2018年7月29日出発ラサ・シガツェと天空寺院ガンデン寺を巡るチベット徹底攻略 2つの天空列車で行く世界の屋根チベット9日間
※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
2018年7月29日出発ツアー添乗員レポート
- ※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
- 添乗員/髙江洲 由起(たかえす ゆき)
- 7月29日から【2つの天空列車で行くチベット9日間】 に添乗させて頂きました、高江洲由起です。 古くは独自の王国をもちながらも大国に翻弄される歴史を持ち、現在急速に発展を続けながらも、世界の屋根ともいわれ豊かな大自然が独自の文化・宗教を育んでいる現在のチベットを見て感じて頂けましたでしょうか。 出発から台風の影響でツアー催行自体が危ぶまれましたが、なんとか出発! その後も、やはり中国というお国事情のハプニングがありながらも皆様のツアーに対する御協力のお陰で無事9日間のツアーを終えることができました。 また、このレポートがお写真整理のお役に立てれば幸いです。
- 1日目
- 7月29日/雨のち曇り/25~30℃
- 早朝6時50分 成田空港第一ターミナルへご集合頂きました。 台風の影響で出発便が遅れ乗り継ぎができず、次のフライトへ切り替え等でツアーが催行できるかどうかというところでしたが、少しの日程変更で済みました。 6名様全員参加でいよいよ出発です。 CA460便(中国国際航空)にて本日は成都までの旅路となります。約3時間半遅れの12時25分発で中国成都へ出発です。機内では1回チキンライスまたは焼うどんの機内食がでました。16時25分 成都空港に到着です。ガイドの王さんにお出迎え頂きました。 空港から夕食レストランへ。担担麺など四川料理はいかがでしたでしょうか。 本日お泊りのホテルは、最後成都へ戻ってきたときに泊まる5つ星ホテル『家園国際酒店』です。空港でお待ち頂いたり行程変更などご協力ありがとうございました。お疲れの事と思いますのでゆっくりお休みください。
- 2日目
- 7月30日/晴れ/25~20℃
- 今日は、昨日乗り継ぎ到着する予定だった西寧へ向かいます。 ホテルを出発し、成都空港国内線ターミナルへ。 9時50分 CA4211便は定刻通り飛んでくれました。これで電車に間に合います!11時10分 西寧空港へ到着。お出迎えしてくださったのは、これから7日間ガイドをしていただくガイドの李(MS)さんです。空港から、昼食レストランへ。 今日の昼食は、イスラム料理。西寧は、イスラム教の信者が多い街です。イスラム+中華の融合料理でした。昼食後、いよいよ天空列車【青蔵鉄道】に乗車です。 14時01分 青蔵鉄道Z6801は定刻にて出発です。 出発1時間を過ぎたあたりで、左側に青海湖が見えてきます。中国で1番の面積を誇る湖で、なんと琵琶湖の約6倍です!夕食後、ゴルムドではディーゼル車への切り替えを見学し、いよいよ列車はここから標高をあげていきます。
- 青蔵鉄道から見える青海湖
- どんどん標高はあがっていきます。
- 3日目
- 7月31日/曇り/10~20℃
- 皆様、青蔵鉄道での1晩はいかがでしたでしょうか?ゆっくり寝られた方、寝られなかった方もいらっしゃいましたでしょうか。朝方には最高地5072mを越え、朝も青蔵高原4000mの高地を走り抜けていきます。朝食を食べているとき、列車は那曲(ナクチ)へ停車。ここは、チベットの中でも1番高品質の冬虫夏草がとれるエリアです。 11時30分 ラサ駅へ到着。昼食後、ノルブリンカ観光へ。 1755年、ダライラマ7世が夏の離宮として建立した、歴代ダライラマの夏の政務の場であり離宮です。その後、7世の離宮→14世の離宮(1959年亡命するまで使用していました)→湖に浮かぶ8世の離宮と見学。 早めにホテルへ入り体を休めていただきます。メディカルチェックを受け、酸素吸入をした方も。高山病は、早期治療が重要です! お体を休め夕食レストランへ。本日の夕食は、キノコ鍋です。
- 拉薩駅到着です。
- ダライ・ラマ夏の離宮ノルブリンカ
- 4日目
- 8月1日/雨のち曇り/10~18℃
- 本日は、1日ラサの観光です。まさにチベット仏教に触れる1日です。 まず最初にラサの象徴ポタラ宮へ。観音菩薩が降り立った聖なる丘マルポソに、ソンツェンガンポ王が造った宮殿跡に17世紀ダライラマ5世が建立。その後歴代ダライラマの宮殿としてチベットを治めてきました。 ポタラ宮の後は、昼食をお召し上がりいただきセラ寺へ。1419年ツォンカパの弟子が創立。ゲルク派の大僧院です。その後、巡礼者最終目的地である大昭寺へ。 お寺の外では、五体投地する信者の方々も目にすることが出来ました。信者はチベットの高原を1000kmも2000kmも越えてやってきます。人間の信仰心の凄さを肌で感じましたね。 パドマサンバヴァ像、文成公主がもってきた12歳の釈迦等身大の像、小川の音か魔女の心臓の音がする岩など見学しました。バルコルを散策後、夕食へ。 今日のレストランのテラスからはポタラ宮などラサの町がみえました。
- どうどうと佇むポタラ宮
- 大昭寺には五体投地をする信者の方も
- 5日目
- 8月2日/晴・曇・雨/5~20℃
- 本日は、ラサからチベット第2の町シガツェへ移動です。 8:00ホテル出発。1時間程すると車窓からはヤルツェンポ川が見えてきます。世界で1番標高が高い川です。西のインドへそそぐ大河です。 10:00 展望台(4280m)チベット犬やヤギ、ヤクが写真モデルとして沢山いました。 10:35 カンパラ峠(4998m)霧の中眼下にはヤムドゥク湖が広がっています。ここではWCの洗礼をうけました笑。お昼を食べ、バスはどんどんと標高をあげていきます。そしてついにカローラ峠(5045m)を越えます。13:45 カローラ氷河真下でお写真ストップ。 5000mを超えると少し歩くだけで息が上がりましたね。 14:55 天気が晴れてきたのでマラダム湖で写真ストップ。マラダム湖の展望台にはタルチョが沢山はためいています。ギャンツェの町でシガツェの入域手続きをします。ギャンツェ城をお写真とり、シガツェへ。
- 綺麗な青空とダム湖
- ついに標高は5000mを超えました。カローナ氷河が目の前に!
- 6日目
- 8月3日/晴れのち曇り/10~18℃
- 皆様、だんだんと高地に順応してきたようです。 今日は1日シガツェの観光です。ゲルク派の6大寺のひとつタシルンポ寺へ。 【<チベット仏教>古代チベットには、元々日本の神道に近いボン教という信仰がありました。7世紀前半にインドから仏教が入ってきた頃にインドのサンスクリットを手本にチベット文字ができ、インドから伝わった経典がチベット語に翻訳されチベット仏教の教えとして定着します。大きくわけて5つの宗派にわかれます。ボン派・ニンマ派・カギュー派・サキャ派・ゲルク派。そして全ての宗派を超えた最高指導者がダライラマです。】 タシルンポ寺では、僧侶たちが修行の一環である問答をしていました。 自由市場を見学後、昼食へ。昼食後、パンチェンラマが滞在中で新宮の見学が本日は出来ないということで1度ホテルにて休憩後、午後はホテル近くの地元市場とスーパーへ。
- タシルンポ寺
- 問答をする僧侶達
- 7日目
- 8月4日/晴れ/8~18℃
- 本日は、ゆっくりとした出発なので、ご希望の方々と朝のお散歩へ。 昨日と別の市場では日用品や糸の取引をするカンパ族の姿も。カンパ族は東チベットの民族で今でも一妻多夫の習慣が残る民族です。 12:00 ホテルを出発しホテル近くのレストランにてご昼食をお召し上がり頂き、シガツェ駅へ。シガツェからラサへの移動は、昨年開通したばかりの唐竺古道号(タンチュークゥタウハウ)にてらくらく移動です。 車窓からは、ヤルツァンポ川などの景色をお楽しみいただきながら、あっというまにラサに到着です。 夕食は、カレー料理をお召あがり頂きました。ナンやトマトスープ、チキンカレーや肉じゃがは皆様お気にめしていただけたようでした。チベット料理よりもネパール料理の方が日本人の口にはあうみたいです。
- シガツェ駅は近代的で立派でした。
- 唐竺古道号にて拉薩へ。
- 8日目
- 8月5日/曇りのち晴れ/21~31℃
- 8:15 ホテル出発。いよいよチベット最後の観光地となりますガンデン寺へ。標高4300mにたつ天空寺院は、ゲルク派の総本山であり、開祖ツォンカパにより15世紀に建立されました。 文化大革命によりかなりの規模が破壊されてしまいましたが現在は徐々に再建され往時の姿を取り戻しつつあります。途中から山道を走り、牛やヤクの姿や、薬草をとる人の姿も。 寺院の見学後は、巡礼路を歩き展望ポイントへ。標高が高いのでゆっくり進みます。 タルチョはためくポイントまで行くと渓谷の素晴らしい景色がまっています。 その後、昼食をお召し上がりいただきました。チベット最後の料理は餃子料理です。 昼食後、ラサの空港へ。ここで7日間お世話になったガイドの李さんとお別れです。 18:00 CA4404便にて成都へ。20:00 定刻で成都に到着し、1週間ぶりにガイドの王さんと再会です。夕食後、ホテルへ。
- ゲルク派総本山ガンデン寺
- 巡礼路を歩き展望ポイントへ!
- 9日目
- 8月6日/晴れ/25~30℃
- 本日はいよいよ帰国日です。今回は、チベットだけではなく成都の観光も! 9:00 ホテル出発 武候祠へ。新宮の代替観光としてご案内します。 武候祠は、成都1の観光スポットであり三国志ゆかりの地。三国時代、蜀の都がここ成都におかれました。蜀の初代皇帝、劉備玄徳とその家臣諸葛亮孔明を祀る武候祠は、君主と家臣が一緒に祀られている中国でも珍しい祠堂です。歴史大好きガイドの王さんは、説明にも熱がはいっています! チベットとは反対に暑い成都ですが、美しい竹林などもあり中は涼しげでした。 観光後、飲茶料理をお召しあがりいただき空港へ。 15:10 CA459便にて成田へ 21:00 成田空港着 皆様9日間本当にお疲れ様でした。 また、どこかのご旅行でお会いできる日を楽しみにしております。
- 成都では武侯祠観光へ
- 暑い成都ですが涼しげな竹林が素敵でした
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