2018年7月10日出発<ルフトハンザドイツ航空利用>南仏コート・ダ・ジュールとプロヴァンス・リヨン10日間
※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
2018年7月10日出発ツアー添乗員レポート
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- 添乗員/石原 啓江(いしはら ひろえ)
- こんにちは!皆さま、お元気でしょうか? 先日は阪急交通社クリスタルハートご利用いただきまして、まことにありがとうございました。羽田空港でお会いしたお客様は皆さん優しい方々と言う印象で、これから10日間楽しくなりそうな気分で出発致しました。その予感は的中し、10日間は毎日楽しくあっという間でした。 連日恵まれたお天気で、特に南仏の青い空と青い海、皆様と一緒にボートで美しい景色を堪能したカシの海岸は忘れられない思い出です。また、ムスティエ・サントマリーでの格付けレストラン「ラ・バスティード・ド・ムスティエ」でのランチ、お食事も、景色も素晴らしかったですね。ツアー中はいろいろなことを教えていただき私もとても勉強になりました。 またいつかご一緒させていただきたいと心から思いました。この旅日記でツアーのことを思い出していただければ私も嬉しいです。
- 1日目
- 7月10日/晴れ/25℃
- いよいよ今日はツアー出発の日です。今回総勢8名様。 皆様とご縁がありまして、今回同行させていただきます、添乗員の石原啓江です。どうぞよろしくお願いします。 東北、関西、九州地方からのお客様にお集まりいただきました。関東出身は私だけ。とても珍しいツアーでした。 搭乗のお手続きも無事終わり、ルフトハンザ航空でドイツフランクフルトへ。空港はサッカーW杯で盛り上がっていました。今年はフランスが優勝するのでは?の予想が的中して、後日アヴィニョンで優勝騒ぎに遭遇するとは、まだこの頃は深く考えていませんでした。 南フランスの玄関口はニース・コート・ダジュール空港。フランスで3番目に利用客の多い空港でしたが、到着の頃は人も少なくそして辺りはもう真っ暗。海岸線をドライブしながらホテルへ行きましたが、紺碧の海は明日のお楽しみになりました。長い空の旅、大変お疲れ様でした。
- 羽田空港搭乗口にて
- 2日目
- 7月11日/晴れ/]30℃
- コートダジュールとは紺碧海岸のこと。イタリア国境まで続く地中海沿いに広がる一帯で、 ピカソやマティスがとりこになった、あふれる光と色彩に包まれた地域です。 その中心都市ニースから私たちのツアーが始まります。 紺碧海岸を見ながら散策できるプロムナード・デ・ザングレは19世紀よりイギリス貴族をとりこにした高級リゾートの雰囲気。またそのイメージとはうらはらに、旧市街のサレヤ広場では庶民的な雰囲気が漂い、地元住民で活気を見せていました。 そして、才能ある芸術家たちも集まり、今ではたくさんの美術館も楽しむことができます。今回はシャガール美術館、そしてリクエストによりマティス美術館も見学しました。 午後はフリータイム。ヴァンスにあるマティス礼拝堂を訪れた方、またヨーロッパを代表するカジノで有名な高級リゾート、モナコへ行かれた方、それぞれの時間を楽しんでいただきました。
- プロムナード・デ・ザングレ
- シャガール美術館
- 3日目
- 7月12日/晴れ/32℃
- 海の見えるレストランで朝食を済ませた後、カーニュ・シュル・メールへ出発です。 画家ルノワール、彼は晩年リウマチに犯されて絵筆も満足に握れないようになり、医師に勧められコートダジュールにやってきました。彼の人生最後の住まいとなった家には、彼と家族が愛用していた家具や遺品が展示されていました。 サン・ポール・ド・ヴァンスでランチとシャガールのお墓参りを済ませた後、ヴァロリスへ。 古代より陶芸が盛んであったコートダジュールの平凡な田舎町ヴァロリス。1946年にこの街にピカソが訪れ、滞在します。街の広場にはピカソにより街に寄贈された羊を抱く男の銅像やピカソも参加していたお祭りの写真など展示されていました。彼の代表作の1つ「戦争と平和」。ヴァロリス城の礼拝堂に描かれたこの作品は、戦争の悲惨さを描き、平和を希求する強いメッセージを持っています。ピカソはこの礼拝堂を、平和のテンプルにしたいと望んでいました。
- ルノワールの庭から
- シャガールのお墓
- 4日目
- 7月13日/晴れ/30℃
- 今日はプロヴァンスの秘境と言われる、ヴェルドン渓谷へ。なかなかツアーでは訪れない地域です。フランスのグランドキャニオンと呼ばれるこの渓谷は、アルプス山脈の隆起によってできた断崖絶壁が25キロメートル以上続きます。ヨーロッパでもっとも壮大と言われる景色を楽しみながらドライブしていると、サントクロワ湖に到着。乳白色のこの湖の色に皆さんびっくり!キレイでしたね。 ムスティエ焼きで有名なムスティエ・サントマリーでフリータイムを楽しんだ後は、天才シェフ、アランデュカスがプロデュースする星付きレストラン、「ラ・バスティード・ド・ムスティエ」でランチをいただきました。自家農園で採れたばかりの野菜やハーブを使ったお料理はどれも美味しく、美しい景色とともに大変優雅なランチとなりました。 お食事の後、エクスアンプロヴァンスに行く途中、畑一面ラベンダー畑。こちらも見事でした。
- サントクロワ湖
- ラ・バスティード・ド・ムスティエにて
- 5日目
- 7月14日/晴れ/32℃
- エクス・アン・プロヴァンスには、プラタナス並木の美しいミラボー通りや、サン・ソヴェール大聖堂など見どころの多い街ですが、画家セザンヌが自ら設計し晩年過ごしたアトリエが街の北、レ・ローヴの丘にあります。死の直前までここからサント・ヴィクトワール山のスケッチに出かけていたセザンヌ。アトリエには彼の遺品も展示されていました。 お昼はマルセイユで名物料理のブイヤベース。地元のワインと合わせていただきました。 先史時代の氷河期とその後の地殻変動によってできたマルセイユとカシの間に続く20キロメートルの入江は、現在夏のクルーズで最も人気があります。カラフルなボートが並ぶ港を出発した船は、左手にヨーロッパで最も高い断崖絶壁のカナイユ岬を見ながらカランクと呼ばれる入江に向かって進みます。海の色が深いブルー、またエメラルドグリーン、なんとも言えない美しい色で、思わず飛び込みたくなりましたね。
- エクスアンプロヴァンスの朝市
- カシのカランクボートより
- 6日目
- 7月15日/晴れ/36℃
- リュベロン地方のかわいい村巡り、これも今回のツアーのイチオシポイントです。グループ旅行ではなかなか訪れません。 のどかな田園風景、ゆっくり流れる時間、美味しいお料理にワイン、The プロヴァンスですね。 ルールマランはオリーブ畑に囲まれた村。市場でフリータイムをとりました。オシャレなバッグやスカーフなど皆さん購入! ルシヨンでランチをいただいた後、セナンクへ。禁欲的な生活で知られるシトー会の修道院を見学しました。余計な装飾物は祈りの妨げになるとの考えから、普段教会にあるようなステンドグラス、聖人の彫刻、祭壇画は全くありませんでした。簡素な修道院の建物でしたが、周囲に広がるラベンダー畑が美しさを演出。 そして今日、サッカーW杯決勝、フランスはクロアチアを破り20年ぶりの優勝となりました。私たちの宿泊先アヴィニヨンも夜通しでお祭り騒ぎが続き、優勝祝う車のクラクションは遅くまで鳴り響いいてました。
- ルールマラン城
- セナンク修道院
- 7日目
- 7月16日/曇り時々雨/25℃
- サン・レミ・ド・プロヴァンスは、プラタナス並木が心地よい大通りに囲まれた小さな街。ゴッホが1年間入院していた修道院を訪れる前に、少し旧市街を散策しましょう。 プロヴァンスらしい雑貨の店や、おしゃれなレストランの並ぶ狭い通りには、ルネッサンス様式の建物も並び、趣のある美しい街でした。そして、日本では予言書で有名なノストラダムスの生家も残っています。フランスで彼は、予言者ではなくマーマレードを始めて作ったおじさんとして有名です。 サンポール・ド・モーゾール修道院はゴッホの時代精神病院でありました。ゴッホは1年間の入院期間中外出することを認められていたので、修道院周辺の景色、糸杉やオリーブ畑、アルピーユ山脈の白く輝く山など150点に及ぶ作品を残しました。そして彼が描いた最も有名な作品の舞台である、アルルへ。「夜のカフェテラス」や「アルルの跳ね橋」、2年の滞在で300点にも及ぶ作品を残しました。
- サン・ポール・ド・モーゾール修道院
- アルルの跳ね橋
- 8日目
- 7月17日/晴れ/30℃
- アヴィニョンは4.3キロメートルの城壁に囲まれた街です。ローヌ川に架かるサン・ベネゼ橋の向こうに、要塞のような法王庁宮殿が見えました。14世紀、カトリック教会のローマ法王庁がアヴィニョンに移されました。以後約70年間、7人のフランス人法王が立つことになります。その法王達に愛されたワインが、シャトーヌフ・ドゥ・ポープです。ローヌ地方の高級ワイン産地。今回はワイナリーでテイスティングを楽しみました。この地域では、グルナッシュと言うブドウで赤ワイン生産しています。ローヌ川が運んできた石の転がる土壌ですくすくと育っていました。ブドウ畑が広がる景色を見ながら、その土地のワインをいただく、なんて贅沢なのでしょう!もちろん、美味しくいただきました。食後はローヌ地方のブドウ畑を見ながらドライブ。旅の終点はリヨン。フルヴィエールの丘からの眺めも最高でした。
- 法王庁宮殿
- シャトーヌフ・ドゥ・ポープ
- 9日目
- 7月18日/晴れ/30℃
- 今回お泊まりのソフィテル リヨン ベルクールホテルは最上階が朝食レストランです。 ソーヌ川のゆったりとした流れを眺めながら、朝食をいただきました。 そして出発まで時間があるのでリヨンでお買い物タイム。ブドウの木から作るナチュラルコスメのハンドクリームや、サッカーグッズ、など最後のお買い物を楽しんで、空港へ出発。リヨン・サン=テグジュペリ国際空港は「星の王子さま」などの著者で知られるリヨン出身のパイロット・作家、アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリにちなんで名付けられました。フランスで4番目に利用客の多い空港です。ルフトハンザドイツ航空でフランクフルトへ。少し遅れましたが無事にフランクフルトで乗り継ぎ、羽田へ。
- リヨン市内
- クルベール広場
- 10日目
- 7月19日/晴れ/34℃
- 10日間大変お疲れ様でした。 飛行機は定刻通り羽田空港に到着。皆様のお荷物も無事に届き、とうとうお別れの時がやってきました。南フランスの美しい村々、壮大な自然、青い海と青い空、芸術家たちの足跡、おいしいプロヴァンス料理やワインなどなど、楽しんでいただけましたでしょうか? ツアー中、たくさんのご協力まことににありがとうございました。私も楽しく10日間過ごさせていただきました。特にお食事での楽しい会話、こんなに話しの弾むグループも珍しいなと思っていました。いろいろなことを教えてくださり本当に感謝しております。 またどこかの国でお会いできる日を楽しみにしております。いつまでもどうぞお元気で、そしてこれからも安全で楽しい旅を続けて下さい。ありがとうございました。
- ラベンダー街道
- カシのボートより、仮装してる美女たち
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