2018年6月15日出発ツアー添乗員レポート

※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。

添乗員／草彅栄樹（くさなぎえいき）

 

皆様、お久しぶりです。この度はイタリア周遊の旅にご参加いただきまして、ありがとうございました。ご一緒しました添乗員の草彅栄樹(クサナギ エイキ)です。今回は大阪からのお客様たちと合流し、ローマからご一緒してのご旅行でした。皆様との貴重なお時間を共に過ごさせてもらい、私自身も楽しく添乗することができました。ありがとうございます！さて、大変お待たせ致しまして申し訳ございません。添乗レポートが完成いたしました！ 皆様も沢山写真をお撮りになっているとは思いますが、私の旅の思い出アルバムの中から何点か写真を取り出しておりますので、この機会に旅を振り返っていただけたらと思います。またいつか皆様とどこかでご一緒できるのを楽しみにしております。

1日目

6月15日/晴れ/

AZ785便成田空港出発。ローマ到着が同日の午後7時。サマータイムが始まっていて、この時間でもまだローマは明るかったですね。ローマのフィウミチーノ空港からバスで市内のホテルへ。その日はローマの中心駅、テルミニ駅に近いホテルにご宿泊。時差や飛行機での長旅もあり、皆さま少々お疲れだったような気がします。元気な方は駅の中にあるスーパーにお買い物しに行かれていましたね。イタリアに到着してホテルに入り、やっと一息つけたかと思います。翌日から始まる観光に備えてゆっくりお休みください！

ローマのホテル

 

2日目

6月16日/晴れ/

朝からローマ市内の観光です。この日から大阪のお客様と合流して、ミニバンで3台に別れての移動です。見所はなんといってもバチカン市国です。世界でも屈指のバチカン博物館に入場し、世界遺産にもなっているシスティーナ礼拝堂でミケランジェロ作の最後の審判をご覧いただきました。私語、撮影、案内禁止…。中は混雑していて大変でしたね。その他、ローマ市内ではパンテオン、コロッセオ、スペイン広場、トレヴィの泉、真実の口を観光し、市内の見所を楽しんでいただきました。今までテレビや映画、本などで見ていた古代ローマ時代の遺跡が街の中にギッシリと詰まっていて、まさにローマは古代遺跡の宝石箱…。なんとも言えない感慨深いものを感じながらの1日でした。

バチカン市国サン・ピエトロ寺院

トレヴィの泉

3日目

6月17日/晴れ/

この日はカプリ島へバスを走らせました。ローマからナポリまでは高速道路を一路南下。途中休憩を挟みながら、約3時間ほどの少々長い移動でした。ナポリのベベレッロ港に着いて、高速船で一路カプリ島へ渡りました。そしてタクシーに分乗して青の洞窟へ。ボート待ちをしていると天候が少し不安に…。ギリギリで皆さま、ボートに乗ることができ、洞窟を堪能していただけました。我々より後ろのグループは残念ながら入る事が出来ませんでした…次の日も波があり、入場できなかったそうです。皆さまタイミングが良かったです。そして、その日はカプリ島にご宿泊、夕食はそれぞれお召し上がりいただきました。ご希望の方は添乗員と一緒にレストランへご案内いたしました。

カプリ島からの景色

カプリ島の小径の風景

4日目

6月18日/晴れ一時くもり/

この日はカプリ島を後にし、再び船での移動。カプリのマリーナグランデ港からソレント行きの船に乗り、30分ほどでソレントに到着。そこからミニバスでアマルフィ海岸をドライブ。この海岸線は世界遺産にもなっており、とても海の色が綺麗だったのを覚えています。しかし…道幅がかなり狭くなっているところもあり、カーブが続いていたりと、なかなかハードな道でした。アマルフィの手前にあるポジターノという町の道路沿いにある展望台で絶景をカメラに納めてからご昼食、そしてエメラルドの洞窟へ。少し曇っていたため、光の入り具合が少なくて残念でした…その後アマルフィの街を訪れ、散策。その後は海沿いのマルモラータにあるホテルでお休み頂きました。

南イタリアのレモン

アマルフィの中心部

5日目

6月19日/晴れ/

ホテルからナポリの駅へ山を越えて移動し、その日は一気にフィレンツェへ出発！フレッチャロッサ、イタリアの新幹線利用で3時間ほどでフィレンツェに到着しました。その後駅から近い中華料理店でお昼を食べて、ガイドさんと一緒に徒歩で観光スタート。市内を歩いて最初に見えたのがドゥオーモ！突如目の前に大きな建物が現れて、存在感がありました。大きすぎて写真に収まりきらない…。そしてシニョーリア広場でミケランジェロ作のダビデ像とご対面です。そしていよいよルネッサンス時代の天才芸術家たちの作品が眠るウフィツィ美術館へ。館内にはあのダヴィンチの名画、受胎告知やボッティチェリのヴィーナスの誕生など、、、多くの作品を見て回りました。

フィレンツェの大聖堂

シニョーリア広場

6日目

6月20日/晴れ/

いよいよ旅も折り返しに差し掛かりました。この日は朝にフィレンツェ市内が一望できるミケランジェロ広場からスタート！朝の清々しい空気の中、対岸から街をご覧いただきました。そしてその後は斜塔で有名なピサへ向かいます。写真や映像でみるよりも、間近でみると意外と傾いてることに驚きですね。斜塔の近くのレストランでお昼を食べた後は、水の都ヴェネツィアへとバスを走らせます。到着したのは夕方。ボートでカナルグランデを通り、サンマルコ広場から徒歩でホテルへ。水路に沿って建っているので、ボート用の入り口も…。ヴェネツィアならではの光景ですね。そして夕食を食べ終わった頃には回りはすでに暗くなっていて、昼とは違った景色を見せてくれました。

ピサの斜塔と大聖堂

ヴェネツィア、カナルグランデの夜景

7日目

6月21日/晴れ/

ヴェネツィアでの一夜を過ごした翌朝、市内を観光します。サンマルコ広場、隣接して建つサンマルコ寺院、そしてドゥカーレ宮殿とガイドさんと共に見て回りました。そして、ヴェネツィアに来たならば、乗っておきたいゴンドラ！みなさんで乗っていただき、陸路とはひと味違った水路からのヴェネツィアをご覧いただきました。午後は普通のツアーでは行かない、3島巡りへ。ヴェネツィアングラスの本場ムラーノ島では工房で職人さんの技をご覧いただきました。そして昔からそのまま残るトルチェッロ島、刺繍で有名なブラーノ島と、やや駆け足ではありましたが3島を巡っていきました。島によって全然雰囲気が違い、それぞれ個性があって素敵でしたね。暑さと観光での疲れもありましたが、この日もヴェネツィアのホテルに宿泊です。

ヴェネツィアのホテル

サンマルコ広場

8日目

6月22日/くもり一時雨→晴れ/

8日目の朝、2連泊したヴェネツィアのホテルを後にして、西に向かって移動開始です。ヴェネツィアとミラノの中間地点にある、とてもコンパクトな町シルミオーネにちょっと寄り道しました。ガルーダ湖の南のほとりの細長く突起した陸地にあり、半島というか、岬のような地形に存在している町でした。スカラ家の城塞があり、ここはローマ時代から有名な保養地だったとか。湖畔の地面を掘ると温泉が出てくるそうですよ。次回はここでゆっくりと温泉に浸かってもいいかもしれませんね。そして、お昼もシルミオーネでお召し上がり頂きました。ここのレストランがオシャレで美味しかったのを覚えています。そして、ミラノのホテルに着いた頃には夕方17時過ぎ。ホテルから歩いてミラノ大聖堂の前まで行き、皆さま思い思いに散策されました。

シルミオーネのレストラン

繊細な装飾のミラノ大聖堂

9日目

6月23日/晴れ/

いよいよ、帰国日になりました。大阪からのお客様たちは我々とは帰国便が違うため、早くにホテルを出発されていましたね。みなさんでお見送りしたのを覚えています。成田組は少し時間があったので前日に入れなかった大聖堂に向かいました。外からだけではなく、実際に中に入ってみるとステンドグラスや装飾がとても繊細で、素敵でした。13世紀から約500年かけて作られた大聖堂で、世界大戦の空爆からも逃れたため、今も変わらぬ姿を見ることができます。今回は入っていなかったのですが、ダヴィンチの世界遺産「最後の晩餐」の壁画もここミラノにありますので、是非とも次回イタリアを訪れた際にはご覧になって下さい。イタリアは今回訪れた街南やシチリア含め、まだまだ見所がたくさんです！ミラノマルペンサ空港発15時25分、成田行きのAZ786便に乗り、日本へと帰ります。

大聖堂内部

大聖堂内部とステンドグラス

10日目

6月24日/晴れ/

日付が変わり、24日の午前中10時半頃に成田空港に到着です。直行便とは言え、12時間の長旅でした。旅の疲れもありましたが、久しぶりに帰ってきた日本。スーツケースも無事に到着して皆様ご自宅へお帰りいただきました。10日間という長い期間でしたが、いざ始まると時間の経つのは早く、あっという間に日本に帰国したように感じます。イタリアの南から北まで、色々な場所を回ってきましたが、皆さま印象に残っている場所はそれぞれあったかと思います。まだまだイタリアにはステキな場所がたくさんありますので、是非次回のご旅行もイタリアへお越しになって下さい。またいつかお会いできることを楽しみにしております。それでは皆さま、ありがとうございました。日本はこれから寒くなりますので、暖かかったイタリアの思い出で温まって頂けたら幸いです。

アリタリア航空飛行機