2018年8月28日出発大藪和彦同行<日本航空(JAL)チャーター往復直行便利用>中世の歴史を巡るおとぎの国ポーランド9日間
※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
2018年8月28日出発ツアー添乗員レポート
- ※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
- 添乗員/大藪 和彦(おおやぶ かずひこ)
- このたびは阪急交通社クリスタルハートをご利用下さいまして、誠にありがとうございました。旅日誌を製作いたしましたので早速送りますのでご笑納下さい。今回のツアーはJALを一機借り切って、トラピックスとのコラボレーションで総勢128名様。定期便のないポーランドの古都クラクフまで楽々の10時間40分の直行便の空の旅で始まり、現地ではクリスタルハート2組は独自に動き、3連泊に2連泊2回とゆったりで無駄のない一筆書きの行程でワルシャワまで旅をいたしました。運転手パオロさん、また各地のガイドさんも頑張って下さいましたし、何よりもお客様のご理解とご協力によって大きな事故や怪我、病気や盗難などもなくツアーを終えることができたことに感謝しております。またいつか皆様とご一緒できる日を心待ちにしております。楽しい思い出を本当にありがとうございました。
- 1日目
- 8月28日/曇り/11〜23℃
- 今日からいよいよ「おとぎの国ポーランド」のツアーが始まります。今回はJALのチャーター便で、弊社だけのお客様と企画担当者および総責任者としてクリスタルハートの松宮、そして添乗員や現地オペレーターのスタッフなど9名が皆様の旅のお手伝いをさせていただきます。ポーランドは「平原の国」を意味し、国土の90%は氷食地形のポーランド平原です。民族的には西スラブ系ポーランド人で、古くからビスワ川を流域を中心に定住しておりました。9世紀頃から王国を形成し、10世紀半ば、国王はローマンカトリックに改宗し、東方に領土を拡大させていきました。13世紀のモンゴル侵入後、王国は衰え、ドイツ騎士団の進出が活発になりました。ドイツとロシアの強国に挟まれ、3度に渡って国土が分割、占領されたポーランドは、ようやく1918年に独立したのです。今日は早くホテルに入ったので、ご希望の方々とスーパーへいきましたね!
- 今回はJAL日本航空のチャーター便の空の旅
- かつての共産主義時代の建物にスーパーがありました。
- 2日目
- 8月29日/晴れ/12〜24℃
- 今日は美しい古都クラクフの観光から始めます。クラクフは11世紀以来ほぼ600年に渡ってポーランド王国の首都だった町で、17世紀初頭にワルシャワへと王宮が完全に移った後も、戴冠式や王の葬儀を執行し続けた!という点で京都にも似た文字通りの王都。そんなクラクフ、まずはユダヤ人が多く住んでいたカジミエシュ地区を散策。ガイドのエヴァさんが色々ご案内して下さいました。そしてロマネスクの名残からバロックまであらゆる時代の石を含んだ城郭と大聖堂からなる「ヴァヴェル城」を観光。そのまま旧市街を散策してお昼のレストランへ。昼食後は一路「ヴェリチカ」へ。塩でできた地底都市は冒険心くすぐられての観光となりましたね。大昔から貴重な塩が取れたヴェリチカは地下327メートル、総延長300キロに及ぶ広大な岩塩鉱山でした。クラクフに戻ってフォークロアの夕べもお楽しみいただきました。皆様が踊って下さり良かったです。
- カジミエシュ地区散策観光中
- ヴェリチカの岩塩鉱山「ギンガの部屋」観光中
- 3日目
- 8月30日/晴れ/12〜25℃
- 今日は「オシフィエンチム(ドイツ名アウシュヴィッツ)」へ。ここは20世紀最大の悲劇の場所として世界中の人々に記憶されています。1940年に建設が始まったアウシュヴィッツ収容所は最大規模のもので、42年に近くに建設されたプジェジンカ(ビルケナウ)収容所と合わせて150万人~400万人の人々が虐殺されたといわれます。したがって今日の観光に笑顔はありません。「働けば自由になれる」というゲート看板の下をくぐってから皆様も神妙な面持ちでした。ここを訪れることは重くて息苦しい体験ですが、忘れないために訪れたのです。観光後はクラクフに戻り、昼食後は自由行動。ご希望のお客様をチャルトリスキ美術館にご案内して「白てんを抱く貴婦人」を見ました。ホテルへ帰ってご希望のお客様と中央市場の織物会館へ。夕食はあえて自由食にしてありますが、お昼のカツレツが残りながらも、偶然の出来事で6種類の懐石料理が食べられました。
- アウシュヴィッツ観光中
- ルドルフ・ヘスの家があった場所の前で・・・
- 4日目
- 8月31日/晴れ/10〜24℃
- クラクフに3連泊した後は、西の方へと走りヴロツワフへ。ヴロツワフは濃厚な文化の雰囲気が漂う都市で、人口70万人でポーランド4番目の都市。記録によればすでに6世紀にここにはスラブ人の部落があり、13~14世紀にそれぞれモンゴル人とボヘミアンに統治され、ほどなくハプスブルク帝国の直轄に戻り、1945年まではドイツの一部でした。そんなヴロツワフの歴史は複雑で、そのために文化的な遺産も豊富です。気勢が高いゴシック様式の大教会、バロック様式の教会大学、および独特な市庁舎があり、また博物館、オペラハウス、ミュージックホールと芸術画廊などが充実。到着後は旧市街広場へと歩き、まずはご昼食。ここのポークステーキは美味しかった!ガイドは英語ガイドでしたが元気なカミーラさん!小人が400体以上あるといわれる旧市街や百年記念会館などの観光を終えてホテルへ。休憩後はもう一度旧市街へと戻ってご夕食をいただきました。
- ATMを使う小人!
- 百年記念会館より鉄塔の方が面白いエピソードがありました!
- 5日目
- 9月1日/曇り時々雨/15〜21℃
- 今日はボレスワヴィエツへ。最近、日本でも人気なのがポーランド陶器。ボレスワヴィエツ陶器はその中でも目玉のような丸い模様のスタンプや、花柄などもとってもチャーミングな陶器です。今日はその工房を訪れ、作業風景や工場、そしてショップで時間をお取りいたしました。ここボレスワヴィエツは周りで良質な粘土がとれて、中世の時代より陶器作りが盛んだった町。その特徴は丸みが強調されたぽってりとしたスタイルと孔雀の目玉のような小さな丸がたくさんある模様。手作業でつけられていく模様に驚きました。観光後は皆様、何かに取りつかれたかのように陶器を買われていましたが、かわいい陶器は誰でも欲しくなる逸品です。その後、町中の博物館や市庁舎、聖マリア教会など見ましたが、ガイドのトーマスさんが途中、奥様に頼まれてパンを買っていたのが印象的!最後はシフィドニツァの平和教会でオルガンコンサートを聴いて心が洗われました。
- 陶器工房にてショッピング中!
- シフィドニツァの平和教会にて・・・
- 6日目
- 9月2日/晴れ/16〜27℃
- ヴロツワフを後にツアーは終盤を迎えますが、最終目的地ワルシャワに行く前にポズナンを観光いたしました。到着後、旧市街広場へと歩いてご昼食、このレストランではポーランドの名物料理「ピエロギ」をいただきましたよ!ガイドのアンナさんは日本語が話せるので、そのままご案内してくれましたが、自分が言いたいことを言えないもどかしさに地団太踏む時が可愛かったですね。ポズナンは8~9世紀に形成されたスラブ人の城塞集落が起源で、昔から交通の要衝だったこともあり、ドイツ騎士団のハンザ同盟加盟都市として繁栄しましたが、30年戦争の後は荒廃し、第二次世界大戦では市街地の90%以上が破壊されましたが、ポーランド人の手によって完全に復元されています。そのポズナンの旧市街を歩き、最後は大聖堂の写真を撮ってワルシャワへ。インターコンチネンタルホテルの夕食も美味しかったですよね!ここでもゆとりの連泊でご案内いたします!
- ポズナン旧市街広場にて団体撮影!
- ポズナン観光中
- 7日目
- 9月3日/晴れ/14〜27℃
- いよいよ首都ワルシャワです。ビスワ川中流左岸に位置し、1596年にクラクフより首都が移転して以来ポーランドの中心として発展してきた街。ワルシャワという言葉は「ワルシャワ労働歌」や「ワルシャワゲットー」、「ワルシャワ蜂起」や「ワルシャワ条約機構」と暗くて重々しくて、砲弾の音と硝煙の臭いがしてきそうですが、「ワルシャワの秋(黄金の秋)」や「北のパリ」という愛称を思い起こせばもっと優雅で華やかで、ショパンの調べが聞こえて来そうな街なのです。ガイドのひろみさんは楽しいご案内をしてくださって、ワジェンキ公園や聖十字架教会、旧市街の王宮広場や市場広場、バルバカンのそばのキュリー夫人の生家を見た後フリータイム。お昼のさつま揚げ?いやポテトパンケーキをいただいて一度ホテルに帰り、ご希望の方とスーパーや駅にいきましたね。夕方は「中谷 剛氏 講演会」を行いました。ショパンゆかりのレストランでご夕食も!
- 街のあちこちにあるピアノの音が聞こえるショパンのベンチ
- 中谷 剛氏 講演会中
- 8日目
- 9月4日/晴れ/16〜27℃
- 今日は最終日であり帰国日ですが、そこは往復直行便のチャーター便での空の旅。19時出発ですから、ほぼ一日遊べます!トラピックスブランドではジェラゾバヴォラのショパンの生家観光とご昼食で13000円のオプションとして販売しておりますが、そこはクリスタルハート、松宮の鶴の一声で、ご希望のお客様は無料で、ガイドも付けて(入場料PLN20はお支払いいただきましたが・・)ご案内いたしました。ショパンはポーランドが生んだ偉人の一人でまさに国民にとって愛国心の象徴ともいえる存在。5月~9月にかけて毎週日曜日にはワジェンキ公園のショパン像の下でピアノコンサートも行われます!ちなみにショパンはロシア、プロイセン、オーストリアによって国が分割され、ポ-ランドが地図上から消えた時代に祖国を離れ、39歳でその生涯を閉じるまで、祖国の地を再び踏むことはできなかったのです。フレデリック・ショパンにカンパイ!
- ワジェンキ公園のショパンの像
- ショパンの生家、観光中
- 9日目
- 9月5日/晴れ/24〜31℃
- 8日目の夕方15時50分ころ、全員様でワルシャワ国際空港へとバスを走らせ、チャーター便だからチェックインもいたってスムーズ。手荷物検査を抜けた後、出国審査場をご案内後フリータイム。個々に出国してJAL8825便の直行便で帰国いたしました。9月になりまして、機内販売や機内の映画も新しいのがありましたね!日本到着後、飛行機を降りたらムッとした湿気とムシムシした暑さ!やっぱりポーランドの気候は良かったな!と思える瞬間でしたし、天気にも恵まれたツアーだったと思いますし、3連泊と2連泊2回のゆとりの行程。ここだけのお話、もちろんトラピックスよりもお値段がいいわけですから、ホテルやレストランも厳選していまして、ロケーションやお味も良かったですよね!これからも色々な企画を作っていきますので、皆様の次のご参加を心よりお待ち申しております。ありがとうございました。
- ビルケナウ・・・次回は雪の冬に・・・
- クラクフの夜はライトアップされて良い雰囲気に・・・
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