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2018年4月19日出発<ビジネスクラス利用>2連泊×3回でゆったり旅する中世の街並みと美しき調べポーランド9日間

※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。

2018年4月19日出発ツアー添乗員レポート

※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
添乗員/丹野 匠久(たんの なるひさ)
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ポーランドの名前の由来となっている、平らな土地が国土の半分以上を占めるこの国は、東にロシア、西にドイツの大国を控えて過去に戦争に巻き込まれて国土を蹂躙をされた悲しい歴史を持っています。そのようなイメージがあるのか「暗い、重い」のマイナスイメージが付きまとうポーランドですが、実際に行って見れば長閑で豊かで、人々も温厚且つ親切です。数あるヨーロッパの国々でも影が薄い国ですが、私が思うに「行ってみて良かった」と感じられる国の一つであると言えます。なぜならば、観光の国としてはこれからという感じがまだする半面、人々の素朴で温かい感じがまだまだ残る点や、親日的である点、そして過去の暗い歴史を払拭し力強く経済成長を続けている点など、本当に将来が楽しみな国の一つなのです。皆様、次回はぜひともポーランドに清き一票をお願いします。
1日目
4月19日/晴れ/13 - 19℃
今回のツアーは成田空港第2ターミナルからスタートしました。午前11時出発のフィンエアー74便は最新の機材である、エアバス350型機です。真新しい飛行機に乗り成田空港を出発、一路フィンランドのヘルシンキを目指します。 日本海上空からシベリアをひたすら飛び続け定刻の15時に乗り継ぎ空港であるヘルシンキ空港に到着しました。 所要時間は10時間ちょうどでしたが、実際の飛行時間は9時間30分くらいと短く、日本から最も近いヨーロッパの都市であるという実感が湧きます。 到着したヘルシンキ空港では乗り継ぎだけですが、EU圏最初の到着地のため入国手続きを行い、その後は長いを通り越して、長すぎる自由時間となりました。皆様は約4時間以上の乗り継ぎ時間に何を楽しみましたか?陽はまだまだ高く夕方5時頃でも昼間と変わらない感じでしたね。 ようやく日が暮れて来たところで、クラクフ行の接続便フィンエアー1163便であと一息、約2時間のフライトで21時20分頃クラクフ空港に到着しました。 ホテルの到着は22時30分頃でした。成田空港出発から延べ21時間の長旅でした。明日からの本格的な観光に備えて、ひとまず休養です。
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フィンエアーの最新型機エアバスのA350型機です。ボーイングの新型機B787と比べると真新しさはなく堅実な感じですが、機内がとても静かな点が良いですね。
 
2日目
4月20日/晴れ/10 - 22℃
さて今日から観光の始まりです。天気は快晴で幸先の良いスタートとなりました。今回は古都クラクフ市内観光からのスタートでした。まずは歩いてホテルを出発してからはバベル城を観光、大聖堂と「タペストリー博物館」の異名を持つ城内を観光しました。 その後は、引続き歩いての観光で私達は古都をそぞろ歩き。世界遺産登録第一号の一つである、クラクフ旧市街を観光し、中央市場広場、織物会館、聖マリア教会の順番で観光と自由行動を楽しみ、その後昼食を取りました。午後からは、人類史上最大の過ちとも言える、アウシュビッツ強制収容所とビルケナウ絶滅収容所博物館を観光しました。「Arbeit Macht Frei / 働けば自由になれる」と言うでたらめ極まりないスローガンが入口に掲げられ、第二次世界大戦中の数年間にわたり、信じられない数のユダヤ人やポーランド人とその他の人々が殺されたのです。展示されている物も残酷で目を覆いたくなる場面が多く、ここを訪れたのも気分的に辛くなりますが、約70年以上前の昔にヒトラー率いるナチスドイツがこのような過ちを行っていたことを後世に伝える事に感動を覚えずにいられませんでした。
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古都クラクフのシンボルとも言うべきバベル城の正面写真です。天気に恵まれて良い写真が撮れましたね。
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働けば自由になれる。。。言わずと知れたアウシュビッツ強制収容所博物館の入口です。
3日目
4月21日/晴れ/10 - 26 ℃
3日目は、クラクフ郊外にあるもう一つの世界遺産登録第一号であるヴィエリチカ岩塩坑観光がメインの1日となりました。さて、「ヴィエリ地下から何が出た?」(寒いですね)もちろん塩が出たと言うわけですが、ここは中世ポーランドの重要な財源でもあったわけです。私達は映画インディージョーンズを思わせる階段を歩いてくだり、地下65メートルから観光スタート。岩塩の石像に始まり、美しい礼拝堂や地底の湖、そして当時の岩塩採掘の光景などと盛り沢山な展示と充実していました。中にはバンジージャンプの出来る場所もあってそれは驚きとしか言いようがありませんでした。 途中昼食に立ち寄った場所はヨハネパウロ二世が生まれた町、ヴァドヴィッツェで昼食を取り、その後は一路ポーランドきってのリゾート地ザコパネへ向かいました。平らな土地を意味するポーランドですが、車窓には2700メートル級の峰々が連なるタトラ山脈が近づいて来て、そんな気がしたか徐々に木造建築の建物が増えて来ました。 そして、午後4時頃ザコパネのホテルに到着となりました。夕食はホテルの敷地にあるログハウスのレストランで取りました。
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キリスト教国には欠かすことの出来ない「最後の晩餐」の作品です。ここのはおそらく世界でもたった一つ岩塩を彫った最後の晩餐です。他にも岩塩で出来たヨハネパウロ二世像もあります。
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このマークは労働の意味です。よーく見ると「父」とにも見えますね。父さん、家族のために今日も働く。そんな風にも感じられます。
4日目
4月22日/晴れのちくもり/6 - 18℃
4日目はポーランドが誇るリゾート地、ザコパネ観光の一日となりました。ホテルを出発後、まずはザコパネの展望台とも言うべきグバウフカ山頂へ向かいます。今日も天気は朝から晴れ、どんな眺めになるのか気になるところです。 ガイドさんの案内でケーブルカーに乗り、グバウフカ山頂に到着。タトラ山脈の眺めは逆光気味ではあったものの、ポーランド最高峰リーシ山や隣国スロバキアの山々も見ることが出来た点は良かったです。 今日は天気が良かったので、ガイドさんのすすめで、スキーリフトに乗ることになりましたが、片道歩くこと約20分で乗り場についたら残念な事にリフトは止まっていました。やむなくケーブルカー乗り場に戻って山を下り、その後は昼食を取りました。午後からはザコパネの市内観光と自由行動。観光はザコパネの発展に寄与した人々の墓地と隣接する木造教会。そしてその後は自由行動。軽井沢を思わせる佇まいのクルプフキ通りで約1時間30分程の時間を取りました。この通りで所々見ることが出来るのは名物のチーズを売っている屋台でした。 自由行動を終えて、ホテルに戻り、夕食は昨日と同じレストランで取りました。
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ザコパネの展望台、グバウフカ山頂からの眺めです。カルパチア(タトラ)山脈の峰々が連なるポーランドの最高地点です。今日も天気が良くて、最高の写真が撮れるかと思いきや、あいにくの逆光でした。しかしながら山頂の残雪が輝いて見えたのは何よりでした。
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ザコパネのメイン通りクルプフキ通り。軽井沢を思わせる佇まいです。ちなみに今日は日曜日、人出も増えて賑やかになってきたところを撮りました。ポーランドで数少ないリゾート都市です。
5日目
4月23日/くもりのち雨/6 - 24℃
ツアーの中日である、5日目はポーランドの南端ザコパネに始まり、南西部の大都市ブロツワフまでの移動日となりました。もちろん観光も2箇所ありました。ザコパネを出発してから、まずはカルヴァリア・ゼブジトフスカへ向かいます。ずいぶんと難しい名前ですが、平たく言えば、西暦1600年にゼブジトフスキーさんが築いたゴルゴダの丘の町が由来だそうです。この日は閑散としていたものの、復活祭の時と巡礼者が沢山訪れる夏のピーク時には大変な混雑になるところで、教会とゴルゴダの丘への道を散策しました。 その後はクラクフの近くを通り、アウトストラーダ(高速道路)を走ります。沿道の田園地帯は菜の花が満開でしたね。昼食を取ってからは、世界最大級と言われるシヴィドニツァの平和教会でした。外見は大きな家にしか見えない教会でしたが、中に入ってびっくり、内装の美しいこと。プロテスタント教会とは思えない教会の中でオルガンコンサートを鑑賞しました。 シヴィドニツァを出発してから小人の街ヴロツワフまでは渋滞が始まっていて、1時間以上かかりました。ホテル到着後の夕食はホテルのレストランで取りました。1日約450キロの移動お疲れ様でした。
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シヴィドニツァの平和教会の祭壇です。これも木造、つまり木で出来てます。そんな木がしましたか。。。
 
6日目
晴れのちくもり/13 - 27/ ℃
6日目は、1945年の第二次世界大戦の終戦まではドイツ領だった小人の街、ヴロツワフ市内観光でした。まずは、街の外れにあり、ドイツ時代に建てられた多目的ホールの百年記念会館を観光しました。当時としては最新の技術を駆使して建てられたこともあってか、今も現役で使われているのが驚きです。その後は街の中心に戻り、バスを降りて歩いての観光です。運転手ピーターさんは私達の荷物をバスで先回りしてワルシャワまで運んでくれます。そうです、私達は午後から列車でワルシャワに向かうのです。 ヴロツワフのシンボルであり、旧市街の至る所にいる小人達はとてもユーモラスで可愛らしいのが印象的ですが、ルーツは共産主義時代とのことだそうで愛嬌のある小人で体制の風刺を行う。どんな辛い時もユーモアを忘れないポーランドの人々には脱帽です。 ドイツの町を思わせる旧市街広場、旧市庁舎を観光した後は自由行動と昼食を取り、路面電車でヴロツワフ中央駅を目指します。 14時30分発のインターシティーは最高速度160キロとなかなかのスピードで、ワルシャワまでは3時間30分くらいでした。 今日の午後は列車の長距離移動でした。皆様お疲れ様でした。
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ヴロツワフの名物ユーモラスな小人達です。
 
 
7日目
晴れのちくもり/14 - 24/ ℃
今日はショパンの生家とポーランドの首都である、ワルシャワの市内観光、そしてピアノコンサートの盛り沢山な1日です。 まずは、ワルシャワ郊外の町ジェラゾヴァ・ヴォラに向かいます。ショパンのゆかりの教会、聖ロフ教会を観光しました。周辺はのどかな田園風景が広がり、コウノトリの巣も見えました。 その後はショパンの生家の観光です。生家そのものは後年建て直されていますが、数々の展示物が印象的なだけではなく、ショパンがのびのびと遊んだ庭園も広々としていて、まさに「天才は環境から生まれるのかな」と想像してしまいます。 昼食を取った後はワルシャワへ戻り、市内観光です。戦後市民がこつこつと復元した、旧市街広場に始まり、砦のバルバカンと城壁、ショパンの像があるワジェンキ公園、ショパンの心臓が保管されている聖十字架教会を観光してからいよいよピアノコンサートと順番は進み、ピアノコンサートを鑑賞した後は、名門レストラン「ホノラトカ」での夕食で1日が終わりました。 今日はショパンに始まりショパンに終わる。そんな偉大な音楽家をしのぶ1日でしたね。 さて、明日はいよいよ帰国日です。
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ショパンの生家。今日は訪れる人も少なくゆっくり観て回れました。
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戦災からの復興を遂げたシンボルであり、ワルシャワ旧市街の中心旧市街広場です。
8日目
4月26日/くもり/12 - 20℃
約一週間にわたって過ごしたポーランドともお別れの日がやって来ました。10時15分にホテルを出発して、私達はワルシャワ空港へ向かいます。 ワルシャワからはヘルシンキ行のフィンエアー1144便で午後12時55分に出発すればいよいよポーランドともお別れです。 「さようなら、ポーランド」 約1時間40分のフライトでヘルシンキ空港には15時30分頃到着しましたが、何と言っても混んでる、混んでる。アジアに最も近いヨーロッパの空港をうたっているのかここ近年の発着便数の増加が著しく、ターミナル拡張工事の真っ最中だそうです。早く完成してほしいものです。 EU圏の最後の国であるフィンランドの出国も行わなければならず、あわただしいヘルシンキでの乗り継ぎでしたが、成田行きの帰国便であるフィンエアー74便は定刻よりも20分遅れて17時40分ヘルシンキを出発しました。しかしながら成田には定刻、翌朝8時55分には到着するとのこと。まあ、良かったと言う事にしましょうか。成田までは約8時間のフライトでした。
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ボリュームたっぷりホテルの朝食です。どこも食べ放題のバフェ(バイキング)方式なのが嬉しいところです。
 
9日目
4月27日/くもり/14 - 21℃
白夜の中を飛行機は飛び続け、成田空港には予定通りの午前8時55分に到着しました。長いようで短かった9日間のツアーはいかがでしたでしょうか。 私見ですが、ポーランドという国ほど気の毒で暗くて、怖くてかわいそうなイメージを持っているという国はなく、そんなイメージが一人歩きしているのはまだまだ続いていると思います。 しかしながらそんなマイナスイメージを乗り越えて、2004年には念願のEU加盟も果たすことが出来ました。自分達が本来進むべき道にやっとたどり着き、力強く前進を続けているのが今のポーランドなのです。 何だか硬い話になってしまいましたが、ポーランドの耳寄り情報を一つ。 数あるヨーロッパの国々ですが、ご存知の通り一部の国を除いて、物価は日本と比べると総じて高めです。しかしポーランドは毎年物価が上がっているにもかかわらず、食料品関係は日本と比べて3分の2くらいでしょうか。ポーランドに行きましたら先ずはスーパーに行かれる事をおすすめします。その他数多くの民芸品も日本の値段と比べれば安いです。そうです。ポーランドではショッピング三昧が楽しめる数少ない国の一つなのです。
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フィンランド航空
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ポーランドのお土産にいかがでしょうか?

旅はもっと、おもしろい。
阪急交通社クリスタルハート

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