2018年12月19日出発まだ見ぬ絶景に出会うスペイン探訪10日間
※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
2018年12月19日出発ツアー添乗員レポート
- ※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
- 添乗員/石原 啓江(いしはら ひろえ)
- この度は阪急交通社クリスタルハート 12月19日ご出発 LE102 『ANA利用 まだ見ぬ絶景に出会うスペイン探訪10日間』にご参加いただき、誠にありがとうございます。ご一緒させて頂きました、添乗員の石原啓江です。どうぞよろしくお願いします。 スペインはイベリア半島の7割を占める、面積50.6平方キロメートルに人口5000万人。 古代からさまざまな民族と文化が交差してきました。首都のマドリッドをはじめバルセロナ、コルドバ、セビリャ...と、各地方や街ごとに独特な個性を持っています。 特に8世紀にわたりイベリア半島を支配したイスラム教徒の影響は大きく、今でもその痕跡は建築や芸術で感じられます。 そんな素晴らしい国スペインをご案内させていただきます。どうぞお楽しみに!
- 1日目
- 12月19日/晴れ/16 ℃
- クリスマスの飾りがされた羽田空港へ11名のお客様にご集合頂きました!本日から10日間、どうぞよろしくお願いします。羽田空港ではラウンジやお買い物などでお寛ぎいただけましたでしょうか? ANA(全日空)ビジネスクラスでドイツの空の玄関口フランクフルトマイン国際空港へ。12時間の長いフライト、大変お疲れ様でした。 フランクフルトでは、乗り継ぎ時間がやや短く焦りましたが、皆様のご協力のお陰で無事にマドリッド国際空港に到着。日本からスペインは8時間の時差があり、到着の頃は真夜中。明日からの観光に備え、ゆっくりお休みください。明日はプラド美術館から見学です。
- フランクフルト国際空港
- 2日目
- 12月20日/晴れ/18 ℃
- 今日は観光初日です。 まずはプラド美術館から見学です。三大巨匠、エルグレコ、ベラスケス、ゴヤの作品を鑑賞しました。ベラスケスの「ラスメニーナス(宮廷女官たち)」は門外不出の作品。ここに来なければ鑑賞できません。今日は私たちだけの貸切状態。遠近法もしっかり理解できました。もう一つの美術館、国立ソフィア王妃芸術センターも見学。ここにはピカソの大作「ゲルニカ」が展示されています。スペイン市民戦争に介入したナチスドイツがバスク地方にある村ゲルニカに無差別爆撃した出来事を主題とした作品です。 昼食は魚介のパエリア。お米はイスラム教徒によりスペインに伝わったとか。 昼食後はセコビアへ。ここは古代から繁栄した街で、セコビア旧市街とローマ遺跡は世界遺産に登録されています。水道橋は町のシンボル!ど真ん中に今でも建っています。ディズニーの白雪姫のお城のモデルにもなった「アルカサル」も見学しました。
- ヘロニモス教会
- ランチレストラン
- 3日目
- 12月21日/晴れ/14 ℃
- 今朝はトレドへ出発です。 かつての西ゴート王国の首都であり、中世にはイスラム、ユダヤ、キリスト教の文化が交わる町でした。三方をタホ川に囲まれた旧市街は世界遺産に登録されています。 ここではスペインのキリスト教カトリック総本山である大聖堂を見学しました。1493年に完成したゴシック様式の建物で、木彫りの主祭壇ではキリストの生涯20場面が描かれています。美しいステンドグラスはなんと750枚!壮大なスケールと美しさに圧倒されます。 そしてこの街で活躍した画家、エルグレコの最高傑作が残るサントトメ教会へ。老廃していた教会をオルガス伯爵が私財を投じ再建しました。彼のお葬式で起こった奇跡を題材にしたエルグレコの作品です。展望台からはパノラマ写真も撮りました。美しいクリスマスのイルミネーションの中、数名の方とご夕食へ。 明日はアンダルシアへ向かいます!
- トレド大聖堂
- トレドクリスマスイルミネーション
- 4日目
- 12月22日/晴れ/22 ℃
- 今日はスペインの新幹線AVEでコルドバへ。イベリア半島のフライパンと呼ばれるアンダルシア州のコルドバ。到着後の日差しは冬とは思えないほど強く驚きました。 メスキータとはスペイン語でモスクの意味でアラビア語に由来します。本来は有り得ない、イスラム教のモスクの中にキリスト教の大聖堂がある珍しい建物です。無数の柱が連立する様子や、その上に連なる赤と白の縞々のアーチには圧倒されます。イスラム教のお祈りの時間を伝える塔ミナレットはキリスト教の鐘楼と変わりました。 見学後少しユダヤ人街を歩きながら花の小径へ。白壁の建物と中庭の装飾がいかにも太陽の街アンダルシアを感じさせます。 セビリャでは万博会場のスペイン広場や大聖堂、サンタクルス地区を散策。オレンジの木にたくさんの実がついていて、思わず食べたくなるー!夕食の後はフラメンコへ。長い一日、お疲れさまでした。明日はイギリス領、ジブラルタルへ!
- スペイン広場
- アルカサール
- 5日目
- 12月23日/晴れ/23 ℃
- 今日は国境を越えて英国領ジブラルタルへ。北緯36度。イベリア半島の南東端に突き出した小半島です。 まずはヨーロッパポイントへ。ここから見えるジブラルタル海峡を挟んだ向こう側はアフリカ大陸です。今日はしっかり見えました。 その後、海抜426メートルの展望台へ。ロープウェイも空いており、凶暴なサルも今日はおとなしく一安心。ジブラルタルには、世界でも珍しい、滑走路を横断できる国際空港もございます。あっという間にジブラルタルの見学も終わり、スペインに戻りました。 ランチはサービス満点のレストラン。お腹いっぱいになり、お泊まりのロンダへ。 標高723メートルのところに位置する街は近代闘牛の発祥の地。18世紀に現在の闘牛のスタイルを確立しました。今日は闘牛場も見学。その後ヌエボ橋まで散策。少しフリータイムを取り、夕食は全員で名物トマトを頂きました。美味しかったですね!!
- ジブラルタルのサル
- ヌエボ橋
- 6日目
- 12月24日/晴れ/25 ℃
- アンダルシア地方にある街は白壁で有名です。かつてイスラム教徒たちは建物の壁を白く塗り敵方を迷わせたとか。今では美しい白い街並みとたくさんのお花がある風景はとても魅力的で世界中から観光客が訪れます。その代表的な街がミハスです。 ここではアーモンド屋さんをご紹介。みなさんお土産にたくさん購入されました。お買い物を楽しんだ後は、グラナダへ。 今日のお泊まりは国営ホテルのパラドールです。アルハンブラの敷地内にあり、スペインで最も予約の困難なパラドールです。 ゆっくりしたいところでしたが、すぐにアルハンブラ宮殿の見学へ。最後のイスラムの首都がグラナダで、当時のイスラム王国の王が住んでいる住居や官庁、軍事施設などが集まった広大な敷地をひっくるめてアルハンブラ宮殿と呼んでいます。美しい装飾で、ため息の連続です!そして、今日はクリスマス。夕食はパラドールでガラディナー。皆さんオシャレしてお食事しました!
- アルハンブラ宮殿
- パラドール
- 7日目
- 12月25日/晴れ/24 ℃
- 今日はアンダルシアからカタルーニャに飛行機で移動です。 カタルーニャの中心都市バルセロナはマドリッドに次ぐスペイン第二の都市。神戸市と姉妹都市です。19世紀から20世紀初頭に流行したモデルニスモ様式の建物が残る街です。スペインが生んだ鬼才、アントニオガウディもモデルニスモの芸術家のひとり。バルセロナ最初の見学は、ガウディの作品「グエル公園」からです。バルセロナ市が一望できる丘の上にあるグエル公園は、パトロンであったグエル氏とガウディの夢が作り上げた分譲住宅でした。しかし結果的に買い手がつかずグエル氏が亡くなった後工事は中断。市の公園として寄付されました。粉砕タイルを使ってのデザインは独特で、中でも階段中央に鎮座するトカゲが大人気でした。旧市街を少し車窓からたのしんでいただき、お泊まりのホテルへ。 夕食は選べるメニュー。今が旬のねぎ焼きもお召し上がりいただきました。
- 国内線移動
- グエル公園
- 8日目
- 12月26日/晴れ/20 ℃
- 今日は、ガウディ未完の作品サグラダファミリアの見学からです。 1883年から2代目建築家に任命されたのがアントニオ・ガウディでした。彼は亡くなる1926年までライフワークとして設計・建築に取り組みました。内部のステンドグラスの美しさは、ため息の出るほど。今日はエレベーターで展望台まで行きました。神のみぞ知るのでしょうが、2026年完成予定?との事。 そして、ガウディと同じ時代の建築家、ドメネク・イ・モンタネールのカタルーニャ音楽堂へ。彼は「花の建築家」と呼ばれ優雅で気品あるスタイリッシュな作品を多く建造いたしました。音楽堂内部も花模様の美しいタイルの飾り付けと、美しいステンドグラス。とても女性的な印象でした。ランチの後はガウディの「カサ・ミラ」へ。この建物は直線部分を全く持たない建造物です。特にバルコニーの手すりは、波に漂う海藻のようです。現在世界遺産でもあり、集合住宅でもあります。
- サグラダファミリア
- カタルーニャ音楽堂
- 9日目
- 12月27日/晴れ/20 ℃
- 今日はとうとう帰国の日です。朝早いご出発、ご協力ありがとうございました。クリスマスのバカンスも終わり、空港も落ち着きを取り戻していました。 バルセロナからドイツフランクフルト経由で羽田に向かいます。フランクフルトに到着すると、スペインから比べてとても寒く感じましたね。私たちがスペインに滞在している時はお天気に恵まれていましたが、西ヨーロッパは雪も多かったようです。ラウンジをご利用頂いたり、最後のお土産を買われている方もいらっしゃいました。 そして,我々のANA(全日空)便はほぼ定刻で無事に離陸。皆さんビジネスクラスでゆっくりと休まれたことと思います。私も機内では食事もしないで寝てました。
- バルセロナ国際空港
- 全日空
- 10日目
- 12月28日/晴れ/12 ℃
- ANA(全日空)便は無事に羽田空港に到着。羽田空港では出発前のクリスマスの飾りは終わり、お正月モードへと。日本に帰ってきたことを実感しました。 ターンテーブルでお別れのご挨拶をしてそれぞれ税関へ。皆様が帰られる後ろ姿を見て終わってしまったと実感・・・プラド美術館のベラスケス、その後のパエリア、トレドの全景、メスキータの中の大聖堂、ジブラルタルのおサルさん、イスラム建築の最高峰、アルハンブラ宮殿、そしてモデルニスモのガウディ、、、皆さんの心にスペインの景色がたくさん残っていると思います。 10日間はあっという間でした。皆様、これからも安全で楽しい旅を続けて下さいね。そしてまたどこかでお会いできる日を楽しみにしています。いつまでもお元気で。10日間ありがとうございました!
- ロンダクリスマスイルミネーション
- 羽田空港到着直前の富士山
条件を指定して添乗レポートを探す
カタログや新聞に掲載のコース番号や国名・都市名、添乗員の名前などで検索いただけます。
※添乗員の名前で検索される場合は、名字と名前の間に全角スペースを入れてください。
ありふれたツアーでは物足りない。思い出に残る旅がしたい。クリスタルハート海外旅行は、そんなお客様の声にお応えいたします。イタリアやスペインなどヨーロッパから、アジア、南米まで豊富なツアーをご用意しております。