2018年6月12日出発<フィンランド航空国際線復路直行便利用>中世の栄光輝く古都巡りバルト三国10日間
※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
2018年6月12日出発ツアー添乗員レポート
- ※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
- 添乗員/垣内 久世(かきうち ひさよ)
- 阪急交通社添乗員の垣内久世(かきうちひさよ)と申します。この度6月12日からの『中世の栄光輝く古都巡り バルト三国10日間』の旅に行って参りました。一年中最も日の長いこの時期のバルト海の国々は午後10時を過ぎても外は明るく、短い夏を謳歌しようとする人々で溢れています。のんびりとした行程もあって我々も夜のお散歩に出掛けたりと地元の人々同様にバルトの初夏を満喫してきました。 プロフィール写真は、今回トゥライダ城の博物館で民族衣装を着て私達を迎えてくれた笑顔が素敵な現地女性の写真を投稿させて頂きました。今回ご参加頂いた皆様からも毎日この写真の女性に負けない笑顔を頂き、楽しい日々を過ごす事ができました。
- 1日目
- 6月12日/晴れ時々曇/12~20℃
- 成田空港には朝の7時50分集合と少々早い時間でしたが、皆様時間までにお越し頂き、搭乗手続き後は出発迄ラウンジでゆったりお過ごしになられたようです。フィンランド航空72便は定刻の9時50分にヘルシンキ・ヴァンター国際空港に向け成田空港を出発しました。約9時間のビジネスクラスでの空の旅です。ヘルシンキ空港迄はヨーロッパ迄最も短い飛行時間でとても体に優しい空旅です。乗り継ぎのヘルシンキ空港内の売店にはムーミングッズやマリメッコなどフィンランドらしい品揃えで乗り継ぎの待ち合い時間もお買い物を楽しむ事ができます。 少し出発が遅れましたが、フィンランド航空1105便に乗り継いでリトアニアの首都ヴィリニウス空港へ。空港到着後は荷物を受け取り専用バスにてホテルへ向かいました。 今回のホテルはケンピンスキーです。大聖堂前広場に面した1900年に建てられた元通信局を改装して出来た歴史のあるホテルで、サービス、立地など文句のつけようがない素敵なホテルです。
- ヴィリニウス ケンピンスキーホテル
- 2日目
- 6月13日/晴れ時々曇り/14~24℃
- 優雅なホテルのレストランでの朝食後、午前はヴィリニウス市内観光です。ガイドは人魚という名のユーラテさん。朝は少し肌寒かったですが日中は観光には最適の気温の1日でした。 まずは杉原千畝氏の記念碑がある桜公園に立ち寄りました。その後、ノアの箱舟のシャンデリアが印象的な聖ペテロパウロ教会へ向かいました。3つの十字架の丘からはヴィリニウスの町並みが綺麗に臨めました。もう1つのスバチュアス通りの展望台からも違った角度で町を眺めました。 夜明けの門からはずっと徒歩観光。聖テレサ教会、イコンが印象的なロシア正教会、リトアニアの十字架が屋根にあった三位一体教会、リトアニアの守護聖人である聖カジミエルが祀られている聖カジミエル教会、6度も修復されたというヴィリニュウス大聖堂、ナポレオンが持って帰りたいと讃えたレンガ造りの聖アンナ教会等沢山教会を見て歩きました。旧市庁舎やヴィリニウス大学、大統領官邸、琥珀博物館等も見学し、盛り沢山の午前の観光でした。 昼食後は自由行動で、一緒にKGB博物館に訪れた方もいらっしゃいます。 夕食前には同じホテルに滞在しているオランダのロイヤルファミリーの姿を見ました。
- ヴィリニウス 大聖堂
- ヴィリニウス 聖ペテロパウロ教会
- 3日目
- 6月14日/雨のち曇りのち晴れ/14~24℃
- 早朝から降っていた雨もトラカイ城に到着した頃には止んで一安心です。ひんやりした空気の中トラカイ城迄ガルヴェ湖に架かる橋を渡って向かいました。 トラカイ島城は、14世紀に建造の赤レンガの美しい古城で、有名なリトアニア君主、ヴィタウタスの出生地となったことでも知られていています。かつて牢獄としても使用されていたことがあるこの城は、現在改修され、ハイテクを駆使した映像で城やリトアニアの歴史を紹介する博物館としてして一般公開されています。 次に訪れた世界遺産でもあるケルナヴェ国立文化保護区は「リトアニアのトロイ」とも呼ばれていて紀元前9000~紀元前8000年の旧石器時代後期から中世までの住居跡、カルナス丘陵要塞、埋葬遺跡などが小さな村の奥に広がっていました。 ケルナヴェを後にし、かつてリトアニアの首都だったカウナスへと移動しました。杉原千畝記念館には千畝氏がユダヤ人の為に通過ビザを発行した執務室や家族の住んだ部屋が残されていました。 パワースポット?アレタリタス展望台よりカウナスのの街を眺め、旧市街へ。雷さんと言う名のペルクーナスの家、市庁舎、大聖堂、カウナス城と歩いてまわりました。
- トラカイ城
- 杉原記念館 杉原氏の机
- 4日目
- 6月15日/晴れ時々曇り/15~24℃
- 今日はリトアニアからラトヴィアへ陸の国境を超えてバスを走らせます。 リトアニア最後の訪問地は巡礼地シャウレイにある十字架の丘です。1831年の民族蜂起の時、ロシアによって処刑や流刑になった人々を悼んで建てられたのが始まりで、市民によって持ち寄られた今も増え続ける無数の十字架が立ち並んでいました。青空と次々と訪れる観光客の姿が現在のリトアニアの平和を物語っているようでした。 ラトヴィア最初の観光地はルンダーレ宮殿です。バルトのヴェルサイユともいわれるこの宮殿はラトビアで最も素晴らしいバロックロココ様式の建物は18世紀にビロン公の夏の宮殿として建てられました。 ロシアの女帝アンナに愛された この宮殿内では、一番豪華で公の戴冠式が行われた「黄金の間」、ピンクの人口大理石の壁面が印象的な「バラの間」、「公の寝室」、赤い織り物で壁面が覆われた「公の謁見室」など一緒に見てまわりました。床の寄木細工も見事でした。庭園のバラも満開でしたね。 ラトビアの首都リガのホテルに到着後、ホテルのレストランでご夕食をお召し上がり頂きました。種類も豊富でお好みのものを選べるバイキングは好評でした。
- シャウレイの十字架の丘
- ルンダーレ宮殿
- 5日目
- 6月16日/晴れ時々曇り/17~24℃
- この日は終日リガ観光でした。ガイドは札幌にも行ったことのあるという真面目そうでひょうきんなイルさん。 ユーゲントシュティール建築群(フランス風に言うとアールヌーボーですがデザインには自由と拘束、平行線と曲線が混在するのだとか‥深いですね)を見たあとバスに戻ったらハプニングがあり、急きょ市電に乗って中央市場へ移動となりました。歴史地区内は歩いての観光で、聖ペテロ教会や聖ヤコブ教会、ブラックヘッドのギルド、”太郎 次郎 花子⁉”の三人兄弟にリガ城等と見てまわりました。リガ大聖堂でのパイプオルガンコンサートは荘厳な雰囲気でした。図書館のレストランで昼食後、国立オペラ座バックステージツアーにご案内です。なかなか見ることのできない舞台裏なども案内してくれました。ダウガヴァ川クルーズもお楽しみ頂きました。ひょうきんなイルさんの案内はクルーズ中も楽しむ事ができました。バスに市電、タクシーにクルーズ船と色々な乗り物に乗った1日となりました。沢山歩いた日にもなりました。 明日に備えてごゆっくりお休み下さい。
- リガ ブラックヘッドのギルド
- リガ大聖堂内とパイプオルガン
- 6日目
- 6月17日/晴れ/20~25℃
- いい天気は続きます。日中は汗ばむ位になってきました。今朝はゆっくりです。出発迄ホテル周辺を散策した方もいらっしゃいます。バスで約1時間弱でラトヴィアのスイスと呼ばれるスィグルダへ。早めの昼食後は、赤いレンガの古城・トゥライダ城を見学しました。このお城は13世紀の初め頃アルベルト司教が破壊されたリーヴ人の城跡に築いた「神の庭」という意味があり、現在居館内や塔内は、修復されて歴史資料館として公開されています。 トゥライダ教会の隣には菩提樹の木の下に眠る「トゥライダのバラ」とよばれた美女マイヤの墓がありました。恋人への愛を貫くために死を選んだという言い伝えが残されています。 マイヤと恋人で庭師のヴィクトルが逢瀬を重ねたと言われるグートゥマニャ洞窟にも立寄りました。 陸の国境を超え、エストニアの首都タリンのホテルへ。初日からずっとお世話になったリトアニアの運転手チェスロフさんともお別れです。この日はホテルで少し遅めのご夕食となりました。
- トゥライダ城
- スィグルダ グートゥマニャ洞窟
- 7日目
- 6月18日/曇り時々晴れ/18~20℃
- 午前中は郊外のヴィル湿原に行ってきました。途中ヤガラの滝に立ち寄りました。 エストニア内で最も幅広のこの滝の付近には大マスやサケも生息しているそうです。 エストニアは九州ほどの大きさの小さな国ですが、原始のままの森や未開の自然が多く残り、国土の多くが自然保護地域に指定されています。そんな自然豊かな地域にあるラヘマー国立公園のヴィル湿原は、見渡す限りの湿原が広がる美しい湿原地帯で、珍しい植物やコケ類が生え、季節によっては鳥も見られると言います。一本道を歩くと、展望台が見えてきて上がってみると360度広がっている湿原を見渡すことができました。心地よい朝のハイキングでした。 タリン市内に戻り昼食を済ませたあとは旧市街の見学です。 アレキサンドルネフスキー聖堂、ピンク色のトームペア宮殿とのっぽのヘルマン塔、大聖堂、旧市庁舎と15世紀創業の薬局があるラエコヤ広場、冬でも売り子が頑張るセーターの壁に聖カタリーナの小径、ブラックヘッドのギルドに聖オレフ教会と見て歩き、最後に太っちょマルガレータの塔側からトラムに乗ってホテルへ。 夜は旧市街に戻ってフォークロアディナーショーを楽しんで頂きました。
- 展望台からのヴィル湿原
- タリン ラエコヤ広場
- 8日目
- 6月19日/曇りのち大雨/15~19℃
- 今日も引き続きタリンの観光です。本日のガイドさんは18年間タリンに在住のアカネさんでした。カドリオルク宮殿に向かう途中立ち寄った10万人が収容できる歌の広場は歌う革命の発祥地として、エストニア人の心の中で大切な場所だそうです。 北方戦争でバルト海東岸を獲得したロシア皇帝ピョートル1世が妃エカテリーナのために建てた夏の離宮カドリオルク宮殿は現在美術館になっていて、ロシア・西ヨーロッパ絵画が展示されていました。ヒゲ制までつくったロシアのピョートル大帝は西欧に憧れていたようです。 昼食前に見学した聖ニコラス教会の有名な絵画『死のダンス』は「王様であろうと極貧の人であろうと死は同じように訪れる」という無情感を表現しています。 お昼頃から降り出した雨は午後の自由行動時には酷くなり、傘があってもずぶ濡れになる位でしたが天皇皇后両陛下も滞在したとスリーシスターズでの夕食の頃には青空が戻っていました。最後の晩餐はお食事も会話も弾み、皆様の笑い声が絶えない楽しいひと時でした。
- カドリオルク宮殿内
- タリン 雨の『ヴィル門』
- 9日目
- 6月20日/晴れ時々曇り/16~19℃
- 10日間の旅ももうすぐ終わりを迎えます。ホテルから港迄のアシスタントのミリャムさんは日本語も堪能でタリン大学で日本語を学んだようですがそのきっかけはセーラームーンだとか。日本のアニメはエストニアでも人気なんですね。 タリンからフィンランドのヘルシンキまではシリアラインのタリンク号で約2時間の船旅でした。 ヘルシンキの西港に到着後、ヘルシンキの中心部に位置する元老院広場へ移動し、1時間弱の自由行動を楽しんで頂きました。エスプラナーデ通りでショッピングをしたり、マーケット広場を散策したりと短い時間でしたが、爽やかな空気の中思い思いに最後の時をお過ごし頂きました。 ヘルシンキ空港からフィンランド航空71便成田空港行きの直行便にて帰国の途へ。
- 元老院広場とヘルシンキ大聖堂
- ヘルシンキのマーケット広場
- 10日目
- 6月21日/晴れ曇り/19~24℃
- ビジネスクラスのお座席で旅の疲れは取れましたでしょうか? 成田空港には翌21日の午前8時過ぎに到着しました。ターンテーブルでは10日間一緒に旅した仲間とお別れを惜しみつつ、皆様帰宅途へと向かわれました。 この度は誠にありがとうございました。 今後もクリスタルハートの旅を宜しくお願い致します。 皆様の又のご参加を心よりお待ちしておりますm(_ _)m
- ヘルシンキ空港のムーミンショップ
- 8日目 ご夕食 スリーシスターズ
条件を指定して添乗レポートを探す
カタログや新聞に掲載のコース番号や国名・都市名、添乗員の名前などで検索いただけます。
※添乗員の名前で検索される場合は、名字と名前の間に全角スペースを入れてください。
ありふれたツアーでは物足りない。思い出に残る旅がしたい。クリスタルハート海外旅行は、そんなお客様の声にお応えいたします。イタリアやスペインなどヨーロッパから、アジア、南米まで豊富なツアーをご用意しております。