2018年10月15日出発 <イベリア航空利用>聖地へ続く道100kmを歩くスペイン巡礼の旅10日間
※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
2018年10月15日出発ツアー添乗員レポート
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- 添乗員/荒武 由夏(あらたけ ゆか)
- 「聖地へ続く道100kmを歩く スペイン巡礼の旅10日間」 タイトル通り聖地サンティアゴ・デ・コンポステーラまで100km歩くツアーです。今までは7日間かけて歩きましたが、10月から6日間で100km歩きます。6日目が20kmとやや長い距離でご心配もありましたが、6日目になると歩き慣れてきて皆様無事歩ききりました。毎日お天気に恵まれ、歩いてる時に雨に降られる事はありませんでした。寒すぎず、暑すぎず、爽やかな秋の気候で巡礼の道歩くのもちょうどいい時期だと思いました。ご参加人数5名様、100km全部歩いて最後は皆んなで揃ってゴールしたいと連帯感も生まれ、お互いを思いやり、歩き終えた後の喜びも5倍でした!
- 1日目
- 10月15日
- 成田発イベリア航空6800便にてスペインの首都マドリッドへ。10日間の旅の始まりです。日本から直行便で行ける1番遠いヨーロッパの空港です。マドリッドまで14時間強のフライト。マドリッド空港で入国審査と保安検査を済ませてサンティアゴ・デ・コンポステーラ行に乗り継ぎます。約3時間半の乗り継ぎ時間がありましたがスケジュール通りに進み、無事サンティアゴ空港に到着しました。空港からサンティアゴ市内のホテルまで20分弱で到着。夜中のホテル到着となりました。スペインと日本との時差が7時間。長い空の旅と夜中の到着でお疲れだったと思いますが、ホテル着く頃には日本は朝。明日から始まる巡礼ウォークが楽しみでドキドキワクワク、荷物の準備したりなかなか寝付けませんでした。
- スタート地点の道標モホン
- 高床式倉庫オレオ
- 2日目
- 10月16日/晴れ/10〜20℃
- サンティアゴのヘルミレスホテルを出発し、巡礼ウォークのスタート地点フェレイロスへバスで出発!フェレイロスはサンティアゴまで100.746km地点です。ガイドのチュスさんを先頭に歩いていきます。 巡礼の道を100km以上徒歩で、サンティアゴまで行くと巡礼証明書をもらう事が出来ます。巡礼手帳に行く先々でスタンプを押していきますので、歩いた所が分かります。今回はサンティアゴ巡礼路と姉妹巡礼路の熊野古道との共通巡礼手帳をお持ちのお客様もいらっしゃいました。日本とスペイン、両方の世界遺産の巡礼路を歩くというのも良い記念になりますね。歩く道はなだらかで歩き易く、また秋らしく林檎や栗が沢山実っていて栗拾いしながら楽しく歩きました。お泊まりはルーゴの旧市街中心メンデス ニュネスホテル4連泊です。
- 牛の行進に遭遇
- ポルトマリンの街
- 3日目
- 10月17日/晴れのち曇り/11〜20℃
- ルーゴからバスで出発し、昨日のゴール地点トシボから歩き始めます。昨日たくさん取った栗。とても美味しそうですが日本に持って帰れません。焼き栗や栗御飯にして食べたーいとのお声があったので添乗員持参の湯沸かしで茹でてみました。素朴なお味で美味しかったですが食べきれない程拾った栗は、途中の養豚場のブタに皆さんであげました。 ドングリを食べるイベリコ豚は聞いた事ありますが...。 本日のルート上にはカストロマイオールというケルト時代にルーツを持つ遺跡があります。丘の上にありここまでしばらく坂道が続きます。登りが辛い時は仲間とおしゃべりしながら歩くといつのまにか歩けてしまいます。本日は14時以降雨の予報。ゴール地点のブレアに着く頃には15時過ぎてしまいましたが頑張って歩ききり遅めの昼食。食事中に雨が降り始め本降りに。歩き終えてからの雨で良かったです!
- ケルト遺跡のカストロマイオール
- 気持ちよく歩ける巡礼路
- 4日目
- 10月18日/曇りのち晴れ/12〜19℃
- ブレアから巡礼ウォークスタートです。毎日良いお天気に恵まれ、帽子や日焼け止めクリームが必須です。そんな中森の中を歩くと日差しが遮られホッとします。雨の多いガリシアでは贅沢な悩みでしょうか。歩行途中BARでトイレ休憩します。今回人気だった飲み物はフレッシュオレンジジュースとミルク入りコーヒーのカフェコンレチェ。オレンジジュースは生絞りで実3個分は使ってます。疲れた体に元気を与えてくれます。 本日のゴール地点はメリデ。ガリシア風タコで有名なレストランでタコ、シシトウの素揚げなどタパスのランチ。タコは柔らかくてとても美味しく、歩き終わった後の幸せなランチタイムを味わえるのも巡礼の旅ならではの醍醐味です! ルーゴに戻り、ルーゴの旧市街お散歩に行きました。約2.5kmのローマ時代の立派な城壁に囲まれています。城壁の上は市民がウォーキングやマラソンしたりゆったりとしたスペースがあります。
- ガリシア名物タコ
- ルーゴ城壁の上
- 5日目
- 10月19日/晴れ/12〜21℃
- スペインでは朝食にチュロスを食べる日もあります。チュロスが食べたいとのお声がありスタート地点のメリデでトイレ利用がてら、チュロスが売りのBARに行ってみました。スペインではチュロスを濃厚なホットチョコレートやカフェコンレチェに浸して食べたりします。 元気いっぱい歩きはじめました!しばらく歩くとサンティアゴまで50km切ります。歩き始めて4日目にして半分まできました。半分過ぎると数字が減るのが早く感じられます。嬉しいような寂しいような...また、疲れも溜まってくる頃ですが本日はきつい登りも2カ所あります。途中飛び込みで入ったBARでは飲み物しか注文してないのにオムレツやケーキまで出してくれて感激でした。とてもサービス精神旺盛なBARでした。6日間で毎日2〜3回BARを利用しますがここは旅の中できっと思い出に残るBARになった事でしょう。
- チュロスとホットチョコレート
- 大きなバックパックを持って歩く巡礼者
- 6日目
- 10月20日/晴れ/12〜22℃
- 残すはあと2日!ゴールまであと2日です! 歩き始めはラジオ体操と簡単なストレッチをするというのが日課になりました。体も温まり、ストレッチでの掛け声でスペイン語の1〜10まで数えられるようになりました。この旅で歩く所は森の中や畑の横、コンクリートの道もありますが横に土があったり。土の上を多く歩けるので足への負担が和らぎます。四国のお遍路や熊野古道に比べるとだいぶ歩きやすいかと思います。後半になると森の木もユーカリが多くなります。20世紀に入ってから沢山植林されるようになったそう。途中ランチをお召し上がり頂きました。地元の方に人気のレストランにてほとんどの人が注文するポークリブの直火焼き。食後小一時間歩いてペドロウソでゴール。ゴール地点の道標はサンティアゴまで19.308km。あと20km切りました。
- ビール瓶で飾られたBAR
- ユーカリ林の中を歩く
- 7日目
- 10月21日/晴れ/12〜23℃
- 巡礼ウォーク最終日、約20km歩けば聖地に着きます!アップダウンの多い道ですが、歩き慣れてきたのともうすぐゴールという期待もあってか足取りも軽やかです。サンティアゴ手前にモンテドゴゾの丘まで行くとサンティアゴの大聖堂の塔が見えました。途中お昼をお召し上がり頂き、サンティアゴまでラストスパート!市街地に入るとコンクリートと石畳の道でけっこう足にきます。旧市街に入り大聖堂の南門の横を通りオブラドイロ広場へ。最後は全員で手を繋いでゴールしました。100km全員歩ききりました! 聖地の大聖堂は修復工事も終わり、綺麗な姿で迎えてくれました。ゴールの余韻に浸りながら巡礼事務所に行き、巡礼証明書を発行してもらいました。 旧市街を歩きアラメダ公園から大聖堂を眺め歩ホテルへ。旧市街近くのヘルミレス、初日も泊まった宿で最後2連泊です。
- サンティアゴまでもう少し、モンテドゴゾ
- 聖地到達!
- 8日目
- 10月22日/晴れ/14〜21℃
- 昨日サンティアゴにゴールし、本日は市内を観光します。市場に行ったり、趣きのある街並みをみながら大聖堂へ。主祭壇に祀られている聖ヤコブ像に感謝のハグをし、お墓参りをしました。12時から巡礼者のミサに参列し、ボタフメイロの儀式も間近にご覧頂きました。パイプオルガンと賛美歌が奏でられる中天井高く振られるボタフメイロ。特に100km歩いて見るとより感動です。お昼は定番のホタテ貝や海老のグリル、マテ貝などガリシアの海の幸を満喫して頂きました。午後は全員のご希望でフリータイムを利用しタクシーでフィステーラへ行きました。ガリシアの海岸でそこはローマ時代地の果てだと思われてフィステーラとは地の果てという意味だそう。また巡礼者も聖地到達後フィステーラまで再び歩き旅を終え、服を燃やしたりしたそう。フィステーラから大西洋の海を見て旅の終わりを実感しました。
- ボタフメイロの儀式
- フィステーラ
- 9日目
- 10月23日
- 昨晩はフィステーラから戻り市内で最後お土産のお買い物などして、レストランでパエリアの夕食を頂きました。食後大聖堂を見に行き、ライトアップされた姿がとても美しく寒い夜でしたが、夜の姿も見れて良かったです。朝食後空港へ。サンティアゴデコンポステーラ空港にてイベリア航空の搭乗手続きを済ませて空港内の売店をチェック。やっぱりおっぱいチーズは市内の方が安かったです。マドリッドで乗り換え。出国審査場が大混雑でしたが人数も少なかったのでスムーズに行きました。成田行きの待ち時間、スタバでおしゃべりしたり、最後チュロスを食べようと探された方もいらっしゃいましたが、空港には残念ながらなかったようです。IB6801便にて帰国の途へ。
- サンティアゴ旧市街
- 夜の月と大聖堂
- 10日目
- 10月24日
- 無事成田に到着し10日間、文字通り苦楽を共にした旅仲間ともお別れです。旅を終え思い返すと色々な事が思い出されます。100km歩き始めたばかりなのに100km切ったら寂しい〜と言われたお客様。そんな事言われたのは初めてでしたがそれだけ楽しみにされてた巡礼の旅。ご夫婦で最初は大変そうでしたが最後の方は歩き慣れてきて足取りも快調でしたね。栗が沢山実っていて栗拾いしながら楽しく歩く事を教えてくれ、メンバーを見守って下さったご夫婦。いつも掛け合いが楽しく癒されました。熊野古道との2つの世界遺産の巡礼の道を歩かれたお客様、サンティアゴ観光局で2つの巡礼路到達証明書と記念バッチがプレゼントされました。道中色々旅のお話をしていただき辛い坂道もあっという間に歩けました。この旅が皆様にとりましていつまでも思い出深きものになりますように!!ご参加ありがとうございました!
- 栗が沢山実っていました
- アラメダ公園からの眺望
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