2019年1月7日出発青い街シャウエンのリアドとサハラ砂漠に泊まる8つの世界遺産を巡るモロッコ大周遊12日間
※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
2019年1月7日出発ツアー添乗員レポート
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- 添乗員/市倉 友里恵(いちくら ゆりえ)
- 2019年1月7日出発LE123「リアドとサハラ砂漠に泊まる8つの世界遺産を巡るモロッコ大周遊12日間」にご一緒させて頂きました市倉です。 ここ近年、日本でもタジン鍋やアルガンオイル、青い街シャウエンの名前を頻繁に見聞きするようになりましたが、旅行先としても特に人気の出てきたモロッコは、四方を異なる文化に囲まれ、独自の文化を確立させた大変魅力的な国でした。北アフリカの大陸の西端「日沈む国」へ、日出ずる国からのご参加者はこの度14名様。ご一緒頂きありがとうございました。
- 1日目
- 1月7日
- ご利用のエミレーツ航空は夜22時過ぎに成田空港を出発しました。2階はファーストクラスとビジネスクラス、1階はエコノミークラスに別れた総2階建ての大きな機体です。 まずはUAE(アラブ首長国連邦)のドバイまで約12時間のフライトです。予定より早めの到着となりましたが、荷物検査をスムーズに通過し、ビジネスクラスの方はラウンジに行って頂くお時間がありました。しかしビジネスラウンジからは直接搭乗口へ進めてしまうので、何名かの方はそちらから。関西からの方とも搭乗口前で合流し、全員機内で無事にお会いできてほっとしましたね。 ドバイからカサブランカへ。おやすみなさいませ〜。
- モロッコのイメージといえば砂漠?
- 2日目
- 1月8日/晴れ/10〜18 ℃
- カサブランカに12時に到着。飛行機が停止したとたんに立ち上がる乗客の多いこと!「まだ動きますから座ってください!」と注意するキャビンアテンダントさんも大変です。 空港の外で私たちを出迎えてくれたのはガイドのタジさん。これから10日間ご一緒です。 カサブランカから首都のラバトまでは約120km。窓の左手に大西洋を眺めながら向かいます。ラバトでご覧頂いたのはハッサン塔とモハメッド5世廟。12世紀にスペイン南部の征服したアブー・ヤコブ・マンスールによって1194年に建設が始められたハッサン塔は、本当なら80mの高さのミナレットになるはずでした。今は200本の円柱と塔が建設途中のままに。そしてモハメッド5世廟は、フランスの保護領だったモロッコを1956年に独立させた元国王モハメッド5世のお墓です。200人以上のモロッコ芸術職人によって建設された、内部の装飾がとても美しい廟です。
- モハメッド5世廟の衛兵
- 天井もとても美しいお墓です
- 3日目
- 1月9日/晴れ/2〜16 ℃
- 今日からモロッコ大移動!半日かけてティトゥアンの街まで走っていきます。 1997年に世界遺産登録されたこの街は1305年マリーン朝により築かれましたが、イベリア半島のカスティーリャ王国によって海賊行為の報復として破壊され、その後、土地を追われたイスラム教徒たちによって再建されました。そんな縁もあり、ご昼食はシュリンプサラダとパエリア。平たい鍋では出てきませんでしたがお洒落に盛られていました。 昼食の後に、今日の夜に宿泊のホテルはお酒が置いていないので、カルフールに寄ってお酒の調達。スーパーの入り口とは別に、お酒だけの部屋があるのが面白いですね。 この日は青の街で知られるシャウエンに宿泊です。街を見下ろす丘の上のリアド、Dar Echchaouen。中庭からシャウエンの街を見下ろすことができますが、この時期になると日が沈むのも早いもので...。 翌朝、バスに乗る前に街の展望を見られる場所へ行きました。
- シャウエンの人気スポット
- 青くないところもあるシャウエン
- 4日目
- 1月10日/晴れ/6〜15 ℃
- モロッコ最大の古代都市遺跡ヴォルビリスは約2000年近く前のモザイク画を見ることができます。なんとなくローマのポンペイと似ているものがありますね。この周辺は小麦やオリーブオイルなども産出していて、それらをローマへ輸出して繁栄していたようです。ローマ帝国の衰退やイスラム教の普及によって廃墟となりましたが、1915年にフランスの調査団により発掘が開始されました。 メクネスに向かう途中、大量のコウノトリに侵略された電波タワーが!「モロッコの電波状態が悪いのはこれが理由です」」とタジさん。納得してしまいそうなほど、たくさんのコウノトリが巣をつくっていました。 ご昼食は大きなタジン鍋。昨日は見られなかったとんがり帽子の蓋が嬉しいです。
- 遺跡のモザイク
- タジン鍋
- 5日目
- 1月11日/晴れ/5〜12 ℃
- 1981年に世界遺産登録されたフェズの街。王宮の扉の彫刻の美しさをご覧頂き、かつてユダヤ人街だった街を歩いていきます。(ここにもコウノトリの巣があちこちに...) 高台から街全体を眺めたあとはいよいよ旧市街へ。世界最大の迷路とも言われる旧市街のメディナをガイドさんを先頭に、後ろからは迷子防止のアシスタントさんが。ひと一人通るのがやっと、といった細い道を通りながら、アンダルース地区からカラウィーン地区へ入ります。牛革を染めるタンネリではミントの香りを嗅ぎながらのご見学がモロッコ流。 午後はモロッコ人のお宅訪問。モロッコのミントティーにはたっぷりのお砂糖を使うのですが、私たちの好みに合わせてお砂糖はお好みでお楽しみいただきました。
- フェズのタンネリ
- ホテルロビーから見えるフェズの街
- 6日目
- 1月12日/晴れ/6〜16 ℃
- アトラスの山を越える大移動です。でも山越えとは言っても山の上はくねくねした道ではなく、平たい土地にまっすぐな道が延びています。そしてあちこちに羊の群れが!犬もぼーっとしている風ですがお仕事中です。 昼食にマスのグリルを召し上がって頂いたあと、レストランの外に出てみると、雪をかぶったアトラスの山並みがどこまでも広がっていました。そのアトラスの山々を水脈とし、サハラ砂漠、アルジェリアに流れていくのがズィズ川。モロッコのグランドキャニオンとも言われるズィズ渓谷を越えて、エルフードの町で4WDに乗り換えてホテルへ。 ホテルに到着したときは、ちょうど夕陽の沈む時間となり、テラスから砂漠に沈んでいく夕陽を眺めて頂くことができました。
- アトラス山脈
- ホテルのお部屋
- 7日目
- 1月13日/晴れ/3〜14 ℃
- この時期の朝日は8時頃ということで、嬉しいことに早朝の出発とはなりませんでした。ラクダに乗る方と歩く方とに別れて砂漠の中へ。大きな砂丘にどうにかのぼり、砂漠の中から朝日を眺め、丘を下るときはアシスタントさんたちがソリを作ってくれたりしました。 ホテルで朝食のあと、再び4WDに乗ってエルフードの街へ。バスに乗り換える場所は化石屋さんだったので、記念品をお求めになった方も。ワルザザードに向かいます。このルートはカスバ街道とも呼ばれ、道中の集落には町の有力者のカスバ(要塞、砦)と呼ばれる家が建ち、人々が集まってオアシスを形成し、農業を営んで暮らしています。 泊まったホテルの中の装飾は映画で使われていたセットや小道具です。ハムナプトラやなどの映画で使われていた物がありましたね。
- ラクダに乗って、朝日を見に
- ホテル内の備品は映画のセット
- 8日目
- 1月14日/晴れ/2〜12 ℃
- ホテルを出発してティフルトゥトのカスバへ行く途中、ハリウッドの撮影スタジオが右手に見えました。モロッコで撮影された映画といえば「アラビアのロレンス」が有名ですが、ハムナプトラや007、グラディエーター、アメリカで大人気のドラマであるゲームオブスローンなど、たくさんの映画が撮られています。 そして2つ目のカスバ、アイントベンハッドゥも、砂漠の中の要塞や砦のある都市として撮影に使われています。ここではベルベル人のお宅も見せてもらいました。 昼食の後、モロッコ最高点のティシュカ峠2200mを越えたところで、アルガンオイルのお店にもお立ち寄り。目的地のマラケシュにむかいます。マラケシュのホテルはすぐ後ろにショッピングセンターが隣接していたので、夕食までの間にスーパーにも行けました。
- 電話中のタジさん
- 砂漠の中の要塞都市カスバ
- 9日目
- 1月15日/晴れ/2〜12 ℃
- 最初に観光したマジョレル庭園は、イヴ・サンローランが愛した庭園として知られています。ガイドのタジさんの言うとおり、私たちが見て回ったあとから団体がどっと入って来ましたね。そしてマラケシュのシンボルであるクトゥビアの塔はセビリアのヒラルダの塔と並んで最も美しいミナレットのひとつとされています アグノウ門近くでバスを降り、昼食の後まで徒歩観光です。サーディン朝の墳墓群。政府が値段を決めているお土産屋さん。バビア宮殿。昼食は映画「知りすぎた男」でも使われたレストラン。たくさん歩きました。いったんホテルに戻って休憩のあと、フナ広場でフリータイム、見下ろせるカフェグラシアでティータイム。夜はモロッコの伝統音楽を聴きながらのご夕食でした。
- クトゥビアの塔
- モロッコの音楽を聴きながらのご夕食
- 10日目
- 1月16日/晴れ/2〜18 ℃
- 最後のモロッコ大移動です!内陸から海を目指して走っていきます。途中、アルガンの木にのぼるヤギが!「これを待ってました〜」なんていうお声も。アルガンを食べて育ったヤギのお肉は格別においしい...なんていう話は忘れて頂いて、お行儀よく木の枝で写真撮影ポーズを決めてくれているヤギさんシュクラン!(ありがとう!) そしてお昼前、エッサウィラに到着です。海です!荒涼とした砂漠から来ると、この大海の景色がとっても嬉しいですね!
- アルガンの木に登るヤギ
- エッサウィラの中庭のある家
- 11日目
- 1月17日/曇り、晴れ
- モロッコ王国の商業・金融の中心地であるカサブランカは高層ビルの建物がたくさん建てられ近代的な街ですが、伝統的な街並みもしっかりと残されています。帰国の飛行機に乗る前に、主要な行政機関が集中しているモハメッド5世広場、国内最大級のモスクであるハッサン2世モスクを見てきました。空港に行く途中に海沿いのコルニッシュ通りを少しお散歩し、空港に到着すると、10日間ご一緒頂いたガイドのタジさん、アシスタントのファリットさん、運転手のイディアさんとお別れです。 EK751便でドバイに向かい、ここで大阪からのご参加者様ともお別となりました。成田・大阪に分かれて、日本へのご帰国です。
- ハッサン二世モスク
- 12日目
- 1月17日
- 皆さま長時間のフライト、お疲れ様でございました。旅の途中に風邪や体調不良となってしまった方もいらっしゃいましたが、皆さまがご一緒にご帰国できたのを嬉しく思います。わたくしの至らぬところを支えてくださった皆さまには、心より、感謝申し上げます。ありがとうございました。ご帰国後、よりひとつでもモロッコの素晴らしい景色・文化について想いを馳せて頂けていましたら嬉しく思います。
- 砂漠の中の朝日
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