2018年8月24日出発 <ANA利用>マルタ共和国8日間~マルタ島・ゴゾ島・コミノ島~
※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
2018年8月24日出発ツアー添乗員レポート
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- 添乗員/中島 暢子(なかしま のぶこ)
- まだまだ日本人にとって馴染みの薄いマルタ共和国。ゆっくりとした8日間をお過ごしいただきました。マルタ島は地中海の真ん中にポツンと浮かぶ、3つの島(マルタ島、ゴゾ島、コミノ島)からなる国で、シチリアの南約95キロメートル、北アフリカのチュニジアの東約290キロメートルに位置しています。人口40万人足らずの小さな国で、人々はとってもゆっくりと、人生を謳歌しているようにみえました。時間がのんびりと流れ、いつも忙しい毎日を送っている日本人とは対照的でしたね。今回はゴゾ島や、コミノ島のブルーラグーンにも訪れコンディションが良くないとみられない、船が浮いているようにみえる様子や、青の洞門など見ることもできとてもラッキーでした。ずっと案内してくれた、マルタの太陽のような明るいガイドさん、佳子さんにもお世話になりました。
- 1日目
- 8月24日/くもり/21℃
- 全日空231便にて、ベルギー・ブリュッセルで乗り継ぎをし、マルタ島へ…。ブリュッセルからのマルタ航空の便が1時間以上遅れたので、かなり長い時間、空港で過ごしました。やっとマルタ島に到着した時には、スーツケースが3つ出てこず…(..)手続きをし、ようやくホテルに入ったのは、深夜2時頃でした。マルタ島の空港に近い、セントジュリアン地区に、本日から2連泊です。セントジュリアン地区の街中は、夏休みのリゾートシーズンとあって、夜中でもカフェやバーは人で賑わい、とっても活気がありました。まるでお祭りのような雰囲気。 海岸にも近く、リゾートホテル街でもあります。マルタ島は他のヨーロッパよりもスリも少なく、安全で夜に出歩いても心配ありません。
- 成田空港集合カウンター
- 初日、2泊目宿泊ホテル。ゴールデンチューリップヴィヴァルディホテル
- 2日目
- 8月25日/晴れのち曇り/30℃
- 岩場から、真っ青な海を眺めると、その紺碧の色に皆様から歓声が沸き上がります。ボートに乗って洞窟めぐり。波に侵食されて、自然にできた奇岩をみたり、海の色は青色だけでなく、エメラルドグリーン等いろんな色が見られました。 本日は風が強くだいぶ波があったにも関わらず、ボートに乗れたのはラッキーでした。ハジャールイム遺跡は、今から5千年前に作られた巨石神殿です。まずはこの巨石神殿がどのように作られ、発掘されたのかを映像でご覧いただきました。5千年も前に大きなもので高さ6メートル、重さ60トンもある巨石を削りきれいに並べて建てられている姿は圧巻でした。ここには「マルタのヴィーナス」と現在呼ばれる、当時の地母神が祭られていました。 いったんホテルへ戻り、夕食は雰囲気の素敵な海沿いのレストランでチョイスメニューのご夕食。初めは夕日がきれいでしたが、だんだんと日が暮れていき夜景みられました。
- 青の洞門
- ハジャールイム遺跡
- 3日目
- 8月26日/晴れ/30℃
- 本日は風が強かったのでコミノ島のブルーラグーンに寄るのは5日目に変更。マルタ本島の北にある港チェルケウアからカーフェリーにて ゴゾ島のムジャール港へ。予定には入っていませんでしたが、カリプソの洞窟へ。このゴゾ島はなんとギリシャ神話の英雄、オデュッセウスの伝説が残る島なのです。伝説ではオデュッセウスはこの洞窟で、カリプソという女神と長い間過ごしました。今は危険だということで中には入れませんが…。明日の予定のジュガンティーヤ神殿を本日のうちに観光。マルタに現存している巨石神殿の中でも、最も古い神殿です。季節によって太陽の光が差し込む位置を計算し、各本殿に光が、差し込むように建てられていたのには驚きました。本日から、ケンピンスキーサンローレンツリゾートホテルに2連泊です。サービス、施設共に素晴らしく、スパも有名マッサージやジャグジー、プールを利用しお過ごしいただきました。
- ポパイ村を見渡すアンカーベイにて
- ご昼食レストラン ゴゾ島のwilegレストラン
- 4日目
- 8月27日/晴れ/27℃
- ゴゾ島観光。 マリア様の声を聞いた女性の病気が治ったとされる奇跡の教会、タピーヌ教会を訪れました。この教会に願い事をし、お礼参りに来た方々が納めた品々も飾ってありました。 お守りを買い、城塞シタデラへ…。このゴゾ島は1551年に、トルコ軍により占められたことがあり、その後ヨハネ騎士団は、島民をすべて城塞に集めて保護しました。 このように、中世の時代、ゴゾ島は他の島に対する防波堤のような役割を負っていました。 今でもその堅固な城塞がそのまま残っています。たくさんの階段を登り、高台からの景色を眺め大聖堂を見学。伝統工芸のレースや、銀製品などのお買い物も楽しみました。ご昼食は、映画「白い帽子の女」の撮影が行われた「ta frencレストラン」にてヤギと羊のチーズ、タコの煮込み、フルーツをお召し上がりいただき、塩田へ…。 地元の真っ黒に日焼けしたおじ様が塩田で働いていました。
- ta frenc レストランにて
- ゴゾの塩田
- 5日目
- 8月28日/晴れ/30℃
- 昨日までとうって変わって本日は風のない暑い日になりました。コミノ島ブルーラグーンへ…。海の水が透明で、船の影が海底に映り、船が浮いているように見えました!!波があるとこのように見えないので予定を2日目から変更してよかった。たくさんの人が海水浴を楽しんでいました。さっそく皆様も世界最高レベルの透明度を誇る海に入りました。また、貸し切りボートでマルタ本島へ。午後はスリーシティーズ観光。セングレアのガーディオーラ公園の見晴らし台は、昔、敵の侵入をしっかり確認しなさいという意味で大きな目と耳の彫刻がありました。ヴィットリオーザの街を散策し、ご希望の方は猫の孤児院を見学。カルカーラの日本軍慰霊碑を参拝し、一旦ホテルへ。夜は5つ星ホテルの高台のレストランで夕日と夜景とちょうど上がった花火をみながらゆっくりとご夕食を楽しんでいただきました。
- ブルーラグーン 浮いているように見えるボート
- 5つ星ホテル内レストランにて
- 6日目
- 8月29日/晴れ/30℃
- 朝、ホテルからの階段がたいへんなので、カートに乗ってアッパーバラッカガーデンへ。ここから昨日観光したスリーシティーズの城壁の景色がみられます。ヴァレッタの街中に入り、16世紀に建てられた聖ヨハネ大聖堂見学。堂内は黄金に輝き、きらびやかで素晴らしいものでした。世界一美しいと言われる、大理石でできた、騎士たちのお墓が床にぎっしりはめ込まれていました。カラヴァッジョの聖ヨハネがまさに殺されようとする場面が描かれた傑作は、さすが暗明の描き方が素晴らしく圧巻でしたね。騎士団長の館の内部見学と、当時使われていた鎧や刀、火縄銃など展示された、武器庫も見ごたえがありました。午後はフリータイムで、皆様、碁盤の目に区画されたヴァレッタの街でお買い物を楽しんだり、ホテルに早めにもどり、ホテルのプライベートビーチで泳いだりしました。
- アッパーバラッカガーデンから見るスリーシティーズ
- 聖ヨハネ大聖堂内 カラヴァッジョの傑作
- 7日目
- 8月30日/晴れ/30℃
- 帰国日。オプショナルツアー、ご希望の14名様とハーバークルーズへ。ヴァレッタとスリーシティーズの間の海峡をボートで周遊しました。昨日、一昨日観光した街を、海から眺めます。 1565年トルコの大軍包囲攻撃をかけてきたとき、騎士団の本拠は現在のヴィットリオーザにありました。この時、騎士団側はたいへんな苦戦を強いられました。当時の騎士団総長ヴァレッタが籠城戦を勝利に導き、トルコ軍を撃退しました。その後、半島全体を堅固な城塞に仕立て上げ、新たな騎士団の本拠としたのがヴァレッタです。 騎士団はもともとエルサレムに設けられた巡礼者のための病院で、その後病院での看護と共にキリスト教との敵とも戦う、病院騎士修道士として活躍しました。その本拠地であった城塞を眺めながら、ボートの上にて、メンバーの方のお祝いもありみんなで祝杯をあげました。
- お祝いの祝杯
- ハーバークルーズ船内にて
- 8日目
- 8月31日/晴れ/30℃
- 30日の夕方の16:05発のマルタ航空便でブリュッセル経由、全日空232便にて31日、15:40に予定どうり成田空港に到着しました。マルタ共和国は世界で5番目に小さい独立国ですが、世界でも有数の透明度の高い海と、5000年以上前のすばらしい遺跡、誇り高きエリート軍団のマルタ騎士団(聖ヨハネ騎士団)の本拠地だったところでもあり、素晴らしい宮殿や、大聖堂もあり、おいしい海の幸に、おいしいワイン。まだ物価も比較的安く、そして何より安全な国でした。街の人もみんな知り合いで、プライベートなことも隠し事ができないんだとか…。これから発展が望める、魅力いっぱいの国でした。みなさまにとってこの8日間が、楽しい思い出に残る旅でありますように。 8日間ありがとうございました。
- の場所は雑誌の撮影で使われたらしい…
- ブルーラグーン 海の水が透明すぎて4人の人影が海底に映ります。
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