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2018年8月18日出発<ルフトハンザドイツ航空利用>7つの世界遺産を巡るドイツ10日間

※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。

2018年8月18日出発ツアー添乗員レポート

※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
添乗員/森田 洋平(もりた ようへい)
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ANA利用、7つの世界遺産を巡るドイツ10日間へのご参加有難うございます。日本とドイツは近代史において交流が多く、世界遺産も44件と世界4位、空も日本から最も多くの便が飛び魅力的で行きやすく、だからでしょうか、そんなドイツをハブに南から東から複数国への周遊ツアーが多いように思えます。私も部分的な訪問が多く、今回の様に10日間丸々ドイツ周遊というのは久しぶりでドイツをどこまで深く知ることができるか楽しみです。クリスタルという事でソーセージ以外のドイツ料理も楽しみです、ビールと共に。また多くの都市で2連泊というのも嬉しいですね。今夏のヨーロッパ北部は猛暑日が続いていますが後半は涼しい夏になる模様、それではまだまだ暑い日本からドイツを知りに行きましょう、10日間よろしくお願いします。
1日目
8月18日/晴れ/18~27℃
台風と台風の間、成田の空は青く最高気温は27度と久しぶりの涼しい朝に午前8時受付を開始。少し早めの準備をしたのはビジネスクラスのお客様も多く全日空で行くこともあり、ANAラウンジでの時間も大切にして頂きたかった事もありました。全日空209便は定刻の11時に離陸、3年前に結ばれたデュッセルドルフへ向かいます。所要は12時間エコノミークラスの私ですがトイレのウォシュレットに日本の航空会社の良さを感じます。デュッセルドルフでは1時間25分の乗り継ぎに遅れぬ事を願いましたが少し早く着いてラッキー、しかしベルリン行きのユーロウィングの搭乗手続中にオーバーブッキングが発生し、1組のお客様と添乗員は3時間後のフライトに切替えられ、他のお客様だけでベルリンへの1時間15分の飛行機に乗って頂きました。ベルリンではガイド長井さんのお出迎えでホテルエストリルへ、19時に到着、明日からの観光に備えお休み頂きます。
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成田空港11時発209便でデュッセルドルフへ!
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ユーロウィングよりデュッセルドルフの空、
2日目
8月19日/晴れ/18~28℃
激動の20世紀の世界史を知りにベルリンの35キロ南のポツダムへ。ベルリンに都を置いたプロイセン王国の庭と呼ばれた自然豊かな地でツェツィリエンホフ宮殿の観光、最後のドイツ皇帝が息子に建てた宮殿は1917年のもの、そしてここでドイツの、日本の戦後を決めたポツダム宣言が表明されたとの話にいきなり激動を感じます。お隣りサンスーシ宮殿ではフランス式の庭園に時のプロイセン王フリードリッヒ2世の墓のジャガイモを見て、カツレツを食べてベルリンへ。ベルガモン博物館にて遠くユーフラテスの歴史からローマまでを見聞きし、1701年からプロイセン王国の都として発展した歴史を大聖堂に見た後再び激動の20世紀へ。ベルリンの壁時代の旧米ソ国境チェックポイントチャーリーに、ベルリンの壁崩壊時にテレビに見たブランデンブルク門、崩壊後に残った壁に芸術家が平和を願い色をつけるイーストサイドギャラリーを。そんな激動の初日でした。
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ツェツィリエンホフ宮殿内、ポツダム宣言のテーブル。
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世界遺産サンスーシ宮殿と庭園。
3日目
8月20日/晴れ/17~30 ℃
真面目なイタリア人運転手さんの運転する大型バスに17名様でゆったりと、速度無制限(バスは100キロ)無料のドイツ名物アウトバーンを南へ193キロ、途中廻る便座のドライブインで一息入れてザクセン州マイセンに到着。東洋の磁器に惚れ込んだザクセン王アウグストは1709年遂にヨーロッパで初めて白磁器を造ることに成功し、その技術をここマイセンに閉じ込める、そんな歴史に造形から絵付けまでをマイセン陶磁器工房で見学しました。それから真っ白なお皿で真っ赤なビートスープにスズキのソテーも工房内レストランで頂きました。今日から泊まるドレスデンはすぐそこですが、エルベ川沿いに少しドライブし同じくアウグストザクセン王が増改築した1736年製モーリッツブルク城へ。そこから1884年に開通するレスニッツグルンド鉄道で当時と変わらぬSLでのどかな景色の中を30分程移動し、ドレスデンホテルドリントへ。2泊に際し少しお散歩もしました。
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マイセン陶磁器工房内、博物館にて。
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モーリッツブルク城
4日目
8月21日/晴れ/16~26℃
ドイツのみの周遊では一味違う景色も見に行きます。ドレスデンからエルベ川に沿って東へ42キロ、平坦な土地を進むと急に現れる奇岩の絶景ザクセンスイスです。広大な国立公園の砂岩大地をエルベ川が、雨風が長い年月をかけ奇岩、絶壁を形成しました。奇岩連なる間に19世紀の石橋(バスタイ橋)が通されてその見せ方も斬新で、岩壁城なるスリリングな有料展望台もありました。そして絶景を眺め頂く蒸しタラ。午後はホームドレスデンを歩きます。ドイツ史に名を残すザクセン選帝候の都もまた連合軍の爆撃で被害を受けるも2005年に再建を終えたフラウエン教会に、ゲーテがドイツのフィレンツェと評した町並みをブリュールのテラスから眺めました。また、ザクセン公の歴史をマイセン焼きタイルで伝える102mの君主の行列画、居城ツヴィンガー宮殿のアルテマイスター絵画館ではラファエロなどの絵画を鑑賞。2日目の夜はそれぞれに街を歩いて自由食をお楽しみ頂きました。
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ザクセンスイス国立公園、バスタイ橋。
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文章に書けなかった、ゼンパーオペラ。
5日目
8月22日/晴れ/16~30℃
ドレスデンを出てバイエルンを目指すドライブです。ベルリン一帯の高速の分岐にはポーランド、ドレスデン一帯ではチェコ、そして今オーストリアの標識が出てきて、ドイツ南部バイエルン州レーゲンスブルクに到着しました。ドナウ川を眺めながら12世紀にソーセージレストランとして開店したWurstkuchlにて炭火で焼いたソーセージを頂きました。ドナウには1146年製の長さ310m幅9m、中世ヨーロッパの石橋の見本となるシュタイナーブリュッケや、ドナウのもとでローマ時代、そして12世紀に帝国自由都市として発展した街のゴシック大聖堂や旧市庁舎など、戦争の被害は小規模だった街の石畳を歩いて過ごしました。さらに122キロ州都ミュンヘンへ。ミュンヘンでの目的はただ一つビールを飲む事、もう少し涼しさを期待したけどまだまだ暑い日々ですがビールを飲むにはピッタリで、残りの夏ビールとホロホロ鶏で楽しむ市民に囲まれて明るい夜を過ごしました。
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レーゲンスブルク旧市街、塔のある家並み。
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ミュンヘンのビアガーデン、AugustinerKeller。
6日目
8月23日/晴れ/17~29℃
ミュンヘンを出て南へ120キロ、オーストリアとの国境が近づくとアルプスの山並みと牧草地に牛の姿。そんな風景の中突如現れる白鳥城ノイシュバンシュタイン城は1864年19歳でバイエルン王となり、41歳で謎の死を遂げるルートヴィッヒ2世が建てたものです。未完の部分を多く残してなくなるが、完成している部屋の壁には愛するワーグナーの劇中の場面が描かれています。山の上から帰りの馬車で、南ドイツ特有の不安定な天気の中、城へ行く前に見たマリエン橋からシンデレラ城のモデルとなるお城が綺麗に見えて良かったとお客様とお話しました。さて戦後ドイツの観光面での復興にと名付けられたロマンチック街道を走ります。キリスト像の奇跡のもと牧草地に建てられたヴィース教会は18世紀ドイツバロックの最高傑作と言われる素晴らしい内装でした。街道を北上すること268キロ2泊するローテンブルクに到着。本場のロールキャベツを頂いた後、少しお散歩も楽しみました。
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ノイシュバンシュタイン城、マリエン橋より。
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外はシンプル中が凄い、世界遺産ヴィース教会。
7日目
8月24日/晴れ/11~23℃
北へ76キロ、マイン河岸の丘の上に13世紀から1719年まで領主である大司教が住んだマリエンベルク城が見えてくると、ロマンチック街道北の拠点ヴュルツブルクに到着しました。1720年大司教が住まいにすべく天才建築家バルタザールノイマンに建てさせたレジデンツ、巨大天井に描かれたフレスコ画から絵画、タペストリーに装飾品の全てが息を飲む美しさに大司教の力を感じました。大聖堂も歴史が古く、12世紀のロマネスク様式、歴代大司教が眠る墓にはそれぞれ大理石に彫られた胸像がありましたね。ゼラニウムの花で飾られたアルテマイン橋を渡り、バスでホームローテンブルクへ。戦争被害は大きかったものの戦後市民達によって再建された城壁の町をブルク公園から眺め、60mの塔を持つ市庁舎に30年戦争から町を救ったヌッシュ市長のワイン一気飲みが、からくりで見られる市議宴会場の後、それぞれにお土産のお買い物、そして自由夕食の午後を過ごしました。
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世界遺産レジデンツ、ヴュルツブルクにて。
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ヌッシュ市長の伝説のワイン一気は市議宴会場のからくり時計にて。
8日目
8月25日/予報は雨/9~20℃
昨日から例年並みの気温に涼しさを感じるも予報は雨、今夏の猛暑でベルリンでは山火事でライン川クルーズは水位が低いため欠航するかも?と言うニュースの中出来ることになるもダイヤ変更につき、235キロまずはリューデスハイムへ向かいました。 古城に葡萄畑が見えてきてアイスワインの里リューデスハイムに到着、そしてランチを取りながらのクルーズは出発し、なんと青空に。全員デッキに出てローレライの岩山を眺めました。バスに乗り165キロハイデルベルクではネッカー川見下ろす丘の上に歴代の選帝皇の城を見て、ドイツ最古の大学街を歩きました。そして100キロ、お楽しみはまだ続きシュロスホテルクロンベルグへ。ポツダムの宮殿はヴィルヘルム2世が息子に贈りましたが、こちらは実質ドイツ最後の皇帝ヴィルヘルム2世が母から贈られた宮殿です。そこでの夜は宮殿のダイニングでビールで乾杯、赤白ワインを頂いてドイツ最後の夜をお楽しみ頂きました。
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リューデスハイムの葡萄畑、ライン川クルーズ船より。
9日目
8月26日/晴れ/14~22℃
ドイツ観光最終日はデュッセルドルフから成田直行便につき、午前10時まで宮殿ホテルでゆっくりお休みいただき、観光も出来ます。ライン川に沿って北へ進み、旧西ドイツの首都であったボンへ。1770年ベートーベン誕生の一室や、ウィーンに行くまでの22年間を過ごした家を見学しました。ポークまたはスズキのランチをお選び頂き、ワイン祭で賑わう市内を少し歩きました。35キロ北のケルンでは7つ目の世界遺産の大聖堂を、144mの鐘楼を前にこれぞ世界遺産と感じたものです。そして41キロ北のデュッセルドルフに無事戻ってまいりました、空港での手続き、最後のお買い物にラウンジでの時間とそれぞれにお過ごしになり全日空210便は20時に定刻の離陸、それぞれにドイツでの9日間を振り返り11時間30分後の日本を思いつつ休まれた事と思います。
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ベートーベンの故郷、ボン。
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高すぎて入らない、世界遺産ケルン大聖堂。
10日目
8月27日/晴れ/32℃
予定通り、そして無事に成田空港には14時30分に到着、成田で会ってドイツで過ごした17名様は皆それぞれにお別れの挨拶を交わし、ドイツ周遊の10日間は終了します。初日の乗り継ぎにに起因するトラブルが最後まで解決しない中皆様にはご迷惑とご心配をおかけしました。そんな中予定されていた所の訪問、時にそれ以上の所を歩けた事、それ以上のアクシデントに見舞われなかった事、語り合い笑い合い助け合いの日々は全て皆様のご協力に因るところであり心から感謝の日々でした。皆様にまたの海外旅行をして頂きたく話した添乗員によるどうでも良い話にもお付き合い頂き有難うございます。皆様とご家族のご健康を願い、ぜひまたの海外旅行をしていただける事を願います。ご参加有難うございました。
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最後までお天気に恵まれました、では成田へ。
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シュロスホテルクロンベルグ。

旅はもっと、おもしろい。
阪急交通社クリスタルハート

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