2019年2月21日出発<ANA利用>5つ星デラックスホテルに2連泊×2回マルタ共和国8日間
※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
2019年2月21日出発ツアー添乗員レポート
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- 添乗員/田上 理恵(たがみ りえ)
- マルタ、マルタ、マルタ? 一体何処にあるのでしょうか?国の名前?街の名前?謎の場所?マルタ騎士団? マルタは地中海のど真ん中にある共和国。イタリアのブーツのつま先のシチリア島のその南にある小さな島です。大きさは琵琶湖の半分でマルタ島、ゴゾ島、コミノ島と3つの島があります。公用語は英語とマルタ語(6割位アラブ語のようです)人口は約46万人。そんな小さな島になんと世界で1番古い神殿があるのです。エジプトのピラミッドよりも前に建てられた神殿です。地中海には沢山の島がありますが、マルタ島にしかこんなに古い神殿がないのだそうです。 聖パウロがローマに行く前に漂流し3ヶ月滞在したとか、イギリスの統治下時代もあり、ウサギを食べたり、美味しいパンがあるようだし、ワインもチーズも、海の幸も、酪農も盛んでお肉もありと食事も期待できそうです。 それでは、数々の謎を解きに出発いたしましょう!
- 1日目
- 2月21日
- 日本からマルタ共和国に行くには、直行便がありません。 まずは成田空港からANA231便でベルギーのブリュッセルへ向かいます。 何度も旅行をしてきたお客様もブリュッセルの空港を使うのは初めてだという方々が多かったようです。かなり大きな空港です。夕食のサンドイッチを購入したり、ベルギーといえば!チョコレートやワッフルを買ったり、ビールを飲んだりと乗り継ぎ時間を過ごしていただきました。 ブリュッセルからはマルタ航空421便に乗ります。 小さな飛行機の満席に少し驚きましたね。 今夜から2泊はラディソンホテルです。海沿いのリゾートホテルです。 長い空の旅、お疲れ様でした。 ごゆっくりお休みください。
- ブリュッセル空港
- マルタ航空
- 2日目
- 2月22日/曇り、晴れ/9〜14 ℃
- ガイドはマルタ在住の佳子さん。 ハル・サフリエニ・ハイポジウム神殿は約5600年前の地下構造物で、1902年に偶然発見されたそうです。 貯水槽を切削していた労働が遺跡の屋根を突き抜いてしまったのです。 三層構造で、約7000体の遺骨があったんだとか。そしてマルタの宝「眠れる貴婦人」が発見された場所です。そこから600mの所にあり関係があったと考えられているタルシーン神殿は近年になって保存のために白い屋根で覆われています。昼食後は、ヴァレッタが築かれる前に首都だった古都イムディーナへ。城門をくぐり細い道を歩いて散策いたします。入り口には沢山の馬車が観光客を待っています。イムディーナの周りはラバトという街です。 そこには聖パウロの地下墓地があります。これはローマ時代の約2100年前に作られた地下墓地です。古代ローマ時代、町の中に使者を埋葬することが禁じられたため、イムディーナの町の外、ラバトに使者が埋葬されたのでラバトの地下には沢山の地下墓地カタコンベがあるそうです。ダブルベットやシングル、赤ちゃんや家族用など迷路のような地下墓地というより、分譲寝室のようでしたね。
- タルシーン神殿
- イムディーナ、アーモンドの花、イギリス統治下時代の名残りの赤電話ボックスとポスト
- 3日目
- 2月23日/曇り、晴れ/9〜12 ℃
- マルタ島の北東にある皆様のホテルの前の海はかなり荒れていましたが、青の洞門がある南側は波もなく陽も出てきたのでクルーズには最高の状態でした! その後、ハジャールイム神殿へ。この神殿も約5600年前につくられたものです。3Dメガネをかけて見る映像など意外と手が込んでいます。ここも風化を防ぐために白い屋根で覆われています。三石門の入り口の前に皆様黄色い花のカタバミを味見してみましたね。レモン味だったとか。本当は茎を食べるそうですが、皆様、花びらを食べていたような。。。 神殿には20トンもの1枚岩があります。下に丸石を敷きゴロゴロと転がしてきたそうです。 アンカーベイからは、1980年の映画で使われたセットが残されていて、 遊園地のようになっているポパイ村が見下ろすことができます。 その後、フェリーで7km先のゴゾ島へ向かいます。 地元ではマルタ島の人の事をマルチーズ、ゴゾ島の人の事はゴチタンと呼ぶそうです。なんか可愛い響きですね。 マルタ島より自然豊かで牧歌的で、約15km×7kmの小さな島です。
- 青の洞門
- ハジャールイム神殿
- 4日目
- 2月24日/大暴風、小雨、曇り/8〜10 ℃
- 大変な1日が始まります!大暴風の中ゴゾ島の観光スタートです。 まずは奇跡の教会と呼ばれるタピーヌ教会へ。1833年に農婦が聖母の声を聞いた後に人々の病気が治ったと言われています。教会内にはお礼の手紙が壁にたくさんありました。 中心のビクトリアの街には大要塞チタデルがあります。展望台は絶景ポイントですが風が強すぎて立っていられません。大聖堂は途中で資金不足になり、天井のドームが作れなかったのでだまし絵になっています。 お土産屋さんでは珍しいサボテンジャム(Prickly Pearと言います)や塩が人気でした。海沿いは波が高くなっていて塩田は見れませんでした。実はこの日は記録的な暴風で前回は70年前だったのだそうです。皆様、、、暴風を楽しみだしたように見えましたよ。 最後はマルタの中でも最古のものと言われている、ジュガンディーヤ神殿へ。巨人の塔という意味で、女巨人がポケットに入れたそら豆を食べながら巨石を持ちつくったという伝説が残っているそうです。2つの神殿から構成されていて豊穣崇拝の場だったと考えられているそうです。 無事に終わり早めのホテル到着でした。
- しなる木々、倒れる鉢植え、踏ん張る皆様。
- ジュガンディーヤ神殿と発掘された物
- 5日目
- 2月25日/曇り、晴れ/10〜14 ℃
- 昨日の暴風は何処へ?真っ青な海と空を見ながらマルタ島へ戻ります。ボロボロのサボテン、倒れた木々、打ち上げられた海藻やゴミ、飛び出る魚をとりにきていた人々、マルタ人もビックリの暴風だったようです。 マルサとは港、シュロックとは南東からの風という意味だそうです。 カラフルな漁船が並ぶマルサシュロック。その後はスリーシティーズへ。セングレア、ヴィットリオーザ、コスピークワの3つの町の総称です。セングレアは階段と細い路地の町で耳と目の公園からはヴァレッタが見えます。16世紀にオスマントルコの攻撃に備えて作られた要塞もありますが、イギリス支配の時代はイギリス艦隊の地中海の本拠地として発展し、今でも大きな造船所があります。 ヴィットリオーザの町は迷路のようになっていて色々なドアノブが沢山ありました。 猫の孤児院は今300匹の猫ちゃんがいて、すべてボランティアで運営されています。昨日の暴風の後片付けは沢山のボランティアの方々が来てくれたそうです。 カルカーラの町には英国海軍墓地があり、その中には日本軍慰霊碑があります。第1次世界大戦で輸送船舶などを護衛する任務に就き多大な貢献をしたそうです。
- ゴゾ島からマルタ島へのフェリーからゴゾ島の眺め
- マルサシュロック
- 6日目
- 2月26日/晴れ/10〜15 ℃
- 朝ホテルからカートに乗ってヴァレッタへ。 マルタ共和国の首都ヴァレッタは、16世紀マルタ騎士団が築いた城塞都市です。 ヴァレッタの中で1番眺めが良いアッパーガラッパガーデンからは対岸に先日行ったセングレアの公園や造船所なども見えます。 メイン通りのリパブリック通りへ。考古学博物館や、1837年創業のカフェコルディナなどがあります。 聖ヨハネ大聖堂は、1573〜78年にかけマルタ騎士団によって建てられました。豪華な内装と各騎士団の礼拝堂が並びます。その一つにカラバッジオの作品がありました。 歴代の騎士団長の公邸として建てられた建物は、その隣の武器庫の方が興味津々です。当時の剣、槍、銃、大砲、甲冑などは傷が付いた物もありました。 自由行動は、お昼を軽くスーク(市場)で済ませ、ぐるっとヴァレッタの先端を行くチューチュートレインに乗ってみます。考古学博物館は、今まで見てきた神殿から出土した数々物が展示されています。夕食はKings own band Club でシーフードパスタやウサギの煮込みなどに挑戦していただきました。
- 聖ヨハネ大聖堂、カラヴァッジョの作品
- フリータイム中。スークのフードコート、チュウチュウトレイン
- 7日目
- 2月27日/晴れ/10〜15 ℃
- 最終日は全員参加のハーバークルーズのオプショナルツアーです。 今回で1番良いお天気です! スリーマの港からスタートします。マルタの写真といえばココからの写真です。この写真を見てマルタに来たいと思う方が多いと思います。 スリーマからヴァレッタの半島をぐるっと周り、そこからグランドハーバーへ入っていきます。先日も見ましたが海からの景色はまた違います。クルーズ船は奥の方にも進んでいきます。ヨットハーバー、造船所、昔の病院跡など。最終日はホテルに居るのはもったいないのでクルーズはお勧めです。 お天気が良いので、もっと居たいのですが、帰国の日です。マルタ国際空港へ向かいます。 小さな島ですが、立派な国際空港。380の二階建ての飛行機も飛んできます。 空港の免税店では輸出されていないマルタ産のワイン、好評だったゴゾ島のワインが8.75ユーロから売っています。他にもカフェコルディナのチョコ、コーヒーの粉、ゴゾ島チーズ、ジャムやハチミツ、マルタ十字のロゴティーシャツや小物などなど。 乗り継ぎのブリュッセル空港はセキュリティーが無いので手荷物で液体類を持ち帰ることが出来ます。
- オプショナルのハーバークルーズ。スリーマから見るヴァレッタ
- オプショナルのハーバークルーズ
- 8日目
- 2月28日
- 謎の国マルタ共和国、日本では情報が少なく行きたい!とすぐに名前が上がる国ではないと思います。その分、行ってからの発見や驚きが多く毎日がわくわくだったと思います。 佳子さんのガイドとお話は本当に素晴らしかったですね!ミッキーマウスに見えるサボテンは細くズタズタにしないとまた生えてくるとか?デートの定番はグループで花火大会、プロポーズは「2人で俺の町の花火大会にいかないかい?」とか。夏はどこかで花火が上がっているとか。島中が親戚同士で悪いことは出来ず、結婚式は島中の人を呼ぶことになるそう。揺り籠から墓場までのマルタは大学まで授業料が無料だそうです。マルタ騎士団は元々は看護をしていたという事で病院などもかなりレベルが高いのだそうです。あと、ウサギのおいしい食べ方など。蜂蜜色の建物、青い空、青い海、シーフードにウサギのお肉、サボテンジャム、蜂蜜、オリーブ、チーズにワイン。マルタのビーナス、神殿、地下墓地、マルタ騎士団、大要塞、大聖堂にカラバッジオ。なんといってもアノ大暴風!古代の巨石神殿時代〜フェニキア人時代〜ローマ時代〜マルタ騎士団時代〜イギリス植民地時代。それぞれとても興味深かったです。
- マルタ十字が描かれたマルタの2ユーロコインと1ユーロコイン
- 当時のマルタ騎士団の甲冑
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