2018年9月25日出発まだ見ぬ絶景に出会うスペイン探訪11日間
※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
2018年9月25日出発ツアー添乗員レポート
- ※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
- 添乗員/森田 洋平(もりた ようへい)
- 私は添乗先でどこの国が良いですか?と聞かれる度に、スペインが良いですね、と言っています。地中海に面しローマの歴史があり、ゲルマンの時代にキリスト教が国教となるのは他国と同じですが、ここではその後のイスラム教の歴史、そして建築に触れられます。スペイン誕生後の大航海時代には世界が線で結ばれて、16世紀以降の教会建築はもちろん、絵画の世界でも世界有数のコレクションが鑑賞でき、さらには100年ほど前のガウディーの時代のアールヌーボー建築まで見ることが出来ます! 今回はマドリッドからアンダルシア、そしてバルセロナと辿りますが、そんな中、フラメンコの情熱も目の当たりにして頂き、見るべきものが多くスペインの旅は忙しいのですが、クリスタルでは11日間かけて身体に優しい行程で、美味しいスペイン料理も美味しく頂けるかと思います。それではスペイン旅スタートです。
- 1日目
- 9月25日/雨/17〜23℃
- 今日は小雨降る成田、暑さはだいぶ和らぎましたが湿度の高さを感じます。本日成田空港ご集合時間は18時50分ですが、話に聞くところエミレーツ航空のラウンジは評判が良く皆様にご堪能していただこうと、17時から皆様をお待ちしていました。 ユーラシア大陸最西端のイベリア半島スペインへは距離も所要も長く、さらに中東を回るとさらに長くなるのですが、それもエミレーツのビジネスクラスならば機内でも充実の時間が送れるはずです。ザトウクジラの様にデカいA380機は総2階建て、ラウンジ同様皆様のいるビジネスクラスの席には伺えませんが問題はないはずです。21時20分定刻通りエミレーツ319便は離陸、まずはドバイへ10時間40分の優雅な空の旅をお楽しみください、ドバイでお会いしましょう。
- 成田空港エミレーツラウンジ。
- ドバイへの10時間40分。
- 2日目
- 9月26日/晴れ/14〜27℃
- 予定より少し早くドバイに到着、午前3時の空港とは思えない人手は世界のハブ空港を感じさせます。4時間半の乗り継ぎ時間ですが、皆様には再びエミレーツのラウンジでおくつろぎ頂きつつ、身体を動かしに巨大な空港を歩いても頂きました。 7時35分エミレーツ航空141便は定刻で離陸、再び巨大なA380機での飛行で、所要7時間50分。マドリッドには13時25分に遅れもなく荷物も全て揃い幸先の良いスタートです。 昨年まで10日間だったスペイン探訪ツアーは今シーズンから11日間に、今日はコートヤードホテルに15時にチェックインし、夕食の19時までゆっくりとというゆとりの行程です。とは言うものの天気も良く、ホテルの立地も良いのでドンキホーテのスペイン広場や王宮へとお散歩へ。 お腹を少し空かせた後、夕食はホテルから歩いてDANTXARIレストランへ。ビーフステーキをメインになんと飲み放題でいきなり賑やかな夜となりました。
- お散歩に出かけたマドリッドのスペイン広場。
- ビーフとワインで最初の夕食。
- 3日目
- 9月27日/晴れ/14〜27℃
- 10時の開館と共にお宝の山プラド美術館へ。ハプスブルクの皇帝を輩出した16世紀のスペイン王家のコレクションは、オランダやイタリア絵画に及び、本国では宗教画の16世紀エル・グレコ、宮廷画の17世紀ベラスケス、民衆を描いた18世紀ゴヤの作品をガイド谷口さんの名解説でご堪能。 ソフィア王妃芸術センターでは、20世紀のピカソのゲルニカを中心にダリの作品を、スペイン独自のコレクションにお腹いっぱいです。 お昼はパエリアを頂き、午後は北に90㌔セゴビアへ向かいます。目覚めると目の前には2000年前のローマの水道橋がそびえ、その時代の技術に驚かされます。石畳の路地を歩き、美しい大聖堂や古い小さな教会を横目に、1492年にレコンキスタを完了させたイザベラ女王もいたアルカサールのお城へ。内部見学はもちろんディズニーの白雪姫城のモデルとなる外観を見に、山を下って良く歩きました。マドリッドに戻りタパスディナーを頂きました。
- セゴビア、ローマ時代の水道橋。
- 歩いて歩いてアルカサールを外観から。
- 4日目
- 9月28日/晴れ/14〜28℃
- マドリッドの南75キロのトレドへは良く日帰りで行くのですが、今日はトレド観光後、トレドに宿泊という何ともゆっくりで贅沢な行程です。 まずは石畳の路地を抜け、1493年に完成するスペインカソリックの総本山カテドラルへ。背の高いゴシックにステンドグラス、巨大な中央祭壇に聖歌隊席のパイプオルガン、そしてここはトレドに居着いたエル・グレコが多く作品を残し、昨日に引き続き作品の数々をカテドラルでも堪能しました。 アーモンド菓子マサパンを食べながらサントトメ教会へ。世界三大名画ベラスケスのラスメニーナスをプラドで、そしてここではグレコのオルガス伯の埋葬をじっくり鑑賞しました。 昼食はイベリコ豚の生ハムに白身のお魚、最後に三方をタホ川に囲まれたトレドの全景を見て頂き、15時に旧市街のホテルにチェックインしました。 夜の自由食はそれぞれにスペインのバールの雰囲気を味わって頂いた様です。今日は中世の16世紀の時の中でお休みです。
- カテドラル内、グレコの聖衣略奪。
- トレド全景。
- 5日目
- 9月29日/晴れ/18〜33℃
- マドリッドアトーチャ駅を10時にでる新幹線AVAに乗るため8時10分の朝日を浴びて、ラマンチャの大地を走ります。1992年開通以来、遅れないことで有名な新幹線で、静かにピュッと1時間43分、オリーブ畑広がるアンダルシア州コルドバへ。 1236年キリスト教にレコンキスタされるも、8000坪のモスク(メスキータ)は美しいアラベスク装飾で飾られていたため壊されずに残ります。 しかし16世紀に中央部分を大聖堂としたため、二つの様式が楽しめる珍しい空間に、ゼラニウムの花の小路を歩いた後は、大航海時代の繁栄を残すセビリアへ。 まずはスペイン広場でスペインについて学び、ユダヤ人が追放された後、芸術家達が好んで住んだサンタクルス街を散歩、コロンブスが眠る大聖堂を外観から見てホテルへ。 夜はキノコのリゾットとシェリー酒を頂き、21時半、情熱のフラメンコを目の当たりにします。今日は盛り沢山の一日でしたがフラメンコに元気をもらいました。
- コルドバ、ローマ時代の橋からイスラムモスクと大聖堂。
- セビリア、旧ユダヤ人街サンタクルス地区。
- 6日目
- 9月30日/晴れ/20〜24℃
- アンダルシアのオリーブの丘陵、綿を付けた綿花畑、シェリー酒の葡萄畑にイベリコ豚の樫の木の牧草地を抜け195キロ、地中海と共に見えてきたのはジブラルタルのシンボルターリク山。 1713年よりイギリス領となっていて、パスポートを手に国境を歩いて渡ります。南北に僅か5キロの岬の突端は、ヨーロッパポイントと名が付き20キロ先にアフリカ大陸モロッコを見て、地中海と大西洋の狭間で軍事的経済的な土地であることも知ります。 ロープウェーで426mのターリク山へ登ると、お猿さんがお出迎え。3万人が住む町を、ジョンレノンのハネムーンの地である美しい海を眺めます。スペインに戻る際、滑走路を歩いたのも印象的です。 その後この旅唯一の山越えルート115キロを走り、崖の上に築かれたロンダの町へ。深い渓谷が走る崖の上の町というのは歩いてみないとわからないもの、二つの崖を結ぶ高さ100mの石橋を見て夜の美味しそうなバールを探しながらお散歩しました。
- ジブラルタル、ターリク山で欧州唯一の野生猿のお出迎え。
- ロンダ、高さ100m18世紀の石橋(新橋)。
- 7日目
- 10月1日/晴れ/10〜27℃
- ロンダより95キロ、コスタデルソルの海岸線を9キロ先に見渡す、山の中腹白壁の家並みミハスに到着。 小さな闘牛場や教会や、それから素敵なお土産屋が軒を連ね、買い物も楽しみます。海を離れ内陸に155キロ、いよいよアンダルシアのハイライトとも言えるグラナダアルハンブラ宮殿へ。 もう一つ大切な事は、敷地内の旧修道院であるパラドールに泊まること。 まずはパラドールに荷を降ろし、17時過ぎに観光へ。晴天に雷がなり、いつ雨が降ってもおかしくない中、なんとか持ち、涼しい中で西日に照らされるアラブのお城に、良く整備された庭が綺麗でした。水が音を奏でる夏の離宮ヘネラリーフェ、そして寄せ木漆喰モザイクタイルのアルハンブラ宮殿内部を、水や明暗まで取り入れたアラブの秘密の内側は、1492年にレコンキスタしたイザベラ女王も心惹かれ壊さず保存したためだったそうです。 夜はパラドールでのディナー、テラスからは闇夜に照らされるヘネラリーフェが綺麗で静かな夜でした。
- アルハンブラ宮殿、アラヤネスの中庭。
- 宮殿のテラスから、アルバイシン地区の眺め。
- 8日目
- 10月2日/晴れ/14〜23℃
- 4日間旅したアンダルシアを離れ、フランスと国境を接し100年前のアールヌーボー期の華やかさ残るバルセロナへ飛行機で1時間25分、また雰囲気がガラッと変わります。 まずは世界遺産建築家アントニオガウディーを知りに、1914年のカサミラ邸へ。屋上のガウディーな煙突越しにサグラダファミリアが早くも眺められ、屋根裏の博物館で独創的なガウディーの頭の中身を見ます。100年前とは思えない住み心地良い空間の部屋も見学した後は、屋外空間に見るガウディーの作品グエル公園へ。 街と海を見渡す山の手に、1900年からガウディーが造りはじめた田園都市。馬車道に歩道、広場に市場に噴水に全てがガウディーな空間。。。14年後に家が売れずに計画は頓挫してしまうのは生きた時代が早すぎたのか、今や予約困難な世界遺産の公園です。夜はホテル近くのバールにて選べるメニューに食い倒れの夕食、皆様で取る最後の夕食もまた楽しいものになりました。
- バルセロナ、カサミラ邸の屋上。
- 世界遺産、ガウディーのグエル公園。
- 9日目
- 10月3日/晴れ/14〜23℃
- バルセロナ観光2日目は、ガウディーと同じ時代を生きたもう一人の世界遺産建築家モンタネールの作品であるカタルーニャ音楽堂から。地中海貿易で栄えた15世紀の石畳の路地に1908年に完成したカタルーニャ人の為の音楽堂は花を基調とした独創的な建築で、2000人程のホールの天井のステンドグラスには度肝を抜かれます。 そして再びガウディーのサグラダファミリアへ。1882年から建設が続く教会は、欧州で見る教会とは全く違う唯一無二のガウディー建築、色合いの違う3方のステンドグラスから入る光が内部を飾り、エレベーターで塔の上へ。そして構造を確認しながら螺旋階段を下りました。 ガウディーがなくなって100年目の2026年に完成予定。建築途中を見るのも特別ですが、完成したものも見てみたい、またバルセロナに来ようという気持ちにさせてくれます。夕方から夜にかけては2日目のバルセロナをそれぞれにお過ごしいただきました。
- モンタネール作、カタルーニャ音楽堂の天井。
- サグラダファミリアの内部。
- 10日目
- 10月4日/晴れ/14〜23℃
- 帰国の日が来てしまいましたが、もう少し、欧州を早朝に発つ欧州の航空会社とは違い中東経由エミレーツは午後の便、最後ももう少しバルセロナを歩け、ゆっくりできます。 ハバナホテルでゆっくり朝食を頂き、また立地も良いので街歩きにも最適です。 スペインの百貨店エルコルテイングレスでオリーブオイルやカバ等の食材を買いに、ロエベやザラなど服を買いに、またはユニクロを覗きに。ピカソの人生を辿れるピカソ美術館へ行かれ方も多かったようです。12時半にホテルを後にバルセロナの空港へ重量に寛大なエミレーツにお土産が詰まったスーツケースを預け、ラウンジで少し寛いで頂くと、エミレーツ186便、帰りもまたA380機で定刻15時30分に離陸しました。 スペインにて見て頂きたい全てが見られ、適度な自由行動では個々に歩いて頂けて、全てが順調であったことに皆様のお気持ちに感謝をし、またご参加頂けたらなと、色々な事を巡らせながらスペインを後にします。
- バルセロナ旧市街、ピカソ美術館周辺。
- エミレーツ航空にて、ドバイへ。
- 11日目
- 10月5日/晴れ/18〜28℃
- 帰りも深夜0時15分のドバイ空港、24時間眠らない世界のハブ空港は今日も賑やかに人が行き交います。帰りは2時間半の乗り継ぎ時間と程よくてラウンジで少し休んで頂いて、成田ゆきエミレーツ318便に搭乗します。 最後までフライトにも問題がなかった事も感謝です。成田には9時間55分後の17時35分、定刻に到着。 ご参加を感謝し、今日までのお付き合いを感謝し、お別れの時。ご挨拶を交わし解散となりました。ビジネスクラスの皆様から20分程遅れ外に出た時、京成線が動いてなくて空港が混乱していて皆様の帰路がどうなったか心配になりました。 今頃スペインのお土産と共に今回のご旅行が良い思い出として残っている事を願います。 皆様ご参加心よりありがとうございました、そしてお疲れ様でした。
- マドリッド、パエリアの思い出。
- アンダルシア、グラナダを離れる時の青空。
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