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2018年1月21日出発 【燃油・空港諸税込】5ツ星ナイル川クルーズとVIPバスでめぐる優雅なエジプト10日間

※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。

2018年1月21日出発ツアー添乗員レポート

※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
添乗員/森田 洋平(もりた ようへい)
1日目
1月21日
成田空港第一ターミナルに18時50分にご集合頂き始まりましたエジプトの旅。並びの受付デスクは各社エジプトツアーの看板を掲げ、ずっと夢見てたエジプトにようやく安心して旅行ができるようになった喜びと期待を持った人達で溢れ返っています。昨年10月29日にカイロへの直行便(毎週日曜日)も就航したエジプト航空、私たちはそのビジネスクラスでカイロへ向かいます。クリスタルハート、ナイル川クルーズを楽しむエジプト8日間にご参加いただいた10名様を乗せたMS965便は定刻の21時20分に成田空港を飛び立ち14時間10分の空の旅へ。 そうそう、出発を前に全日空のビジネスラウンジでゆっくりしつつも機内ではアルコールのサービスがないためお好きな方は売店でビールを仕入れられていました。
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出発
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ルクソール到着前、機内から朝日。
2日目
1月22日
カイロには午前4時半到着のところ20分遅れて到着、乗り継ぎ時間が2時間のため入国をし手荷物検査をしたらすぐにルクソールへ向けたMS351便は搭乗時間に。6時半定刻通りルクソールへの1時間10分を経て、 到着しましたルクソール!7時40分ルクソール到着、先ほど機内で眺めた朝日は早くも最高気温25度へ向け上昇中。45シーターのバスを10名様に乗って頂くためゆったりと冬物コートをお座席に置いていただけます。今回担当してくれるガイドはワイル、ワイロ、ワッちゃんさん。いきなりですがルクソール東岸観光に出発。エジプト5000年の歴史の始まりはピラミッドのあるカイロですが、今日は紀元前1565年に始まりルクソールに都を置いた第18王朝時代の遺跡を観光。生の生まれるナイルの東岸に太陽神アメンを奉り、今から3500年前の王達、トトメス2世も3世も、ハトシェプスト女王もラムセス2世もアメン神のため神殿を建て増ししていったカルナック神殿です。 朝日に向かって至聖所までの300m、羊の頭のライオン像に迎えられ、高く詰まれた外壁に描かれる神々のレリーフを見上げ、高さ23m神聖なるパピルスの柱134本が連なる大列柱室。各王が奉納したオベリスクなどに囲まれていきなりエジプトを体感実感するラムセス2世の時代のカルナックの副殿として建てられたルクソール神殿は3キロのィンクスの参道で結ばれています。ラムセス2世の座像に迎えられ、ここもやはりアメン神を奉る至聖所までの250m、非常に保存状態のよい3500年前のパピルスの蕾の列柱に、2000年前に教会へと改修された至聖所も、8世紀からイスラム教の時代のモスク等が混在する遺跡にまたびっくり。正午の日差しはすっかり25度、宿で休みましょう。今回のお宿はナイルに浮かぶクルーズ船プレミアム号。昼食を取り、昼寝をし、夕食を取り、明日を待つ。船はまだ動きません。 明日も引き続きルクソールの観光です。
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カルナック神殿
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ルクソール神殿
3日目
1月23日
エジプトはずっと晴れ、雲もなく22度とは言え遺跡巡りの為、ずっと外では直射日光を浴び体感気温はずっと暑く感じます。朝方の涼しさは今だけの贅沢でしょうか。 今日は引き続きルクソール観光です。船の停泊する東岸からナイルに架かる珍しい橋を越え、ピラミッドから1500年紀元前1565年以降ルクソールを都にした新王国時代の王達が眠る(王家の谷)ナイル西岸へ。ピラミッドは造らずに、ピラミッドの様な山の裾野に掘り込まれた岩窟式埋葬殿は現在まで64ヶ所で発見、発掘されています。埋葬品はカイロの考古学博物館にありますが、王の眠る玄室に行くまでの長い通路には岩山を彫り込んだ圧巻のレリーフが3500年前のまま残されています。その中から、ラムセス4世の墓、ラムセス9世の墓、そして1922年発見のツタンカーメンの墓と、もう一つラムセス7世の墓を見学しました。次は墓でなく、紀元前1479年女性として始めて王となったハトシェプスト女王が建てた葬祭殿。葬儀をするだけでなく王の復活を願う人が集い供物を捧げた場所です。岩山を背にした高台に日のいずるナイルの先東を向いて建つ葬祭殿は、この時代1番の状態で残っています。 もう一つの葬祭殿はアメンホテプ王のものですが、残るのはその入口にあったメムノンの巨像。王だけでなく王妃の谷からは1904年発見、かのラムセス2世の妻ネフェルタリ王妃の墓を見学しました。暑さが厳しくなる正午過ぎ、船に戻って昼食をとっていると、いよいよ船は200キロ先アスワンを目指し動き出します。夕食後にはカクテルパーティー、縦列でアスワンを目指す船が一隻ずつ入っていくエスナの水門を通過したのは、暗くなった午後9時過ぎでした。
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王家の谷
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ハトシェプスト埋葬殿
4日目
1月24日
今日も晴。日の出は6時35分日没17時45分。ルクソールを出て106キロ、夜のうちに着いていたエドフの観光。早朝7時船を下りると馬車に乗り町を抜け、ホルス神殿を目指します。古代エジプトの歴史の最後はアレクサンドロス王の支配に始まり、クレオパトラの死で終わるプトレマイオス王朝時代(紀元前304年~30年)。その時代に建てられた神殿は、砂漠の世界に混乱を招くセト神に勝った天空の主ホルス(ハヤブサ)神を奉ったもの。ハヤブサの格好をしたホルス神の石像に迎えられ列柱室を抜けると、聖なる舟と共に神がいた至聖所に。ここは内部より外壁に見事なホルス神話のレリーフが残されています。イモ洗い状態の馬車乗り場から船に戻り昼食、船は移動し59キロ、午後3時にもう一つ同じ時代に建てられたコムオンボのコムオンボ神殿に到着。 ここもまたホルス神を奉りますが、もう一人農耕の守護神(ワニの頭の)セベクも奉られています。壁には生き返りを意味するアンクを持つ神や、農耕の神だけに砂岩に施されたヒエログリフ文字のカレンダー、今と変わらぬ医療の現場等が解る緻密なレリーフが非常に良い保存状態のまま残されていました。 ナイル川の夕焼けは船のデッキでティータイムを楽しみながら、そして夜は民族衣装ガラベーヤに身を包まなくても楽しめるパーティーで汗をかきました。
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ホルス神殿
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コムオンボ神殿
5日目
1月25日
深夜未明に船は最終の地アスワンに到着していました。 船をチェックアウトせず、今日はアブシンベル神殿を往復するバスの旅へ。と、その前にアスワン南に12キロ、1971年に完成するアスワンハイダムの写真を撮りに。幅3600m高さ111mの巨大な壁が全長500キロもの巨大な人造湖ナセル湖を生みました。 そこから280キロ先にこの湖によって水没する運命にあったアブシンベル神殿があります。バスの旅だけに途中でサハラ砂漠の砂を拾ったり、冬休みに家畜の世話をする子供達を車窓に眺めたり、道は良く順調に進みます。アブシンベルに着き地元の食堂で魚または牛でお選びいただいたタジン料理で腹ごしらえ。 今から3300年前、北ではヒッタイトと闘い南ではヌビアを制しこの地に神殿を築くラムセス2世。大神殿の入口の4体のラムセス2世の座像はナイルを眺めていましたが、ダムの建設に伴い60mの高台に移築、今ではナセル湖を眺めています。至聖所へ至る列柱室には壁一面に王の闘いの歴史が刻まれ、至聖所では3体の神々と共に神格化された王が座っていました。春分の日には至聖所に朝日が射すといいます。隣の小神殿は愛する妻ネフェルタリに捧げたものです。再び280キロを走り船では4泊目となる最後の夜にお誕生日のお祝いなどもさせて頂きました。
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ナセル湖
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アブシンベル神殿
6日目
1月26日
プレミアム号にて最後の朝食。毎朝私達だけの為に和食を用意してくれたマタムードシェフや船員とお別れ。 クルーズ船は降りましたが、今度はモーターボートに乗って1902年のアスワンダムによって堰止められたナイルの湖を行くと、石灰岩のアギルキア島に冥界の王オシリスの妻であり天空の主ホルスを生んだ母なる女神イシスに捧げられたイシス神殿が見えてきました。 エジプト王朝の終わり、間もなくギリシャローマ時代に入ろうかというグレコローマン時代(2000年前)の神殿のレリーフは、その後キリスト教の時代に刻まれた十字架と共に深くはっきり残っています。 カイロのピラミッドもルクソールの神殿も多くの石がここアスワンで採石され、ナイルを利用し運ばれていきました。そんな中、切りかけのオベリスクなるものも採石所で見学します。 最後に帆舟ファルーカに乗ってナイルに浮かび風に吹かれる、板に乗って歌を歌いにやってくる子供達や船頭の太鼓に合わせて踊ったりの45分でした。モーベンピックホテルでのランチバイキング、そしてアスワン空港へ。1時間25分後に着いたカイロで車内から見る大都会の人と車の波に驚きながらリッツカールトンにてサーモンをメインとした洒落たエジプト版フレンチを頂きました。
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ファルーカでナイル遊覧
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イシス神殿
7日目
1月27日
ホテルの窓からナイル川、その向こうに広がるカイロの町並みは珍しく曇り空。ルクソールからアスワンまでのエジプト文明を巡る旅の集大成に総復習はエジプト考古学博物館にて。数日前、王家の谷で見たのはツタンカーメンのミイラだけでしたが、その黄金のマスクに副葬品、いくつもの棺が目の前に。ミイラ室では王家の谷になかったラムセス2世始め歴代王(ファラオ)がそこに。 さてギザ地区に移動しピラミッドホテルでイカ・海老・魚のグリルのご昼食。 そしてやってまいりましたピラミッド!今から4600年前、古王朝時代(紀元前2650~2180年)の初期にクフ王が建てたピラミッドが目の前に。これをずっと見たかった! クフ王が寝ていた玄室へも腰を屈め汗をかき入って頂きます。ここにはカフラー王、そしてメンカウラー王と3つのピラミッドが並びパノラマビューポイントから眺める姿は圧巻。 クフ王の墓の番犬スフィンクスをこんなに真近にゆっくり眺められるのは、今回特別に足元にご案内できたから。私も初めての経験にお尻からアゴまでしっかりと写真に。 これにてエジプト観光は終了、最後にエジプト生まれのモロヘイヤスープを頂いて空港へ。 ビールのないラウンジでエジプト航空を待ち、23時40分964便は成田へ向かい飛び立ちました。
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エジプト考古学博物館
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クフ王ピラミッド
8日目
1月28日
11時間50分のフライトを経て18時半無事に成田空港に到着しました。 エジプトの旅の思い出とともに現地で購入したカルトゥーシュ、エジプト綿花のシャツにパピルス、採集したサハラの砂なども良い思い出になっている事と思います。 エジプト文明をナイルに沿って過ごした船旅、かの遺跡に行く先々で迎えてくれる人々全てに、ご出発前の治安などへの不安はいつの間にかなくなっていたことと思います。全て順調に見られたのは皆様のお陰です、ご参加ありがとうございました。お疲れ様でした。
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日本へのフライト画面
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ガイドワッちゃん

旅はもっと、おもしろい。
阪急交通社クリスタルハート

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