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2019年3月3日出発<エジプト航空ビジネスクラス復路直行便>ナイル川クルーズを楽しむエジプト8日間

※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。

2019年3月3日出発ツアー添乗員レポート

※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
添乗員/藤井 博志(ふじい ひろし)
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3月3日出発「エジプト航空利用・ナイル川クルーズを楽しむエジプト8日間」(LE303)に12名のお客様がご参加くださいました。当ツアーにご参加くださいまして、誠にありがとうございました。添乗員:藤井博志です。3月のエジプトは早朝こそ気温10度前後ではありますが、お昼になると南のルクソールからアスワンにかけては25度を超える日が非常に多くなり、快適に観光できる適温シーズンは3月までが限界かなぁ~と思いました。また4月以降は砂嵐に遭う確率も高くなります。しかしながらアラブの春以降一時的に観光業が停滞していたエジプトはここ近年、1年通して世界各国からの観光訪問者は途切れることがない活気を取り戻しました。一生に一度は訪れてみたいエジプトの旅。このツアーはナイツ川クルーズも組み込まれた魅力ある旅であります。さぁ今回のエジプト8日間の旅をふり返ってみたいと思います。
1日目
3月3日/成田空港 雨/15 ℃
あいにく出発当日の関東圏は雨模様でありました。私が成田空港へ向かうバスの中で、エジプトはほとんど雨は降らないからこういう雨は恵みの雨って言うのかなぁーと考えておりました。さてそんな私の思い老けはおいといて、さぁいよいよ本日から「ナイル川クルーズを楽しむエジプト8日間」のツアーが始まりました。訪問国エジプトまではエジプト航空による直行便で首都カイロまで向かいます。約14時間のナイトフライトは快適なビジネスクラスにてぐっすりお休みいただけます。無論、添乗員の私はエコノミークラスではありますが・・・(苦笑)カイロと日本の間には7時間の時差がありますが、現地時間で明日の早朝にカイロに到着します。わくわくする期待を抑えて明日から始まる観光に備え、できる限り機内の中では充分にお休みいただきました。明日からの観光楽しみです。
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遺跡にいた子猫
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今回乗船したナイツ川クルーズ船「ファラー号」
2日目
3月4日/晴れ/11〜24 ℃
定刻通りカイロに早朝4時30分に到着した私たち一行は、ルクソールへ乗り継ぎのため国内線へ移動。そこで本来ならばお会いできるはずの現地ガイド「ゴマちゃん」がどこにも見当たらず・・別のガイドさんよりゴマちゃんは私たちと同じ便がオーバーブッキングで搭乗できず、違う便でルクソールに合流すると聞き一安心。無事にルクソールでガイドと合流することができ、いよいよ観光がスタートしました。本日はルクソールの東岸にある「カルナック神殿」と「ルクソール神殿」の観光です。 カルナック神殿は元々アムン神という地方の神様を祭るために造られた神殿ではありますが、このアムン神がラーという太陽神と結合したことによって、古代都市テーベの最高神となり、この神殿が大きく発展して造られた経緯があります。またカルナック神殿より約3キロ離れたルクソール神殿は幻想的なライトアップで訪れる者すべてを魅了して止まない神殿でありました。
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ルクソール・カルナック神殿
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ルクソール神殿と夕陽
3日目
3月5日/晴れ/9〜25 ℃
昨日乗船したナイル川クルーズ船「ファラー号」では夜、ベリーダンスショーが開催されました。一昨日は機中泊であったにもかかわらず、皆さま元気にベリーダンスを鑑賞されており、ナイトライフもエジプト滞在初日の夜から充分に満喫されておりました。そして本日はルクソールの西岸観光です。昨日の東岸観光では「神殿」がテーマでありましたが、本日は「墓地」がテーマとなります。西岸は古代エジプト王が眠るお墓が点在しており、特に有名なのは王家の谷にある「ツタンカーメンの墓」であります。また当ツアーの最大のポイントのひとつでもあります、「ネフェルタリ王妃の墓」入場観光では、紀元前の壁画とは思えない美しい保存状態で、これほど色鮮やかなで壮麗な美しさを保った古代エジプト壁画はこれ以上のものはないと断言できるほどの素晴らしさがあります。ここルクソールには古代エジプト文化が興隆する世界が間違いなくありました。
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メムノンの巨像
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ハトシェプスト女王葬祭殿
4日目
3月6日/晴れ/9〜25 ℃
昨日はルクソール西岸観光を終え、エドフに向けて出港したファラー号は本日早朝にホルス神殿のあるエドフに到着しました。クルーズ船の停泊所からホルス神殿までは馬車を使います。2名乗りの馬車にて乗車すること15分、ハヤブサを祭るホルス神殿が見えてきました。ホルス神殿はエジプトの数ある遺跡の中で抜群に外壁のレリーフ(彫刻)の保存状態が良く、とても見応えがあります。続いてコムオンボ神殿です。エドフからコムオンボまで約1時間のクルージング。川岸に造られたコムオンボ神殿が徐々に近づいてくるところを船内サンデッキから望むことができるのもナイル川クルーズの楽しみのひとつです。コムオンボとはアラビア語でオリンポスの丘という意味で、ローマ皇帝時代に完成した遺跡です。古代エジプト時代といえども一時的なものであったにしろ古代ローマの入植を挿む時代があったことを実感する遺跡がコムオンボにありました。
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ホルス神殿
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コムオンボ神殿と太陽
5日目
3月7日/晴れ/8〜26 ℃
3泊4日のナイル川クルーズも下船日となりました。早朝アスワンに到着したファラー号とお別れした私たち一行はアスワンより約280キロ離れたアブシンベル神殿まで向かいます。見渡す限り延々に続くサハラ(ヌビア)砂漠を走破すること4時間弱、小さな村アブシンベルに到着です。アブシンベルにはナセル湖に面した大神殿と小神殿があり、それらを称してアブシンベル神殿と呼びます。アブシンベル神殿はアスワンハイダムの建設により水没の危機にさらされ、ユネスコにより救済され現在の位置に移された経緯がありますが、そのお陰で私たち旅行者はダイビングの資格を持たずに気軽に観光ができるようになった奇跡の遺跡であります。そして本日は再びアスワンに戻り、アガサクリスティーが滞在したホテルとして有名な「オールドカタラクトホテル」に宿泊です。やはりこのホテルは一流の名に恥じない素晴らしいホテルでありました。
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アブシンベル神殿(大神殿・小神殿)
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アスワン・オールドカタラクトホテルのバルコニーから望むナイル川
6日目
3月8日/晴れ/11〜24 ℃
昨夜の夕食はオールドカタラクトホテル内にある「1902」レストランにて優雅なディナーでありました。このレストランはドレスコード(正装)が必要なこともあり、清楚な佇まいでの食事会はここがエジプトであることを忘れてしまう時間が流れておりました。そして本日はアスワンハイダムの浮島にあるイシス神殿と切りかけのオベリスクを観光したのち、最後の観光地である首都カイロに移動という行程で旅が大詰めを迎えている実感が名残惜しむ気持ちになりました。そして最後の宿泊ホテル「リッツカールトン・カイロ」から眺めるナイル川の夜はルクソールやアスワンの夜景と違った人工的に多用されたライトアップで飾られた大都会のイルミネーションが華やかでありました。
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アスワン・イシス神殿
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アスワン・切りかけのオベリスク
7日目
3月9日/晴れ/10〜23 ℃
早いもので帰国日の朝を迎えました。しかしながら、エジプト航空の成田行きの直行便は今夜23時40分発。充分に観光ができます。本日はギザのピラミッド、スフィンクスを観光して、最後の観光場所がエジプト考古学博物館という最終日にふさわしい行程となっております。特にスフィンクスでは通常は入場しない、スフィンクスを足元の正面から観光するという特別入場が手配されており、当ツアーのハイライトポイントのひとつでもあります。ほかの観光客が誰もいない独り占め状態でスフィンクスを観光する優越感は皆さまとても喜んで満足されておりました。最後を飾るエジプト考古学博物館は今まで6日間観光してきた遺跡や墓跡にあった遺跡品のオリジナルがここに展示されており、見るものすべてが非常に興味深く6日間訪れて来たエジプトの悠久の歴史を物語っておりました。その後フォーシーズンズホテル内で夕食の後、いよいよ帰国となりました。
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ギザ・三大ピラミッド(クフ王・カフラー王・メンカウラー王)
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スフィンクス(特別入場より)
8日目
3月10日/晴れ/成田 14 ℃
エジプト航空964便・成田空港行きはタイヤの不都合があり、定刻より約2時間遅れて出発となりました。カイロ空港の搭乗口では遅延に関する情報が少なく、もしかしたらもう1泊カイロに泊まるのもよいですね…などと雑談していたところに搭乗開始となりましたが・・・(笑)今回の旅はエジプトの外せない観光地を8日間で効率よく巡る旅でした。体調を崩すお客様は誰ひとりいなく、事故もなく順調に当ツアーを無事に帰国の途まで行程を進めることができたのは、今回ご参加くださいました12名様の皆さまのご協力があってこそと心から感謝申し上げたいと思います。本当に添乗員・ガイドへのご協力、誠にありがとうございました。またいつの日か阪急交通社クリスタルハートの旅でお会いできることを楽しみにしております。
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スフィンクス正面(特別入場より)
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スフィンクスとガイドとお客様の後ろ姿

旅はもっと、おもしろい。
阪急交通社クリスタルハート

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