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2018年10月15日出発<エミレーツ航空利用>時を紡ぐ北スペインとポルトガル10日間

※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。

2018年10月15日出発ツアー添乗員レポート

※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
添乗員/金光 早苗(かねみつ さなえ)
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2010年に日本と修好通商条約締結150周年を迎えたポルトガル。歴史的に繋がりが深いポルトガルですが、その魅力は日本ではまだあまり知られていないようです。それだけに、ポルトガルを訪れた皆様から「こんなに素敵な国だとは思わなかった」との言葉を頂くととても嬉しくなります。ポルトでは雨に降られてしまいましたが、全体的にお天気に恵まれ、穏やかな秋のポルトガルと北スペインをお楽しみ頂く事ができました。リスボンでは5月下旬から6月にかけて街を彩るジャカランダが、何故かこの時期に紫色の花をつけて皆様をお出迎え。季節外れのジャカランダが見られて良かったですね。旅行の思い出を通して、ポルトガルの魅力を多くの方に知って頂けたら嬉しいです。
1日目
10月15日
★成田空港→ドバイ(機中泊)エミレーツ航空にてドバイへ。夜出発なので、集合時間にゆとりがあってよかったとのお声が聞かれました。今や世界全体陸、62ヵ国100都市以上に運航するまで成長したエミレーツ航空。世界中から400以上の賞を受賞し、航空会社世界トップ5の収益を誇ります。ビジネスクラスには機内にラウンジがあり、シャンパン片手に撮った写真をリアルタイムでWifiで送る事もできます。イスラム教徒の女性が肌を隠すために着用する「ビジャブ」と呼ばれるものをモチーフにデザインされたエミレーツ航空の制服は、フライトアテンダントが選ぶ航空会社の制服ランキング3位!一度あの帽子をかぶって写真を撮らせてもらいたい・・・と思っているのは私だけではないと思います。
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エミレーツ航空の赤・黒・緑・白の4色のデザインは、アラブ首長国連邦の国旗をイメージしたもの
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エドワルド7世公園からの眺め
2日目
10月16日/晴れ/18 ℃
★ドバイ→リスボン→ポルト(BessaBoavista泊) ドバイからポルト行きの飛行機が飛んでいない為、リスボンから列車でポルトへ。ポルトガルの首都リスボン。テージョ川河口の丘に囲まれているため、7つの丘の街とも呼ばれます。リスボンを一望できる「エドワルド7世公園」からの景色を楽しんで頂いた後は、アルファマ地区へ。アルファマ地区は、1755年に発生したリスボン地震で幸いにも被害を受けず、今もなお昔ながらの街並みが残っています。狭い路地には洗濯物が干していたり、通りのカフェでお茶をする人の姿。昔ながらの街並みに惹かれる外国人も多く、外国資本の手が入り家賃が上昇。生活が厳しくなり、住み慣れた場所を離れなくてはいけない人々もいるそうです。ポルトガル列車移動初体験。想像していたより内装がレトロな列車に揺られポルト到着後、ホテルで乾杯!長い移動、大変お疲れさまでした。
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リスボンの街並み
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「カネミツさん・・・」列車を見つめるお客様と私の気持ちは一緒だったと思います
3日目
10月17日/晴れ・雨/14~17 ℃
★ポルト(連泊) リスボンに次ぐポルトガル第2の都市ポルト。ローマ時代にはポルトゥス・カレ(カレの港)と呼ばれ、貿易やポートワイ積出で栄えました。ハリーポッターの世界観に影響を与えたと言われる「世界一美しい本屋トップ10」にも選ばれている「レロ書店」。その美しさは中に入らないと判りません。2000枚のアズレージョで彩られたサンベント駅へ。ポルトワインの試飲でふわふわと気持ちよい気分のまま、聖フランチェスコ教会へ。大航海時代にブラジルから運んできた金をふんだんに使った煌びやかな内装以上に私の心に残ったのが、長崎の大殉教の木彫りでした。昼食後のフリータイムは、全員でドウロ川クルーズへ。午前中の青空から一転して雨雲に。親切な運転手のアルツゥールさんにロープウェー駅がある展望台近くまでバスで着て頂きホテルへ。夕食は地元でも人気のElbe Baixaで選べるメニューをお楽しみ頂きました。

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レロ書店のステンドグラス
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ロープウェーから見たポルト旧市街の景色
4日目
10月18日/晴れ/21 ℃
★ポルト→ギマランイス→ミーニョ川を越えスペイン→ビーゴ→サンティアゴデコンポステーラ(パラドール泊) ポルトガル初代国王アフォンソ・エンリケス生誕の地ギマランイスを散策後、港町ビーゴへ。家庭的なシンプルな料理ですが、愛情いっぱいの「O PORTION」は、私のお気に入りのレストランのひとつ。「歓喜の丘」からサンティアゴデコンポステーラの大聖堂を眺めパラドールへ。90以上あるパラドールの中、5つ星はたった2つ。その1つがサンティアゴデコンポステーラのパラドールです。大聖堂の礼拝でボタフメイロが行われるという情報をゲット!長い巡礼を終えサンティアゴデコンポステーラに到着した人々を癒す、大香炉からの煙と天から降ってくるパイプオルガンの音色。もともとは巡礼者の臭い消しの意味があったとも言われています。ボタフメイロの儀式を見る機会に恵まれてよかったですね。

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彼らが指さす先にはサンティアゴデコンポステーラの大聖堂が
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ボタフメイロ。8人がかりで、大香炉のロープを引っ張ります。
5日目
10月19日/晴れ/23 ℃
★サンティアゴデコンポステーラ→ミーニョ川を越えポルトガル→ヴィアナドカステーロ(ポサーダ泊)サンティアゴデコンポステーラのパラドールは、もともとカトリック両王が巡礼者の宿泊施設兼病院として建てた建物。歴史ある建物故に、シリンダーキーの開閉にちょっと難があったりするのもご愛敬。パラドールの朝食は、何を食べようかと悩んでしまうぐらい種類豊かでしたね。ガイドさんと一緒にアラメダ公園・大聖堂付属博物館・大聖堂を訪れ、主祭壇にある聖ヤコブの背中に触れて旅の無事を感謝しました。スペインらしくタパスの昼食後、再び国境を越え高台にあるポサーダ・ヴィアナドカステーへ。
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足場が無くなり、本来の美しさを取り戻した大聖堂のファサード。
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ヴィアナド・カステーロから見た夕日
6日目
10月20日/晴れ/23 ℃
★ヴィアナドカステーロ→アヴェイロ→→コインブラ(チボリコインブラ泊) よいお天気に恵まれ、ヴィアナドカステーロからは美しい聖ルチア教会の姿が。霧で見られない事もあるので、今日は絵葉書のような景色を見られて良かったですね。アヴェイロでは、古い駅舎のアズレージョや、私のお気に入りのアヴェイロ名物アヴォス・モーリス(鶏卵そうめんをモナカに詰めたようなこのお菓子)をお召し上がり頂き、モリセイロの写真を撮ってコインブラへ。美味しいワインにキノコのグリルと柔らかな仔牛のローストと付け合わせ、何度訪れてもその美味しさとお店の温かい雰囲気に満足満足な「タベルナ」での昼食。午後は、高台にあるコインブラ大学へ。夜になると本の敵「紙魚」退治をしてくれるコウモリがいるコインブラ大学の図書館は、これまで訪れたチェコのストラホフ修道院やオーストリアのメルクの修道院の図書館に負けない美しさでした。

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ヴィアナド・カステーロから見た聖ルチア教会
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アヴェイロのモリセイロ
7日目
10月21日/晴れ/26 ℃
★コインブラ→オビドス→シントラ→ロカ岬→リスボン(ドン・ペドロパレス泊)ひざ丈の7枚重ねのスカートにハイソックスというなんともキュートな民族衣装に身を包んだナザレの女性たち。といっても、今の若い人たちは特別な時にしか民族衣装を着ないようで、民族衣装を着ているのは年配の方がほとんど。ぜひ若い方たちにも伝統を引き継いでもらいたいですね。歴代の王妃が愛した城壁に囲まれた街オビドスで自由散策&昼食後、リスボンへ。ジェロニモス修道院の白亜のマヌエル様式の回廊やベレンの塔・発見のモニュメントをご覧頂きました。夜は世界的に有名なギタリスト、マリオ・パシェーコが手掛けるファドの名店「Clube De Fado」へ。女性の歌声も素晴らしかったですが、それ以上にギターを演奏していた男性の歌声に拍手喝さいでした。

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幼子キリストに乳を与えるナザレの聖母マリア像
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運命・宿命を意味するファド
8日目
10月22日/晴れ/23 ℃
★リスボン(連泊) 強風で有名なロカ岬はびっくりする位穏やかなお天気。遠く水平線が綺麗に見えました。その後、イギリスの詩人バイロンが「エデンの園」と評したシントラを訪れ、リスボンでシーフードたっぷりの「カタプラーナ」を頂きました。午後は貸切トラムで街を駆け抜け、エッグタルトで有名な「Pasteis de Belem」でティータイム。昔修道院では卵の白身を僧衣の糊付けに使っていたことから、修道院で作られるお菓子には黄身を使ったものが多いです。ベルギーからの要人訪問のため、一時道が閉鎖。コメース広場から歩いてロッシオ広場へ。「Luvaria Ullses」でぴったりな手袋は見つかりましたでしょうか?私はお客様とお揃いのオレンジ色の手袋を購入。使うのが楽しみです。自由夕食は、お客様と一緒に「Cais ao Mar」で山盛りのシーフードを頂きました。

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幼子キリストに乳を与えるナザレの聖母マリア像
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運命・宿命を意味するファド
9日目
10月23日/晴れ/23 ℃
★リスボン→ドバイ 出発まで時間があったので、ホテル向いのショッピングセンターにあるスーパーマーケットにお買い物に行かれたお客様も。ポルトガルは無事リスボンの空港を出発しドバイへ。ドバイまでは約7時間のフライト。年間9千万人の利用者を誇るドバイの空港は2014年に国際線旅客数でイギリスのロンドン・ヒースロー空港を抜き世界首位に!10月24日10日目ドバイ→成田空港に無事到着。長い移動、大変お疲れさまでした。笑う門には・・・と申しますが、皆様のその笑顔が沢山の恵みを引き寄せてくれたのだと思います。時折パンフレットを覗いて、私の生存確認をして頂けたら嬉しいです。10日間、どうもありがとうございました。

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ロカ岬でみんな揃ってハイチーズ!

旅はもっと、おもしろい。
阪急交通社クリスタルハート

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