ログイン
会員登録
メニュー

2019年2月8日出発<スカンジナビア航空利用>氷河の洞窟アイスケーブと氷河湖オーロラ観測 絶景の島アイスランド8日間

※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。

2019年2月8日出発ツアー添乗員レポート

※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
添乗員/木藤久美子(きとう くみこ)
0.jpg
大自然の宝庫「絶景の島アイスランド8日間」へ行って来ました。今年は暖冬ですが、気温が-7度まで下がってくれました。極北のオーロラベルト地帯に位置し、国名から「極寒の氷つく国」をイメージされがちですが、北海道の約1.3倍の国土のうち、氷河は10%。日本に流れる暖流の5倍温かいメキシコ暖流と活発な火山活動による地熱のおかげで、真冬でも-5度以下になったら大分寒い方。気温が下がると空気が澄んでとてもキレイな景色になります。氷河観光にはしっかり凍りついたコンディションで望まないと!!! 季節を変えて何度も訪れたくなる国ですが、今回は冬景色と氷河アトラクションとオーロラをお楽しみいただける季節の訪問。見どころ満載の充実観光、夜は満天の星空とオーロラ、アイスランディックデザインホテルと美味しい食事、温泉、変化が激しい自然環境で生活する心温かい人々の愛するランドでゆっくり流れる時間が癒しになりました。
1日目
2月8日/晴曇/-6℃
成田空港からは、スカンジナビア航空にて約11時間でコペンハーゲンへ。睡魔との戦いだった4時間トランジットの後は、アイスランド航空でケフラヴィーク空港へ3時間強。成田空港から 18時間かかりました。長い旅でしたが、オーロラレベルが上がり、期待どおり機内でオーロラがカーテン状に舞っていました。アイスランド航空機には是非オーロラ鑑賞用窓を作っていただきたいものです。首都では世界最北にあるレイキャビックのホテルに順調に到着したものの、もうシンデレラタイム。早速、防寒バッチリに着替えて湾までオーロラハンティング散策へ。雲の上下にオーロラが伸びていました。すっかり身体が冷え切ってしまいましたが、全国にパイプラインが網羅し、どの蛇口からも硫黄温泉。温泉バスに浸かって、世界で最もきれいで美味しい水道水を飲んでゆっくりおやすみくださいませ。
11.jpg
ヨークルサルロン氷河湖(4日目より)
12.jpg
1号線ドライブ中の景色(ヴィークより東の溶岩台地)
2日目
2月9日/晴/-3~0℃
午前中は、総人口34万人の2/3が周辺に、中心部に12万人が住む可愛いらしいカラフル首都レイキャビク観光。テカテカに凍りつき、滑り止め簡易アイゼンが大活躍。柱状節理をイメージした白亜の教会ではコンサートの練習をしていました。レーガン大統領とゴルバチョフ書記長が冷戦終結の協議をしたホフジハウス前で平和の握手の記念撮影。ボタン一つで核爆発させる緊迫した時代に北の果ての小都市に佇む小さな建物でひそかに会議。この頃から変わらず世界一安全、幸福度1位の国の魅力をたっぷり感じる旅になりそうです。クリーンエネルギー発電の25%を占める地熱発電を学びにヘトリスヘイジ地熱発電所へ。地下3千mから蒸気を汲み上げて発電しているタービンは硫黄に強い東芝1基、三菱重工6基が活躍していました。温泉、海の温泉プール、火山、溶岩...アイスというより火の国。他75%は水力発電だそうで、明日からの旅で見る無数の滝が楽しみです。
21.jpg
チョルトニン湖と右奥に市庁舎
22.jpg
ペルトランから撮影したレイキャヴィック街並み
3日目
2月10日/晴れ/-7~-3 ℃
人気観光スポットが集まるゴールデンサークルの世界遺産シンクヴェトリル国立公園へ。ユーラシアプレートと北アメリカプレートがお互いに引っ張りあい新大地が生まれる地球の裂け目ギャウから昇る朝日鑑賞から。幅が約6.5キロもあり、毎年両側に2センチずつ新大地が広がっているとのこと。海嶺の現象が地表で見られ、しかも歩けるのは世にも珍しい体験でした。18回も噴火したへトラ山、青空に飛行機雲もキレイでした。鏡のように美しいロイガル湖の湖畔レストランで、北極イワナの燻製と5,6か月で食肉にされてしまうラム肉を頂き、午後は、南部海岸観光。落差65mのスコウガフォスと滝裏に財宝が隠されているという伝説がある「森の滝」スコルガフォス、氷河の下で噴火し海底火山と同じ原理で一気に冷えて黒砂になった海岸と玄武岩の柱状節理、荒波のコントラストが素晴らしい所でした。

31.jpg
スコゥガフォス
32.jpg
世界遺産シンクヴェトリル国立公園大地の裂け目ギャウの北米プレート沿い散策
4日目
2月11日/曇雪雨/―3~3℃
曇り空に雪がぱらつき、心配しているご様子でしたが、曇りの日こそ氷河、氷山の色がきれいで雪がかかると神秘的にもなります。天気によりいろんな表情があるので楽しめます。南極、グリーンランドに次ぎ、世界3番目。東京、埼玉、神奈川県を合わせた大きさのヴァトナヨークトル氷河と氷舌にあるヨークルサゥルロン氷河湖までわずか30分。氷河湖は海と結ばれ、満潮時に海水が入り込むため、冬でも凍らない珍しい氷河湖。わずか1割しか頭を出していない巨大な氷山がおしくらまんじゅう状態です。波に戻されて海岸線に打ち上げられた氷山が輝くダイヤモンドビーチでは、過去2回噴火活動があった形跡を閉じ込めた氷山がありました。昼食後、スーパージープで氷河アドベンチャーツアーへ。アイゼン、ヘルメットを装着し、氷河ウォーク、氷河の断面アーチ、竪穴に下ってガラスの迷路に入り込むような氷河洞窟へ。トナカイにも沢山遭遇したラッキーな日でした。

41.jpg
厚い氷河の波に呑み込まれてしまいそう
42.jpg
氷河の中にどんどん潜入していきます
5日目
2月12日/晴曇雨/1~3 ℃
一昨日走った一号線を西に戻ります。国土の10%を占める溶岩台地、所によっては15mもの厚さに達して根を張る苔、火山、氷河、雪景色と早い春の訪れを感じさせる光景と、車窓からの景色も飽きることがありません。目を閉じるのがもったいないほどです。田部井淳子登山家も登頂した最高峰クワンナダルスクフヌゥクル、2011年に大噴火してヨーロッパの空の交通を1週間も麻痺させたエイヤフィットラヨークトル氷河も見えました。観光は、3日目のゴールデンサークルの続きです。ダム建設を阻止した伝説が残る幅70mの黄金の滝は周りが凍結した冬でも大迫力です。地球の鼓動を感じるストロックル間欠泉では、直径2 M の 口から温水がドームのように盛り上がった直後に、時には 20 M も青空に吹き上がります。わずか6,7分おきに吹き上がります。写真におさめるのに夢中になりました。
51.jpg
ストロックル間欠泉と月
52.jpg
黄金の滝グドルフォス
6日目
2月13日/晴曇/-1~1 ℃
今日も青空と雪景色、地熱発電所からの煙が上がり、素晴らしいお天気に恵まれました。レイキャビックに戻り、お世話になったガイドさんと別れを惜しみハグハグ。コンサートホール「ハルパ」を中心に、クリントン元米国大統領が世界一と絶賛したホットドックを食べたり、お買い物をしたりと自由行動をお楽しみいただきました。癒しの旅のクライマックスは、世界一の露天風呂「ブルーラグーン」で冷えと疲れをたっぷり癒し、シリカパックで10歳若返り、温泉内のバーで乾杯!隣の地熱発電所で、地下2千メートルから汲み上げたお湯に海水を70%混ぜた泉質はつるつるです。いよいよ今夜は最後の夕食。皆様家族のように仲良くなり、楽しい旅になりました。アイスランドに、素敵な旅仲間に、今晩こそはオーロラショーが見れることを祈って「スカール(乾杯)!」
61.jpg
レイキャビックのハトルグリムス教会
62.jpg
ブルーラグーン
7日目
2月14日/曇/0~2 ℃
なかなか雲が切れず、オーロラが肉眼では難しく、でも諦めきれずに眠れないまま。。。早朝5時、空港へ出発。苗字がなく、6代遡るとみんな親戚のアイスランド人。安全なので警察は銃を所持していないものの、ボランティアレスキュー隊は6千人もいる愛国心とホスピタリティーが強い国民。馬だってゴロンと横たわって寝る程、敵がいない幸せな国。癒しのこの国は観光客が人口の5倍を超えるほど大注目です。物価が日本の3倍程高く、日本からは遠い国ですがまだ名残惜しい気持ちでお別れです。大自然の中にポツンとある別荘で大好きな読書をしているとそこに妖精が現れて遊んでくれそうな、ゆっくり流れる時間から芸術センス、ゆとり、笑顔、優しさが生まれるのでしょうか。さ、現実の世界へ舞い戻る時間が来てしまいました。コペンハーゲンを経由し、帰国です。

71.jpg
レイニスファラ黒砂海岸の柱状節理と奇岩(3日目より)
72.jpg
アイゼンにヘルメットで氷河ウォークの後は氷河シンクロ(4日目より)
8日目
2月15日/曇雪/2~9 ℃
毎日が天候に左右される大自然の絶景を追い求めるツアーのため、強風、雨、雪、待ちわびてもなかなか姿を出さないオーロラ姫に、きっときっと~と祈祷をし、ハッピー王国のターン王子様に願掛けし、オーロラの巫女を名乗るガイドさんにお供えして、みんなで心ひとつ一丸になって共有した時間が、忘れられない強い印象の思い出となりました。あちこちで様々なポーズで一緒に撮った写真を見返してはいつまでも楽しい思い出が心の残りそうです。いつかまたどこかで語り合える日がくることを楽しみにしております。またアイスランドに来たい!と皆様まだ離れる前からおっしゃってくださいました。何度も添乗させていただいている私もいつか大切な人と訪れることが夢です(笑) また5年後も、10年後も、数十年後も語られる旅づくりに、お力になれたなら幸いです。たくさんの笑顔をありがとうございました。タック!

81.jpg
北米大陸とユーラシア大陸の台地の裂け目ギャウ新大陸で「USA」ポーズ(3日目より)
82.jpg
アイスランドロブスター(手長エビ)2日目ランチ

旅はもっと、おもしろい。
阪急交通社クリスタルハート

YouTube facebook instagram

ありふれたツアーでは物足りない。思い出に残る旅がしたい。クリスタルハート海外旅行は、そんなお客様の声にお応えいたします。イタリアやスペインなどヨーロッパから、アジア、南米まで豊富なツアーをご用意しております。