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2018年3月13日出発 全都市デラックスクラスのホテルに泊まるタージマハルとガンジス河をめぐるインド悠久の旅8日間

※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。

2018年3月13日出発ツアー添乗員レポート

※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
添乗員/金光 早苗(かねみつ さなえ)
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神秘と驚きの国インドの旅を楽しむ近道は、日本との違いを楽しむところにあるように思います。目に映る事は決して楽しいと思える事だけでなく、時には胸が痛くなるような場面も。富める人だけでなく、貧しい人も更に貧しい人に手を差し伸べるその姿には、神様と共に生きる人々の、信仰と輪廻転生を信じる気持ちを感じます。素晴らしい美的感覚と技術の高さの象徴であるインドを代表する建築物の数々。訪れたからこそ触れられる人々の生活や、神様と共に生きていく姿。貧富の差や法律で禁止されてもなお、未だ根強く残るカースト問題。そして、「日本は謝罪を必要とする事など我々にはしていない。それ故、インドはサンフランシスコ講和会議には参加しない、講和条約には調印しない」と大国を相手にその意志を貫いたインド。旅を通して色々なインドを知り、好きになって頂けたら嬉しいです。
1日目
3月13日/晴れ/28℃
★成田空港→デリー(ラリットニューデリー泊)全日空0827便ビジネスクラスにてデリーに出発。夕方の出発なので、遠方のお客様も前泊の必要が無いのがよいですね。全日空の機体が青系なのは、海の神様トリトンにちなんでとの事。トリトンは、嵐を鎮め船の安全を守る神様。これを空に置き換えて、安全運航を祈る意味があるそうです。約10時間のフライトの後、デリーのホテルに到着したのは25時過ぎ。にもかかわらず、ホテルでは賑やかな音楽が鳴り響いていました。ガイドのゴプタさん曰く、インドの結婚式は午後8時からなので、もしかしたらホテルで結婚のお祝いをしていたのかもしれないですね。今日はホテル到着が遅かったので、明日はゆっくり目のホテル出発です。国土面積も人口も、日本の約9倍のインド。人口約13億人中1万1000人が首都デリーに住んでいます。人の多さだけでも圧倒されそうな、神秘と驚きの国インドの旅が始まります!
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成田空港デリー行きのゲートにて
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安全運航を祈る意味が込められたトリトンブルーの機体
2日目
3月14日/晴れ/22~25℃
★デリー(プルマン連泊)第1時世界大戦で戦死したインド人兵士の慰霊碑として建てられたインド門などを車窓からご覧頂き、タージマハルの建築様式に影響を与えた【世界遺産】フユマーン廟へ。愛する夫フユマーン(ムガール帝国第2代皇帝)の為に造られた霊廟のレースのような彫刻が素晴らしかったですね。毎年8月15日の独立記念日には首相演説が行われる【世界遺産】赤い城レッドフォート(ラールキラー)で写真ストップした後は、有名店チョール・ピザールで昼食。前回ご一緒したガイドのアショカさんが、わざわざ会いに来てくれました!嬉しいサプライズでした。特別にインド独立の父とも言われるガンジーが亡くなった場所に立ち寄ったあと、世界最大のイスラム寺院の塔がある【世界遺産】クトゥブ・ミナール(72.5m)へ。夕食のタンドリーチキンは日本人好みの味付けで、とても美味しかったですね。
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フユマーン廟の天井に施されたレースのような彫刻
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コーランが刻まれた外壁がとても美しいミナレット(モスクに付随している塔)クトゥブ・ミナール(72.5m)
3日目
3月15日/晴れ/25~32℃
★デリー→ベナレス(ラマダプラザ泊)デリーから飛行機で約1時間でヒンドゥー教の聖地ベナレス(バナラシ)へ。綺麗に整えられたデリーでは驚きが足りなかったお客様も、ベナレスで目にする事にただただびっくり。神様の乗り物である牛が平然と道を塞ぎ、鳴り響くクラクションの音を全く気にせず道路で眠る犬たち。美味しいカレーを頂いた後は、ムルガンダ・クティ寺院へ。寺院の壁には、日本人画家 野生司香雪による釈迦の生涯が。釈迦の初転法輪が行われた場所に建てられたダメーク・ストゥーパでは、お経を唱える僧侶達の姿も。神との合一を目指す儀式でもある、ヒンドゥー教の日没の儀式プージャ。鳴り響く鐘の音に歌声・・・そして多くの参列者と街中のスリリングな移動。驚きの連続に、ホテルに戻った時には皆様クタクタでした。夕食にインド風中華を頂きました。
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釈迦の初転法輪が行われた場所に建てられたダメーク・ストゥーパ
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ヒンドゥー教の日没の儀式を、テラスからご覧頂きました。
4日目
3月16日/晴れ/28℃
★ベナレス→デリー→アグラ(クリスタル・サローヴァ・プレミア泊)インドのベニスとも称される、ベナレスのガンジス河。昨晩の夜の祈りの儀式とは違い、静けさの中行われる沐浴。ガンジス河で洗濯をする人々や、火葬場の火が赤々と燃える様子。そして、死を迎えた時にはガンジス河に清められる事を願い、神の国へ旅立つ日を待つ人々の姿。ヒンドゥー教では、沐浴を行う事で罪を流し、徳を増すと信じられています。手漕ぎボートに乗り神聖な儀式と日の出を眺めました。バスに戻る前に、サイクルリクシャを体験。人と車の間をすり抜けていくあのスリル。そしてインドのお弁当。全てが日本では体験できない事ばかり。アグラで大人気のタージマハルショーは、これぞインド風ミュージカル!深刻な場面なはずなのに、話しの途中で突然陽気に踊りだす人々。戸惑う私達を置いて話しは進んで行きます。皇帝の愛妃ムムターズへの愛。それだけはしっかり伝わりました。
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ガンジス河で見た朝日
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神秘的な空気に包まれた早朝のガンジス河には、沐浴をする人や観光客の姿が
5日目
3月17日/曇り・晴れ/17~35℃
★アグラ→ジャイプール(ジャイマハールパレス泊)22年かけて建てた霊廟【世界遺産】タージ・マハル。この名前は、ムガール帝国皇帝の愛妃ムムターズが、タージ・マハル(宮廷の冠)と呼ばれていたことから付いた名前です。5月まで化粧直しは一旦中断という事で、幸運にも足場が全くない美しい白亜の霊廟を間近から、そしてマサラチャイを楽しみながらご覧頂く事ができました!皇帝シャー・ジャハーンはアグラ城の一室に幽閉され、その部屋の窓から愛する妻の霊廟を眺めながら余生を送ったそうです。午後は、聖人の予言によりアクバル皇帝に跡継ぎが生まれた事を感謝し遷都したファティープル・シークリーへ。昼食の中華も、ミステリーツアー状態で辿り着いた夕食のイタリアンも、とっても美味しかったですね。長いバス移動、大変お疲れさまでした。
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皇帝シャー・ジャハーンが幽閉されていたアグラ城から見た、愛妃ムムターズの霊廟タージマハール
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アグラ城内
6日目
3月18日/晴れ/23℃
★ジャイプール(ジャイマハールパレス連泊)素晴らしいホテルのお陰で、昨日の大移動の疲れもどこへやら。まずは、旧市街にある風の宮殿へ。ここはシティパレスと地下通路でつながっており、宮殿に暮らす高貴な女性たちが、街のお祭りなどを見るための場所でした。その後ジープに乗り換え【世界遺産】アンベール城へ。歴代のマハラジャにより増改築されたこの城の装飾はどこも美しいですが、ガネーシャ門の装飾と透かし彫りの窓の美しさは格別です。天文学に造詣が深いマハラジャジャイ・スィン2世によって造られた天文台【世界遺産】や現在もマハラジャの子孫が住んでいるシティ・パレスへ。皆様の希望に応えてスーパーに立ち寄ってくれたゴプタさん、どうもありがとう!夕食の順序を入れ替え、本日はホテルで夕食。夕食前に行われた民族舞踊、とても素晴らしかったですね。最後は皆様も一緒にダンス!見様見真似で着た私のサリーが脱げなくてよかったです。
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世界で1番美しい門と称される「ガネーシャ門(アンベール城)」
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ジャイマハールパレスで見た民族舞踊
7日目
3月19日/晴れ/32℃
★ジャイプール→デリー 気持ちの良い小鳥のさえずりを聞きながらのプールサイドでのヨガ。頭上を飛び交う鳥たちの糞が落ちてくるのでは・・・とヒヤヒヤしていたのは私だけ?朝食後、お客様にサリーを着て頂きハイチーズ。サリーの着付けは初めての経験でしたが、何とか様になってよかったです。皆様青いサリーがとてもお似合いでした。今度はご夫妻揃ってお写真が撮れるよう、ターバンの巻き方も勉強しなくては。サリーもターバンも5~6mの布を巻くのですが、頭にそんな長い布を上手に巻くのはなかなか難しそうです。渋滞もあり半日以上かけてのデリーまでの移動、大変お疲れさまでした。デリーで頂く日本食のお味はいかがでしたでしょうか?ほうれん草の胡麻和えが、特に私好みの味でした。皆様にとって良い旅になるよう、力を貸してくれたガイドのゴプタさん!本当にどうも有難うございました!
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ジャイマハールパレス
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ジャイマハールパレスの部屋の様子
8日目
3月20日/0/ ℃
戦後日本の子供たちの願いを受け、昭和24年インドのネール首相が娘インディラの名前を付けたメスの象を、愛情と好意の使者として上野動物園に贈ってくれました。そこには、インドをイギリスの植民地から解放するために力を貸してくれた日本に対する感謝の気持ちと、インドと日本の子供達に祖国の為だけでなく、アジアと世界全体の平和の為に尽くして欲しいという願いが込められていました。昭和41年のインドの大飢餓の際には、かつて象を贈られた子供達が中心になりその恩返しをしようと集めたお金がインドに贈られました。憎しみは憎しみを生みます。互いに思いやりと優しさを返していけたなら、どれほど幸せな世界になる事でしょう。トルコとの事もそうですが、日本が他国から受けた優しさを、そして他国に日本が差し伸べた温かい手を語り継いで行くことが、幸せな国際社会を作っていくひとつのきっかけになるのではと思います。
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ジャイマハールパレスにて。サリーから除く私の脇腹がはっきり写ってなくてホッ
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彼の方から一緒に写真を・・・と。同い年ぐらいに・・・見えませんね笑

旅はもっと、おもしろい。
阪急交通社クリスタルハート

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