2018年9月3日出発<エミレーツ航空利用>時を紡ぐ北スペインとポルトガル10日間
※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
2018年9月3日出発ツアー添乗員レポート
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- 添乗員/塩野 典子(しおの のりこ)
- この度はご参加いただきまして、誠にありがとうございました。10名様という家族旅行のようなアットホームな雰囲気で、お天気にも恵まれました。何より石畳の坂道の多いポルトガルで事故も無く旅して頂けましたのも、ひとえに皆様のご協力のおかげさまです。感謝感謝オブリガーダです。 さてポルトガルはユーラシア大陸の最西端。今ではイベリア半島の西の端の小さな国ですが、大航海時代にはマゼランやヴァスコ・ダ・ガマ、フランシスコ・ザビエルやエンリケ航海王子など数多くの偉人達が新大陸を夢見て旅立っていった所です。そのためロカ岬や、テージョ川が大西洋へと広がる場所に立つと底知れぬロマンを感じます。サウダーデ(郷愁)という言葉がポルトガルにはありますが、私たち日本人にどこか懐かしさを思い起こさせてくれる、そんなポルトガルを皆様に感じて頂けましたら嬉しく思います。
- 1日目
- 9月3日/晴れ/25℃
- 本日は成田空港からエミレーツ航空EK319で22:20出発。約10時間半のフライトです。A380という全席2階建ての機材、それも2階席は全てビジネスクラスです。残念ながらエコノミーの私は入れてもらえませんが、皆様ごゆっくりとお休み頂けましたか?ドバイ空港03:20到着。時差は日本から-5時間。 まずは10名様で顔合わせして、乗り継ぎへご案内。手荷物検査を受け、次のゲートを確認してから豪華で広いと有名なエミレーツラウンジへ。ここは24時間空港なので、いつでもお店が開いています。UAEアラブ首長国連邦の通貨はDhディラハムで約30円です。お勧めは金製品ですが、あまり購入している方は見かけませんね。変わったところではラクダのミルクのチョコレートがありますが、私の同僚に言わせると脂っこくて美味しくないわりに値段はそこそこ高いとのこと。というわけでお勧めしませんでした(笑)
- エミレーツ航空 A380 2階全席ビジネスクラス
- ドバイ空港 ビジネスラウンジ
- 2日目
- 9月4日/晴れ/16〜25℃
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ドバイからEK191で約8時間強のフライト。時差はドバイから-3時間(日本からポルトガルは-8時間)。12:20やっとリスボンの空港到着。ガイドは横木えり子さん、ドライバーはアルトゥーロさんです。 列車の出発まで時間があるのでエドワルド7世公園から街を見下ろし、アルファマ地区(下町)の古い街並みを眺めながら少し散策。1755年のリスボン大地震で壊滅的な打撃を受け、その後にポンバル侯爵が都市計画をしたのが、エドワルド公園からリベルダーデ大通りです。アルファマ地区は奇跡的に被害に合わなかった為、古い街並みが残っています。 リスボンのサンタアポローニャ駅から列車で3時間弱。ポルトのカンパーニャ駅到着後、荷物を載せて併走してきたバスでホテルへ。(Bessa Boavista泊)
(夕)ホテルで、野菜のクリームスープ、チキンのキャセロール、オレンジケーキ、ドリンク飲み放題
長いご移動、お疲れさまでございました。 - 世界で3番目に美しいレロ・イ・イルマオン書店
- ドウロ川沿いのポルトの街並み
- 3日目
- 9月5日/晴れ時々雲/15〜25℃
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本日はポルト観光。まずは世界で3番目に美しい本屋に選ばれたレロ・イ・イルマオン書店。店内には曲線美の天国の階段があります。サンベント駅はアズレージョ(タイル)が美しい。 次にドウロ川の対岸にあるサンデマンでポルトワインの見学と試飲。ポルトワインは発酵途中でブランデーを加え発酵を止める酒精強化ワイン。サンフランシスコ教会はシンプルな外観と逆に金泥細工が素晴らしいバロック様式の内装でジェッセの家系樹が有名です。
(昼)Downing Streetにて、サラダ、メカジキのマデイラ風、チョコケーキ
午後は買物やドウロ川クルーズ、ケーブルカーやドン・ルイス1世橋などフリータイムをお楽しみに。
(夕)Elebe Baixaにて選べるメニュー①サラダ/キャベツスープ/ウズラのソーセージ/②ビーフステーキ/アンコウのリゾット/バカリャウのオーブン焼き③デザート盛り合わせ/マンゴームース/フルーツ - リスボンの下町 アルファマ地区
- 列車でポルトに向かいます
- 4日目
- 9月6日/晴れ/15〜25℃
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本日は移動日。途中ポルトガルのシンボル黒い雄鶏で有名なバルセロスでトイレ休憩し、国境になっているミーニョ川を渡りポルトガルからスペインへ。時差も+1時間変更。貝の養殖が盛んなVigoの街でランチです。
(昼)O Portonにて、タパス(おつまみ)料理。サラダ、ムール貝とザル貝蒸し、イカとイワシのフライ、マテ貝炒め、チーズケーキ
バスは再びサンチャゴ・デ・コンポステラに向かい、まずは巡礼者が最終地点に到着する前に立ち寄るモンテ・デ・ゴゾ(歓喜の丘)へ。昔は命がけで約3ヶ月程かかったそうです。純粋な信仰心から病気の治癒や出世、罪を償う、娯楽等、目的は違えど巡礼にかける人々の思いは今も変わりません。 ホテルはスペインに唯二の五つ星パラドール レイエス・カトリコス(旧王立病院)、町歩きに便利な聖ヤコブ大聖堂前です。
(夕)ホテルで、食前酒、タコのパテ、ホタテ貝、チキンの煮込み、クレープ、1ドリンク、コーヒー - マテ貝は、コリコリして美味しい!
- 歓喜の丘 やっと辿り着いたぞー!
- 5日目
- 9月7日/晴れ/14〜28℃
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今朝は早くから栄光の門を見学に行かれた方も。ガイドのルシアさんとサンチャゴ・デ・コンポステラ観光です。オブラドイロ広場から大聖堂に入場し、主祭壇の聖ヤコブ像に触れ地下の墓を見学。宝物館にはゴヤのタペストリーや、大きな香炉ボタフメイロも展示。 アラメダ公園から大聖堂を撮影し、バルや土産物屋のフランコ通りでフリー。
(昼)A Charcaで、魚介サラダ、エビのグリル、タコのガリシア風、シシトウ炒め、ビーフステーキ、サンチャゴケーキ
食後、スペインから再びポルトガルへ。 ミーニョ川を超え時差を-1時間し、ギマランイスへ。ポルトガル初代国王アフォンソ・エンリケスが産まれた城から、洗礼を受けたサンミゲル教会。ブラガンサ公爵館からオリベイラ広場まで散策。 ホテルはもと修道院だったポサーダ・モステイロ・デ・ギマランイスです。
(夕)ホテルにて、アスパラガスのキッシュ、ポークのリンゴソース、アイス、コーヒー - 主祭壇の聖ヤコブ様
- ポサーダ・モナステイロ・デ・ギマランイス
- 6日目
- 9月8日/晴れ時々雲/15〜29℃
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運河で有名なアヴェイロへ。旧駅舎のアズレージョや名物のオボシュモレシュを味わいながら、彩色されたモリセイロ船や塩田を眺め、コインブラへ。
(昼)A Tabernaにて、キノコのグリル、仔牛のロースト、フルーツサラダ、ワイン、コーヒー。
食後、丘の上の大学へ。ガイドはジュリアンさん。1290年にデニス王がポルトガル最古の大学を創設し、後にジョアン3世が宮殿内に設置。学生牢もある金泥細工の華麗なジョアニナ図書館にはコウモリも飼っています。また学位の授与式が行われる歴代王の肖像画のある帽子の間や、総長の肖像画のある試験の間、バルコニーからモンデゴ川を眺め、石畳の急な坂道を下ります。 要塞を兼ねた12世紀ロマネスク様式の旧カテドラルを見学。9世紀頃のアラブの城門アルメディナを通り、コンペイトウやコルク製品の土産物屋でフリータイム。(Tivoli Coimbra泊)
(夕)ホテルで、生ハムとメロン、サーモンのグリル、パンナコッタ - 運河の街アヴェイロのモリセイロ船
- コインブラ大学
- 7日目
- 9月9日/晴れ時々雲/18〜29 ℃
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本日はナザレの聖母祭りで大賑わい。展望台から大西洋の海岸線を一望。この漁村では女性は昔ペチコートを何枚も重ねてはくのが伝統でした。次にデニス王が王妃に与えた城壁で囲まれたオビドスの街へ。名物ジンジャはチェリー酒でチョコカップに入れて味見します。街の奥には15世紀に建造した城(現在ポサーダもあり)があり、城壁歩きや民芸店での買物も楽しめます。
(昼)Muralhasにて、トマトとチーズのサラダ、イワシのロースト、カステラの元祖パオンデロー、ワイン、コーヒー
午後は首都のリスボンへ。ガイドの横木さん、ディアナさんとジェロニモス修道院見学。ステンドグラスに回廊、マヌエル様式を堪能。ベレンの塔から発見のモニュメント&世界地図へ。
(夕)Club de Fadoにて、キャベツスープ、バカリャウグラタン、フルーツサラダ、飲み放題。ポルトガルの心の歌ファドを聴きながら。(Dom Pedro Lisboa) - オビドスは城壁で囲まれた白壁の街
- リスボン 発見のモニュメント
- 8日目
- 9月10日/晴れ/20〜32℃
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ガイドは横木さんとヴァスコさん(昨日のディアさんの父)。朝、ユーラシア大陸最西端で「ここに地果て海始まる」というカモンエスの石碑のあるロカ岬へ。証明書ももらい、シントラ宮へ。 絵タイルで覆われたアラブの間、モザイクの床の礼拝堂、中国の間、カササギの間、高さ30mの高さの天井を持つ台所など1910年の共和制宣言まで、王家の夏の離宮として使用されました。
(昼)Leao D'ouroにて、サラダ、カタプラーナ(ポルトガル名物の魚介鍋)、ライムケーキ
午後はリスボン名物のトラム(貸切)に乗ってエストレラ広場からサンベント地区→バイロアルト→シアード→バイシャ→大聖堂まで30分程ご乗車。石畳の坂道の多い街並みは生活する人々の息づかいが間近で眺められて楽しかったですね。 ティータイムは、エッグタルトの起源と言われるパスティス・デ・ベレンにて。その後、フリー。
(夕)ご希望の方とValenciana - シントラの王宮
- リスボンは坂の多い街
- 9日目
- 9月11日/晴れ/20〜30℃
- 本日は帰国日。今回は台風の日本を離れ、最終日までお天気に恵まれました。 ホテルから空港までは約20分。私の大好きな世界遺産のテーマ曲The Song of Lifeと共に向かいました。 エミレーツ航空EK192便でドバイまで14:30出発。約7時間半のフライト。時差は+3時間。今回はバスでターミナルに着き、乗り継ぎ時間も短めなのですぐ移動。行きと違い、コンコースBからCへは徒歩でひたすら移動するしかありません。ドバイの巨大空港は、なにせ広いですから。ゲートC22のそばにビジネスラウンジがありましたので、搭乗開始までご利用頂けました。 EK318便は行きと同じくA380、2階は全席ビジネスです。
- 名物カタプラーナ
- ドライバーのアルトゥーロさんと添乗員しおの
- 10日目
- 9月12日/晴れ時々雲/20〜24℃
- ドバイから日本まで9時間半のフライト。時差は+5時間。 今回は大きな遅れもなく、予定通り帰着できました。長いフライト大変お疲れさまでございました。 今回の旅は、いかがでしたか? エミレーツ航空のビジネスクラスで、ごゆっくりして頂けましたでしょうか? 東の端の日本と西の端のポルトガルですが、遠い昔にはキリスト教の布教という目的でつながりを持ち、日本の多くの言葉やお菓子などにも影響を与えました。 8世紀イスラム教徒によって支配され、レコンキスタ(国土回復運動)で1249年スペインより250年ほど早く取り返し、ブルゴーニュ朝-アヴィス朝ー60年間のスペイン支配後ーブラガンサ朝と繁栄していったポルトガル。コルクにタイルにファド、ポルトワインに、トラムにバカリャウ等々興味尽きない優しい国です。 また、ぜひ機会がありましたら遊びにいらしてください(^^)/ 10日間ご一緒できて楽しかったです。どうもありがとうございました。
- 名物エッグタルト
- サンチャゴ・デ・コンポステラ 聖ヤコブ大聖堂
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