2018年11月19日出発ツアー添乗員レポート

※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。

添乗員／藤井 博志（ふじい ひろし）

クリスタルハート「ターキッシュエアラインズ利用・5つ星ナイル川クルーズ船で行く優雅に旅するエジプト１０日間」１１月１９日出発に１０名様のお客様がご参加くださいました。添乗員、藤井博志です。 この度は当ツアーにご参加くださいまして誠にありがとうございました。 １１月下旬のエジプトは１０月まで続いた猛暑もすっかり去り、大変過ごしやすく毎日が晴天で素晴らしく観光に適した１０日間でありました。 現地日本語ガイドのモハメッド・アジズMRさんは添乗員よりも日本語が流暢で(笑)、各観光地の遺跡など難しい歴史をとても分かりやすくご案内していただき、ご参加くださいました皆さま全員がきっとご満足いただけたと思います。 １０日間のエジプトの旅をふり返ってみたいと思います。

1日目

11月19日/成田・晴れ/18℃

成田発イスタンブール経由カイロ行きの航路、トルコ航空53便は定刻より約20分早い21時05分にイスタンブールへ向けて成田空港を飛び立ちエジプト10日間のエジプトツアーがスタートいたしました。 イスタンブールまでのフライト時間は約12時間。参加者の皆さまはビジネスクラスのフルフラットシートでゆったりとお寛ぎいただき、添乗員は一人寂しくエコノミークラスでお隣席の大柄の西欧人（男性）と肩と肩を仲良く重ねながらのフライトでありました。(笑) 空路約12時間のフライトで日付けが変わり20日の早朝にイスタンブールに到着した私たち一行は約3時間の乗り継ぎ時間をトルコ航空のラウンジでお寛ぎいただき、定刻通り現地時間の7時30分にカイロへ向けて無事飛び立ちました。

日本語ガイドのモハメッド・アジズ

ピラミッドからの朝日（9日目）

2日目

11月20日/晴れ/26℃

イスタンブールからカイロまでのフライト時間は約2時間。あっという間にカイロへ到着です。カイロの空港では本日から帰国日までの8日間悠久のエジプトをご案内してくださるのはMRモハメッド・アジズさんです。 奥様は福岡出身の日本人でアジズさんは日本語（漢字）の翻訳などの仕事も兼務している日本語の達人ガイドさんです。 本日は旅のスタートとしてふさわしいエジプト考古学博物館の見学をしてから早めにホテルへチェックインするという行程です。 カイロ空港を出発してバスにて約40分。ナイル川沿いにほど近いところで赤色の建物が見えてきました。ここがエジプト全土から発見発掘された重要遺跡品（展示物）が20万点以上も収められているエジプト考古学博物館です。 ミイラ室も含め約2時間の観光の後、カイロ市内のレストランにてランチを取り本日は15時前に早々にナイル川沿いにある「コンラッドホテル」へチェックインとなりました。

エジプト考古学博物館

エジプト考古学博物館のパピルス

3日目

11月21日/晴れ/16～28℃

本日の起床は2時15分です！早すぎです‼(笑) 本日行程3日目はカイロをあとにして早朝5時発のフライトで空路アスワンへ向かい、更にバスにて約280キロ走りアブシンベルへ向かうというスケジュールです。 なので本日は今回の日程で一番早い起床時間なのです。 ですが、昨日のチェックインが早かったこともあり、また日本との時差の関係もあり意外と爽やかなお目覚めだったようです。 カイロからエジプト航空の国内線にて約1時間20分のフライトで朝6時30分にアスワンに到着。ガイドさんから涼しいうちに観光しましょう！とのことで本来5日目の観光予定でありますイシス神殿を急遽、本日観光してからゴビ砂漠を延々280キロ走行し神殿とナセル湖があるアブシンベルの街に到着となりました。 到着後、宿泊ホテルにてランチを取りチェックインを済ました後、ナセル湖からアブシンベル神殿を眺めるボート遊覧をお楽しみいただきました。

イシス神殿

イシス神殿にいたエジプト人

4日目

11月22日/晴れ/14～31℃

昨夜は遊覧船にてナセル湖からアブシンベル神殿を眺め、さらに綺麗な夕景とともにスタートした「音と光のショー」をご鑑賞いただきとても充実した行程3日目でありました。 そして本日はアブシンベル神殿の朝日鑑賞から一日が始まりました。まだうす暗い早朝5時に出発して朝日を待ちます。日中は30度近くまで上がる気温も砂漠の早朝は少し肌寒いです。昨日の夕陽と同様素晴らしい朝日を迎えアブシンベル神殿の本格的な観光が始まりました。ガイドのアジズさんがガイドブックを使い神殿の歴史や事柄を詳しく説明してくれました。皆さまとても興味深くガイドの話を聞き入っていたのがとても印象的でした。 その後、ホテルに戻り朝食を済ませた私たちは昨日通った道を戻るかたちで一路アスワンへ向かいました。 アスワンでの宿泊はあのアガサクリスティーや数々の著名人が宿泊した「オールドカタラクトホテル」でとても優雅で贅沢なひと時となりました。

ナセル湖から眺めたアブシンベル神殿

朝日を浴びるアブシンベル神殿

5日目

11月23日/晴れ/12～29℃

昨夜はホテル内にある「１９０２」レストランにてビーフステーキをご賞味いただき、とても思い出に残る優雅なディナーとなりました。 そして本日5日目の行程はまずファルーカ（帆掛け船）に乗船してナイル川セーリングをお楽しみいただき、その後アスワン観光を経ていよいよナイル川クルーズに乗船というスケジュールです。 爽やかな朝にホテルの河岸より約1時間のファルーカ乗船ですが、加減の知らない船長さんは船内ダンスを盛り上げ過ぎて私たちは足腰の筋肉が痛くなってしまいました。(笑) その後、切りかけのオベリスクを観光していよいよ5つ星クルーズ船「アマルコⅡ号」に乗船となりました。 アマルコⅡ号はキャビンの広さも申し分ありませんが全キャビンバスタブ付というのは日本人にはうれしい限りです。 乗船後はランチ、アフタヌーンティーなどをお楽しみいただき、夕食後にはヌビアンショーもご鑑賞いただきました。

オールドカタラクトホテルからのナイル川

クルーズ船内ヌビアンショーのダンサー

6日目

11月24日/晴れ/10〜31℃

私たちがまだ眠りから覚めない朝4時ころにアマルコⅡ号は静かにカイロを出港し6日目の最初の観光地コムオンボに向かっておりました。 船内にて特別手配の日本食ビュッフェの朝食を済まして、コムオンボに8時に到着した私たち一行は約1時間程コムオンボ神殿を観光いたしました。朝の観光は暑くなく快適です。 その後再びクルーズ船に戻り、エドフへ向けて出港した船内ではガイドさんによる象形文字講座を開催いたしました。次の寄港地エドフにはランチを挟んだ14時に着岸。下船後は馬車に乗ってホルス（エドフ）神殿へ向かいます。 ホルスとはハヤブサ神のことでこの神殿では古代エジプト時代からギリシャローマ時代のプトレマイオス朝のハヤブサが祀られております。 観光後、クルーズ船に戻り次はアラビア語講座で専任の先生が講座を開いてくれます。講座の最後には一人一人の名前をアラビア語で書かれたパピルスのプレゼントもあり大変好評でした。

コムオンボ神殿

ホルス神殿

7日目

11月25日/晴れ/16～28℃

早朝4時頃にエスナ水門を通過し予定到着時間より約1時間程遅れてルクソールに到着いたしました。しかし本日の観光下船時間がもともと8時であったため大きな混乱もなく8日目の朝を迎えました。 本日は今回の旅のハイライトでもあります、ルクソール神殿・カルナック神殿や王家の谷の観光です。 まずは8時に下船後、渡し舟にて対岸に渡りバスに乗り換えネフェルタリ王妃のお墓やツタンカーメンのお墓がある、ルクソール西岸観光です。先にメムノンの巨像を写真ストップで立ち寄ったあと、数千年前の素晴らしい壁画が色鮮やかに残るネフェルタリ王妃の墓を入場しハトシェプスト女王の葬祭殿を見学してツタンカーメンの墓がある王家の谷に向かいました。この西岸一帯は古代エジプト王が眠る聖域だと強く実感しました。そして午後からは東岸観光と移りカルナック神殿、ライトアップされた夜景が美しいルクソール神殿と観光し充実した一日となりました。

カルナック神殿

ライトアップのルクソール神殿

8日目

11月26日/晴れ/9～27℃

エジプト南部の観光を3泊4日のナイル川クルーズにて終えた私たち一行は8日目の早朝アマルコⅡ号をチェックアウトして朝7時のフライトでカイロに戻りました。 カイロに戻った私たちはハンハリーリバザールに立ち寄り、怪しげなエジプト人店員を恐れながら自由散策をお楽しみいただき？（でも皆さま全員でハイビスカスティーを安く無事にゲット‼(笑)）、そしてランチの後にモハメドアリモスクの写真ストップで下車観光してからピラミッドのあるギザ地区に向かいました。 エジプト滞在最後の宿泊はギザのピラミッドが見える「メナハウス」です。 種類が豊富なビュッフェスタイルの夕食では今回の旅の最後の夜ということもありフレッシュフルーツジュースやビール、ワインと共に最後のディナーをお楽しみいただきました。明日は早いもので帰国日となり、残すはピラミッドとスフィンクスの観光だけとなりました。

カイロ市内

メナハウス　ホテル内中庭

9日目

11月27日/晴れ/8～27℃

帰国日の朝を迎えました。9日目まであっという間に楽しい時が流れてしまいました。 しかしながら本日の帰国便は21時25分カイロ発です。 たっぷりと観光が出来ます。旅の最後にふさわしい観光が残されています。そう本日はギザのピラミッド観光とスフィンクスの特別入場、そして午後からは屈折ピラミッド、階段ピラミッドの観光と盛り沢山なのです！ まずクフ王のピラミッドから見学となりましたが、ここはお墓の中は大変蒸し暑く中腰で歩かなければならず一つ目のピラミッドで今日一日の体力の半分を消費した気分でした。 しかしスフィンクスでは足元の至近距離で撮影できる特別入場がこのツアーの目玉となっており、ここからの写真ポイントはこれまでにない感動を呼びピラミッドの疲れも吹っ飛びました！ 午後からはサハラ砂漠にある屈折ピラミッドや赤のピラミッド、そして今ツアー最後の観光は階段ピラミッドの観光となり帰国の途へとなりました。

カフラーのピラミッド

至近距離から撮影したスフィンクス

10日目

11月28日/成田・くもり/16℃

全ての観光を終え9日間の素晴らしい素敵な思い出を心に刻みカイロ空港に向かったのは夕方4時。8日間お世話になったスルーガイドのアジズさんと空港で別れ、定刻より約1時間遅れでカイロを出発した私たち一行は、乗り継ぎ時間の短いイスタンブールでは航空係委員の誘導のもとギリギリに帰国フライトに間に合い無事に成田空港に到着いたしました。 心配していたスーツケースも全員分無事に成田空港で引き取りすることができ、この度のエジプトツアーが大成功で終えることができたことが添乗員としてこれ以上ない喜びと皆さまへ感謝の気持ちでいっぱいです。 ご参加くださいました10名の皆さま本当にありがとうございました。 またクリスタルハートのツアーでお会いできますことを心よりお待ち申し上げております。 本当にショッコラン（ありがとう）！

ギザのピラミッド群

ナセル湖を望むホテルセティ（アブシンベル）