2018年8月29日出発<スカンジナビア航空利用>スピッツベルゲン島北極圏クルーズ&トロムソ10日間
※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
2018年8月29日出発ツアー添乗員レポート
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- 添乗員/久連松 圭子(くれまつ けいこ)
- クリスタルハートでは、初めての企画となる、LE119 スピッツベルゲン、北極圏クルーズとトロムソの旅10日間へ行ってまいりました。 最初に行くオスロを除いて、全て北緯66度33分を超える北極圏の旅です。 スピッツベルゲン島の西側と北側をクルーズする際も、初日を除いてお天気に恵まれました。 氷河の断面はどこまでも青く、空の青、海の青、全部違う青でとても美しいコントラストでした。小さな地を這うような花が、北極圏の痩せた地面に一生懸命花を咲かせているのは感動的でしたが、北極熊が見れなかったのは残念でした。 トロムソでは、雲が厚い天気で心配しましたが、バスで雲が切れてるところに移動すると、間もなく空にチロチロとオーロラが現れ始め、それが空のあちこちにカーテン状に時折ヒラヒラしながら舞う姿にみんなで大はしゃぎしました。 とてもとても楽しかったです。この度はご参加誠にありがとうございました。
- 1日目
- 8月29日/曇りのち小雨/15〜18℃
- 朝夕は大分過ごしやすくなったものの、まだまだ暑い日本を抜け出して涼しいノルウェーへと出発です。 ノルウェーはノルウェーでもこの度はスカンジナビア半島から北の洋上にある150以上の島からなるスヴァールバル諸島の中のスピッツベルゲン島を訪れる旅です。 「スピッツベルゲン島ってどこにあるの? 聞いたことないけど、、」という方が多いと思いますが、オスロから北へ飛行機で2時間半、島全体が北緯66度33分以上の北極圏にあります。 ここで是非見たいのは、 ●白熊 ●セイウチ ●海まで到達して、崩落する氷河 といったところでしょうか? 陸路では町と町を結ぶ道路がないので、島の西側と北側の風光明媚なところを船に乗って見に行くのです。 今日はオスロに泊まります。駅前の便利のいいラディソンBLUホテルです。 ホテルに入った後、ご希望の方をスーパーにご案内しましたが、お疲れだったのかご一緒した方は僅かでした。
- スカンジナビア航空でコペンハーゲンを経由してオスロに向かいました。
- ノルウェーの朝食といえば、この茶色の甘いチーズです。皆様もお試しになられましたか?
- 2日目
- 8月30日/晴れのち雨/8〜22℃
- 今日は午前中フリータイムでしたので、ご希望の方をお誘いしてオスロの町の散策に出かけました。中央駅前の目抜き通り、歩行者天国のカールヨハン通りを歩きながら王宮まで歩くと、サービス精神旺盛の近衛兵さんがすぐ横に並んで写真を撮らせてくれました。 ノーベル平和賞受賞式が行われる市庁舎のところでは、お仲間にもばったり出会いました。 午後からの観光の時には時間に余裕があった為、スキーのジャンプ台のところに上がり、スキーのシュミレーターに乗ったり、ジャンプ台の前でジャンプしている風の写真を撮ったりして遊び、夜になって空港へと向かいました。 ここまでくると、一刻も早くロングヤービーエンに向かいたいのに飛行機が25分遅れるとの表示です。 結局は1時間弱遅れて空港へと着きましたが、真夜中なのに外は暗くありません。 北極圏内では、太陽は地平線に沈むものの、地平線のすぐ下を移動してそのまま登って来るようです。 写真1:21.jpeg 写真1の名称:オスロ駅のすぐ近くのホテルから朝のお散歩で王宮にまで足を伸ばしました。王宮では気さくな衛兵さんが皆さんとの記念撮影に応じてくれました。
- 今日の午後からの観光では時間に余裕があったので、オスロ郊外のスキーのジャンプ台も訪ねました。
- 3日目
- 8月31日/雨/5〜9℃
- 昨日は遅くなってホテルへ到着したので、お休みになれたのは朝方だったことでしょう。 午後から観光です。 北極博物館で北極グマの剥製を見て、その後にコーヒーとワッフルを頂きながら、北極グマの講義を受けました。オスは1トンに及ぶ個体もいるそうで、実物を見たいなと思いました。 ロングヤービーエンの町の中から郊外へ出るところに「白熊注意」の道路標識があって、世界でも珍しいので写真を撮った後港に向かいます。 ロングヤービーエンを出港した船は、夕食が終わった後にロシア人の炭鉱の町バレンツブルグに寄港して、観光をした後には素朴な民族ショーを見せてくれました。 綺麗な衣装を着たロシア人美女と写真に嬉しそうに収まってるお客様もいらっしゃって、微笑ましい気持ちになりました。 最後に歌ってくれた「カリンカ」がずっと頭の中で繰り返し再生されました。 今晩は、波が高く船が揺れる予報です。 薬を飲んでお休みなさいませ。
- 写真1の名称:犬ぞり用の犬たちは冬に大活躍です。夏の今は休憩して体力を蓄えています。気温が10度くらいまで上がると夏バテするようです。
- バレンツブルグではロシア系の民族ショーを見せてくれました。あっという間の30分間でした。
- 4日目
- 9月1日/曇りのち雨/0〜5℃
- 朝食の前後より氷河が海にせり出しているのがチラチラご覧頂けてます。 午前中はマグダーランフィヨルドに入り、オランダとイギリスの捕鯨基地があったところに上陸しました。 ここで寒中水泳に挑戦する若者達がいて、いそいそと服を脱いだかと思うと、ウォーッと叫びながら一目散に海の中へ入っていき、そして、ギャーッと言って、一目散に陸の上へと上がって来ました。周りで見ていた人達は思わず大笑いです。ここは北緯78度、北極圏内です。 午後からはスメアレンブルグ氷河の脇へと上陸し、氷河の上に恐る恐る立ってみました。時々氷河の方からバキバキッと音が聞こえ、氷河の崩落が起こりましたが、写真を撮るには間に合わず、「あ〜〜っ」という皆様の溜息が聞こえてきました。 テンダーボートクルーズで船の上からセイウチが確認できました。小さな牙が生えているのが見え、エクスペディションチームに聞くと、若いオスとのことでした
- 行くで〜〜〜との掛け声が聞こえそうです。次の瞬間には脱兎のごとく海から上がってきて、慌ててタオルにくるまる姿に皆さんと思わず笑ってしまいました。
- 上陸の際には、ガイドさん達はライフルを持っています。そのほかにも上陸地を広く見渡せる高台に見張り番が立ちます。白熊対策です。
- 5日目
- 9月2日/晴れ/3〜8℃
- 今日は朝から雲が切れて青空がのぞいています。 本日はリーフデフィヨルドへと入り、「TEXAS BAR」と名前のついた狩猟小屋の所に上陸しました。ここの周りでは一生懸命地べたを這う様に育っている植物が見られましたが、早くも黄葉しています。 小高い丘の上に上がると、フィヨルドとモナコ氷河の景色が美しくご覧頂けました。昼食の後に船は長さ5キロもあるモナコ氷河にグッと近づいて行き、とても美しい青色の迫力ある氷河をご覧頂きました。昨日に引き続き氷河の崩落がありましたが、やはり写真は無理でした。 午後からは「Mushamna」という狩猟小屋の所から上陸して散策をしましたが、この度のお仲間のお一人が、意を決して水着になり海へと飛び込んで行かれました。先日のフランス人の若者より少しだけ長く我慢なさって陸に走りあがって来られました。よくぞまぁ、北極の海に飛び込んで行かれました。勇気を讃えたいと思います。
- 今日は日が差してとても美しい景色をご覧頂くことができました。モナコ氷河からの氷山が波に洗われて小さくなり、浜にたくさん打ち上げられていました。
- 氷河が海に達しています。それが何本もです。こんなに迫力ある姿はなかなか見られない景色です。船の甲板ではたくさんの乗客がこの美しい景色に見とれていました。
- 6日目
- 9月3日/曇り/7〜10℃
- 昨晩は夕食の後、船で北緯80度線を超えて北極点まで1100キロの地点に到達したので、甲板にてシャンパンで「カンパーーイ」と各国の言葉でお祝いをしました。モフェン島に近づくと遠目ではありますが、セイウチが沢山いたのですが、写真では何だか茶色の塊に牙らしき白いものが何となく撮れただけでした。 何と121頭もいたそうです。 今日は、波の影響で予定していたニューロンドンには上陸できなかったので、代わりにブルームスタゲン氷河の所に上陸しました。三つ指カモメの営巣地があるところは緑の植物が綺麗に地表を覆っていて、それを目当てに来るトナカイが2頭確認できました。中々探すのか大変でしたが、皆さんに確認して頂けて良かったです。 午後からは世界最北端の町ニューオーレスンより絵葉書を出しました。 さてさて、日本にはいつ届くのでしょうか? というより本当に着くのでしょうか?
- 今のうちにたくさん食べておかないと、まもなく雪が降ってきます。トナカイはワァワァと騒ぐ私達を一瞥もせず、ただ黙々と食べていました。
- 5日目になりますが、甲板で北緯80度を超えたお祝いをエクスペディションチームといたしました。上陸地では頼りになるガイドさん達でした。
- 7日目
- 9月4日/曇り/5〜12℃
- 4泊5日の船の旅を終えて下船する日です。 昨夕、船内でさよならの集いがあって、皆さまに北緯80度を超えた証明書を、寒中水泳をなさった方には勇者証明書が送られました。 その後に船は外洋を通った際結構揺れたので、夕食を欠席なさった方もいらっしゃいましたが、下船の時には皆さん、お元気そうでした。 下船後、お昼が自由食でしたから、ご希望の方と一緒に食べに行き、鯨や鱈のバーガーやなどを食べました。 トロムソへと到着して久しぶりに都会へとやってきましたが、まだ北極圏内です。 夕食の後はオーロラ鑑賞です。トロムソの町の中にいる時には、雨が降り、雲があったので心配でしたが、ガイドさんが上手いこと雲の切れているところを探してくれて海岸の所でバスを降りたらほぼすぐにオーロラが出始めました。 オーロラは段々と動きをみせてくれ、筋状、渦巻き状、カーテン状様々に変化して、私達は「凄い、凄い」とはしゃぎっぱなしでした
- 自由食はお腹の調子を整えるいい機会ですし、食べてみたかったものが頂けるいい機会です。今日は鯨バーガーを試した方もいらっしゃいました。
- 浜のところでオーロラ鑑賞です。あっという間に1時間半経ちました。その間オーロラは出っ放しでした。
- 8日目
- 9月5日/晴れのち曇り/7〜12℃
- 昨晩、オーロラ鑑賞から帰ってきたのは午前1時でしたので、今朝はゆっくりお休み頂き午後から観光開始です。 ホテルが町の中心にありましたから、午前中にご希望の方をお誘いして歩行者天国やスーパーに遊びに行きました。 町の中のアウトドアのお店もスーパーでも相変わらず物価は高めです。 ポラリス博物館では、北極点の真上から、俯瞰した形で北極海を描いている地図がありました。そこにはちゃんとこの度に行ったスヴァールバル諸島が描いてあり、こんなに北極点まで迫ったんだなぁと感慨深く眺めました。 ノルウェー人のヒーローは何と言っても、北極点と南極点どちらも到達したアムンゼンです。 博物館でも大きく取り上げられていまし、町の中には銅像も立っています。 何とも意志の強そうなお顔です。 亡くなったのも、冒険の途中ではなく、行方不明になった友達を助けに行こうとして、大西洋で消息を絶ったそうですから、、、
- トロムソはいくつもの島々からなる街でした。車で少しドライブをしたら、お天気も良く美しい景色が楽しめました。
- 世界で最も北にあるビール醸造所はトロムソにあります。小さなお試しビールを試飲してみる方もいらっしゃいました。
- 9日目
- 9月6日/晴れ/8〜12℃
- 昨晩、ノルウェー最後の夜は自由食でした。 ご希望の方をお誘いして、シーフードが食べられるレストランへと行きました。 私は行儀よく並べられた海老を頂きましたが、皆様はタラバガニをお召し上がりになる方が多かった様です。 地ビールもお召し上がり頂けるレストランでしたから、お好きな方は本当に美味しそうにお召し上がりになっていらっしゃいました。羨ましかったです。 食事の後は、皆さんでゴンドラに乗って、トロムソの町を見下ろすことができる山へと登りました。ちょっぴりオーロラも期待しながら登ります。 頂上の展望台からはそれは美しいトロムソの夜景が見えて、まぁまぁ寒いですが、皆さん写真撮影に精が出ます。空は群青色でとても美しかったのですが、まだ完全には暗くなく、少し雲が邪魔してオーロラはご覧頂けませんでした。 さて、今日は帰国の途につきます。 たくさん乗り継いで日本へ向かいます。
- 自由食にはシーフードレストランへ。エビやタラバガニなど思い思いのものを注文してワイワイと頂きました。
- トロムソの町を見下ろす展望台へと最後に上がりました。空が群青色になるブルーモーメントの時間に行き当たりました。
- 10日目
- 9月7日/曇り/30℃
- 帰国の朝は、大変な早起きをお願いして、トロムソの空港へと向かいました。 オスロを経由して最後の乗り継ぎの地、コペンハーゲンで成田行きへと乗り込みました。 皆さまも早起きだったので成田行きの飛行機では少しお休みになったのではないでしょうか? スーツケースが2回の乗り継ぎの際に無事に積み込まれたか少し心配ではありましたが、成田に着くと無事に全部出てきました。 ここから、皆さま各地へとさらに飛行機でお乗り継ぎの方もいらっしゃいますし、電車でご自宅を目指す方もいらっしゃいます。 今晩の夕食はまさか、サーモンにジャガイモではないですよね⁉︎ この度は皆様、ご協力ありがとうございました。 旅行好きの皆様は、又すぐに旅のご予定があるのではないでしょうか? どうぞ、楽しく世界中をご旅行なさって下さいませ。 クリスタルハートでの又のご参加をお待ち申し上げております。
- 何度見ても美しい氷河が海に迫り出している様子です。ついに崩落の瞬間はカメラには収められませんでした。
- 真夏とは信じられない出で立ちの皆様ですが、北極圏ですものね。この度はご参加誠にありがとうございました。
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