2019年3月25日出発<エミレーツ航空 ビジネス利用>時を紡ぐ北スペインとポルトガル10日間
※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
2019年3月25日出発ツアー添乗員レポート
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- 添乗員/金光 早苗(かねみつ さなえ)
- この度は、「LE106 パラドールとポサーダに泊まる 時を紡ぐ北スペインとポルトガル10日間」にご参加いただきありがとうございます。 2010年に日本と修好通商条約締結150周年を迎えたポルトガル。歴史的に繋がりが深いポルトガルですが、その魅力は日本ではまだあまり知られていないようです。それだけに、ポルトガルを訪れた皆様から「こんなに素敵な国だとは思わなかった」との言葉を頂くととても嬉しくなります。連日お天気に恵まれ、穏やかな春のポルトガルと北スペインをお楽しみ頂く事ができました。添乗中に桜が散ってしまい、日本でお花見ができないことが多いのですが、今年は日本だけでなくサンティアゴデコンポステーラでもお花見を楽しむ事ができて得した気分です。
- 1日目
- 3月25日
- ★成田空港→ドバイ(機中泊)エミレーツ航空にてドバイへ。夜の出発なので、集合時間にゆとりがあってよかったとのお声が聞かれました。今や世界全体陸、62ヵ国100都市以上に運航するまで成長したエミレーツ航空。世界中から400以上の賞を受賞し、航空会社世界トップ5の収益を誇ります。ビジネスクラスには機内にラウンジがあり、シャンパン片手に撮った写真をリアルタイムでWifiで送る事もできます。イスラム教徒の女性が肌を隠すために着用する「ビジャブ」と呼ばれるものをモチーフにデザインされたエミレーツ航空の制服は、フライトアテンダントが選ぶ航空会社の制服ランキング3位!フライトアテンダント憧れの制服なんですね。チャンスがあったら、私も一度あの帽子をかぶって写真を撮ってみたいです。皆様はどこの航空会社の制服が素敵だと思いますか?
- リスボンに向かう飛行機から18世紀に造られたアグアス・リブレス水道橋が綺麗に見えました。
- 我らが運転手アルトゥルールさん。奥様とお子さんにお会いする機会に恵まれました。奥様の手にあるのは、サンティアゴデコンポステーラのアヒルさん。
- 2日目
- 3月26日/晴れ/11〜23 ℃
- ★ドバイ→リスボン→ポルト(BessaBoavista泊) ドバイからポルト行きの飛行機が飛んでいない為、リスボンから列車でポルトへ。ポルトガルの首都リスボン。テージョ川河口の丘に囲まれているため、7つの丘の街とも呼ばれます。リスボンを一望できる「エドワルド7世公園」からの景色を楽しんで頂いた後は、アルファマ地区へ。アルファマ地区は、1755年に発生したリスボン地震で幸いにも被害を受けず、今もなお昔ながらの街並みが残っています。狭い路地には洗濯物が干していたり、通りのカフェでお茶をする人の姿。昔ながらの街並みに惹かれる外国人も多く、外国資本の手が入り家賃が上昇。生活が厳しくなり、住み慣れた場所を離れなくてはいけない人々もいるそうです。サンタ・ルチア展望台・ポスタル・ド・ソル広場への急な坂もスイスイと上っていくミネさんにびっくり。ミネさんから頂いたキウィ、美味しかったですね。
- ポスタル・ド・ソル広場からの眺望
- ポルトへの移動途中見えた夕日
- 3日目
- 3月27日/晴れ/11~24 ℃
- ★ポルト(連泊)リスボンに次ぐポルトガル第2の都市ポルト。ローマ時代にはポルトゥス・カレ(カレの港)と呼ばれ、貿易やポートワイ積出で栄えました。ハリーポッターの世界観に影響を与えたと言われる「世界一美しい本屋トップ10」にも選ばれている「レロ書店」。その美しさは中に入らないと判りません。2000枚のアズレージョで彩られたサンベント駅へ。ポルトワインの試飲でふわふわと気持ちよい気分のまま、聖フランチェスコ教会へ。大航海時代にブラジルから運んできた金をふんだんに使った煌びやかな内装以上に私の心に残ったのが、長崎の大殉教の木彫りでした。追加でオーダーしたトリペイロ。お口にあったようで良かったです。午後のフリータイムは、希望者とドン・ルイス1世橋を歩いて渡り、ロープウェイで橋の上へ。夕食は地元でも人気のElbe Baixa。今年から日本人向きの量に変わっており、美味しく全て頂く事ができました。
- サン・ベント駅を彩る美しいアズレージョ
- セラ・ドピラール修道院の展望台から見たポルトの景色
- 4日目
- 3月28日/晴れ/7〜21 ℃
- ★ポルト→ギマランイス→ミーニョ川を越えスペイン→ビーゴ→サンティアゴデコンポステーラ(パラドール泊) ポルトガル初代国王、アフォンソ・エンリケス生誕の地ギマランイスを散策後、港町ビーゴへ。手の込んだ料理でなく、家庭的なシンプルな料理ですが、愛情いっぱいな「O PORTION」は、私のお気に入りのレストランのひとつ。「歓喜の丘」からサンティアゴデコンポステーラの大聖堂を眺めパラドールへ。90以上あるパラドールの中、5星はたった2つ。その1つがサンティアゴデコンポステーラのパラドールです。残念ながら大聖堂内部修復工事の為、ミサやボタフメイロは行われていませんでしたが、ミサに参列しない分ゆっくりとお過ごしいただく事ができました。サンティアゴデコンポステーラのパラドールは、もともとカトリック両王が巡礼者の宿泊施設兼病院として建てた建物。歴史ある建物故に、シリンダーキーの開閉にちょっと難があったりするのもご愛敬。
- Tuna de Derecho de Santiago 伝統的には大学生が楽団として演奏するようですが・・・元大学生?
- 夕日を浴びて大聖堂が黄金に染まることから、「オブラドイロ広場」と呼ばれています。
- 5日目
- 3月29日/晴れ/7〜23 ℃
- ★サンティアゴデコンポステーラ→ミーニョ川を越えポルトガル→ヴィアナドカステーロ(ポサーダ泊)今日は10時出発。種類豊かな朝食を頂いた後は、ご希望の方と市場へ。おっぱいチーズお気に召していただけてよかったです。ガイドさんと一緒に大聖堂付属博物館・アラメダ公園・大聖堂内へ。大聖堂内部は修復作業の為、ほとんど見る事ができませんでしたが、主祭壇にある聖ヤコブの背中に触れて旅の無事を祈りました。スペインらしくタパスの昼食後、再び国境を越え高台にあるポサーダ・ヴィアナドカステーロへ。アルトゥルールさんのご好意で、ちょっぴりヴィアナドカステーロの街中で時間が取れてよかったですね。
- 私達が宿泊した、サンティアゴデコンポステーラのパラドール
- ヴィアナドカステーロの聖ルチア教会内部。ここのステンドグラスもとても美しいです。
- 6日目
- 3月30日/晴れ/6〜23 ℃
- ★ヴィアナドカステーロ→アヴェイロ→→コインブラ(チボリコインブラ泊) よいお天気に恵まれ、ヴィアナドカステーロからは美しい聖ルチア教会の姿が。霧で見られない事もあるので、今日は絵葉書のような景色を見られて良かったですね。アヴェイロでは、古い駅舎のアズレージョや、私のお気に入りのアヴェイロ名物アヴォス・モーリス(鶏卵そうめんをモナカに詰めたようなこのお菓子)をお召し上がり頂き、モリセイロの写真を撮ってコインブラへ。美味しいワインにキノコのグリルと柔らかな仔牛のローストと付け合わせ、何度訪れてもその美味しさとお店の温かい雰囲気に満足満足な「タベルナ(食堂という意味)」での昼食。午後は、高台にあるコインブラ大学へ。夜になると本の敵「紙魚」退治をしてくれるコウモリがいるコインブラ大学の図書館は、これまで訪れたチェコのストラホフ修道院やオーストリアのメルクの修道院の図書館に負けない美しさでした。
- ヴィアナドカステーロのポサーダから見た聖ルチア教会
- 大好きなタベルナの皆様。美味しくて、タベルナと言われても食べるのをやめられません!
- 7日目
- 3月31日/晴れ/13~22 ℃
- ★コインブラ→ナザレ→オビドス→シントラ→ロカ岬→リスボン(ドン・ペドロパレス泊)ひざ丈の7枚重ねのスカートにハイソックスというなんともキュートな民族衣装に身を包んだナザレの女性たち。といっても、今の若い人たちは特別な時にしか民族衣装を着ないようで、民族衣装を着ているのは年配の方がほとんど。ぜひ若い方たちにも伝統を引き継いでもらいたいですね。ナザレの聖母教会では、ナザレで起きた奇跡を描いた絵画や、4世紀にこの地に持ち込まれたと言われている聖母マリア像をご覧頂きました。歴代の王妃が愛した城壁に囲まれた街「オビドス」で自由散策&昼食。ポルトガル人が大好きなイワシの丸焼きを頂き、リスボンへ。ジェロニモス修道院の白亜のマヌエル様式の回廊やベレンの塔・発見のモニュメントをご覧頂きました。夜は世界的に有名なギタリスト、マリオ・パシェーコが手掛けるファドの名店「Clube De Fado」へ。
- 春の陽気に眠くてたまらん・・・な猫と藤の花。オビドスにて
- 男性・女性共に違った魅力があって、素晴らしい歌声でしたね。
- 8日目
- 4月1日/晴れ/12〜19 ℃
- ★リスボン(連泊)強風で有名なロカ岬はびっくりする位穏やかな天気。遠く水平線が綺麗に見えました。その後、イギリスの詩人バイロンが「エデンの園」と評したシントラを訪れ、リスボンでシーフードたっぷりの「カタプラーナ」を頂きました。午後は貸切トラムで街を駆け抜け、エッグタルトで有名な「Pasteis de Belem」でティータイム。今年から席の予約ができなくなった為、長くお待たせしてしまうのでは・・・と心配していましたが、思ったより早く席に案内して頂けてよかったですね。昔修道院では卵の白身を僧衣の糊付けに使っていたことから、修道院で作られるお菓子には黄身を使ったものが多いです。「Luvaria Ullses」でご自身の手にぴったりな手袋を買われたり、コルク製品のお土産を探しに行かれたお客様も。自由夕食は、お客様と一緒に「Cais ao Mar」で山盛りのシーフードを頂きました。
- ロカ岬にて、ガイドのミネさんとドライバーのアルトゥルールさんも一緒にハイチーズ!
- 私の写真の腕ではほっぺたがトロけそうなお味まで伝えられないのが残念なカタプラーナ(魚貝の煮込み)
- 9日目
- 4月2日/晴れ/11〜20 ℃
- ★リスボン→ドバイ 出発まで時間があったので、ホテル向いのショッピングセンターのスーパーマーケットにお買い物に行かれたお客様も。年間9千万人の利用者を誇るドバイの空港は2014年に国際線旅客数でイギリスのロンドン・ヒースロー空港を抜き世界首位に!笑う門には・・・と申しますが、皆様のその笑顔が沢山の恵みを引き寄せてくださった今回の旅。ドバイの空港では、なんと私も皆様と一緒にエミレーツのビジネスクラスのラウンジに入る事ができました! ★10日目4月3日 ドバイ→成田空港に無事到着。旅日記、大変お待たせ致しました。そうそうこんな事もあったな・・と共に過ごした日々を楽しく思い出して頂けたら嬉しいです。時々パンフレットやホームページの旅日記・フェイスブックを覗いて、私の生存確認をして頂けたら更に嬉しいです。時折行われる懇親会もご都合が合えばぜひいらしてください。またご一緒できる日を楽しみにしています。
- 皆様の笑顔に癒された10日間でした。本当にありがとうございました!
- サンティアゴデコンポステーラのアラメダ公園の桜。この公園は椿も綺麗です。
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