ログイン
会員登録
メニュー

2018年7月12日出発<ビジネスクラス利用>2連泊×3回でゆったり旅する中世の街並みと美しき調べポーランド9日間

※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。

2018年7月12日出発ツアー添乗員レポート

※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
添乗員/市倉 友里恵(いちくら ゆりえ)
0.jpg
「中世の街並みと美しき調べポーランド9日間」にご一緒させて頂きました市倉友里恵です。この度は阪急交通社クリスタルハートの旅にご参加頂きまして誠にありがとうございました! この国に訪れることを決める時、旅行先として真っ先に選ばれる方はとても少ないと思います。今回も、ヨーロッパの主たるところは既に行ったので...という歴戦の方々にご参加頂きました。日本ではまだあまり目立った旅行先になっていませんが、歴史も街並も、そしてポーランド人も、魅力たっぷりで愛らしい国です。もっと日本でもポーランドの魅力が広まるといいなと思っています。

 

1日目
7月12日
フィンランド航空AY74便にてフィンランドのヘルシンキへ。乗り継ぎ時間が短くても乗り継げますよ、と強く宣伝している空港ですが、今回私たちはたっぷり4時間の乗り継ぎがありました。到着後、荷物検査を通ったらまずはシェンゲン圏外のラウンジでご休憩いただき、余裕をもって入国。ムーミンショップやマルメッコ、イッタラのお店が並んでいます。 搭乗開始予定時間の10分前に私たちが乗る飛行機が到着したので、ちょっと遅延するかな?と様子を見ておりましたが、見事、定刻通りの出発となりました。AY1163便で約2時間ほどのフライトを経て、ポーランドのクラクフに到着です。 出迎えてくれたのはガイドのエワさん。クラクフ滞在中にご一緒して頂きました。
11.jpg
2日目
7月13日/晴れ/20~26℃
天気予報では雨マークが出ていましたが、晴れ男と晴れ女の勝利です!しかし陽が出れば暑くて半袖になり、日陰に入れば肌寒くてコートを着てと、なかなか洋服の調整が難しい国ですね。しかし日本が35度を越えていることを考えれば、この涼しさもとっても贅沢。 午前中はかつてのポーランドの古都クラクフの旧市街散策からスタートし、丘の上のバベル城を見に行きました。展示されているタペストリーは修復や年によってテーマが変更されます。今はノアの箱船でした。他にアダムとイブの物語やバベルの塔の物語があるのだそうです。 午後は、負の遺産、アウシュビッツ強制収容所へ。あまりにも観光地然としているので驚いている方もいらっしゃいました。欧米諸国から学生が修学に訪れる場所でもあるので、いつも大勢の人が訪れています。 クラクフに戻ってくると、街は大雨!大きな虹が二重に出ましたね。
21.jpg
庭園も美しいヴァヴェル城
22.jpg
旧市街の聖マリア教会
3日目
7月14日/晴れ時々雨または曇り/20~25℃
クラクフを出発し、ヴィエリチカの岩塩坑へ。1044年創業の世界最古の精塩企業であり、深さは地下327m、全長300km以上。そのうち約3.5kmを歩いてきました。縦に連結しているリフトに乗り、63.8mの深さまで降りて行きます。13世紀にハンガリーから嫁いできたキンガ姫の伝説を表現した塩の像や、発掘の様子の再現、祭壇やシャンデリアすべてが塩で作られている聖キンガ礼拝堂など。光の加減で塩がきらきら美しく光っていましたね。 ザコパネへ向かう途中、聖ヨハネ・パウロ2世ご生誕の地、ヴァドヴィツェにて、聖ヨハネ・パウロ2世がお生まれになった生家もご覧頂きました。なんとバシリカの隣でお生まれになったのです。信心深くなるのも納得... ポーランド屈指の保養地ザコパネに到着すると、溢れるような人の多さにびっくり!さすが、世界の旅行先ランキング20位に入る国です。
31.jpg
ヴィエリチカ岩塩坑内の塩でつくられたキンガ姫伝説のシーン
32.jpg
聖ヨハネ・パウロ2世の生家とバシリカ
4日目
7月15日/晴れ、曇り/18~24℃
ゆっくり9時にご出発。ガイドのビベッタさんの案内で、ザコパネの街を見ていきます。最初にグバウフカ山に行く予定でしたが、なんだか曇り空...ビベッタさんが「多分午後のほうが天気が良いです。私は20年ガイドしてるから分かる」とのことで、午前と午後の行程を入れ替えてご案内。ザコパネの伝統的な家屋や木彫りや中庭の美しい家々を見てまわり、クルプフキ通りでフリータイム。 ご昼食は名物のスモークチーズ、オシチペック。かつて門外不出のチーズでした。羊やヤギのミルクで作り、木の香りをつけてスモークされます。少し塩辛いのが特徴で、山で採れるベリーをジャムにして一緒に食べるのがこの地域の食べ方です。 昼食後にはいよいよグバウフカ山山頂へ!フニクラーレに乗って山頂へ着くと、見事青空が広がっていました。暑いくらいでしたね。眠り姫の姿をしたタトラ山脈もよく見えました。
41.jpg
ザコパネスタイル建築の教会
42.jpg
グバウフカ山山頂から
5日目
7月16日/晴れ/20~25℃
ザコパネを後にして、ヴロツワフまで走ります!途中、ヨーロッパ内でも人気の巡礼地、カルヴァリア・ゼブジドフスカに立ち寄りました。3〜4月のイースターでは100万人が訪れます。イエス・キリストがユダの裏切りによって捕らえられ、裁判にかけられてから亡くなるまでの受難の道を歩んだ丘に見立てられて小山に教会がいくつも建てられた場所です。 そして夕方、シヴィドニツァの平和教会へ。宗教戦争の際にプロテスタントのための教会として建てられたものですが、建築にあたってはいくつかの制限が設けられていました。石材を使ってはならない、一年以内に完成させなければならない等...厳しい条件のもと建設された教会ですが、内装は目を見張るほど美しい教会が完成しました。夜はブロツワフにご宿泊です。
51.jpg
カルヴァリア・ゼブジドフスカ
52.jpg
シヴィドニツァの平和教会
6日目
7月17日/雨/20~25℃
ブロツワフの街もかつて5000発もの空爆が街に落とされ、70%以上が破壊されました。破壊された街並は共産党時代に復興され、ユーゲンシュトゥール建築を取り入れた建物と共産党時代ならではのシンプルな建物が混じり合った街となっています。また、街には100体以上の小人の姿も見られます。かつては反共産党主義の人々が扮装していたイメージキャラクターが、今は街のアクティビティとして大人気になりました。年々増えているそうで、登録のないものも含めると300体以上設置されているのだとか。雨の中の観光となりましたが、100年記念会館、カテドラル島、旧市街をご覧頂きました。 午後は列車に乗ってワルシャワへ。首都に到着すると、雨雲のない空が広がっていてほっとしました。
61.jpg
ヴロツワフの小人たち
62.jpg
スターリンの贈り物、文化科学宮殿
7日目
7月18日/くもり時々雨/18~26℃
ショパン縁の地、ジェラゾヴァ・ヴォラでは、ショパンが洗礼を受けた聖ロフ教会と、今は広い公園になっている彼の生家を訪れました。聖ロフ教会の前にはコウノトリの巣があって、皆様目の前の教会よりもコウノトリのほうにまずはカメラを向けていらっしゃいました。 夏になるとコンサートも行われるワジェンキ公園のショパン像は、なるほどガイドさんの言う通り、正面からより横からのほうがイケメンに見えましたね。旧市街広場で少しのフリータイムをお過ごしいただき、バルバカン(馬蹄形の砦)を通ってバスへ。途中、ノーベル賞を受賞したキュリー夫人の家も見ました。 そしてショパンのピアノコンサートでは今年イタリアのコンクールで受賞しているアンナさんの演奏を聴き、ショパンがお気に入りだったレストランHonoratkaで夕食となりました。
71.jpg
ショパンの生家
72.jpg
ショパンの心臓が柱の中に納められた聖十字架教会
8日目
7月19日
本日は帰国日となります。ワルシャワを案内してくれたバルバラさんと、6日間運転を勤めてくれたピーターさんとお別れです。 AY1144便は予定通り出発し、ポーランドの広大な森の上を飛び越え、バルト海へ出てフィンランドのヘルシンキへ。往路ほどの待ち時間はなく、AY73便にて成田空港へ。 フィンランドといえばムーミンの国。前のセンター試験で「ムーミンはどこの国出身でしょう?」といった問題が出て、多くの学生が回答できなかったそうです。皆様はばっちりですね。 本来なら夏でも涼しい国なのですが、今年はどこも異常気象。ポーランドも暑くなったり涼しくなったりと、不思議な気候のなかの滞在でした。 案内に至らぬところが多く皆様のご協力あっての9日間となりました。日本も暑い日が続きますが、お体にご自愛ください。
81.jpg
ヘルシンキまでは小型の飛行機に乗って

旅はもっと、おもしろい。
阪急交通社クリスタルハート

YouTube facebook instagram

ありふれたツアーでは物足りない。思い出に残る旅がしたい。クリスタルハート海外旅行は、そんなお客様の声にお応えいたします。イタリアやスペインなどヨーロッパから、アジア、南米まで豊富なツアーをご用意しております。