を祝福する気持ちや、文化や芸術を愛するフィンランド人への贈り物という意味が込められているそうです。ガラス張りで開放感がある図書館の建物には、カフェや映画館・ワークショップや会議室・なんと!音楽録音室もあります。寝転んでゴロゴロできるスペースもあり、コーヒーを飲みながら本を読むこともできます。家に帰ると寝てしまうので、ノートパソコン片手にハンバーガーショップなどで書類作成をしている私。地元にもこんな場所が身近にあったらいいのにな・・・と心から思います。
- ノーベルディナーに行く前の皆様。何だか皆受賞者のようです。誰が言ったかG(爺)7。
- 男性陣がG7なら女性は・・・。大笑いな写真撮影会でした。
- 10日目
- 6月19日
- ★成田空港到着 前回のツアーで、クタクタに疲れ果て機内で死んだように寝てしまった私。帰国後ふくらはぎに違和感を感じ病院に行ったところ、血栓ができていました。幸いにもメインの血管でなかったのでドクターストップはかからず無事今回のツアーに添乗する事ができましたが、一瞬真っ青になりました。砂漠以上に乾燥していると言われる機内。エコノミー症候群は機内の乾燥と気圧による体内の水分不足による血液粘度の上昇。そして、長時間同じ姿勢でいることにより起こる「深部静脈血栓症」です。もちろんエコノミークラスだけでなく、ビジネスクラスでも起こりえる病気です。皆様も機内ではしっかり水分を取り、適度に動いて快適な空の旅をこれからも楽しんでください。いつも優しい笑顔で支えてくださり、ありがとうございました。再びお会いできる日を楽しみにしています。時折クリスタルハートのパンフレットやホームページを見て私の生存確認をして頂けたら嬉しいです。
- お待たせ致しました。旅日記を読みながら、北欧での出来事を楽しく思い出して頂けたら嬉しいです。
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