ログイン
会員登録
メニュー

2018年8月4日出発<ANA国際線往復直行便利用>アルザスのかわいすぎる村々とブルゴーニュ・シャンパーニュ10日間

※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。

2018年8月4日出発ツアー添乗員レポート

※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
添乗員/福田 加代子(ふくだ かよこ)
0.jpg
フランスの北東部、シャンパーニュ地方からツアーをスタートし、ロレーヌ地方、アルザス地方、ブルゴーニュ地方と周って参ります。のどかな田舎の景観と整然と並ぶ葡萄畑、そして世界遺産の街並みや歴史的建造物をご覧頂きます。また、このツアーで周る地方は寒冷な気候。本来葡萄の栽培に向かないながらも、人々の長年の努力とそれによって培われた知恵や技術によって、今ではフランス有数のワインの産地となり得ました。お好きな方には、地元のお料理と併せてワインもぜひ楽しんで頂きたいと思います! (しかし今年は世界的な異常気象による猛暑で連日30℃超えの中での観光となりました!このまま天候不良がなければ、葡萄の収穫も例年より早く始まるとのこと。さぞかし美味しい葡萄からワインができて、今年は当たり年となるのかも?2018年のワインが出るのを皆様どうぞお楽しみに...)
1日目
8月4日/晴/18〜33℃
羽田空港よりANAのNH210便にてフランスの首都パリまで直行便で約12時間。無事に到着して入国審査を済ませ、シャンパーニュ地方の中心都市ランスへ約2時間走ります。今回は最初から最後まで同じバス、そして同じドライバーさんで参ります。ドライバーはフランス北西部のブルターニュ地方出身のヤンさん。そして皆さんが周るのは北東部。今回はご参加者10名様と参ります!ホテルに入って明日からの移動に備えてお休み頂きます。10日間どうぞよろしくお願い致します。
11.jpg
ランス大聖堂
12.jpg
ランス大聖堂内シャガールのステンドグラス
2日目
8月5日/晴/17〜34℃
同じ製法のスパークリングワインでもシャンパンと名乗れるのはこの地方だけ。カーブと呼ばれる地下トンネルはランスの街を中心に総延長約130km!世界最大の生産量を誇るMoët Chandon社では熟成に最適な環境で数百万本ものシャンパンが眠り、年間約35000本が世界各地へ出荷されていきます。寒冷なこの地で毎年安定した量や質の葡萄を収穫できない為、数年前のリザーブワインと調合して味を保持しています。2015年その醸造の歴史が世界遺産に。ランス大聖堂と旧司教宮殿のトー宮殿も世界遺産。トーとはTの意味で宮殿の形から命名。第二次世界大戦時にドイツ軍は街を破壊...この2つの建物も戦後再建されました。大聖堂には再建時シャガールが寄贈したステンドグラスも。観光後ロレーヌ地方のナンシーへ。スタニスラス広場に面したホテルでは夏場だけのイベント、プロジェクションマッピングのショーもお楽しみ頂けましたか?
21.jpg
Moët & Chandon社のカーブ
22.jpg
ランス大聖堂&トー宮殿
3日目
8月6日/晴/18〜34℃
マリー・アントワネットも滞在した由緒あるホテルから歩いて観光へ。スタニスラス広場、元馬術競技場だったカリエール広場、ドイツとの友好の証のアリエンス広場の3つが世界遺産。やはり一番美しいのはメインのスタニスラス広場。自分の娘をフランス国王ルイ15世に嫁がせたポーランド国王のスタニスラスは、ロレーヌ地方の総督を務めた際に街を再整備。華やかなるフランス王室を讃えるに相応しい広場を作る為、 ロココ調の門や噴水を配しました。広場中央のルイ15世像はフランス革命時に撤去されスタニスラスの像に。ナンシー美術館は地元の芸術家の作品を中心に収蔵。アール・ヌーヴォーの全盛期を支えた芸術家の作品も多く、家具、ステンドグラスなど貴重な作品が見られます。街の中にもアール・ヌーヴォー様式の建物が残るナンシー。その一つ、地元でも人気のExercior Caféでランチ。名物のキッシュロレーヌをお楽しみ頂きました。
31.jpg
スタニスラス広場の美しい門
32.jpg
アリエンス広場
4日目
8月7日/晴/17〜35℃
アルザスの中心都市ストラスブールでは2連泊。アルザス地方は17世紀までドイツ領でした。その後も戦争の度にドイツになったりフランスになったり...最終的に第二次世界大戦後にフランス領となり現在に至ります。両国の国境ライン川を越えるとそこはドイツのケールの街。ストラスブールからトラムでも30分程で簡単にアクセスできちゃいます。ライン川の支流イル川に囲まれた世界遺産の旧市街をクルーズで周遊。街のシンボルはゴシック様式の大聖堂。鐘楼は高さ142m、1874年に抜かれるまで世界一高い建物でした。夏の夜はこれまたプロジェクションマッピングのイベント会場に。中世西欧の三大発明、羅針盤、火薬と並ぶ印刷機を発明したグーテンベルクはこの街の出身。広場に立派な像が立っています。プチ・フランスはイル川の水門近く、元は皮なめし職人が集まった、木組みの家並みがカワイイ地域です。
41.jpg
ストラスブール大聖堂
42.jpg
プチ・フランス
5日目
8月8日/晴/18〜35℃
ストラスブールから南下しアルザスワイン街道を進みます。約170kmの街道沿いに並ぶのは100余りの村々。周囲を城壁に囲まれた「アルザスの真珠」ことリクヴィルは「フランスの最も美しい村」の一つです。入口の村役場から5分程で歩けてしまうメインストリートの終点には街のシンボルの時計塔。この間にワインを飲ませる店や土産屋が並んでいます。ケセルスベールは、生物学者、宗教家そしてオルガン奏者としても名高いシュバイツアー博士の故郷であり、彼の生家は博物館として公開されています。アルザス風薄焼きピザのタルトフランベの昼食後、ワイン街道沿いの中心地コルマールへ。かつて市場が集まったプチ・ベニス、そしてパリに次ぐ入場者数を誇るウンターリンデン美術館は修道院だった建物を再利用しています。最も有名なイーゼンハイムの祭壇画は分解され、見やすいよう展示が工夫されています。
51.jpg
リクヴィルの時計塔
52.jpg
プチ・ベニス
6日目
8月9日/曇時々雨/13〜25℃
ブルゴーニュ地方の中心都市ディジョンは、オランダやベルギーをも版図とし、フランス王国と覇権を争ったかつてのブルゴーニュ公国の首都。市民の憩いの場ダルシー公園の入口では、地元の石材店で腕を磨きパリで大成したフランソワ・ポンポンの白熊像がお出迎え。(本物はパリのオルセー美術館に収蔵) 凱旋門を抜けメインストリートを進むとかつての大公宮殿が見えてきます。14〜16世紀、ブルゴーニュ公国が最も栄えた時に歴代の大公たちによって増改築されました。現在は市庁舎や美術館として使われています。ノートルダム寺院は正面の200のガーゴイルが印象的。北側外壁の小さなフクロウは街のシンボル。2001年に心無い何者かによって顔が壊されてしまいました。人々の心の拠り所でもある黒いマリア像は2度ディジョンの危機を救ったとされています。屋根ではベルギーからの戦利品、ジャックマールが家族と時を告げています。
61.jpg
ディジョン大公宮
62.jpg
ノートルダム寺院の黒いマリア像
7日目
8月10日/晴/14〜28℃
終日ソムリエガイドの尾田さんと一緒に「ブルゴーニュのシャンゼリゼ」と称される特級畑街道を進みます。朝一番でチーズ工場のGaugry社を訪問。ウォッシュタイプのチーズは塩水で洗いながら熟成させる独特の風味が特徴です。試食では熟成の度合いによる味わいの違いも赤ワインと共にお試し頂きました。街道沿いのいくつものワインの産地を抜け、Olivier Leflaive社にてテイスティングランチを頂きます!まずはワイン工場を見学し醸造の工程をお勉強。ここのワインはイギリスのヘンリー王子の結婚式でも選ばれたそう。5種の白ワインと1種の赤ワインがお食事に合わせて出てきました。食後は世界一高級な赤ワイン、ロマネ・コンティの畑を見学。小さな畑で採れる葡萄のみを利用して作る為、生産量もごく僅か...希少価値が上がり、簡単には飲めない代物となってしまいました。再び特級畑街道を抜け、ブルゴーニュワインの集積地ボーヌへ。
71.jpg
Olivier Leflaive社
72.jpg
ロマネ・コンティの畑
8日目
8月11日/晴/16〜28℃
ボーヌも2連泊。のんびり歩いて、ホテル近所のマスタード工場からスタートします。ディジョンと言えば、マスタードが世界的にも有名。からし菜が灰に含まれる成分を好んで成長する為、木炭職人が栽培してマスタードを作っていましたが、木炭需要の減少で栽培量も激減、北米から原料を輸入するようになりました。政府による原産地呼称制度が整備される前に各国でディジョンマスタードという名称で販売されてしまった結果、発祥地としての地位が揺らぎ、現在では僅か数社が残るのみ。その一つのFallo社では昔乍らの石臼挽きに拘り、また地元の材料を使う事で政府から原産地呼称証明を得るに至りました。小さな工場で多種のマスタードが製造されています。中心部の施療院は15世紀にディジョン公国宰相のニコラ・ロランによって設立され、長年病人や貧民を助けてきました。午後はフリータイム。皆様それぞれお楽しみ頂けましたでしょうか?
81.jpg
ボーヌ施療院
82.jpg
創始者のロラン夫妻も描かれた施療院の祭壇画
9日目
8月12日/晴/17〜32℃
スミュール・アン・オーソワは城壁に囲まれた小さな村。旧市街の中央には4つの見張り塔が聳え、町のシンボルともなっています。その後北西に進路を取り、ブルゴーニュ地方の最北部にあるシャブリ村へ。ここも白ワインの産地として世界中に知られています。ここで数年前に店を出し、現在フランス人にも大人気となっている日本人シェフのレストランで、ランチをお楽しみ頂きます。シェフの永浜氏は辻調理師学校をご卒業後、フランスで本場の味を修行、シャブリでレストランを出す計画に賛同して現在に至ります。この田舎の小さな村でレストランを開業し、お客様がわざわざ足を運んでくれるのも、地元の季節の食材を活かすシェフの味が認められたからこそ。本日も白ワイン2種、赤ワイン1種がお食事に合わせて出てくる嬉しい内容!最後のフランス料理とワインを堪能頂いて、一路パリのシャルル・ド・ゴール空港へ。
91.jpg
スミュール・アン・オーソワ
91.jpg
シャブリ
10日目
8月13日/晴/25〜34℃
パリからANA215便にて羽田空港に到着。大きなトラブルもなく無事に帰国できたのもご協力のおかげです。どうもありがとうございました。そして10日間大変お疲れ様でした。ツアーで訪れる機会の少ないフランス北東部の旅はいかがでしたでしょうか?どうか皆様にとって楽しい思い出となっていますよう...
101.jpg
羽田空港
102.jpg
ロマネ・コンティの葡萄

旅はもっと、おもしろい。
阪急交通社クリスタルハート

YouTube facebook instagram

ありふれたツアーでは物足りない。思い出に残る旅がしたい。クリスタルハート海外旅行は、そんなお客様の声にお応えいたします。イタリアやスペインなどヨーロッパから、アジア、南米まで豊富なツアーをご用意しております。