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2019年2月4日出発<ターキッシュエアラインズ利用>5つ星ナイル川クルーズ船で行く 優雅なエジプト10日間

※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。

2019年2月4日出発ツアー添乗員レポート

※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
添乗員/金光 早苗(かねみつ さなえ)
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古代四大文明発祥の地のひとつエジプト。今から約5000年前、古代エジプト王国時代が幕を開けます。ナイル川沿いに発展したエジプト文明をクルーズで巡る旅は、体にも優しく、船内にバスタブが付いているので日本人には大満足な船旅です。エチオピア付近での季節的な豪雨により起こるナイル川の氾濫がもたらす肥沃な土が、エジプトの農作物と文明を育てました。ナイル川を航行していると、日本とエジプトの国旗が描かれた施設を見ることができます。これは、日本の支援により不足する農業用水の供給の為つくられたポンプ場です。日本の技術がエジプトの農業の支えになっているのは嬉しい事ですね。エジプトをはじめ、素晴らしい文明を築いてきた国々が、今は他の国より歩みが遅れている事への不思議。そして当時の遺産が時代を超えて国民を支える糧になっている事を感じた旅でした。
1日目
2月4日
★成田空港→イスタンブール(機中泊) トルコ航空TK53にてイスタンブールへ。古代文明の素晴らしさを今に伝えるエジプト。アラブの春の後減少していた観光客も、少しずつ戻ってきています。2011年初頭から中東・北アフリカ地域で起こった民主化運動「アラブの春」の動乱の中でムバラク政権が倒れ、その後成立したモルシー政権も1年という短命で終わりました。この政変で、エジプトの古代文明の遺産も多大な被害を受けました。今回私達が訪れたカイロ博物館からも、当時ツタンカーメンコレクションを含む貴重な文化財が盗まれたそうです。エジプトにとって観光は重要な経済の柱。観光客の安全を守るため、観光警察が同行したり、ホテルや観光地入口ではセキュリティーチェックが行われています。年末にギザで爆破事件がありましたが、その後大きな事件もなく不安を感じる事無く過ごすことができてよかったですね。
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ガラベイヤに身を包んでハイチーズ。皆様とってもお似合いでした。
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ベリーダンスとは日本語にすると腹踊り。このぽっちゃりお腹が大切なのだとか。私もぽっちゃり具合なら負けてません!
2日目
2月5日/晴れ/31 ℃
★イスタンブール→カイロ(コンラッド泊) イスタンブールから約2時間でカイロに到着。ガイドのダリアさんと合流し、カイロ博物館へ。有名なツタンカーメンの黄金のマスクをはじめ、古代エジプトの至宝がぎゅっと詰まった世界で最も有名な博物館のひとつです。2020年開館予定の大エジプト博物館に移設された作品もあり、昔に比べると展示数は減ったものの、十分見応えがありましたね。時価300兆円とも400兆円とも言われるツタンカーメンの黄金のマスク。1965年に来日した時の美術館動員数は、日本美術展市場最大の動員数約295万人。当時の混雑状況を考えると、何とも贅沢なゆったりとした空間で3000年以上前の黄金のマスクの輝きを目の前で堪能することができました。
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古代エジプト人の腐敗処理により、DNA解析で現在のエジプト人はサハラ以南の人々と先祖を共にしていることが判ったそうです。
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カイロ博物館にて
3日目
2月6日/晴れ・強風/17~29 ℃
★カイロ→アスワン→アブシンベル(セティ泊)何と!カイロ・アスワン間の飛行機がオーバーブッキングの為、全員ビジネスクラスにアップグレード!嬉しいサプライズ。思いがけずビジネスクラスデビューしてしまったお客様から「一度ビジネスクラスに乗るとエコノミークラスに戻れない気持ちが判りました」とのお声が。アスワンハイダムで写真ストップ後、アブシンベルへ。昼食後、クルーズ船に乗ってナセル湖から眺めるアブシンベル神殿をお楽しみ頂く予定でしたが、突然の突風に視界が遮られ、クルーズは明日に変更。アブシンベル神殿の音と光のショーでは、風が止んでいて良かったですね。満天の星の下アブシンベル神殿の壁面を使って行われる音と光のショーで、神殿の移設そして神殿が建てられた歴史などをご覧頂きました。ライトアップされたアブシンベル神殿も神秘的で素敵でしたね。

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アブシンベル神殿前にて
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アブシンベル神殿の音と光のショー
4日目
2月7日/晴れ/15~24 ℃
★アブシンベル→アスワン(アガサクリスティ所縁のオールドカタラクト泊)貸切状態のアブシンベル神殿見学は、アブシンベルに泊まった人の特典。アスワンハイダム建設に伴い、水没の危機にさらされた神殿を世界が力を合わせこの場所に移設したのは1960年代の事。今より3000年以上も昔に建てられたアブシンベル神殿とネフェルタリ小神殿は、小さなブロックに切り分けられ62m高い場所へ移設されました。アブシンベル神殿からホテルまでナセル湖をクルーズで移動。湖からのアブシンベル神殿も素敵でしたね。昼食後はファルーカ(帆掛け船)に乗ってホテルへ。アガサクリスティールームは宿泊客がいらしたので、代わりにチャーチル首相が泊まったスィートルームへ。本日お誕生日を迎えたお客様。デザートの後の大きすぎる誕生日ケーキにはびっくりでした。    
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のんびりファルーカ(帆掛け船)にてホテルへ
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「私もレディースメンバーに入れてください!」チャーチル首相が宿泊したスィートルームにて。
5日目
2月8日/晴れ/17~29 ℃
★アスワン(スターゴッデス泊)アガサクリスティがナイル川殺人事件を書いたホテルとしても有名なオールドカタラクトホテル。ナイル川とエレファンティネ島を見ながらの優雅な朝食。できるならもう1泊したかったですね。切りかけのオベリスク見学後、ハヤブサの頭を持つホルス神をイシス女神が産んだイシス神殿が残るフェラエ島へ。(現在のフェラエ島は、アスワンハイダム建設による水没から神殿を守るため隣の島に移転されたもの)青空に映える美しい神殿以上に私の心を捉えたのが、人懐こい美猫!これから3日間宿泊する船で昼食後、ガラベイヤパーティで着るガラベイヤ選びで大盛り上がり。女性陣の髪飾りも素敵でしたが、男性陣がクフィーヤを被るとアラブの石油王に大変身。船のデッキでのティータイム。夜はヌビアンショーをお楽しみ頂きました。
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オールドカタラクトホテルのナイルビューの部屋からの眺め
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イシス神殿の壁画。ここの一番の魅力は人懐こい猫が多い事。
6日目
2月9日/晴れ/10~25 ℃
★アスワン→コムオンボ→エドフ→(スターゴッデス連泊) 早朝アスワンを出発。コムオンボ神殿は、ハヤブサの頭を持つ太陽神ホルスとワニの頭を持つ豊穣の神セベクを祀る神殿。神殿には当時のカレンダーや出産と医師のレリーフ。天井には、美しい色が今も残るハゲワシの姿が。希望者は船内見学にご案内。ナイル川の航路を漏らさないためクルーズ関係者は皆親族との事。午後は色々な意味でドキドキな馬車に乗ってエドフ観光へ。天空の神ホルスに捧げられたこの神殿には、父親であるオシリス神を殺した叔父のセト神に復讐するレリーフが。何度も何度も槍で刺され「転がってバカになりました」と言われた哀れなカバがセト神です。アラビア語教室では、世界にたったひとつの自分の名前が書かれたパピルス。素敵な旅のお土産になりましたね。夜は皆でガラベイヤを着てパーティへ!
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コムオンボ神殿観光中に出会った天使の羽のような雲とナイル川
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天空と太陽の凛々しい隼の姿をしたホルス神。エドフ神殿にて。
7日目
2月10日/晴れ/20 ℃
★ルクソール(スターゴッデス連泊) 早朝、水門コールに眠い目をこすってデッキへ。外は真冬のダウンジャケットが必要な寒さ。2隻しか入らない堰と閘門を組み合わせた水門を閉じ水位を下げていきます。ハイシーズンは順番待ちで大変なようです。今日はナイル川をにルクソールの「生(東岸)」と「死(西岸)」を観光。要人の西岸観光により、通常と違う順番で観光。午前中に東岸のカルナック神殿を見学。昼食後、西岸の「ネフェルタリの墓」「ネムノンの巨像」「ハトシェプスト女王葬祭殿」「王家の谷」見学後、再び東岸に戻り「ルクソール神殿&ライトアップ」へ。ネフェルタリの墓の入場料1000エジプトポンド(約7000円)にはびっくりしましたが、内部の美しさに納得。ネフェルタリがラムセス2世から惜しみない寵愛を受けていた証のように思えました。夜はベリーダンスと闇に光る現代的なタンノーラをご覧頂きました。
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昨晩行われたガラベイヤパーティでのゲーム。レディースの強い事強い事。
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ネフェルタリの墓の内部写真は禁止なので、外の案内板の写真を使用。本物は更に美しいです。
8日目
2月11日/晴れ/10~18 ℃
★ルクソール→カイロ→ギザ(メナハウス) シェフの愛情たっぷりの日本的な朝食を頂いて空港へ。エジプトにはギザの3大ピラミッド(クフ王約146m・カフラー王約143m・メンカウラー王約65m)以外にも、大小さまざまな140基以上ものピラミッドがあると言われます。ひとつ約2.5トンの巨石を積み重ねられて造られたピラミッド。約1万2500年前のオリオン座の三ツ星とギザの3大ピラミッドの配置が一致するとも言われ、未だ多くの謎と神秘に包まれた建造物です。ラッキーにもピラミッドをカイロ行きの飛行機から眼下にご覧になったお客様も。カイロ到着後、モハメッド・アリモスクとハンハリーリ市場へ。Abu Elsidの昼食は、久しぶりに皆様同じテーブルで話しも盛り上がりました。パピルスショップ立ち寄り後、早めのホテル到着。夕食までお散歩やサウナ・ジャグジーを楽しまれたお客様も。同ツアー2人目のHappy Birthday!
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パピルスの強度に本気で挑むお客様
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お正月より太陽の位置がピラミッドより離れており、パノラマにて朝日を撮影
9日目
2月12日/晴れ/10~18 ℃
★カイロ(メナハウス連泊) 元気なお客様は、私のお気に入りの写真スポットから朝日鑑賞。1月1日訪れた時より太陽の位置がピラミッドから離れていたので、ピラミッドと朝日と一緒にカメラに収めるのは難しかったです。ゆっくりと朝食を頂いてギザの観光へ。限られた人しか入ることができないスフィンクスの足元での写真撮影。一般の方が見るスフィンクスとでは、全然迫力が違います。クフ王のピラミッドの玄室に行くには、一部腰を曲げて歩いたり急な階段を上らなくてはいけません。最高齢のお客様に元気を貰い、汗びっしょりで玄室から戻られた皆様。お疲れさまでした。午後はダハシュールの赤ピラミッド・屈折ピラミッド・サッカラの階段ピラミッドを見学。特別にダリアさんが案内してくれた、庶民の生活を描いた壁画が素晴らしかったですね。チップを払えば写真OKなところがエジプトらしい。8日間一緒に旅したガイドのダリアさんともお別れです。
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スフィンクスの足元でハイチーズ!
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ワニがいる河を渡るのを恐れる牛達を、仔牛を追う母牛を使って渡らせています。
10日目
2月13日
★イスタンブール→成田空港 カイロ出発が遅れ、イスタンブールに到着した時はすでに乗継便の搭乗が開始しているというドキドキの展開。その上、エコノミークラスは他の成田便利用のお客様が降りるのを待って全員揃って係が誘導。足が長い上に、すごい駆け足で誘導の係員が誘導するので付いていくのに必死。それに遅れる事無く付いていったお客様に心の中で拍手をしてしまいました。私達の事が心配で、搭乗せずに到着を待ってくださったビジネスクラスの皆様。どうもありがとうございました。皆様から頂いた優しさを次のお客様に返していけるよう、これからも頑張っていきたいと思います。時々パンフレットやインターネットの旅日記・フェイスブックを覗いて、私の生存確認をして頂けたら嬉しいです。時折行われる懇親会、ご都合が合えばぜひいらしてください。またご一緒できる日を楽しみにしています。
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パピルスにアラビア文字で名前を書いてもらいました
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旅日記、大変お待たせしました。旅日記を読みながら、エジプトでの出来事を楽しく思い出して頂けたら嬉しいです。

旅はもっと、おもしろい。
阪急交通社クリスタルハート

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