2018年9月27日出発ツアー添乗員レポート

※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。

添乗員／塩野 典子（しおの のりこ）

このたびはご参加頂きまして、誠にありがとうございます。今回は16名様で巡る、美酒と美食のツアーです。ベルギーというと、春のオランダの付け合わせのように思われている事が多いのですが、実は世界でも有数のグルメ大国なのです。星付きレストランや、王室の方も訪れるような店が小さな村にあったりと、宝探しのようで今回はそんな所も入れてあります。また、美しい村に選ばれた聞いたことも無いような村を巡ったりと、なかなか通常のツアーでは訪れていただけない所をふんだんに取り入れてみました。きっと皆さまにもご満足頂けることと思います。そのため派手では無いけれどホッとできる、そんな優しい気持ちになってお帰り頂けることを望みます。それでは美味しい物を求めて、いざ出発ー！

1日目

9月27日/晴れ/21℃

成田空港からNH全日空231便でブリュッセルに出発。ところが、故障したエアーが滑走路で立ち往生したため、その移動に機内で待機させられること1時間。おかげでブリュッセル到着が1時間遅れました。本当に直行便で良かったです。乗り継ぎだったらとヒヤヒヤしました。約12時間のフライトで到着後、空港で今晩のご夕食を購入していただき、ブルージュまで約2時間,夕焼けと共に走りました。日没は19:30頃。 ホテルは街の中心部マルクト広場まで徒歩10分くらいの便利な所。今回は連泊が3回あるので、チェックインの翌朝は荷物整理がなく気持ち楽です。（NHブルージュ泊） アシスタントのクリスティンさん、ドライバーのエドモントさん 長いフライト＆バス移動、お疲れさまでございました。

NH全日空231便にて、出発！

1、2泊目のNHブルージュ

2日目

9月28日/晴れ時々曇にわか雨/5〜18℃

朝、デインゼのオーイドンク城へ。今も住んでいるため入場不可ですが、手入れの行き届いた庭園は素敵です。芸術の村と言われる、シント・マルテンス・ラーテムは、聖マルティンの小さな粗末な小屋、という意味とは逆に庭付きの高級住宅地です。20世紀初め画家達が芸術活動をし、今は記念館やギャラリーが多いです。 ダムに移動して昼(De Damse poort)サラダ、ウナギのクリーム煮＆ポテト、アイスのチョコソースがけ 食後、ダムの町を散策。マルクト広場の中心のヤコブ・ファン・マイエルラント像（全盛期、市の書記官だった詩人)、市庁舎(15世紀建設、19世紀修復)その後、のんびりとダムからブルージュまでボートクルーズ。 ブルージュは水の都。12～15世紀、毛織物業で栄えた貿易港。愛の湖-ベギン会修道院-聖母教会-ブルグ広場(市庁舎、裁判所、聖血礼拝堂)-マルクト広場(毛織物会館の鐘楼、州政庁舎、郵便局）ご夕食はフリー食をお楽しみ頂きました。

ダムの中心　マルクト広場

ダムからブルージュへ、のんびりボートクルーズ

3日目

9月29日/晴れ時々曇り/5〜20℃

今日からドライバーはピーターさん。 まずはビールと大学都市ルーヴェンへ。本を読みながらビールをかぶっている「知恵の泉」フォンスケ。聖ペテロ大聖堂の向かいの市庁舎は繊細な彫刻のゴシック様式。 メッヘレンに移動して、ビール醸造所「ヘット・アンケル」で見学＆試飲。柑橘系の爽やかな飲み口。昼も(Het Anker Browerij)カリフラワーのクリームスープ、スズキとポテトのクリームソース、ビール入りパンナコッタ 食後、街のシンボルでもある聖ロンバウツ大聖堂(鐘楼は、538段の階段)やマルクト広場(マルガレーテの像と市庁舎)を見学。 ブリュッセルに移動して(Pullman Midi泊)夜は星認定レストラン(Villa Lorraine)フォアグラ＆イチジク、マトウ鯛のアボカドソース、チキンのキノコ添え、チョコケーキ＆アイス、プチフール＆コーヒー。サービスが遅くなったため、タクシーでホテルへ。

ルーヴェンのシンボル　知恵の泉と聖ペテロ教会、左後ろは市庁舎

メッヘレンのマルガレータの像と聖ロンバウツ大聖堂

4日目

9月30日/晴れ時々曇り/17〜29℃

今日から現地ガイドのなおみさんが同行。 まずはエスコー川に架かるトゥル橋からトゥルネー観光。5世紀にフランク王国を建てたクロヴィスが生まれた所で、王国の首都となりました。大聖堂にはキリストの聖遺物箱があり、ベルギー7大秘宝の1つ。13世紀の鐘楼と世界遺産に登録されています。昼(Cathedrale)コロッケ、チキンのキノコソース、ストロベリーアイス。 食後ベルイユ城へ。マリーアントワネットやエカテリーナ2世とも縁のある侯爵の城。モンスは坂の多い街。大聖堂から鐘楼を眺めながら市庁舎のあるマルクト広場へ。ブリュッセルに戻り、夕食はフリー食で、ご希望の方とプレメトロでグランプラス(市庁舎や王の家、かつてのギルドハウスが立ち並ぶ)へ。ベルギーのシンボル小便小僧にチョコにワッフルにビール。食事もムール貝やチコリのグラタン、ビーフのビール煮(カルボナード)など美味しい物が沢山あります。

トゥルネーの世界遺産の鐘楼

モンスは坂の街

5日目

10月1日/晴れ時々曇りにわか雨/6〜17℃

今日はワロンの小さな村巡り。モゼは特徴的な石灰石を使った家とスレート屋根の黒とのコントラストが鮮やか。紅葉もちょうど見頃で可愛い村です。 ラヴォーサンタンヌで昼(Le Monnier)星認定レストラン。鯛のカルパッチョ、ポークステーキ＆温野菜、アーモンドケーキ＆イチジク添え　庭の雰囲気も素敵。 セルは7世紀に聖アドランがこの地の森の洞窟(セル)に住んだことから修道院が造られました。アンヌボア城はイタリア・フランス・イギリス式庭園がミックスされ、18世紀の作庭技術を今に伝えています。クリュペは19世紀に豊かな水を利用して水車から得た動力は紙漉、製塩、搾油、鍛冶、ビール製造などに利用されました。シャトー・ダッソンビルは17世紀後半に建造されたシャトーをホテルに改装。部屋は公平にクジ引きで。落ち着いた装飾で素敵です。 夜は(ホテル)マグロの炙り＆キヌア、ポークステーキ、クレームブリュレ

Le Monnier のランチ　鯛のカルパッチョ

アンヌボア城の庭園

6日目

10月2日/雨時々曇り/11〜13℃

今日はアンシュールレッスの洞窟観光。ミニトレインで10分ほど入口まで走り、洞内は専属ガイドさんに続いて歩きます。ベルギーには幾つかの鍾乳洞がありますが、中でもここは最大級です。 ブイヨンに移動して昼(Hotel des Ardennes)スズキのクリームソース、ホロホロ鳥のロースト、マンゴーチョコケーキ＆カシスシャーベット 食後、ブイヨン城見学。鷹匠ショーは雨で羽が濡れて飛べないため残念ですが中止。ブイヨン城は十字軍の総大将の居城。この土地が交通の要衝にあった為、彼の死後ベルギー独立の1830年までフランスとオランダが争奪する土地となりました。 トルニーのワインはラタフィア(果実酒)とスパークリングの甘めです。 夜(Les 4 saisons)サーモンのマリネ、ラムのロースト、アプリコットのコンフィ桃シャーベット＆マスカルポーネとレモンムース ガイドのなおみさんともお別れ。(シャトー連泊)

アンシュールレッスの洞窟観光はミニトレインから

Hotel des Ardennes ランチ　ホロホロ鳥のロースト

7日目

10月3日/晴れ/9〜20℃

美食大国ベルギーで注目されてるデュルビュイは人口わずか400人という世界でも小さな村。日本の皇太子ご夫妻も訪れたことがあります。水曜の午前は店なども閉まってしまうので、ミニトレインに乗って街巡りをして頂きました。街の中心にある建物は殆ど17世紀に建てられました。蔦の絡まる石造りの家など写真に素敵な所が沢山あります。展望台からウルト川沿いの狭い渓谷にこぢんまりとまとまっている街を一望して頂きました、絶景です！ 昼(Sanglier des Ardenne)アルデンヌの生ハム、猪肉のベリー煮、ピーカンナッツタルト 食後、ナミュールに移動。城砦(シタデル)は17世紀建設。ムーズ川とサンブル川が合流する昔から交通の要衝でした。 城砦からの眺望後、聖オーバン大聖堂(18世紀中頃の建築)から店が立ち並ぶ街へ。 その後、空港へ移動し、NH全日空232便にご搭乗頂きました。

ミニトレインでデュルビュイの街をグルッと一回り

ナミュールの街を散策

8日目

10月4日/曇り/19〜22℃

今回の旅はいかがでしたでしょうか？ じっくりと1カ国だけご滞在頂けますと、歴史や食事などベルギービールのように味わい深いものであったかと思います。 派手さはないけれど、そこに住んでいる方たちの吐息が聞こえてくるような、のんびりとした村巡り散策。今回は晴れてほしい所でお天気に恵まれ、ちょうど紅葉の美しい秋の景色をご覧頂けました。これもひとえに皆様のご協力の賜物です。感謝感謝、メルシーボークーです。 ベルギー人は楽しむ為に食事を味わうと言う通り、コース料理でもカジュアルな雰囲気の中、美味しい物をたくさん召し上がって頂きました。 お気に召して頂けましたら、これからもどうぞお元気で、また旅にお越しくださいませ。お待ち申し上げております。この度は誠にありがとうございました。 阪急交通社　添乗員　塩野典子

ブルージュのマルクト広場

優しい笑顔のガイドのなおみさん。ベルギーのご案内をどうもありがとう