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2018年6月20日出発<スカンジナビア航空利用>1ヶ国をじっくり巡る旅絶景の王国ノルウェー10日間

※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。

2018年6月20日出発ツアー添乗員レポート

※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
添乗員/丹野 匠久(たんの なるひさ)
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北欧ツアーと言えば、6月から9月くらいに集中しており、なおかつデンマーク、ノルウェー、スウェーデンそしてフィンランドの四ヶ国周遊が圧倒的に多いのが特徴です。その中でもノルウェーは一番見どころが多く、従来の北欧ツアーでも滞在期間が最も長い国となります。今回はそんなノルウェーだけに的を絞って、タイトルの通りノルウェーをじっくり回り、雄大な自然を延べ一週間にわたって満喫するのが当ツアーでのポイントであると言えます。 フィヨルドに氷河、森林地帯に湖と変化に富む大自然も然ることながら、最後の締めとも言うべき プレーケストーレントレッキングでわくわくどきどき体験と、ツアーが終わればまさにノルウェーの虜になることでしょう。フィヨルドは多雨地帯です。皆様、雨具とてるてる坊主は必需品です。

 

1日目
6月20日/くもり(コペンハーゲン、オスロ、トロンへイム) 雨 (成田) /10 - 24℃
成田空港に9名様が集合し、ノルウェー10日間の旅がスタートしました。出発便は成田を11時15分に出発する、スカンジナビア航空984便です。あいにく雨模様のツアー出発となり、20分ほど遅れの出だしとなりましたが、果たして今回訪れる場所の天気はいかに。そんな思いを抱きながらの離陸でした。しかしながら梅雨前線の影響なのか、出発してから2時間程機内は思いの他よく揺れました。定刻より少し遅れてコペンハーゲンに到着。ちなみに今日の最終目的地はノルウェー中部のトロンへイムですが、オスロを経由して行かなければならず、まだまだ目的地は遠いです。 トロンヘイムに到着したのは午後8時30分でしたが、まだまだ午後4時か5時の感じがして今の時期北欧は一年のうちで最も昼の時間が長い時期なのです。さて今夜はニーダー川の河口に開けた古都、トロンヘイムに宿泊です。成田から約15時間の長旅で目がトロン(?)としているかもしれませんね。今日は長い一日でした。お疲れ様でした。
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さあ、これから成田空港出発です。コペンハーゲン行のスカンジナビア航空984便です。
2日目
6月21日/くもり 雨/7 - 11℃
さて、今日から本格的な観光がスタートします。 トロンハイムは私達にはあまり馴染みのない場所ですが、ノルウェーの人にとっては、中世の時代に都が置かれた「古都」であり、現在もノルウェー中部の重要な港湾都市です。午前9時にホテルを出発してからはまずはじめに車窓観光を行い、港や町の中心部を観て、それからは町を見下ろすクリスチャン要塞で町の眺めを満喫、そしてトロンヘイムのシンボルであるニーダロス大聖堂を観光しました。世界最北の巡礼地であったこの大聖堂はゴシック様式の建物で威厳が感じられました。昼食を取り、その後はオーレスンへ向かっての長距離ドライブとなりましたが、途中ナショナルツーリストルートであり絶景であるアトランティックオーシャンロードのストルセイスネ橋を観光、地形上の関係なのか、橋が途中で途切れているように見えるのです。なるほど絶景とはこのこと。そんな気分で引き続きオーレスンまでのドライブを続け、途中フェリーボートに乗り、オーレスンのホテルについたのは19時30分頃でした。夕食はホテルのレストランにて取りました。
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威風堂々。トロンヘイムのランドマーク、ニーダロス大聖堂です。
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アトランティックオーシャンロードのストルセイスネ橋です。見え方によっては車が飛び込んで行くように見えますね。
3日目
6月22日/くもり 雨 /5 - 11℃
明るいと思って目が覚めたらまだ午前3時20分。もう少し寝ようかなと思ったら、寝れなくなってしまいました。ちなみに今日は夏至の日、白夜とはこの事。珍しい体験ですが何だかとても眠たかったです。今日はノルマン人が築いた港町オーレスンの徒歩観光から一日がスタートしました。人口4万人あまりの小さな町とは言え、漁業で栄えたこの町は大火の後、アールヌーヴォー様式の街づくりを行い、その建築物が今日も現役であり、なおかつ観光資源にもなっているのは特筆すべきという感じです。その後は昨日に続いてナショナルツーリストルートのひとつであるトロール(妖精)のはしごことトロールスティーゲン観光、まずは狭い坂道を登り、トロールスティーゲン展望台に到着し、昼食を取ってから展望台にて雄大なU字谷を眺めました。続いては滝見台とも言うべきグードブランツユーヴェ展望台、このあたりから天気が回復してきました。フェリーに乗り、ゲイランゲルの手前でイーグルロード展望台、ゲイランゲルの町を見下ろすフリーダルスユーヴェット展望台と進み、展望台三昧の一日が終わりました。ホテルは老舗名門ホテル「ユニオン」。ここでも展望三昧でした。
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さて問題です。この写真は何時何分に撮ったでしょうか。この時期のノルウェーは白夜で暗くなりません。オーレスンにて。(答え:午前3時22分)
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天気が回復してきました。ゲイランゲルフィヨルドの眺めです。
4日目
6月23日/晴れ くもり 雨 /10 - 18℃
4日目はゲイランゲルフィヨルドクルーズからスタートの一日となりました。すっかりおなじみとなったフェリーボートでバスごと乗り込み、クルーズ出発。途中何箇所か滝を観ながら約1時間の船旅を終えて、そのまま氷河観光の入口のブリクスダールへと向かいました。ブリクスダールに到着後、トロールカーという4WDに乗り換えること15分、更に歩くこと約15分で氷河の見える場所へやってきました。温暖化が進む今日では氷河は山の上にある氷原(?)近くまで後退しましたが、何と表現(??)したらいいのでしょうか。これも立派な自然の芸術作品であると言えますね。来た道を戻り再びトロールカーに乗って、その後は昼食となりました。昼食後はブリクスダールを離れて、ソグネフィヨルド近くのスタルハイムまでの長距離ドライブとなり、途中ブリクスダール氷河の見れる湖畔や、ソグネフィヨルドの支流を観ることができる展望台に立ち寄り、自然の眺めを満喫しました。今夜からは渓谷が美しいスタールハイムにうれしい2連泊ですね。
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ブリクスダール氷河です。驚くかもしれませんが、100年前は私が写真を撮った麓のところまで氷河があったのでした。温暖化恐るべしという感じです。
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森の妖精トロールです。トロールになりたいという要請があれば、養成所に行きましょう。(寒)
5日目
6月24日/くもり 雨 /7 - 13℃
5日目はメインのソグネフィヨルドめぐりの一日で、プラスベルゲン鉄道とフロム鉄道の乗車と乗り物三昧の一日でした。朝は10時のゆっくり出発でまずはベルゲン鉄道の乗車駅であるヴォス駅を目指します。ヴォス駅を午前11時20分に発車したベルゲン鉄道の列車の車内は閑散としていましたが、ミュルダールまでは約45分くらいでゆったりと車内ですごしました。ミュルダールには午後12時6分到着し、約7分の接続で今度はフロム山岳鉄道に乗車しました。距離20キロに対して、標高差は約800メートルの急勾配を今回はフロムに向かって進みます。途中にショセの滝で5分停車しましたが、滝のところで毎回列車到着にあわせて踊る妖精扮する女性の方が印象的でした。 フロムに到着後は昼食を取り、ちょっと慌ただしくもソグネフィヨルドクルーズに乗船となりました。船はフロムを午後2時30分に出港、天気は典型的フィヨルド地域の天気、曇り空の中でのクルーズでした。漢字で書くと「人」の形をしているソグネフィヨルドを約2時間かけてクルーズを楽しみ、下船はグドゥバンゲンでした。ホテルに到着して無事「ソグネフィヨルド一筆書き」は終了しました。
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ソグネフィヨルドクルーズです。天気は典型的なフィヨルドのどんよりとして、肌寒い感じです。一年のほとんどがこのような陽気なんですね。
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スタルハイムホテル夕食の一コマ。内容は食べ放題のバイキングでした。ちなみにバイキングスタイルの呼び名のルーツは日本なんですね。食べ過ぎ注意です。
6日目
6月25日/晴れ くもり /12 - 24℃
6日目はホテル出発前に希望される方と一緒にホテル周辺の牧場をハイキングしました。天気こそくもりでしたが爽やかな陽気の中牧場だけではなく、集落の家並みと周辺の山々の景色を満喫しました。明後日行うトレッキングの予行練習ではありませんが。 11時にホテルを出発して、まずはハルダンゲルフィヨルドにあるブラカネスホテルで昼食を取りました。フィヨルドの岸辺にあるホテルで優雅にランチタイムの後は、フィヨルド沿いをドライブしましたが、沿岸には果樹園が多く、このフィヨルドの別名を「果樹園フィヨルド」と言うそうです。今日のトップバッターのスタインダールの滝は滝でも裏側から観光できる滝です。ちょうど天気が回復してきたので、良いコンディションで散策できました。次はベルゲン観光で、木造教会のファントフトスターヴ教会を観光しました。残念なことに火事に遇い今の建物は二代目です。そして今日の最後の観光はベルゲンの展望台フロイエン山、ケーブルカーで登り、標高303メートルからの眺めはなかなかでしたが、寒かったですね。 その後はホテルにチェックインしてベルゲンの町を散策してあわせて夕食も取りました。
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スタインダールの滝。滝の裏側に回って観光できるのが特徴で、遊歩道が広く取られているのか、ほとんど濡れません。
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ベルゲンの展望台、フロイエン山からノルウェー一の港町の眺めです。
7日目
6月26日/晴れ くもり /12 - 18℃
日目は典型的なフィヨルド地域の陽気の中、ベルゲン観光からスタートしました。ノルウェー第二の都市で古都でもあるこの都市はおしゃれな港町という感じで、まずは名物の魚市場からの観光です。今は観光客向けのレストランですが、新鮮な魚がところ狭しと並べられ、まさに「花より団子」のような気分になります。続いては、世界遺産でもあり、ハンザ同盟の面影を残す建物が印象的なブリッゲン地区を見学し、そこで自由時間も取りました。その後は昼食を取って一路スタバンゲルを目指します。天気が回復して、穏やかなフィヨルド地域をフェリーボートに海底トンネルの組み合わせで移動してスタバンゲルには夕方5時頃到着しました。あまり馴染みのないスタバンゲルですが、とてもおしゃれな町というのが、私のスタバンゲルの第一印象でした。さて、明日の天気はどうでしょうか。絶好のハイキング日和になることを祈って。
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世界遺産のブリッゲン地区。よーく見ると建物が傾いていますね。
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このコースでは何回かフィヨルドを横断しますが、そこで活躍するのがフェリーボートです。トイレやカフェ売店は完備してます。地元の人々にとってなくてはならない交通機関です。
8日目
6月27日/晴れ くもり /13 - 20℃
ツアー8日目のこの日はツアーのハイライトである、プレーケストーレンへのトレッキングの日です。さて気になる天気はと言えば、くもりのち晴れの予報で気温は最高20度。この予報は見事に当たり絶好のトレッキング日和となりました。 ホテルを午前8時前に出発して、まずはフェリーボートに乗り、それからバスで約20分くらいでプレーケストーレン登山口に到着しました。 準備を終えてトレッキングのスタートは午前9時40分。いよいよトレッキングの開始です。ガイドのデビットさんの先導で、岩場のトレイルを途中休憩を交えながらどしどし進んで行きます。天気はくもりで登るにはちょうど良い陽気です。 そしていよいよ、プレーケストーレンの頂上に到着。まさに標高603メートルの頂上から広大なリーセフィヨルドの絶景を満喫しました。更に崖下を恐る恐る眺めればまさに絶景なり。の一言に尽きる頂上の滞在でした。 同じルートで山を下り、午後3時30分に無事トレッキングは終了しました。天候に恵まれ最高のトレッキングができたのは何よりでした。
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ついに来ました。絶景プレケストーレンです。2時間以上かけて登ったかいがありましたね。
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途中ゴツゴツした岩場の道を登って(帰りは下って)行きます。トレッキングシューズは必要です。
9日目
6月28日/晴れ くもり/12 - 17℃
昨日のトレッキングの余韻も冷めないうちに、いよいよ今日は約一週間過ごしたノルウェーともお別れの日となりました。ホテルを午前9時40分に出発して、空港に向かう前に海辺近くにある3本の剣のポイントで写真ストップを取りました。3本の剣が小高い丘に刺さっていましたが、それはもう剣を使うことのない、つまり平和を意味しているそうです。それからはスタバンゲル空港に向かい、チェックインを済ませると約一週間にわたって過ごしたノルウェーともいよいよお別れです。スタバンゲル空港はの正式な名前はソラ(Sola) 空港とのことで、Sola から空に向かって出発という感じでしょうか(?) コペンハーゲンでの接続時間は1時間しかなく、慌ただしい乗り継ぎとなりました。しかしながらこの後ハプニングが起こります。何と成田行の機材に出発してすぐにトラブル発生。機材を交換しなければならず、最終的に2時間45分遅れの18時30分やっとスカンジナビア航空983便はコペンハーゲンを出発しました。成田までは約10時間30分のフライトです。
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スタバンゲルからコペンハーゲンまでのスカンジナビア航空1869便です。小型機でした。
10日目
6月29日/晴れ くもり/22 - 28℃
白夜の中を飛行機は西から東に飛び続け、結局成田空港には約2時間30分遅れの正午に到着しました。到着早々、梅雨時期特有のあのじめじめとした熱気の洗礼を受けました。そうです。私がこの時期に成田や羽田空港に到着すると必ず受けるものがこれなのです。しかしながら、到着早々聞いたニュースは何と「関東と沖縄地方の梅雨明け」でした。以外でしたというよりも、今年の梅雨は一週間しかないのでは。。。私達このツアー期間中軒並み気温は10度から26度の間だったので少し体に応えたのではないかと私は思いましたが、いかがでしたでしょうか。いや、むしろこの陽気だからこそ日本に帰って来たという実感が湧くと同時に、はっきりとした四季があり、海洋性気候で一年中どんよりしたノルウェーとの気候の違いを感じた瞬間ではないでしょうか。 皆様、またのご参加をお待ちしています。今回はどうもありがとうございました。
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ひえー! と言っても比叡山ではありません。ハイライトであるプレケストーレンの崖を上から写しました。

旅はもっと、おもしろい。
阪急交通社クリスタルハート

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