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2019年3月7日出発<ANA復路直行便利用>憧れの古城ホテルにご宿泊(6泊目)ドイツ芸術紀行8日間

※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。

2019年3月7日出発ツアー添乗員レポート

※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
添乗員/金光 早苗(かねみつ さなえ)
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移動日を除くと5日間で8つの美術館・博物館を巡るという、かなり盛り沢山だった「LE142憧れの古城ホテルに泊まるドイツ芸術紀行8日間」 万歩計を持参しなかったのが残念なぐらい、本当によく歩いた旅でした。皆様はどの博物館・美術館が気に入られましたでしょうか?個人的には、童心にかえって楽しめたシュタイフ博物館とベンツ博物館がお気に入りです。ドイツ国内には約6000もの美術館・博物館があると言われています。ベルリンだけでも175以上の美術館・博物館が存在。ペルガモン博物館のゼウスの大祭壇は現在修復中。再び公開されるのは2020年の予定ですが、予定は未定。公開日が決まりましたら、ぜひ再びベルリンにいらして下さい。その際は、今回のツアーには入っていなかったベルリンの絵画館にもぜひ訪れてください。フェルメールの「真珠の首飾りをつける女性」やボッティチェリなど、なかなか見ごたえがある私のお気に入りの絵画館の1つです。
1日目
3月7日/晴れ/14 ℃
★成田空港→デュッセルドルフ→ベルリン(AZIMUR CITY SOUTH泊) 全日空209便デュッセルドルフ経由でベルリンへ。ドイツの首都ベルリンと東京は1994年に姉妹都市提携が結ばれ、文化事業を通し親交を深めていますが、残念ながらまだ直行便はありません。近い将来に直行便ができるとよいのですが・・・。18世紀にプロイセン王国の首都として繁栄し、その後ドイツ帝国の首都に。第2次世界大戦敗戦後、ベルリンは連合4か国に分割統治されました。1961年に東ベルリンから西ベルリンへの亡命者を防ぐために造られたベルリンの壁が1989年に崩壊し、再び東西ドイツが統一したのが1990年。平成2年の事です。随分と昔の事のように思えますが、まだ30年も経っていないのですね。東西統一して間もないベルリンを知るお客様にとって、今のベルリンはどのように映ったのでしょうか。長い移動お疲れさまでした。
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全日空のロゴカラーの濃いブルーは「旅の安全」を願う気持ちを込め、海の波と風を鎮めたと言われる海神トリトンにちなんだもの。なぜ天空神でないのかな?
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ベルリンの博物館島にて。花嫁さん、ここに次のお嫁さん候補がおりますよ!ぜひブーケトスを!
2日目
3月8日/小雨・晴れ/4〜10 ℃
★ベルリン⇔ポツダム(連泊)ガイドのナガイさんと一緒に、午前中は日本の歴史にも大きな影響を与えたポツダム会議が行われたツェツェリエンホフや、憂いのないという意味のサンスーシ宮殿へ。ドイツの食事に欠かせないジャガイモ。当時食用として受け入れられていなかった南米原産のジャガイモを、食糧難対策として自らも食し栽培を推奨したのが18世紀のプロイセン王フリードリッヒ大王でした。サンスーシ宮殿にある、彼のお墓の前にはいつもジャガイモが供えられています。午後は、ベルリンの博物館島にある3つの美術館・博物館を見学。初めに古代エジプト美術の最高傑作と言われる絶世の美女王妃ネフェルティティの巨像を新博物館でご覧頂き、絵画がメインの旧国立博物館へ。最後は博物館島で一番人気のペルガモン博物館を見学。残念ながら一番の見所であるゼウス神殿は修復中ですが、巨大なミレトスの市場や、鮮やかな青色が美しいイシュタル門と見応えがありましたね。
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映画「ベルリン・天使の詩」にも出てきた、金色に輝く勝利の女神ヴィクトリア(戦勝記念塔)とベルリンのテレビ塔
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紀元前575年にメソボタミアの古代都市バビロンで建設されたと言われる「イシュタル門」
3日目
3月9日/小雨・曇り/5〜10 ℃
★ベルリン→マイセン→ドレスデン(ドリントホテル泊) 17世紀ヨーロッパでもてはやされた中国の磁器や日本の伊万里焼き。ドイツのザクセン選帝侯アウグスト強王はこの白磁を求め、ついに錬金術師ベトガーによりその製法が解明されます。しかし、その製法が外に漏れないようベドガーは監禁され、長い間磁器はマイセン城内で造られていました。マイセンの製造工程見学後、マイセンに盛り付けされた料理を頂き、ザクセン選帝侯の宮廷都市ドレスデンへ。第2次世界大戦で街の約70%が破壊されてしまった古都ドレスデン。北のフィレンツエと呼ばれた美しいドレスデンの街は、戦争による破壊などなかったかのように中世の姿が忠実に再現されています。ツウィンガー宮殿内の絵画館見学後、フラウエン教会など旧市街を散策。自由夕食は、アウグスティーナ・ビアレストランへ。バイエルン最古の醸造所アウグスティーナのビールのお味はいかがでしたでしょうか?
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聖母の画家と称えられたラファエロが最後に描いた聖母子像。アウグスト2世は、町が1つ買える程の大金を積んで手に入れたそうです。
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奇跡的に戦災を免れた、君主の行列。マイセン焼きタイルを約2万5000枚使用。
4日目
3月10日/雨/7〜10 ℃
★ドレスデン→ミュンヘン(AZIMUT泊)走れ走れでミュンヘン到着。昼食レストランSchuhbecks Orlandoへ。ミュシュランを獲得したことがある名シェフシューベックスのお店。お店の雰囲気だけでなく、お料理も素晴らしかったですね。お陰で、ドレスデンからの長い移動の疲れも飛んでいきました。食後はガイドの佐藤さんと一緒に、ウィーンの美術史美術館と肩を並べる世界有数の絵画コレクションで有名なアルテ・ピナコテークへ。デューラー・ルーベンス・ラファエロ・レンブランドなどの作品をご覧頂きました。ミュンヘンの街を見守り続ける、聖母マリア像のあるミュンヘン旧市街のマリエン広場や新・旧市庁舎。悪魔の足跡が残るフラウエン教会などをご覧頂きホテルへ。思いがけず、教会でミサのパイプオルガン演奏が聞けて良かったですね。自由夕食は、一部のお客様と一緒にイタリアンレストランへ。
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HappyBirthday! ネクタイ気に入って頂けましたでしょうか?
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ルーベンスと彼の良き有人でもあったヤン・ブリューゲルとの共同制作。花輪の聖母は私の好きな作品のひとつです。
5日目
3月11日/雪・曇り/1〜8 ℃
★ミュンヘン→ギンゲン→シュツッツガルト(Maritim泊)今朝は冷えますね・・・なんて言っていたら、ギンゲンのシュタイフ博物館に向かう途中雪が!1880年、シュタイフ社の創始者であるマルガレーテ・シュタイフが作った小さなゾウの針刺しが評判となりシュタイフ社が立ち上げられます。マルガレーテの事業を手伝っていた甥リチャードのスケッチを元に造られた腕と足を動かせるクマは、ルーズベルト大統領の晩餐会のテーブルディスプレイに使われた事をきっかけに、一大ブームを巻き起こします。テディベアという呼び名は、大統領のニックネーム「セオドア=テディ」から来ています。シュタイフ社の歴史を色々な形でご覧頂き、また自分達でぬいぐるみの綿詰めをしたり楽しい時間をシュタイフ博物館でお過ごし頂きました。昼食後は、ホーエンツォレルン城へ。寒かったですが、雪を被ったお城は何とも言えない美しさでしたね。
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シュタイフ博物館にて、ご自身で選んだぬいぐるみに綿詰めをする皆様。
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雪の花と天空の城「ホーエンツォレルン城」
6日目
3月12日/晴れ時々曇り/11 ℃
★シュツッツガルト→ザンクト・ゴア(シュロスラインフェルス泊)ドイツを代表する車会社ベンツの歴代の車を見ながら、ベンツの歴史を学ぶ「ベンツ博物館」。車好きには堪らない博物館です。ヒュンダイのロゴマークを見て、ホンダがロゴマークを新しくしたと思っていたぐらい車の事は詳しくない私でも、もっと見たい!と思ってしまうぐらい、とても興味深い博物館でした。ベンツのロゴマークがついた、カッコイイスーツケース・・・やっぱり買っておけばよかったと後悔しています。マインツで昼食後、シャガールの青いステンドグラスで有名な聖シュテファン教会へ。建てられたのは990年ですが、第2次世界大戦で一部破壊され、その後フランスの画家シャガールが手がけたステンドグラスが印象的な教会へと生まれ変わりました。97歳で亡くなるまでシャガールが制作した9枚のステンドグラスには、ユダヤとドイツの和解への願いが込められています。
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ベンツ博物館にて
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小さなお嬢さんに助けられ、無事辿り着く事ができた聖シュテファン教会。
7日目
3月13日/曇り・小雨/4~10 ℃
★ザンクト・ゴア→ケルン→デュッセルドルフ(機中泊) ラインフェルス城の歴史は、13世紀まで遡ります。通行料徴税の役割を担ってカッツェネルンボーゲン家のディーター5世により造られたこの城は、その後所有者・城の形を変えながら、18世紀フランス軍によって爆破されるまで、難攻不落の城としてその名を轟かせていました。廃墟となった城を19世紀に皇帝ヴェルヘルム1世が買い取り、20世紀前半に修復され、私達が泊ったホテルが新設されました。ザンクト・ゴアの町からのラインフェルス城&シュロスラインフェルスや、対岸にあるネコ城をご覧頂き、ケルンへ。ライン川全長1233kmのうち、ドイツのマインツからコブレンツまでの約65kmがユネスコ世界遺産に登録されています。約600年の年月をかけて造られた【世界遺産】ケルン大聖堂やローマ時代のモザイクなどをご覧頂き、デュッセルドルフ空港へ。
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ザンクト・ゴアの町から見たラインフェルス城
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第2次世界大戦で大きな被害を受けたケルンの町と大聖堂
8日目
3月14日
★成田空港着 王道コースとは違う新たなドイツの魅力と出会えた今回の旅では、お誕生日やアニバーサリーと幸せのおすそ分けも頂きました。美しい花が咲き誇る時期を迎える前のドイツは、植物の命の源でもある雨がよく降ります。今回は雨だけでなく雪景色まで見る事ができました。大変お待たせした旅日記を読みながら、今回の旅を楽しく思い出して頂けたらとても嬉しいです。時々パンフレットやインターネットの旅日記・フェイスブックを覗いて、私の生存確認をして頂けたら更に嬉しいです。時折行われる懇親会、ご都合が合えばぜひいらしてください。またご一緒できる日を楽しみにしています。
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18世紀ヴェネツィアを代表する景観画家、ベルナルド・ベロットの作品。
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メアリーポピンズになりそうな強風の中、夜景を見に対岸へ。上の作品と同じ風景を写真に収めようにも風が・・・

旅はもっと、おもしろい。
阪急交通社クリスタルハート

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