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2019年2月6日出発<ANA利用>まだ見ぬ絶景に出会うスペイン探訪10日間

※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。

2019年2月6日出発ツアー添乗員レポート

※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
添乗員/中島 暢子(なかじまのぶこ)
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暑すぎず、寒すぎず、気候も良く、毎日天候に恵まれた10日間、マドリッド・セゴビア・トレド・アンダルシアへ新幹線AVEで移動し、コルドバ・セビージャ・イギリス領ジブラルタル・ロンダ・ミハス・グラナダ・カタルーニャ州のバルセロナとまわってきました。見どころも、ピカソに、ゴヤ、ベラスケスという画家たちの素晴らしい絵画から、ドンキ・ホーテに、コロンブス、闘牛に、フラメンコと様々な文化があり、どの街もそれぞれに個性があり、文化、習慣も違いがあり、スペインは素晴らしく、魅力溢れる国でした。特に人々は明るく、おおらかで小さなことにこだわらず、人生を楽しんでいるように見えました。そして何といっても、食事が美味しかったですね。今の時期ネギ焼(カルソッツ)が美味しい季節で、ネギ焼もお試しいただけました。焼ネギの一番外側の皮をシュっと剥がすと、やわらかく甘いねぎが丸ごとおいしくいただけました。 
1日目
2月6日/晴れ/8 ℃
羽田空港から全日空223便にてフランクフルト経由で、マドリッドへ。フランクフルトでは、とても乗り継ぎ時間が長く疲れましたね。マドリッドに到着したのは25時でした。本日からコートヤードマドリッドプリンセサホテルで2連泊です。明日は、いよいよマドリッドの観光スタート。プラド美術館と国立ソフィア王妃芸術センターにて、主にピカソが1937年スペイン内戦中に描いた「ゲルニカ」見学です。1936年に、共和国軍とフランコ軍(反乱軍)が争う、スペイン内戦が勃発しました。その時、共和国軍の要となっていた、ビスカヤ県のゲルニカが、ナチス・ドイツ軍により、無差別攻撃を受け、その時パリにいた、共和国を支持していたピカソは、パリ万博のスペイン館に飾る壁画として、描かれたものです。

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フランクフルトからマドリッドへ ルフトハンザの飛行機にて
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2連泊したコートヤードマドリッドプリンセサホテルの部屋
2日目
2月7日/晴れ/1~18 ℃
本日はダンディな日本人ガイドさん、田辺さんが、マドリッドとセゴビアを案内してくれました。本日の昼食は「arroceria la daniela」レストランにてサラダと大きな平鍋で調理した、シーフードパエージャをいただきました。セゴビアはスペインのもとを作ったとも言える、かの有名な、カスティージャ王国のイサベル1世が幼少の頃住み、戴冠式を行った地でもあります。世界遺産である、1世紀に建てられた、巨大な水道橋は圧巻でした。アルカサルは1千年近く一度も陥落しなかった古いお城で、ディズニーランドの白雪姫のお城のモデルになったお城と言われている、美しいお城です。諸王の間には、カスティーリャ王国の歴代の王の彫刻が順番に飾られていました。

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セゴビア アルカサル内歴代カスティーリャ王国の王の像
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セゴビアの街 ローマの水道橋
3日目
2月8日/晴れ/16 ℃
スペインの首都がマドリッドに移される前の首都だったトレドへ。トレドではとってもかわいいガイドさんMSバイエちゃんが案内してくれました。トレドに建つカテドラルは、トレド大司教座(スペイン・カトリック教会の首位聖職者)が置かれている、スペインで一番重要と言っていいくらいの大聖堂です。 サント・トメ教会にて、エル・グレコ一番の傑作ともいわれる「オルガス伯爵の埋葬」の絵画を鑑賞しました。トレドはエル・グレコが住んだ地でもあり、フリータイム時にエル・グレコの家を訪れました。なんと本日は一部改装工事中とのことで無料でした!タホ川に囲まれたトレドの街は美しく、展望台から昼間の景色をご覧いただき、さらに電気電車にて夜景も見に行きました。

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トレドの街並み 展望台からの景色
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トレドにあるエル・グレコの家
4日目
2月9日/晴れ/19 ℃
スペインの新幹線AVE(1等車)に乗りアンダルシア州、コルドバへ…。車中もみんなでわいわいと日本食のお弁当を食べ、のんびりと列車の旅を楽しみました。コルドバの街に到着すると、急に夏のように太陽の日差しが強くなり、パティオには、オレンジの木が茂っていました。コルドバは、9世紀頃、イスラムの時代に首都となり、ヨーロッパでも有数の繁栄した都市でした。メスキータはその時代にモスクとして建てられ、コルドバのレコンキスタによって、キリスト教の街になった後、カトリック教会として使われるようになり、一部改装され今でもカトリック教会として使われています。イスラムの文化とカトリックの文化が融合した世界に類を見ない素晴らしい建築物でした。 セビージャの観光もし、夕食は「EL ARENAL」にて美味しい食事とレベルの高いフラメンコショーをお楽しみいただきました。最後の男性の踊りは圧巻でしたね。

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スペインの新幹線AVE
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コルドバ メスキータ
5日目
2月10日/晴れ/17 ℃
イベリア半島の南東部に突き出た小さな半島、イギリス領ジブラルタルへ…。 パスポートを用意し、スペインのドライバーさん、グラモンさんに見送られ、スペイン領からイギリス領へ渡ると、陽気なイギリス人のドライバーさんジェリーさんが迎えてくれました。 素晴らしいお天気で雲ひとつない青い空と真っ青な海に囲まれ、本日ははっきりと対岸のアフリカ大陸、モロッコが目で確認できました。 ジブラルタル海峡も真っ青に輝き素晴らしい景色に、感激の声が上がりました。イギリス人のジェリーさんの好きな食べ物はやはり、フィッシュアンドチップスでした。 ご昼食はスペインへ戻り、「VENTA MIGUEL」レストランでスペインらしくゆっくりとシーフード料理をお召し上がりいただきました。

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ジブラルタルから見えたアフリカ大陸、モロッコの景色
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ロンダ 闘牛場
6日目
2月11日/晴れ/20 ℃
可愛らしいお店が並ぶ、小さな街ミハスへ…。日差しが強いため、壁がすべて白く塗られており、白い壁にタイルの装飾がよく映えています。途中アーモンドの花がたくさん咲いていました。本日も天気が良く、空気も澄んでいて、ミハスの展望台から、昨日訪れた、ジブラルタルとモロッコの景色をはっきりと見ることができました。ここからは年に数回しか見ることが出来ない景色なので本当にラッキーでした。グラナダに移動し、本日はアルハンブラ宮殿の敷地内に建つ、パラドールに宿泊です。イベリア半島でイスラムの最後の砦となり、最後に栄華を誇ったグラナダは、今でも当時の情緒が感じられ、特にアルハンブラ宮殿は、最高のイスラム時代の建築物であり、中を見学すると当時の文化の高さが伺えました。

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アルハンブラ宮殿内 すばらしい天井の装飾
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ネヴァダ山脈の雪景色
7日目
2月12日/晴れ/18 ℃
昨日はアルハンブラの敷地内で宿泊していたため、ゆっくりと観光できました。 ミニバスでグラナダの空港へ…。途中大型バスに乗り換えるということでしたが、乗り換えずそのまま空港に…。(結果良かったですが、ご迷惑をおかけしました。) カタルーニャ州のバルセロナまでブエリング航空(VY)2021便でひとっ飛びです。 バルセロナに到着すると、マンションの窓の、ところどころに、カタルーニャの独立賛成を示す州の旗が飾られていました。 バルセロナはMsオダワラさんが案内してくれます。 ガウディの建築物、カサミラはあまりツアーでは入場しませんが、本日はゆっくり中もご覧いただき、ミモザの花などたくさんの植物が植えられたグエル公園もゆっくりと散策していただきました。 夕食は、お好きなものを3つお選びいただき、いろいろなめずらしいメニューに特別にマテ貝も試してみました。量が多過ぎて食べきれませんでした。

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カサミラ
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夕食レストラン EL GLOPにていろいろ選んでお召し上がりいただきました。
8日目
2月13日/晴れ/16 ℃
本日は観光最終日、引き続き、バルセロナ観光で、旅のハイライトと言っていい、サクラダファミリアに入場。このツアーではサクラダファミリアのエレベーターで上がり、屋根と屋根から見える街の景色もご覧いただけました。螺旋階段で下に降りながら、窓の外のサクラダファミリアの細かい部分、(たくさんの麦やフルーツの彫刻)も見学できるようになっていました。ガウディはこの教会を、森の中にいるようなイメージで建設し、屋根を支える柱も樹木のイメージで作られ、日が昇って沈むことも計算されてつくられた、ステンドグラスから差し込む光が美しく、中に入った途端、癒されるようでした。 ガウディと同じ時代に活躍した、若くして教授であり、ガウディの先生でもあったドメネク イ モンタネールの作品、カタルーニャ音楽堂内も見学。花の建築家と言われたモンタネールだけあり、たくさんの花で装飾されていてきれいで可愛らしかったですね。
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カタルーニャ音楽堂
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夕食を食べたレストラン前にて
9日目
2月14日/晴れ/6 ℃
ガウディは、1926年73歳でこの世を去りました。数々の素晴らしい建築物が世に残り、約100年たった今でも感動する隅々にまでいきわたる、考えつくされた斬新な発想、100年前なのに、エコも考え、割れた陶器を再利用したり、心地よく、なおかつ自然に優しい、いろいろなアイデアを駆使していたガウディはやはり天才です。そしてこのバルセロナに来てみて、初めて実感できるものです。サクラダファミリアはガウディがなくなった年から100年後の2026年に完成予定だそうです。 昨日の夜は、自由食だったので、一口サイズのパンにいろいろな具材がのった、スペイン版お寿司のような、ピンチョスをご希望のお客様と食べに行き最後の夜を楽しみました。 本日は、いよいよ帰国日です。朝4時の早い出発で、バルセロナ空港から、ルフトハンザ1137便にてフランクフルト経由。フランクフルトからは全日空204便にて帰国です。
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機内からの朝焼け
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ジブラルタルにて 思い出
10日目
2月15日/くもり/5 ℃
羽田空港に予定通り朝7時ごろ到着。 今回は明るい17名様の皆様にご参加いただき、いろいろなことに興味をお持ちの皆様にご協力いただき、ツアーには含まれていない、セビージャの大聖堂に入場したり、グラナダのフラメンコショーを見に行ったりと、プラスアルファをご案内することが出来ました。 そして、澄み切った空気と青空のもと、ジブラルタルや、ミハスでくっきりとアフリカ大陸、モロッコの国が見えたのは忘れられない思い出になるのではないでしょうか? また、今の時期ならではの、セゴビアにいく途中のグアダラマ山脈やグラナダから見えたネヴァダ山脈は雪がかぶった景色がみられ、アーモンドの花もあちこちで咲き乱れていました。 皆様にとって、このスペインの旅行が思い出に残る楽しい10日間でありますように。 10日間多大なご協力、本当にありがとうございました。
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たくさん咲いていたアーモンドの花 思い出
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ジブラルタルにて集合写真

旅はもっと、おもしろい。
阪急交通社クリスタルハート

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