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2018年6月22日出発その先のシルクロードへ タクラマカン砂漠縦断とシルクロードの秘宝10日間

※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。

2018年6月22日出発ツアー添乗員レポート

※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
添乗員/鍛治 泰久
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タクラマカン砂漠。何とも神秘的な響きです。中国で一番大きな砂漠であり、又はるか昔、インド僧が東へ向かい、中国僧が西へ向かい、たくさんの秘宝を持った隊商が行き来した砂漠です。 ウイグル族はもちろん、カザフ族・キルギス族・漢族・タジク族・ウズベク族...と民族のるつぼのシルクロード。今回、16名の旅慣れたお客様のお供をさせて頂きました。 ご参加誠にありがとうございした。 10日間大きなアクシデントも無く、天候にも恵まれました。 初日、2日目は移動が長いのでお疲れのご様子でしたが、3日目以降はホテル2連泊が続きゆったりと旅が進みました。新疆料理もお客様に好評で、羊も殆ど臭みも無く、名物のラグ麺(シルクロードうどん)は毎日召し上がっていました。お味は如何でしたか? 旅日記、遅くなり申し訳ございません。お読みになりながらまたタクラマカン砂漠の旅を思い出して頂ければ幸いです。
1日目
06月22日/晴れ/18℃
成田空港からほぼ定刻に、中国東方航空272便が出発。時差マイナス1時間、所要約3時間で上海浦東空港着。入国後、時間があったのでカフェにご案内。お客様は小龍包、パスタ、ケーキ、割と美味しいコーヒーなどお召し上がり頂きながら歓談しツアーも良い雰囲気に。国内線に移動し、上海航空で蘭州経由ウルムチへ。長い移動ではありましたが、遅延も無く無事ウルムチ到着。到着ロビーで9日目までご案内下さるウイグル人ガイド、トルスンさんの出迎えをうけ新疆信達海徳酒店へ。空港からは約20分でした。
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上海空港でのカフェ
2日目
06月23日/晴れ/25℃
睡眠時間2時間位でしょうか...。5時30分にホテル出発。 早朝のウルムチ空港は大混雑&かなり厳しい荷物チェックでずいぶんと時間がかかりましたが、無事中国南方航空でクチャへ。所要約1時間。天山山脈が綺麗に見えました! ここから9日目まで同じバス。運転手さんはウイグル族のエルキンさん。 クチャはかつて亀滋(きじ)といわれたオアシス都市です。 まずは仏教石窟寺院のクムトラ千仏洞へ。天井壁画・音楽窟・座禅像などを見学。 その後宿泊の庫車飯店に一度チェックイン。 14時30分より民家訪問先カールジャさん宅でウイグル料理の昼食。ピラフ・ラグ麺・途中の露店で買ったハミ瓜では無くクチャ瓜(甘!!)・西瓜 などなど。 食後はスバシ古城へ。亀滋国最大の仏教寺院。とても広い敷地なので今回は西寺を見学。 17時30分庫車飯店着。夕食はホテル内レストランで中華料理。典型的中華料理で皆様のお口にもあったようで安心です。
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露天のクチャ瓜屋さん
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庫車(クチャ)空港
3日目
06月24日/晴れ/25℃
昨晩は皆様早めにお休みになり前日までの寝不足解消出来ましたでしょうか?本日はゆっくりと9時30分出発。 塩水峡谷で写真ストップし、キジル千仏洞へ。 敦煌の莫高窟にも匹敵するとの事。実際、莫高窟よりは小規模ですが、なかなかの見応えがありました。若い女性の専門ガイドさんの案内で11の窟を見学。釈迦の前世からの物語、正倉院にも伝来したといわれる音楽堂での楽器など...。 14時30分頃、千仏洞敷地内で昼食。新疆での昼食はいつも14時過ぎ。実は新疆時間では12時過ぎ。中国全土は北京時間で統一ですが、ここ新疆では新疆時間がありまして食事等の時間は新疆時間に合わせます。 千仏洞見学後、天山神秘大峡谷を見学。入口に大きなタマリスクの木がありました。そして新疆料理の夕食をとりホテルへ。本日もお疲れ様でした。
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鳩摩羅什の像(キジル千仏洞入口)
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天山神秘大峡谷。手前の木はタマリスク。
4日目
06月25日/晴れ/27℃
2連泊したクチャ飯店を出発し本日はタクラマカン砂漠入口の町、アラルへの移動です。 まずは、クチャ王府を見学。クチャ王の宮殿でしたが現在は博物館として開放されています。ウイグル式や中国式の建造物が点在し綺麗な庭園もありました。 その後は長ーい移動。 途中、まずは青空トイレ。お客様全然平気のご様子(笑)男性はあの木の陰で、女性はあの大きな岩の後ろでと...。辺境地ならではのこんな体験もいい旅の思い出に!? しばらくバスは走り、昼食はローカルレストランでラグ麺とシシカバブ。 夕方、タリム川で写真タイム。タリム川は全長2179mの内陸河川です。 ラクダが食べるというラクダ草も河畔にたくさん生えていました。 17時にはアラルの銀都大酒店に到着。アラルは漢民族が中心の町のせいか夕食にはチンジャオロース等豚肉がでました。
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庫車王府入口
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昼食のローカル食堂
5日目
06月26日/晴れ/23℃
本日はタクラマカン砂漠縦断!新疆ウイグル自治区タリム盆地の大部分を占め、北は天山山脈・南は崑崙山脈に囲まれています。 昔は一度入ったら出られない砂漠と言われていましたが油田開発の一環として縦断道路が出来ました。約500キロの道のりです!! アラルを出発、タリム河周辺に延々と広がり続く胡陽林を眺めながら、ひたすらバスは走ります。道路が砂に埋もれてしまわないよう藁を埋め道路を管理しているようです。 何回かの写真タイム・青空トイレを含み、昼食はローカルレストランにて回族料理。伴麺という中国の混そばがメインでした。夕方頃、和田市(ホータン)入口へ。 ウイグル売店でおやつ等を購入し、市内入口で厳しい検問を通り、18時30分和田西湖銀都飯店へ到着。長い道中大変お疲れ様でした!夕食はホテル内レストランで中華料理。 その後はホテル周辺散策。近くには商店もたくさんありました。
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タクラマカン砂漠
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砂漠に生えているのはラクダ草
6日目
06月27日/晴れ/25℃
本日は和田(ホータン)市内見学です。ホテル2連泊はゆったり出来ていいですね。 和田はウイグル語では「玉の村」オアシス都市国家でシルクロードの要衝です。 まずは昔、ウテン国の都跡のマリカワト古城へ。広大な遺跡の中央へはオート三輪で移動。砂漠の中にぽつぽつと遺跡が残っていました。その後、ユーロンカーシー河で玉石探し! 皆様熱心に探していました。エトレス絹工房を見学し、昼食は中華料理。野菜が多く味も薄めで好評でした。 食後はヨートカン遺跡へ。現在は田園に埋もれてしまった、ウテン国の夏の宮殿です。殆ど埋もれていましたが、しっかりとした看板はありました。 夕方にはホテルに到着し昨日と同じレストランで夕食後和田夜市へご案内。新疆の各民族の露店が続き活気で満ちていました。夕食でお腹一杯ではありましたが、皆様一緒にシシカバブとフルーツを食べ大変楽しい一時でした。
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マリカワト古城のオート三輪車
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ホータン夜市
7日目
06月28日/晴れ/24℃
2連泊の和田のホテルを出発し、本日は中央アジアと中国を結ぶ要衝のカシュガルへ。 市内を出たら、しばらくはパトカー先導でバスは進みました。数回の検問を通過し昼食はローカルレストランでシシカバブ・ラグ麺・メロン(大変甘い)。ラグ麺は何度食べても美味しいです。店により味付けも少々変わるので飽きません。 夕方にはヤルカンドに到着し沙車王陵を見学。はるか昔、唐僧玄奘がインドからの帰路この町を通過したようです。 バスは西へ西へと走りカシュガルへ。途中、ヤルカンドサービスエリアでトイレタイム。敷地が広い!広過ぎる!空港の滑走路のような敷地でした。 日が落ちる頃(といっても中国時間22時頃)カシュガル銀瑞林国際大酒店に到着。夕食はホテル内で中華料理です。
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沙車王陵
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昼食のシシカバブ調理中
8日目
06月29日/曇/20℃
ホテルを出発し、市内からカシュガルとパキスタンを結ぶ中パ公路を進み市内から約200キロ先のカラクリ湖へ。 ウイグル族のウーパール村を経由し、パミールの山々を見ながらのトイレタイム。隊商宿跡の写真タイムを取り、まずは標高3200mにあるダム湖のブロンクリ湖へ。水面が紺碧で山々が湖面に映り幻想的な湖でした。 さらに標高が上がり14時にカラクリ湖へ到着。標高3600m、周囲約5キロの湖です。ここから隣国のタジキスタンへは約50キロだそうです。 正面にはムスターグアタ峰7546m、左にはゴングール峰7719mの景色でした。昼食は近くの食堂でキルギス料理。遊牧民族であるキルギス族の名物料理は特に無い?との事でしたが素朴な料理を美味しく頂きました。 同じ道を戻りカシュガルへ。夕食は旧英国領事館のレストランで新疆料理。子羊の丸焼きを頂き、民族舞踊でかなりの盛り上がり!
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カラクリ湖
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夕食時の民族舞踊
9日目
06月30日/晴れ/24℃
9時過ぎにホテルを出発し、本日はカシュガル市内観光。古代から交易の街として栄えた、シルクロードの雰囲気を楽しめる街です。まずは旧市街へご案内。大小のモスク、昔ながらの住居周辺を散策しバザールへ。時間が早かったのでまだ閉まっているお店も多かったですが干葡萄屋さんでお買い物。 そして旧市街中心部の新疆最大のモスク、エイティガール寺院へ。エイティガールはウイグル語で「祝日に礼拝を行う場所」。広々とした中庭を通り礼拝所へご案内。 その後、職人街へ。ブリキ細工・木工・蒸篭・鍋などのお店の通りです。ウイグル楽器の店もありました。 昼食は民家訪問先カユムさん宅でウイグル料理。新疆自治区で最後の食事でした。 お部屋もウイグル色満載です。 2時間程飛行機が遅れカシュガル出発、ウルムチ経由で上海虹橋空港には深夜1時30分着。ガイドの鹿さんの出迎えを受け空港近くの金古源豪生大酒店へ。遅くのチェックインお疲れ様でした!
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職人街の民族楽器店
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民家訪問での昼食テーブル
10日目
07月01日/曇/28℃
ホテルを出発、上海浦東空港へ。中国東方航空で成田空港へ約2時間30分。すぐ機内食がサービスされ、ちょっとうとうとしたら、、、もう成田着でした。 あんなに長い移動をし、最果て(?)の地まで移動しましたが、帰国はあっという間ですね。日本に戻れて安心するような寂しいような...。 10日間、無事安全に順調に毎日が流れほっとした瞬間でした。お客様のご協力・優しさに改めて御礼申し上げます!! 又、詳しく熱心に案内して下さったガイドさん、安全運転でとても安心感があったドライバーさん、本当にありがとうございました。 また、どこかでお会いできる日まで!ありがとうございました。
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ユーロンカーシー河で大きな玉をかつぐドライバーさんとガイドさん

旅はもっと、おもしろい。
阪急交通社クリスタルハート

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