2018年8月20日出発 ゆったり旅するシルクロード2600㎞10日間
※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
2018年8月20日出発ツアー添乗員レポート
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- 添乗員/市倉 友里恵(いちくら ゆりえ)
- この度はクリスタルハート「ゆったり旅するシルクロード2600㎞・10日間」8月20日出発・LR597にご参加頂きましてありがとうございます。ご一緒しました添乗員の市倉です。今回はご住職の方にもご参加頂き、聞き慣れない仏教用語を教えて頂いたことも。日本以上に暑いはずの敦煌が涼しかったり、異常気象がラッキーな方に働いてくれた旅行でもありました。 陝西省・西安から始まりウルムチ⇒トルファン⇒敦煌と巡り、再び西安に戻る10日間、2600km。ご参加者10名様と共に楽しく旅することができました。 添乗業務が続き遅くなりましたが、旅日誌をお読み頂きシルクロードのご旅行に思いを馳せて頂ければ幸いです。
- 1日目
- 8月20日
- 成田空港ご集合12:55。しかし今回ご利用の海南航空、なぜかいつも11時過ぎには行列ができはじめます...ということで、気持ち早くお越し頂ける方にはカウンターにて受付をお済ませ頂き、お荷物を預けてチェックイン。 制服が素敵なことで知られる中国の航空会社です。しかしなかなか飛行機が飛び立たず...何事だろうと聞いてみると、どうやら飛行先の管制塔から待機指示。軍事演習により待機指示とのこと。珍しい経験をしました。 HU7928便は2時間ほど遅延して西安に到着しました。入国審査は顔写真と指紋の登録がありますが、これがまた、なかなか一発で登録できず...空港で私たちを出迎えてくれたのはガイドの張さん。深夜の到着となりましたが、空港内のホテルに宿泊なので嬉しい事に移動せずにすみました!
- いざ中国へ!しかし機内待機に...
- ホテルは空港の中と直結しています
- 2日目
- 8月21日/晴れ
- 昨日の到着が遅かったのでご朝食は皆様ゆっくりかな?と思いましたが、ホテルの朝食オープンと共に皆様お越しに。さすがです。本日から観光スタートです。まずは西安中心部から40キロほど離れた威陽博物館から始まり、シルクロード起点群像で記念撮影。シルクロードへいざ!という気持ちになりますね。長大な西の城門もご覧頂き、ご昼食は「天龍宝厳」にて精進料理を。美味しいと仰って頂けて良かったです。午後からはかつて三蔵法師が翻訳に取り組んだとされる慈恩寺にある大雁塔、引法大師空海が修行したとされる青龍寺を訪れ、早めのご夕食のあと、HU7896にてウルムチへ。しかしウルムチに飛んでくる飛行機がなかなか到着せず...夜遅くのウルムチ到着となりました。
- 威陽博物館にて
- シルクロード起点像群
- 3日目
- 8月22日/晴れ〜曇り/14〜35℃
- ホテルの出発を少し遅らせて10時に出発し、ガイドの陸さんの案内で新疆ウイグル自治区博物館から観光が始まりました。ヨーロッパへの飛行機に乗っていると地図によく表示されるウルムチは世界で最も内陸に位置している、つまり海から遠い土地です。実際はその"遠い位置"はウルムチからもっと北なのですが、何もない所かと思って来てみれば、意外と賑わっているので驚かれた方もいらっしゃいました。 昼食の後は新疆のアルプスと称されるポコダ峰を望む天池へ向かいました。イスラムの断食の時期ということで、通常ならばバスが止まってしまうお土産通りをスルーして、駐車場から混載バスはまっすぐ展望台へ。そこからカートで楽々展望エリアへ。なんとか遠くにポコダ峰が見えるような...?いやあれは手前の山...?と眺めはすっきりしませんでしたが、涼しい山間の空気をたくさん吸ってきました。
- 新疆ウイグル自治区博物館
- 天池
- 4日目
- 8月23日/晴れ/23〜37℃
- ホテルを出て1時間ほどバスで走って行くと、風力発電所と、一面無数の風車群が!左右に暫く続いていました。この国の広さを思い知らされます。途中塩湖のサービスエリアで休憩をし、天山山脈を抜けてトルファンへ。ここからは公安検査所を通って行きます。 そしてトルファン市内に到着し、昼食の後に火焔山へ。西遊記にも登場する燃える山。東西約100km、南北10km、平均海抜500mの山地です。卵がたくさん砂で茹でられていました。世界遺産に含まれているベゼクリク千仏洞では古代ウイグル人の文化を観光し、高昌国の住民や唐代西州住民の墓地群であるアスターナ古墳群に入ります。門は締められていましたが、我々のツアーは特別に入場です。 最後に、三蔵法師も訪れたとされるかつての都、高昌国があったとされる城址遺跡、高昌故城をご覧頂き、夕食の後にホテルへ。
- 砂で茹でられる卵
- 三蔵法師はどこに行っても人気者です
- 5日目
- 8月24日/晴れ/24〜38℃
- 昨日の高昌故城と比べると規模が小さいですが、双璧を成す交河故城を観光します。歩道は綺麗に整備されていましたが、日差しがとても強くて暑かったですね!建物自体はほとんどが崩れていて、官吏の執務部屋や井戸などの説明がありましたが、暑さですぐに忘れてしまいそう...。その後に訪れたカレーズの涼しさにほっとしました。トルファンは地下水路を利用するオアシス都市で、カレーズとは地中に水を通す施設のことです。外で飲んだぶどうジュースがとっても美味しかったですね。 昼食は民族舞踊を見ながら。寄ってきた他の観光客を押しやりながら踊る踊り子さんに笑ってしまいました。食後に葡萄溝をご覧頂き、ホテルへ。今日は中休みでゆっくり観光です。スーパーにご案内したあと、博物館に行ってたくさんミイラを見に行かれた方もいらっしゃいましたね。
- 日差しが眩しい交河故城
- 葡萄がたくさん!
- 6日目
- 8月25日/晴れ、曇り/18〜27℃
- 2連泊したトルファンを後にして、駅から蘭新鉄道(中国新幹線)にて敦煌へ向かいます。駅ではポーターさんをお願いする予定が...国からのお布令でポーターのアルバイトが禁止に。皆様にがんばって駅のホームまでスーツケースを運んで頂きました。途中のエスカレーターではシンデレラの靴の落とし物による停止もあったので、思わぬ重労働でした。皆様ご協力ありがとうございました! 一等車でゆったり車窓を眺めながら、ゴビ砂漠800kmを4時間で移動します。敦煌駅に到着すると、ガイドの余さんが出迎えてくれました。ウルムチの陸さんはそのままUターンでお帰りに。ありがとうございました。 まずはさらさらの砂の山、鳴沙山へ。らくだ体験もできますということで、皆様お乗りになりました。たっぷり1時間程らくだの背に揺られましたね。もうひとつのポイントは月牙泉。鳴沙山の谷間に沸く三日月形のこの泉は漢の時代からあったとされ、枯れた事が無いという不思議な泉です。
- 蘭新鉄道にてトルファンから敦煌へ
- 見渡す限りらくだ、らくだ、らくだ
- 7日目
- 8月26日/曇り/21〜32℃
- この日は早めの7:30発。本ツアーのハイライト、世界遺産「莫高窟」をたっぷり1日かけて鑑賞します。中国三大石窟のひとつとされ、砂漠の大画廊と呼ばれています。23窟から始まり、323窟:匈奴を倒した張騫のお話し〜17窟:瑠璃ガラスの目が美しい大仏や鳳凰、龍の天井画〜57窟:ホイックリームのようにぽこぽこ絞り出す描き方〜55窟:阿弥陀如来〜61窟:部屋の中央に薄い大きな柱で天井を支える〜71窟:紫市菩薩〜25窟:労度刀〜329窟:やふゆうじょうの物語〜325窟:維摩詰〜322窟:そくとう人の唯一の窟〜45窟:布の流線が美しい〜46窟:45窟と同じ像の配置ですが、こちらのほうが貧しい方々によるものなのでクオリティが劣る〜96窟:35、5mの世界で3番目に巨大な仏像〜148窟:涅槃像。たっぷりご覧頂きました!
- 莫高窟
- 莫高窟と言えばこの建物!
- 8日目
- 8月27日/晴れ/25〜36℃
- 敦煌観光の3日目。ホテルをチェックアウトし、足を延ばして郊外を観光します。砂漠の中を走り、途中、砂漠で写真STOP。車の通っていないタイミングを狙い、皆様にシルクロードのど真ん中に立って頂きました。 市内から1時間30程のところに、漢朝時代の関所、玉門関が残っています。かつてはここから西は西域、国の権力が及ぶのはここまでとされていました。近くの漢代長城は万里の長城の一部とされており、馬が飛び越えられない2mの高さで造っていたそうです。 そして敦煌空港から西安へ。MU2298は定刻通り出発し、最初の遅延続きのトラウマからようやく開放されました。当時は長旅が必要であったこの移動も今では飛行機でひとっとびです。西安に到着すると、最初に会ったガイドさんが待っていてくれました。
- 西安に戻って来ました
- 夕食は餃子料理です
- 9日目
- 8月28日/晴れ/23〜38℃
- 教科書に必ずと言っていい程載っている兵馬俑を見に行きます。さすが名所、物凄い人です。数日とはいえ人の少ない混雑していない砂漠地帯にいたせいか、これだけの人を見るのは久々で皆様圧倒されていました。兵馬俑1号坑は、長さ230m、幅62m、高さ5m、総面積は14,260㎡。兵馬俑の数は6千体。圧巻です。2号坑は約6000㎡。兵馬俑は約1000体。3号坑は約500㎡、兵馬俑の数は58体。ここは軍の司令部にあたるため、前の兵馬俑より服装も立派です。これだけの面積、数のものが秦始皇帝を守る為に地下にあったというのですから、本当に始皇帝とは偉大だったのですね。 秦の始皇帝陵をご覧頂いた後にお昼を食べ、華清池と興慶宮公園を見て、シルクロードの観光を終えました。西安はライトアップも綺麗でしたね。
- 兵馬俑
- ホテルのロビー。どこにでも中国風の建物が。
- 10日目
- 8月29日
- 帰国の日がきました。早朝にホテルをチェックアウトし、真っ暗な道を走って空港へ。帰国便は遅延せず、成田空港へほぼ定刻通り到着いたしました。 暑い日々が続きましたが、体調を崩される方もいらっしゃらず、皆さまのご協力のおかげで無事10日間の行程を進めることができました。心よりお礼申し上げます。また別のツアーでお会いできることを楽しみにしております。ありがとうございました。ご参加いただきました皆様のご多幸をお祈り申し上げます。
- いよいよご帰国
- 西安のライトアップも綺麗でした
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