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2018年5月19日出発 <ANA国際線往復直行便利用> 印象派の愛したノルマンディーからケルトの薫り漂うブルターニュ10日間

※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。

2018年5月19日出発ツアー添乗員レポート

※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
添乗員/中島 暢子(なかしま のぶこ)
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ほぼ毎日爽やかな天気に恵まれ、緑豊かなフランスノルマンディーとブルターニュ地方を回りました。   通常のツアーでは行くことのないレアな土地ばかりを訪ねるツアーということで、旅行回数150回以上というお客様もご参加いただきました。  フランスの田園風景やちいさな村は綺麗で、可愛らしく自然と調和し、特にこの5月の時期は何十種類ものお花が咲き乱れ、フランスの田舎の良さが実感できるツアーでしたね。  フランスの田舎の人たちのやさしさや親日だったことも感じられました。  そして、このツアーの目玉の一つであるシャトーホテルに2回も宿泊し、そのシャトーホテルでの夕食では星付きのレストランでお食事でした。 見た目にも美しいお料理と優雅なひと時も思い出になったことと思います。

 

1日目
5月19日/晴れ/17℃
本日から10日間、印象派の愛したノルマンディーからケルトの薫り漂うブルターニュのツアーがはじまります。   直行便、全日空215便にてらくらくパリまで移動です。  本日は予定より早くパリに到着できました。  5月のフランスは日没がおそく、夜22時ごろまで日が落ちません。  ホテルはパリ市内のセーヌ川沿い、エッフェル塔の近くに建つ、ノボテルパリサントルトュールホテルでした。 近くにショッピングモールや、スーパーもあり、セーヌ川沿いをお散歩したり、お夜食を買ったり、お買い物をしたリするのに便利でしたね。 夜、エッフェル塔のライトアップの夜景の景色を見た方もいらっしゃったようですね。  明日はゆっくり、9時出発です。 
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パリホテルの近くのエッフェル塔
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宿泊したホテル ノボテルパリサントルトュールエッフェル
2日目
5月20日/晴れ/13~23℃
パリからノルマンディー地方に入り、クロードモネが1926年まで43年間過ごしたジヴェルニーのモネの家と庭園を観光しました。  名作を多く残したモネですが、最も有名な作品睡蓮の連作が描かれた、日本風水の庭も、家の前に広がる9175㎡の面積を持つお花の庭園もびっしりと色とりどりのお花が咲き乱れ、この庭園自体がモネの作品ということでした。混みあっていましたが、最高に素晴らしい景色でした。  午後はルーアンへ。 この街は、クロードモネが光の移り変わりの連作を描いた大聖堂が建ち、そしてイギリスとの100年戦争でフランスを救った救世主、ジャンヌダルクが火あぶりにされた場所でもあります。  ジャンヌダルク博物館では、最新の映像と設備で詳しく、ジャンヌダルクの歴史と背景について学ぶことができました。
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モネの庭園
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ルーアン ノートルダム大聖堂
3日目
5月21日/晴れ/13~21℃
昨日からオンフルールにて2連泊です。 本日はノルマンディー地方エトルタの街へ。 エトルタの断崖の景色はギュスターヴクールベやクロードモネが描いています。 文豪や画家たちを引き付けたエトルタの街は、この時期観光客で賑やかで、古い木組みの建物が立ち並び、お土産屋さんも並んでいました。  ル・アーヴルの街は第二次世界大戦中、ノルマンディー上陸作戦を契機に砲撃と空爆によって街の8割が破壊されてしまいました。 コンクリートの詩人と謳われた、オーギェストペレが再建にあたりました。  彼は街の一角を調和のとれた斬新な設計で、なおかつ、なるべくお金をかけず、早急に建設を進められるよう工夫しました。世界遺産になったこの街の一角には110mの高さの塔を持つ、サンジョセフ教会が建てられ、街のシンボルにもなっています。中のステンドグラスも素敵でしたね。
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エトルタの断崖
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ル・アーヴルの街のサンジョセフ寺院
4日目
5月22日/晴れ/17~23℃
本日はノルマンディーの小さな街ディープシュルメール、プブロン・オン・オージュを散策です。木組みの家が立ち並ぶ街はメルヘンチックでまるでおとぎの世界に来たようでした。  ノルマンディーはリンゴの畑が多く、葡萄の代わりにリンゴで作るワイン、シードルやカルバドスのお酒の産地で、このツアーではシードル工場も見学します。 リンゴ畑の中にひっそりと佇む、工場は素敵な雰囲気で、イケメンガイドさんが案内してくれました。最後の試飲はここの工場で作る、シードルと、さらに蒸留して作る、カルバドスと、シードルとカルバドスを混ぜて作る珍しいお酒をいただきました。  建築家、田窪恭治氏が手掛けたりんごの礼拝堂観光後、特別にノルマンディー公国の王様、ウイリアム征服王ゆかりの、ファレーズ城も立ち寄りました。  そして、シャトーホテル、シャトードシュー宿泊。 夕食はホテル内の星付きレストランでお食事です。
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シードル工場にてイケメンガイドさんと
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予定になかったファレーズ城
5日目
5月23日/晴れ/16~26℃
モンサンミッシェルへは現在は橋が架けられ、シャトルバスで島まで行くことができますが、昔の巡礼者たちは、干潮の時にだけ、島まで歩いてきました。ここは干満の差が大きいためしばしば満ちてくる潮にのまれて、溺れ死んだりする人もいたんだそうです。  昼食はそんな昔の巡礼者のためにプーラールさんが焼いていた伝統的なオムレツを昔からの宿屋だった本店でいただきました。メインのオムレツといっしょに出てきたホタテのグラタンも美味しかったですね。  聖ミカエルにお祈りするため階段を上り、皆様上まで登ることができました。  本日はティレルゲランホテル宿泊です。外観からはわかりませんでしたが、中庭にはお花畑があり、鶏やヤギも飼われていました。ホテルの方のサービス精神もうれしかったですね。 夕食も豪華で食べきれないほどでした。
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昼食のオムレツ
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ホテルの庭園
6日目
5月24日/晴れ/16~24℃
いよいよブルターニュ地方観光です。 ブルターニュはフランスでも個性ある街です。  まずは小さな可愛らしい石造りの建物が並ぶ、ロクロナンへ。なんとなく、イギリスのコッツウォルズに似ている街でとした。どこも絵になる風景で写真も何枚もとってしまいました 昼食はロクロナンの街のレストランにて、シーフード(カニサラダとタラ)をいただきました。  午後はラ岬へ。「地の果て」といわれる、ブルターニュ地方最西端の岬です。岩場まで、小さな野生の花々をみながら歩き、岩場の上から、大西洋を眺めました。 とても天気がよく、地元の人から、こんなに眺めがいいのは珍しいといわれたほどでした。  そして本日はカンペールの街中に宿泊。カンペールの伝統の焼き物のカンペール焼の工場見学もしました。
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ロクロナンの街
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ラ岬
7日目
5月25日/晴れ/16~27℃
ポンタヴェンの街はポンタヴェン派と呼ばれた画家たちのグループが、この地で勉強し、一緒に絵を描いていた場所です。  私たちはタクシーで往復し、丘の上のトレマロ礼拝堂にのぼりました。緑の小麦畑と、ブナの木が並ぶ、愛の森と呼ばれる美しい森の中にひっそりとその教会はありました。教会の中のキリストの十字架は、ゴーギャンが「黄色いキリスト」という題名で描いていました。  そしてポンタヴェン美術館はポンタヴェン派の画家たちの作品が並んでいました。印象派の画風とは全く違う描き方で面白かったですね。  昼食は名物、ガレットをいただきました。蕎麦粉の卵とハムのガレットと、甘いデザートのクレープはとてもおいしいと好評でした。   本日もシャトーホテル、ドメーヌ・ド・ラ・ブルテッシュ宿泊です。なんとこのお城は今分譲マンションとして使われていて住人がいるんだとか!  この日誕生日の方をお祝いさせていただきました。
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昼食のガレット
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宿泊したホテル ドメーヌ・ド・ラ・ブルテッシュ
8日目
5月26日/曇り時々雨/13~21℃
あの有名な、ゲランドの塩田へ。ゲランドの塩の生産方法を間近で見学し、職人さんたちのご苦労がとてもよくわかりました。そして、昔ながらの精製方法で伝統を守り、受け継いでいくことの大切さも実感できたのではないでしょうか?  ロッシュオンテールでは、初めて雨に降られてしまいました。が古いお城跡は崩れていて、ディズニー映画に出てきそうな(雨が降っていたのでいっそう怖い雰囲気でした。)お城でお花の飾られた、石造りの街並みも素敵でした。  最後の観光地ナントは、なんと‼デモで通行止めでした。デモはフランスではよくあるそうです。なんとか観光には影響せずよかったです。  ナントのシンボル、ブルターニュ公国時代のお城や、サンピエール・サンポール大聖堂を見学。大聖堂内にはブルターニュ公国最後のお姫様アンヌ様のご両親、フランソワ2世と王妃マルグリットのお墓がみられ、彫刻が素晴らしかったですね。
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ロッシュフォールオンテールの街
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ナント ブルターニュ大公国城
9日目
5月27日/晴れ/20℃
いよいよ帰国日。 朝は10:30のゆっくり出発。今日は日曜日でしたが、近くのスーパーが営業していたので最後のお買い物もできました。  ずっと運転してくれたドライバーさんMr.フレッドさんとも今日でお別れです。  TGVでナントの街から直接パリにある、シャルルドゴール空港まで移動します。昨日の雨で、通常の線路が使えないので路線を変えて、レンヌの駅や、マッシーの駅を経由して空港まで走るとか・・・。日本ではありえないことですが、なんともラッキーでした。  列車内は快適で、車内の駅で買ったサンドイッチをご昼食に食べながら、最後の美しい小麦畑や、牧場、石造りの街並み等みながら、ゆっくりとお過ごしいただきました。
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TGV
10日目
5月28日/くもり/19~25℃
帰りもパリからの直行便全日空216便にて多少遅れましたが、羽田空港に戻ってまいりました。皆様10日間お疲れさまでした。  あまり今まではツアーになかった土地、特にブルターニュ地方は、独特で、歴史も5世紀半ば、イギリスのローマ帝国の衰退ともなってイギリスの先住民であったケルト系ブリトン人が、コーンウォール半島や、ウエールズから対岸の今のブルターニュ地方へ渡り、この地にブルターニュ公国を誕生させていった歴史があります。文化も独特でしたね。  そして、お天気に恵まれ最高の景色を見ていただくことができました。  初めてのツアーでいろいろとご迷惑をおかけしましたが、最後までご協力いただき感謝しております。  皆様にとって良い思い出に残る旅でありますことを祈っています。
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記念写真 モンサンミッシェルにて
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カンペールの街でのフリー食で行ったガレットのレストラン

旅はもっと、おもしろい。
阪急交通社クリスタルハート

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