2018年7月9日出発ケルトの自然と歴史に触れるアイルランドとスコットランド2ヶ国周遊10日間
※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
2018年7月9日出発ツアー添乗員レポート
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- 添乗員/木藤 久美子(きとう くみこ)
- 18名様にご参加いただきアイルランドとスコットランドの旅へ。あちこち旅行された渡航歴の多い旅ベテランの皆様から、『まだ行っていないアイルランドとスコットランドの組み合わせ、珍しいスカイ島(翼の島)が組み込まれていたから』とのお声を頂きました。緑豊かで壮大な安らぎの風景、温かい人々、古いケルト文化、歴史、宗教、戦いの歴史の歩みを感じさせる城々、気候風土、ここには他のヨーロッパとは違う興味深い魅力がたくさんありました。夏が短く、雨・霧が多い地域の観光ベストシーズン。ヨーロッパや日本では連日猛暑ですが、12-22度前後で過ごしやすい快適な避暑旅行となりました。毎日食事中の会話が弾み、尽きることのない話題はグローバル。人生経験が豊富な皆様から学ぶことが多く、観光も充実していましたが、豊かな楽しい旅行になったのは皆様のおかげです。ありがとうございます!
- 1日目
- 7月9日/晴曇/18℃
- 英国航空でロンドンまで12時間。ロンドンヒースロー空港はターミナル5まであり利用者数が常に世界上位の巨大空港だけあって、入国審査、手荷物検査もテロ対策で非常に厳しく時間がかかりました。入国時だけではなく、搭乗口でも顔認証撮影がありました。2時間の乗継時間も余裕ないまま、北アイルランド・ベルファスト行きに搭乗。滑走路は離陸待ちの英国航空が渋滞していましたね。2つの国から成るアイルランド島の北アイルランドは英国「グレートブリテン及び北アイルランド連合王国」の一部です。街は空港からわずか15分ほど。連泊するホテルは中心部に位置し、近くにある大きなシティーホールには豪華客船タイタニック号遭難記念碑が、英国放送局BBCが向かいにありました。22時、まだ明るいうちに到着。
- ベルファースト市庁舎
- インターナショナルウォール
- 2日目
- 7月10日/曇晴/13-22℃
- 青空に恵まれた今日は、先ず、豊かな自然が広がる北部コーズウェイ海岸の名所を2カ所観光。眺めの良い断崖の上の散歩道を気持ちよく進むと岬の先にある小島を結ぶ高さ25mのキャリック・ア・リード吊り橋(意味:岩の道)が。景色が良いのですが観光用ではなく、かつて鮭の好漁場だったために漁師達が架けた橋だそうです。火山活動で形成された玄武岩の柱状節理が一面に広がるユニークなジャイアンツ・コーズウェイ(意味:巨人の石道)はジャングルジムのように懐かしく童心に返ってはしゃいでしまいました。映画「ナルニア物語」の城のモデルになったダンルース城は映画舞台設定のようで幻想的でしたね。ベルファストでは、タイタニック沈没100年後に船と同じ高さで造られた博物館、世界の政治・紛争・差別を批判する風刺画のインターナショナルウォールと総延長20kmに及ぶカトリックとプロテスタント居住区を隔てる壁ピースラインを見学しました。
- キャリックアリードの吊り橋
- ジャイアンツ・コーズウェイの柱状節理
- 3日目
- 7月11日/曇雨/13-21℃
- 本日は、ケルトと現アイルランド教会の宗教と歴史に触れる一日。「アルスターの庭」と呼ばれる肥沃な丘陵地帯のマハの丘にある宗教都市アーマーへ。ケルトの土着宗教を上手く融合させながらキリスト教化を進めた聖パトリックのカトリック教会の丘とアイルランド教会の丘がありました。目立った印もなくアイルランド共和国に入国!モナスターボイスでは、聖書の主要場面を掘って絵で見る聖書ケルト十字のハイクロスを見学。タラの丘ではメンヒル戴冠式の石が震えて雄叫びをあげるかトライ。パワースポットと神聖な場所巡りで今後の天候と良い旅の恵みを祈願しました。首都ダブリンの夕食はアイリッシュディナーショーでお好みメニューを選択。外国人学生団体を含む多国籍、老若男女みんなステップでノリノリ盛り上がり、踊りだす人達も!アイリッシュパブは一人で入っても、楽しい仲間ができると言いますが、笑いが溢れる楽しい雰囲気、これがアイルランドですね!
- アーマーの聖パトリック・アイルランド大聖堂
- モナスターボイスのハイクロス
- 4日目
- 7月12日/曇/12-22℃
- スターウォーズ・エピソード2のジェダイ・アーカイブのモデルになったトリニティーカレッジ旧図書館では古書の掃除を見ることができ、ケルト美術の最高峰と賞される豪華で緻密な装飾のケルズの書は正に世界で最も美しいものでした。 国立美術館ではフェルメール『手紙を書く婦人と召使』、カラヴァッジオ 『キリストの捕縛』など見ごたえあり、数時間ゆっくりしたかったですね。伝統習慣を守ってお花を下げて飾るパブ、ビクトリア朝、ジョージアン様式の街並みが素敵でした。出生数3~8人!?平均年齢30代の国ですが、優しく明るく穏やかな方が多い心地よさを感じる国。緑の森、谷、湖に囲まれた初期キリスト教の聖地・グレンダロッホは神秘的なスポットで、巨大蕨の森が広がっていました。それでも雨が多いはずのここで2か月降雨なしは乾燥しすぎだそうで、合羽必須ってホントだったの?聖地・パワースポットめぐりでお祈りしすぎたかな?
- グレンダーロッホ
- トリニティーカレッジのライブラリー
- 5日目
- 7月13日/曇雨/12-19℃
- アイルランド出国日。ギネスビール、アイリッシュウイスキーを飲んで、アイリッシュブレックファーストなどの紅茶、バトラーズチョコ、ベイリーズ・ギネスチョコ、ケルトデザインや4つばシャムロックデザインのお土産を買って、アイルランドのエアーリンガス航空でスコットランド・エジンバラへ。お城と宮殿を結んだ1.6kmのロイヤルマイル石畳通りを中心とした旧市街観光は、女王メアリーの壮絶な逸話があり、英国女王エリザベス2世の公式滞在地ホーリールード宮殿から。大砲が並び動乱の歴史がうかがえるキャッスルロック岩山エジンバラ城では雨が降り出してしまいました。戴冠用宝玉や運命の石などは混雑の列が短いタイミングで入場でき、観光後にゆっくり遅めの自由ランチタイムで雨宿り。ここ1年で数万人も人口が増加し、観光客も人気上昇とのことで、旧市街はたくさんの人が歩いていました。明日の半日自由行動が楽しみです。
- ホーリールード宮殿
- ロイヤルマイル
- 6日目
- 7月14日/曇晴/12-22℃
- スコットランドといえば、スコッチウイスキー!グレンキンチー蒸留所を見学し、12年物を試飲させていただきました。明るく冗談交じりの案内がお上手で、最後の売店は売れ行き上々。午後は、エジンバラ自由行動。今日は青空で重厚かつエレガントな石造りの素晴らしい街歩き&写真日和。昼時は、昨日のロンドンに続き、反トランプ大統領デモがありました。見応えある国立博物館・美術館だけでも半日では全然足りない規模で無料なのがありがたい国です。プリンセス公園は花時計や花壇、エジンバラ城の眺めが素晴らしく、お散歩や寝転んで日向ぼっこをしてのんびりできました。ホテルへ帰って寛いでいると非常サイレンが!!!ホテルスタッフの誘導で避難。消防車が2台駆けつけました。ビール・ワイン片手に、頭にタオルを巻いて出てくる人、半信半疑で避難しましたが、信じずシャワーを浴びたり寝転がっていた方、本当だったら黒焦げでしたね。大事にならず何より。
- エジンバラ旧市街とバグパイプ演奏者
- エジンバラ城
- 7日目
- 7月15日/曇雨/11-23℃
- あいにくの雨ですが、のどかな丘陵と緑の牧草地、羊、牛を見ながらバスはハイランドに向けて進みます。雨が霧になり、グレンコー渓谷周辺には国花アザミ、ジキタリス、ニワトコの花、西洋タンポポ、シダ、苔、泥炭などが見れました。フォートウイリアムからマレイグまで全長64㎞ウエストハイランド鉄道に乗車。 ハリーポッターで魔法の学校へ向かうホグワーツエクスプレスが撮影されたカーブしたグレンフィナン高架橋を渡り、夢中になって写真を撮りました。マレイグ駅に蒸気機関車ジャコバイト号が停車していました。マレイグからはバスでカーフェリーに乗ってスカイ島へ。「sky=空」ではなく「skye=ゲール語で翼」、翼を広げた島の別名「霧の島」。英国政府が氏族制度を崩壊させた後も近代まで王国支配に従わず一種の無法地帯だったことからゲール語を話し壮大なあるがままの自然と文化を残したスカイ島の明日の観光は晴れますように。
- グレナフィナン高架橋(ハリーポッターの橋)
- アイリーンドナン城
- 8日目
- 7月16日/曇晴/10-21℃
- 朝食時にまた非常サイレン!あ~、パン焼き機で黒焦げモクモク事件発生です。ホテル名にもなっているスコットランド最高峰(英国全体でも)ベン・ネヴィス山は今日もかくれんぼです。アイリーンドナン城で休憩して、500mのスカイブリッジを渡ってスカイ島へ。願いが叶って、今日は「霧の島」ではありません。尖ったオールド・マン・オブ・ストール岩、ヒースが群生するムーア、湿地帯、手つかずの自然がまるで絵のように美しいことからスコットランドでエジンバラに次ぐ人気観光地です。ハイキングをしたり、カラフルな港町ポートリーに立ち寄ったり、滝、古い石橋と山の景色などどこも絵画のような景色でした。午後はネッシー伝説で有名なネス湖をクルーズして湖畔のアーカート城廃墟を観光。今回の旅は日本人にあまり会いませんが...、シアタールームでは日本語字幕で歴史の映像を見せてくれました。
- オールドマンオブザストールとスコットランドの国花アザミ
- ネス湖から見たアーカート城
- 9日目
- 7月17日/曇晴/8-19℃
- 最後の宿泊地はハイランズ最大の町でネス川の河口インヴァネス。ホテルが中心部だった為、昨晩と今朝は市内散策ができました。小さな駅、石畳の小路、ネス川沿いには聖アンドリュース大聖堂やインヴァネス城があり、夜遅くまで開いているお土産屋もたくさん。こじんまりして散策しやすい可愛い街でした。いよいよ楽しい旅もあっという間に最終日を迎えました。お話し好きなスコットランド人ガイドさんと空港へ。南ローランド以来、久しぶりに麦、大麦畑が広がっていました。チェックインは慣れないスタッフなのか...時間がかかり、空港はお店も少なく搭乗口は3つ。出発が遅れたため待合室は満席状態。ロンドンでの乗り継ぎにお買い物の余裕がなくなってしまいました。入国審査、セキュリティー検査が厳しかった初日と真逆で、出国審査も手荷物検査もないのは楽でしたね。
- インヴァネス城
- タイタニック博物館(2日目)
- 10日目
- 7月18日/晴/36℃
- 満席の機内には外国人が目立ちました。イギリス人にも日本への旅が人気のようです。今回の旅行中にも親日的な方が多く、笑顔で親切に接して頂けて心地よく過ごすことができました。ツアー中にワールドカップロシア大会準決勝、3位決定戦、決勝大会がありました。人種のるつぼ英国は観光客など外国人も多い為かあからさまに盛り上がって応援する姿はあまり見かけませんでしたが、アイリッシュダンスショー最中にイングランドvsクロアチア戦の速報を出してくれたた時は、クロアチアを応援している人が多いようだったり(笑)避暑から猛暑の日本に帰ってまいりましたが、体調を崩さないように御身体ご自愛ください。皆様のたくさんの笑顔とご協力ありがとうございました。またお会いできることを心より楽しみにお待ちしております。
- ダンルース城(2日目)
- スカイ島(8日目)
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