2018年9月15日出発ツアー添乗員レポート

※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。

添乗員／鍛治 泰久（かじ やすひさ）

この度９日間お客様のお供をさせていただきました添乗員の鍛治泰久です。今回のご旅行先は日本の約２６倍もの面積をもつ中華人民共和国。 まずは湖南省張家界市にある世界遺産武陵源。高さ２００メートル以上の岩の柱が３１００本以上も林立し、アメリカ・イギリス合作映画「アバター」の舞台になったことから有名になりました。 そして甘粛省の七彩山。地方都市張掖市の近郊にある赤い堆積岩で形成されたカルスト状の地層が広がる大地。そして、クリスタルハート初登場の黄河上流の小積石山にある紅砂岩の仏教石窟炳霊寺（へいれいじ）。国内線は使用していますが広大な中国ですので長い移動でのお疲れや、生憎の天気の日もありましたがお客様のご協力で無事９日間進行いたしました。１１名のお客様、この度はご参加誠にありがとうございました。

1日目

9月15日/晴れ/20℃

羽田空港よりほぼ定刻１３時３５分に中国東方航空９８１６便（機材乗員は上海航空）が出発。時差マイナス１時間、定刻より３０分早い１５時２０分に上海虹橋空港到着。中国入国後、出発国内線空港が異なるので一度荷物を受け取り、アシスタントガイドさんの出迎えを受け貸切バスにて上海浦東空港まで向かいました。車窓で上海の街を眺めながら約６０分の移動。浦東空港着後２階のレストランへ。上海名物小龍包のお味は如何でしたか？ そして上海から空路湖南省張家界へいつも飛行機出発が遅れる事の多い中国ですが、定刻の２０分前に出発！２２時過ぎには張家界空港に到着し、ガイドのタンさんの出迎えを受け２連泊のプルマン張家界へ。フランス資本の大きなホテルでした。明日に備えてゆっくりお休みください。

上海浦東空港出発ロビー、上海エキスポのモニュメント

2日目

9月16日/晴れ/18〜28℃

本日はゆっくりと９時２０分にホテル出発。まずは黄龍洞へ。その規模と特異な景観で「中国一の鍾乳洞」とも言われています。１０分程歩き鍾乳洞内湖のボート乗船をお楽しみいただきました。続いて砂絵博物館へ。少数民族土家族出身の画家さんが生まれ育った張家界市の自然や農村の風景をテーマとした砂絵が展示されていました。日本画風の砂絵もありましたね。 昼食は湖南料理。四川料理をもう少し酸っぱ辛くしたような味付けで、中国の中でも激辛とされる湖南料理ですが、お口に合いましたでしょうか？ 竹製品のお店の後、瑠璃橋へ。厳しいＸ線検査やゲートを通り、世界最長・世界最高度を誇る地上３８０メートルのガラスの吊り橋へ。渓谷が足元のガラス越しに見えます。覗けば恐いかなと思いましたが、意外と大丈夫でした。 ホテルに戻りホテル内レストランで地域の伝統的料理である竹筒料理のご夕食。 食後ご希望のお客様はホテル隣の会場でオプショナルツアーにて民族ショーをお楽しみいただきました。

黄龍洞入口

瑠璃橋

3日目

9月17日/雨/曇/15〜18℃

２連泊のホテルを出発し、天子山自然保護区へ。シャトルバスとゴンドラを乗継ぎ標高１３００メートルの展望台に到着。生憎雲の中で景色はご覧頂けませんでしたが、雲青岩・天子閣・賀龍公園を巡りながら昼食レストランへ。昼食後国家森林公園ハイキングスタート。天下第一橋・アバタ―ロケ地・迷魂台を巡り、百龍エレベーターに乗車。運行高度は３２６メートル、通常だと歩いて２時間半かかるところを、所要たった１分５８秒でした。広場に出ると雲の下になりようやく岩々の景観がひらけてきました！ 雨も止み、トロッコ列車で十里画廊へ。両側の高く聳えた絶壁には、様々な峰、岩など、水墨画のようでしたね。お茶屋さんで休憩後、早めの夕食をお召し上がりいただき、陽光酒店に１８時３０分到着。中国宮殿の様なゴージャスなホテルでした。オプショナルツアーの天文狐仙山水ショーは、野外のステージではありましたが大好評でした。

百龍エレベーター下車地の広場

十里画廊のトロッコ列車

4日目

9月18日/曇り/晴れ/20〜25℃

どんよりとした天気のなかホテル出発。天門山国家森林公園へ。ロープウェイに乗車し３０分間、７４５５メートル進み、標高１５００メートルの山頂駅到着。昨日同様雲の中…ガラス桟道と長ーいエスカレーターを乗継ぎ天門洞へ。高さ１３１メートル・幅５７メートルいうかなり大きな穴が岩山にあいています。残念ながら穴はガスの中で見えず、エレベーター又は階段（天の階段との名）９９９段で下の展望台へ降りました。 降りたあとの休憩中、なんと突然雲が切れ、穴が見えてきました！大歓声！大歓声！ 昼食後、長沙空港へ。張家界から長沙までは約３６０キロ。 ２回のトイレ休憩を入れ空港到着。空港レストランでの夕食後、中国東方航空２１９８便で空路約２時間３０分、甘粛省省都の蘭州へ。ほぼ定刻に到着し、ガイドの馬さんの出迎えをうけ宿泊の蘭石賓館には２４時３０分の到着。本日は長い移動大変お疲れ様でした。

天門山の穴は雲の中

その１０分後の天門山の穴

5日目

9月19日/晴れ/10〜23℃

本日からは甘粛省の観光。莫高窟で有名な敦煌がある省です。昨晩遅くの到着でしたので、ゆっくりと９時３０分出発。蘭州市内の天下黄河第一橋へ。黄河は中国の北部を流れ渤海へと注ぐ川。全長約５４６４キロメートル。中国では長江（揚子江）に次いで２番目に長い川です。全長２３３メートルの橋を見学後、蘭州名物のラーメンのご昼食。具材や香草は別盛りトッピング式。あっさりとした牛肉スープでお客様も殆ど完食されていました。 蘭州西駅に向かい午後の蘭新高速鉄道（新幹線）で張掖市へ約２時間１５分。列車そのものは始発蘭州西駅発ー終点新疆ウイグル自治区のウルムチ行き。張掖駅着後、郷土料理のご夕食。そして本日から２連泊の盛華文化酒店には２０時２０分の到着でした。

黄河天下第一橋

蘭州ラーメン

6日目

9月20日/晴れ/8～22 ℃

ホテル出発６時１０分にて七彩山の朝日へご案内。シャトルバスで第一展望台にて下車。日の出は６時５０分頃でしたが峰から太陽が見えたのは７時過ぎでした。朝から良い天気です。 ホテルに戻り朝食後、丹霞（タンカ）国家地質公園へ。 丹霞とは中国語で『日の光を受けて赤く映える靄や雲を意味する言葉』別名中国のモニュメントバレーとも言われています。シャトルバスで天景区へ行き数々の岩（ラクダ岩・三国志岩・ソフトクリーム岩・蛙岩・ルーブル美術館岩）をご見学いただきました。 昼食後一度ホテルへ戻り小休憩、夕方から朝日鑑賞の七彩山へ。4か所の展望台にご案内し、最後はそのまま夕日鑑賞を。日の入りは１８時４５分頃でした。夕食後２０時３０分にホテル着。

七彩山朝日

鮮やかな七彩山

7日目

9月21日/晴れ/10〜23℃

ホテルを出発し、本日最初のご案内は平山湖大峡谷。中国のグランドキャニオンとも言われています。長年の浸食により深い峡谷が形造られ、グランドキャニオンのような美しい景観が広がり、展望台からは絶景を眺望いただきました。本日は昨日と比べ階段も少なかったですね。 昼食後は、張掖市内の西夏時代創建の大仏寺参拝へ。大仏殿の内部には室内にある寝仏像の中で中国最大な釈迦牟尼の寝仏像が安置されていました。 張掖ともお別れし、夕方の列車で蘭州へ。２０時蘭州駅着。在来線の駅に到着の為、駅前からバスに乗車出来ず１５分程お歩きいただきました。お疲れになったと思います。ご協力ありがとうございます。 四川料理の夕食後、２連泊の蘭州皇冠假日酒店（クラウンプラザホテル）へ。

大峡谷ゲート

トルコカッパドキアのきのこ岩にも見える

8日目

9月22日/晴れ/8〜23℃

本日はクリスタルハート初登場の炳霊寺石窟へご案内です。ホテルを８時３０分に出発し、黄河桟橋に１０時３０分着。湖のように大きい黄河を３０分ボートに乗船し対岸に到着。船上レストランで昼食後、見学スタート。桟橋からの風景も絶景でした。炳霊寺石窟は西秦・北魏・唐・明の各時代に造られ，内部には石仏や，若干の壁画が遺存していました。 敦煌の莫高窟よりははるかに規模は小さいですが観光地化もされておらず、観光客も少なくゆっくりとご見学頂けました。 蘭州への帰路は黄河の洪水調節と発電の為の劉家峡ダムを車窓よりご覧いただき１８時にはホテル着。ご夕食はホテル内レストランにて広東料理。今回の旅行で一番お味が良かったです。 明日は朝早くの出発です！ゆっくりお休みください。

炳霊寺桟橋からの景色

石窟内の大仏

9日目

9月23日/晴れ/10℃

モーニングコール４時、早朝にホテルを出発し蘭州空港へ。 ７時２０分発の中国東方航空７１９便で空路上海浦東空港へ。その後の帰国便羽田行きが出発遅れ。搭乗待合室でお弁当の配布が始まりました。受け取って食べたら以外と美味！ 定刻より６０分程遅れて出発しましたが、中国東方航空５３９便は３０分遅れ程で羽田空港着。９日間、様々な天気だった事・ご不便おかけした事等色々な事がありましたが、無事帰国となりました。お客様のご協力にあらためて御礼申し上げます。又、各地詳しくご案内いただいたガイドさん・安全運転のドライバーさん本当にありがとうございました。帰国から日数は経ってしまいましたが、広い中国を思い返して頂き、また是非どこか新たな地へいらしてください。ありがとうございました。

蘭州空港での朝日

上海浦東空港待合室でサービスのお弁当