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2019年1月7日出発<ターキッシュエアラインズ利用>5つ星ナイル川クルーズ船で行く 優雅なエジプト10日間

※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。

2019年1月7日出発ツアー添乗員レポート

※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
添乗員/木藤 久美子(きとう くみこ)
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13名様と一緒に、ベストシーズンを迎えた「優雅なエジプト10日間」へ行ってきました。 アフリカにある砂漠の国から温かい冬をイメージされていた方は、想像以上に 寒くて驚かれたようです。煖房設備が不十分のため建物内で身体が冷えました。 ホテルはナイル川が見えるお部屋、ナセル湖が見えるお部屋、ピラミッドが見えるお部屋、 ナイル川クルーズではスイートルームと、ゆとりあるコースだからこそ優雅にお過ごしいただける宿泊施設にこだわり、ホテル不足でなかなか予約がとれないアブシンベルに宿泊したことで、夜の満天の星空のもとアブシンベル神殿に映し出される「音と光のショー」、早朝朝日が差し込む時間の見学、ナセル湖クルーズからの見学もできました。 スイートルームのナイル川クルーズ3連泊は、雄大な景色を、朝日から夕陽、星空の時間まで、ゆったり流れる時間が何とも贅沢で好評でした。
1日目
1月7日
夕方、成田空港にご集合。流通している米ドル小額紙幣と千円札を多めに、日差し、日焼け、砂埃対策、寒暖差に備えたジャンパー、ウエットティッシュ、万が一の薬類など用意万端!全日空とマイル提携があるトルコ航空は、日本人乗務員がいなくても日本語が堪能なトルコ人乗務員が多く、よく働いてくれます。離陸後1時間半で食事を済ませると、たくさんある映画も見たいところでしたがさすがの深夜フライト。機内が暗くなるとスーッと眠りについてしまい、約12時間のフライトもそんな苦になりません。エコノミークラスでも、わりと座席が広めで選択できる温かい食事が2回、ケーキ、おにぎり、サンドイッチサービス、ポーチ入りの歯ブラシ、靴下、アイマスクなどのアメニティーがあり、なかなか上々のサービスです。早朝4時半、イスタンブールに到着。外は雪でした。
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ギザ3大ピラミッドのパノラマ
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ナイル川クルーズ船『ソネスタスターゴッデス号』
2日目
1月8日/晴曇/7-18℃
午前、ほぼ予定どおりにカイロ空港に到着してビザ取得!ツーリストポリスからの出発許可が下りるまでだいぶ待たされました。のんびりしていますが、観光客の安全を守って下さっています。バスにポリスが同乗し、エジプト考古学博物館へ。約2千万人が暮らすカイロは渋滞が多く活気があります。レンガとコンクリート、未完成に見える高層アパートがズラリ。どこの屋上にもいつの日か使えるかも~とお取り置きのガラクタにも見えるものがごちゃごちゃしています。観光地、ホテルの入口にはセキュリティーチェック。教材で見たことがあるミイラ、ツタンカーメンの墓と黄金のマスク、埋葬品、石像が触ってしまいそうな状態で置ききれないほど!4500年前から未修復の水晶と象牙の目をした書記官、4650年前の雪華石膏製内臓入れ、3330年前から錆びない隕石製短剣…思わずため息がこぼれます。どんな所で発見されたのか、歴史的観光スポットが楽しみです。
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エジプト考古学博物館入口
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コンラッドホテルのナイル川ビュールームにご宿泊
3日目
1月9日/晴曇/7-20℃
早朝の国内線でアスワンへ。 40数年前にロシアの援助で完成したアスワンハイダムを観光。アブシンベルまでの道路280km間は行けども砂漠。スーダン国境方向に近づいていきます。途中で蜃気楼が見えました。ダムの建設で上流のヌビア文化の遺跡が点在する多くが水没することになり琵琶湖の8倍のある世界最大の人造湖ナセル湖ができました。アブシンベルにあるナセル湖ビューの素朴ながらブーゲンビリアが満開のリゾートホテルに宿泊。プールサイドから湖の先の砂漠に沈む夕陽を鑑賞後、いよいよアブシンベル神殿へ。 ユネスコが1万6千のブロックに分解して200m離れた60mの高さの丘に移築して守った3300年前の遺産。これがきっかけで世界遺産条約が生まれたそうです。満天の星空の下でラムセス2世大神殿、45人の妻の中で最愛の王妃ネフェルタリの小神殿に映し出される歴史物語を日本語の音と光のショーで楽しく学びました。寒かった~。

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夜のアブシンベル神殿で『音と光のショー』
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せてぃホテルはナセル湖ビューのお部屋にご宿泊
4日目
1月10日/晴/9-21℃
早起きしていただき、暗闇の中アブシンベル神殿へ。アスワンから夜中に出発してきたバスが既に15台も並んでいました。ここに泊まれた価値を感じながら、胸が躍ります。いよいよ朝日が昇り、その光はまっすぐ大神殿の中に差し込みます。ラムセス2世の誕生日2月22日には神殿最奥の4体の座像を照らすのですが、今日時点では内部立像列柱を照らしていました。王と王妃の愛にあやかって砂漠の砂を記念のお土産に。 アスワンでは帆船ファルーカに乗って名門オールドカタラクトホテルへ。かつての王の宮殿、ホテル開業後は、アガサクリスティー、ミッテラン、チャーチル、ダイアナ妃や名優、著名人が宿泊したホテルです。ナイル川を見渡すスィートルームには皆様大感激のご様子。アガサクリスティーが「ナイル殺人事件」を執筆したお部屋を見学して、お夕食はセミフォーマルに着替え、王侯貴族のアラブ風ダイニング「1902」にて優雅な晩餐会でした。

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オールドカタラクトホテル本館とアスワンのナイル川沿い
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ナセル湖クルーズから見たアブシンベル大小神殿
5日目
1月11日/晴/11-20℃
ボートでフェラエ島のイシス神殿へ。猫が観光客に食べ物をおねだりしていました。エジプト産オベリスクは40本も外国へ運ばれたためあちこちで見かけてきましたがエジプトには8本しかありません。一枚岩から造られた巨大なオベリスクは一体どこでどうやって作られたのでしょう?アスワンには途中状態の「切りかけのオベリスク」がありました。 ランチ時間にいよいよナイル川クルーズ船「ソネスタ・セントジョージ」に乗船です。200以上もあるクルーズ船は途中エスナ水門を通過するため、サイズは殆ど同じですが、デザイン、部屋タイプや内装が異なります。当船は、屈指の豪華船5つ星しかも政府観光省のベストクルーズ賞を7回も受賞しています。内外装は豪華でお部屋は46㎡もあるプレジデンシャルスイート!3連泊の優雅な船旅のはじまりです。ヌビアン民族ショーも大盛り上がりでした。カクテルパーティーとヌビアンショーのイベントがありました。
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イシス神殿
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ナイル川クルーズ船「ソネスタ・セントジョージ」のロビー
6日目
1月12日/晴/14-28℃
アスワンに停泊していた船は5時半に出航し、午前コムオンボに寄港。 歩いて神殿見学へ。2300年前の水量、収穫期を表したカレンダー、医学の神と世界最古の義足、くも膜下出血手術などの医療道具など、興味深い浮彫レリーフとナイルワニのミイラがありました。 午後の寄港地は、エドフ。馬車で町並みを観光しながらホルス神殿へ。哲学的な善と悪の戦いを象徴するハヤブサとカバの対決など内外壁のレリーフの保存状態が素晴らしい。エジプトに残る古代遺跡の多さに改めて毎日がハイライトになる旅を実感。 船に戻り、夕方のティータイムと燃えるようなアフリカのサンセットを鑑賞しながら、書の先生がパピルスに名前を書いてくれました。夜は船内イベントでガラベイヤパーティー。現地調達したガラベイヤを着てお夕食。カメラマンが素敵な記念写真をたくさん撮ってくれました。
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コム・オンボ神殿船着場でガラベイヤを売る露店商
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ホルス神殿にあるハヤブサのホルス神像
7日目
1月13日/晴曇/6-18℃
ルクソール観光の午前は64墳墓もある王家の谷の西岸観光。ラムセス4世、9世、3世そしてカイロ博物館で見た、墓荒らしなく発掘された素晴らしい埋葬品のツタンカーメンのお墓も見学!19歳で眠りについたツタンカーメンのミイラがありました。いずれも鮮明に色を残す内部の彫刻壁画には圧巻。 ネフェルタリ王妃の墓は一日150人の制限がありエジプト一高額な入場料。10分で8千円!中は空っぽですが、外の砂漠からは想像を絶するアートの世界でした。 午後は東岸観光。カルナック神殿は、ヒツジのスフィンクス達に迎えられ、ツタンカーメンのスフィンクス、列柱と間の透かし高窓、わずか7か月で210㎞離れたアスワンから運んで完成させた485トンのオベリスクが見もの。ライトアップされたマジックアワーのルクソール神殿は神秘的でした。

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オベリスクがあるルクソール神殿入口
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カルナック神殿の列柱
8日目
1月14日/晴曇/8-17℃
ギリシャの歴史家ヘロドトスの言葉「ナイルの賜物」はナイル川が運ぶ肥沃な土のおかげで、エジプトの壮大な文明・国家が築かれたとの意味だそうですが、大部分が砂漠のこの国でクルーズからの景色は緑の帯。農地があり漁師がいて水と共に生きる家畜や人々の生活を垣間見ることができる船旅も終わりです。 毎朝、当グループのためだけに様々な和食を提供してくれたコック、クルーズスタッフの皆様に感謝とお別れをし、カルナック神殿のスフィンクス参道を通過しながらルクソール空港へ。エジプト航空でカイロに戻るために早朝に出発したものの、カイロ、アレキサンドリアで砂嵐が発生したために大幅の遅延。日本と違って情報提供が乏しく狭い空港で長らくお待ちいただきました。公園の中のレストランからイスラム地区、モハメド・アリ・モスクが見えました。活気あるハンハリーリ市場を散策してから最後の夜は、ギザのピラミッドが見えるお部屋に宿泊です。

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ピラミッドが見えるお部屋に宿泊したメナハウスホテル
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モハメドアリモスクを眺められるランチレストラン
9日目
1月15日/晴/10-18℃
朝食レストラン前からピラミッドが2つ見えました。ピラミッドに最も近い、かつてアラブ諸国の王族が宿泊するために造られたホテルです。 観光最終日はピラミッド三昧!ギザでは3大ピラミッドのパノラマ、クフ王ピラミッドはスクワットをしながら入場しました。そしてスフィンクスはなんと、足元までの特別入場です。世界の要人VIPしか入れない所、通常は狭く一方の角度からしか見れないスフィンクスをぐるり一周、しかも触れることができたのです。 午後は生産量世界一のナツメヤシ畑、兼業農家、カイロ人の大きな別荘地を車窓から見ながら、ダハシュールの赤のピラミッド、屈折ピラミッド、サッカラにある4800年前の階段ピラミッドと4400年前のコブラの彫刻装飾を見学しました。ギザに比べて保存状態は劣るものの、一番古く、化粧張りが残っていました。夕方、空港へ向かい、夜便でエジプトとお別れです。

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スフィンクスと2つのピラミッド
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クフ王のピラミッド
10日目
1月16日
イスタンブール空港に45分遅れで到着。バスでターミナルに入ると、係員が「成田~、成田~」と乗客を集め、手荷物検査を受けて遠い次の搭乗口まで深夜2時のダッシュ!飛行機に飛び込み、ぐったりしましたが間に合って何よりです。食事の後は自然と深い眠りにつきました。さて、楽しい時間は早いものです。1日目のカイロ空港到着時から9日目のカイロ空港出発までの間ずっと観光警察がバスに同乗して一緒に周って下さり、安全にエジプトの見所をたっぷり巡ることができました。 10日間いつも和気あいあいと尽きることのない会話と笑いで、楽しんでくださりありがとうございました。またいつかどこかでご一緒させていただける日を心より楽しみにしております。シュクラン!

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化粧張りの保存状態が良い屈折ピラミッド
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階段ピラミッドとラクダ

旅はもっと、おもしろい。
阪急交通社クリスタルハート

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