2018年8月4日出発 <中国東方航空利用>6つの名勝巡り 桂林・武陵源・西安・敦煌と上海・北京 中国大周遊10日間
※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
2018年8月4日出発ツアー添乗員レポート
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- 添乗員/金光 早苗(かねみつ さなえ)
- 航空会社のダイヤ改正により、予定よりハードなツアーになった今回の旅。それでも参加します!とご参加下さった強者6名様。私を含めラッキー7の旅は台風の影響などでアンラッキーな事もありましたがトラブルさえ楽しんで下さった皆様のお陰で最高の旅になりました。今回の旅で強く感じた事、それは「旅は旅仲間で変わる!郷に入っては郷に従え!中国でパスポートを無くしたら観光はできないと思え...」の3つ。本人以外が利用できないよう、入場券や列車のチケットにもパスポート番号や名前が明記され、移動途中も検問でパスポートチェック...。郷に従い過ぎた武陵源での経験を、私は一生忘れる事は無いと思います。異文化を学び・体感する、これぞ旅の醍醐味!火を噴きそうに辛かった湖南料理もよい思い出ですが、何よりも旅仲間の皆様に出会えたことが最高の思い出だったかもしれません。 添乗日誌、遅くなりましたが皆様との中国大周遊を思い返して頂けましたら幸いです。
- 1日目
- 8月4日
- ★成田空港→上海浦東国際空港→桂林(桂林民豊国際大酒店泊)午前中に出発の予定が、中国東方航空機材到着遅れの為、午後の出発に。航空会社から頂いたミールクーポンで昼食。上海到着後の乗継の事が心配でしたが、成田出発の遅れを取り戻すため、機長さんも頑張りました!予定より1時間早い飛行時間で上海浦東国際空港に到着。新たに導入された入国時の指紋採取。対象は14歳から70歳。指紋採取の機械は日本語にも対応していてとてもよいのですが、なかなか上手く指紋を読み取ってくれません。砂漠以上に乾燥している機内で、私達の指はカラカラ。クリームなどで肌をしっとりさせて再度チャレンジしたらあら不思議...、指紋採取クリアです。ドキドキの入国も無事終了し、空港係員の誘導で無事桂林行きの飛行機に乗継ぐ事ができました。カラフルな中国らしいライトアップを楽しみながらホテルへ。長い一日、大変お疲れさまでした。
- 桂林行きの飛行機に、無事間に合いました!
- 2日目
- 8月5日/曇り・晴れ/25〜30℃
- 桂林(連泊)「桂林の山水は天下に甲たり(桂林の山水は天下一)」と評される通り、全長426kmの漓江の両岸には水墨画のような美しいカルスト地形が広がります。私達がクルーズで下るのはそのほんの一部。漓江下りは外国の観光客だけではなく、中国人にも大人気。私達が乗船した麿盤山クルーズ駅も人々々。その中で驚いたのが、子供の身長によって料金が変わるという事。身長の基準は場所によって違いがあるようですが、一般的には身長が120cm以下は無料。120~140cmなら子供料金。140cm以上は大人料金!無料で乗船できると思っていた子供が有料と判断されたのか、入口で押し問答。年齢は偽れるから...という事らしいですが、幼いのに発育が良い子供は可哀そうです。約4時間の漓江下りを楽しんだ後は、陽朔にて少しフリータイム。夕食は、人民解放軍の方が利用する有名店「金龍珠」にて。ここで有名な紹興酒を頂きました。
- 羊の蹄にそっくりな羊蹄山
- 人民解放軍の方々はここでお食事!
- 3日目
- 8月6日/晴れ/39℃
- ★桂林→長沙南→張家界(プルマン泊)今日は長沙南まで高速列車での移動。最高速度は350kmですが、最高速度で走れる場所は限られているようで、桂林→長沙南間の最高速度は304km。大体が190km台でした。約3時間20分の列車の旅でしたが、給湯器が車内にあり好きな時に温かいお茶が頂けてとても快適な列車の旅でした。長沙南駅で張家界のガイド ホウトクさんと合流し、桂林のガイド コウさんとはここでお別れです。今日のお昼は中国八大料理のひとつ湖南料理。外国人向けに辛みを抑えているとの話しでしたが、それでも辛い!美味しいけれど辛い!あまりにもインパクトが強すぎて、夕食の味付けが物足りなく感じてしまうほどでした。長沙から張家界への移動途中、お手洗い休憩の場所でとても可愛らし子犬と出会いました。ご主人様とはぐれてしまったのか、あっちへウロウロ・こっちへウロウロ。ちゃんとご主人様に会えたかしら...??
- ビュワーン・ビュワーン走って長沙南へ
- 明日訪れる武陵源の天下第一橋
- 4日目
- 8月7日/晴れ・どしゃぶり/26〜35℃
- ★張家界→西安(シェラトン泊)1970年代までは少数民族だけが暮らす未開の地でしたが、奇岩が建ち並ぶ幻想的な景観が広がる武陵源は、映画アバターに使われた事もあり今や年間2000万人が訪れる観光地に。右も左も人々々・・・。郷に入っては郷に従えを実践し、ガイドさんの後についてスイスイスイスイスイと人をかき分け列の前方へ。時にはガイドさんの知り合いの方のお力添えで、長い列をショートカット。ご高齢の方に優しい中国人。とても合理的なテーブルクロスにワオ!な昼食。きれいな虹に感動していたら、大雨でシャトルバスの停車場所が大洪水。それでも「霧で奇岩が隠れる事無く、観光中に雨が降らなくてよかったね!」と温かい皆様の言葉に雨で冷えた体もポカポカに。夕食の鶏鍋もとっても美味しかったですね。機材到着が遅れたものの、辛いラーメンが配られる前に無事張家界を出発!
- 素晴らしい景色以上に印象に残った、想像を絶する人の多さの武陵源
- 雨には濡れたけど、虹が見られてよかったですね
- 5日目
- 8月8日/晴れ/26~39℃
- ★西安(連泊)昨晩ホテルに到着したのが夜中の3時過ぎ。今日はゆっくりめの出発です。唐の時代の高僧玄奘三蔵法師がインドから持ち帰った仏教の経典などを保存するために建てられた大雁塔を観光。昼食は餃子尽くし。わんこそばならぬ わんこ餃子。17種類の餃子が次から次へと出てきます。餃子といってもメインは蒸し餃子。重いお腹を抱えて兵馬俑へ。外は39度!暑さの為か、通常よりも観光客が若干少ない気も。それでも、どの建物も人々々。約2200年前のものとは思えない精密な実物大の兵隊俑の平均身長は180cm。顔の表情はそれぞれ違い、服装や髪型が階級に応じて異なります。発掘順序に基づき1号館から3号館と2台の銅車馬が展示されている4つの建物に分けられて展示されています。20世紀最大の発見と称されるに相応しい兵馬俑。見ごたえたっぷりでした。夕食は文献をもとに作られた、楊貴妃膳を頂きました。
- 鶏餃子 一口餃子・・・これが結構お腹一杯になるのです
- 兵馬俑
- 6日目
- 8月9日/晴れ/20~39℃
- ★西安→敦煌(敦煌賓館泊) かつて「長安」とも呼ばれた古都「西安」。紀元前11世紀から約2000年間、13もの王朝が築かれた都でした。シルクロードの出発点とも言われる西の城門上からの眺望を楽しんで頂いたあと、シルクロードの分岐点として栄えたオアシス都市敦煌へ。暑さが厳しいので、ホテルでひと休みしてから鳴沙山へ。目の前に広がる砂山に「♪月の~沙漠を~」と思わず口ずさみたくなってしまいます。シルクロードの3つのルートのうちのひとつ、砂漠を通過するオアシスルートを旅するために不可欠だったラクダ。ラクダの脚の裏は、歩行時に地面に対する圧力を分散させて、脚が砂にめり込まないようになっています。ラクダはムカデ競争歩きのように、前後の足を左右平行に動かす為結構揺れます。砂漠を歩くよりは楽ですが、ラクダに乗るのは楽ではなかった!ちょっぴりキャラバンの気分を味わえたラクダ体験でした。
- 暑い中、らくだ引きの方も大変です
- 砂山の上から見ると、泉が月の形に見える「月牙泉」
- 7日目
- 8月10日/晴れ/23~28℃
- ★敦煌→西安→北京(ニューオータニ長富宮泊) 本日は、このツアーのハイライトの1つ莫高窟の見学。まずは2014年に造られたビジターセンターにて映像を通して莫高窟の歴史を学び、その後シャトルバスにて莫高窟へ。莫高窟の専属ガイド魏さんの案内で、平山郁夫画伯の恋人と呼ばれる美人菩薩がある57窟や322窟など有料窟を含める11窟を見学(29・24・23・322(有)・16・17・57(有)・55・246・249・96)。莫高窟は、鳴沙山の東側の断崖に約1000年にわたり刻まれていった祈りの空間。現存する石窟が傷まないように、時々見学可能箇所を変えているそうです。井上靖の小説「敦煌」の中で、大量の経典等を西夏侵攻の混乱から守る為、運び込む場面に登場する17窟も見学。果たして17窟が見つかったきっかけは何だったのか・・・?昼食後敦煌空港を出発。西安空港でご夕食後、北京へ向けて出発です。
- 敦煌莫の朱色の楼閣「九層楼」の前でハイチーズ!
- 長い麺は縁起がよいといってもね・・・
- 8日目
- 8月11日/曇り・雨/25~29℃
- ★北京(連泊) 天上の平和の門という意味を込めて名付けられた「天安門広場」。民主化を求めて天安門広場で座り込みをしていた市民・学生に対し、無差別銃撃を行った「天安門事件」の場所でもあります。私達が訪れた日には、毛沢東が安置されている霊廟を訪れる人で賑わっていました。映画「ラストエンペラー」の世界、明代・清代の宮殿である紫禁城へ。午後はいざ万里の長城へ!と思ったら、万里の長城周辺が大雨による土砂崩れの危険から立ち入り禁止!紀元前7世紀の春秋時代から造られ始めた長城。現存している万里の長城の多くは明代に造られたものですが、明代以前に造られた部分も含めると総延長1万2000kmにもおよぶそうです。遠目でもいいから万里の長城を見たい!と走りだしたものの大渋滞。皆様のご希望もあり、スーパーへと進路を変更。夕食の北京ダック、美味しかったですね。
- 狛犬の先祖、中国獅子の雌は子供をあやしています。雄は?玉で遊んでます
- 海部元首相も来られた北京ダックの有名店にて
- 9日目
- 8月12日/曇り・雨/17~30℃
- ★北京→上海(オークラガーデン泊)北京のガイド景さんとお別れし、空路上海へ・・・と思ったら、上海が台風の影響で出発できず。トラブルを穏やかに受け止めて下さった皆様に感謝感謝。大幅な出発遅れで、上海での昼食が夕食に。自由夕食でなくなってラッキー!とこれまた温かいお言葉が。北京空港で飛行機を待っているハラペコな私達に、中国人の男の子がお菓子を分けてくれました。一生懸命iPadでコミュニケーションを取ろうとする姿に、皆ほっこりとした気持ちに。その後航空会社から配られたスナックを、お菓子を分けてくれた男の子達にプレゼント。憎しみは憎しみを産むけれど、温かい気持ちは憎しみを溶かす力を持っています。未だ日本人に対しマイナスな印象を持っている中国の方も多いですが、私達が空港で出会った人達に抱いた温かい気持ちを彼らも持ってくれたら嬉しいなと思いました。上海料理は今回の旅で一番日本人の口に合う味付けでした。 写真1:91.JPG 写真1の名称:やっと上海に向けて出発!
- やっと上海に向けて出発!
- 私達が宿泊したオークラガーデンは、以前はフランスクラブの建物でした。
- 10日目
- 8月13日/曇り
- :★上海→成田空港 四川省の行政長官潘允端が、1559年から約18年かけて造園した中国風古典庭園「豫園」。建物や池などの自然が見事に調和していて、朝の散歩にぴったりでした。昼食に小籠包を頂いた後は、昔の面影を残す西洋建築物と対岸に超高層ビルと新旧の上海を一度に楽しめる外灘へ。機材到着遅れから始まり、武陵源での大雨。北京では大雨による土砂崩れの怖れから万里の長城に行けず、翌日の上海への移動も台風の影響で大幅な遅れ。何だかトラブルばかりの旅にも思えますが、トラブルさえ楽しんで下った皆様のおかげで、笑顔が絶えない素敵な旅になりました。「不到長城非好漢(長城に行かなきゃ男じゃない)」という有名な言葉がありますが、皆様は長城に行かなくても良い男(女)でした!いつか一緒に万里の長城に行けたら素敵ですね。時折パンフレットを覗いて私の生存確認をして頂けたら嬉しいです。再見!(ザイジェン!)本当に、皆様ありがとうございました!!
- 豫園
- 57窟美人菩薩(平山郁夫画)
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