2018年6月2日出発 <ANA国際線往復直行便利用>アルザスのかわいすぎる村々とブルゴーニュ・シャンパーニュ10日間
※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
2018年6月2日出発ツアー添乗員レポート
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- 添乗員/石原 啓江(いしはら ひろえ)
- この度は阪急交通社クリスタルハートにご参加いただきまして、まことにありがとうございました。羽田空港でお会いしてから常に皆さまの笑顔に支えられ10日間過ごして参りました。今回のお客様はとてもワインに熱心で、私もいつも以上に皆さまとの会話を楽しむことができました。シャンパーニュ地方で召し上がっていただいたコトー・シャンプノワと言う赤ワインは、日本ではなかなかお目にかかれないワインです。アルザスでは普段飲みのスパークリングワイン、クレマン・ダルザス、ライチの香りのゲヴュルツトラミネル、貴腐ワインのセレクション グラン ノーブレ、ブルゴーニュでは世界中の生産者がお手本にしているピノノワールやシャルドネ。地域ごとに香り味わいも違い、その土地その土地にあったブドウが栽培され、旅を通して改めてワインの奥深さを感じた10日間でした。
- 1日目
- 6月2日/晴れ/22℃
- この度はご縁がありまして10日間ご一緒させて頂きます、添乗員の石原啓江です。どうぞよろしくお願いします。今回はお客様19名様!初夏の東フランスを旅します!ご出発は羽田空港から。全日空でフランスの首都、パリへ。12時間弱の空の旅、お疲れ様でした。空港からランスまでは約130キロ。途中多少の渋滞もありましたが、車窓からの景色を楽しみながら移動。北緯49度のシャンパーニュ地方はブドウ栽培の北の限界で冷涼な地域です。ただ、日はながく、21時を過ぎてもまだ明るい!これから遊びに行く雰囲気です。今日はジャンヌダルク祭りの初日。大聖堂の周りには屋台も並び、とても賑やかでした。明日は、朝からモエシャンドンの見学です。テイスティング付きのツアーです!どうぞお楽しみに!
- これからシャンパーニュ地方に入ります。
- 大聖堂のライトアップ
- 2日目
- 6月3日/晴れ/26℃
- シャンパーニュ地方にはたくさんのメゾンと呼ばれるシャンパンの蔵元がありますが、世界的にも有名な、モエシャンドン社を訪れました。地下の熟成カーブを見学してシャンパンがいかに手間暇かけて造られているかを学び、そのあとはお待ちかねの試飲!シャンパンは、日本食、特にお寿司や天ぷら最近は餃子にもよく合うと言われているそうです。見学の後はお天気も良いので、運転手さんが特級畑まで連れて行ってくれました。ブドウ畑は日当たりの良いところにあるので、暑かったです。シャンパーニュの父と呼ばれるドンペリニヨンのお墓も見学してランスの町へ。お昼にはとてもレアなシャンパーニュの炭酸なしワイン、コトーシャンプノワをご紹介しました。午後はフジタ礼拝堂へ。たった3ヶ月で仕上げた礼拝堂、そこにはご自身と君代夫人が眠っています。おまけでサンレミバシリカへ。ランスの世界遺産の1つです。そして、明日はアルザス地方へ向かいます!
- モエシャンドン、グランクリュ畑
- ドンペリニヨンのお墓
- 3日目
- 6月4日/曇りのち晴れ/25℃
- 今朝はランス大聖堂から。ゴシック建築の聖堂は美しいステンドグラスで有名です。この地方ならではのブドウ栽培からワイン造りのステンドグラスもありました。戦争で破壊されましたが、人々の努力と希望で元の姿に戻しました。そしてロレーヌ地方の中心、ナンシーへ。エミールガレや、ドーム兄弟が推進したアール・ヌーヴォーが世界を風靡し、この街の名を不滅にしました。世界遺産でもあるスタニスラス広場はとても美しく、ただ日陰がないので今日は暑かったー。ランチは名物のキッシュロレーヌ 。白ワインと相性抜群です。今日はアルザス品種のピノグリと合わせました。夕方にはアルザス地方のストラスブールに到着。夕食は名物のフォアグラ。合わせたワインは、アルザス品種のゲヴュルツトラミネルでした。スパイシーなと言う名前のワインですが、甘やかなフルーツの香りが特徴のワインです。カレーや中華料理によく合うワインと言われています。
- ランス大聖堂 ステンドグラス バラ窓
- スタニスラス広場
- 4日目
- 6月5日/晴れ/30℃
- 今朝はお天気も良く暑い中のストラスブール観光です。大聖堂は赤色砂岩を使った上に上に伸びるゴシック建築です。ボージュ山脈の岩を切り取り運び、建てられました。仕掛け時計もありましたね。その後、運河に囲まれたこの街をクルーズで一周しました。有名な観光名所、プティットフランスも絵葉書のように素敵なところ。美しい木組みの家と運河の雰囲気がどちらかと言うとドイツのようでした。アルザス地方はドイツとの国境に近く昔からドイツ領になったりフランス領になったり。そのためフランスでも独特の文化が生まれました。ランチは名物料理のベッコフ 。この辺りの特産白ワインに野菜やお肉を一晩浸けて、翌日教会でお祈りしている間、パン屋さんのかまどの隅で温めてもらうお料理です。白ワインのリースリングを合わせました。でも今日は暑かったので地ビールやクレマンダルザスを飲まれた方も!!午後はフリータイム。暑い1日でしたね!
- ストラスブール大聖堂
- 木組みの建物
- 5日目
- 6月6日/晴れ/28℃
- 今日はストラスブールよりアルザスワイン街道のドライブです。アルザス地方はヴォージュ山脈のおかげで、大陸からの冷たい風が遮られ、雨も年間500ミリ程度。ぶどう栽培にはとても恵まれた環境です。ここで生産されるのは主に白ワインがほとんどで、リースリング、ゲヴュルツトラミネル、ピノグリ、などお食事に合わせてワイン選びが楽しめます。リクヴィル村では散策を楽しみ、ゲゼルスベールでは名物タルトフランベをお腹いっぱい食べました。その後、階段を登り丘の中腹にある城跡へ。辺り一面ブドウ畑!!素晴らしい景色でした。アルザスワイン街道最後の町は、コルマール。戦争の被害を全く受けていない奇跡の街は、あのジブリの「ハウルの動く城」のモデルの街です。アルザスの秘宝と呼ばれるイーゼンハイムの祭壇画もご覧いただきました。夕方、日本でもニュースになるほどの大雨が降り私たちのホテルも停電。大変ご迷惑をかけしました。
- アルザスワイン
- ゲゼルスベール城からのブドウ畑
- 6日目
- 6月7日/晴れ時々雨/28℃
- 今日はかつてのブルゴーニュ大公国の首都、ディジョンの見学です。14〜15世紀に栄華を誇ったブルゴーニュ大公国は本家フランス王家を凌ぐほどの財力を築きました。万事に一流好みであった大公達は、特産品のワインにも一流の味を求めました。当時収穫量は多いが質はやや劣るとされていたガメイ種の栽培を禁止させ、収穫量は少ないが素晴らしいワインを生むピノノワールのみを栽培させました。質に磨きのかかったワインはブルゴーニュ大公国の名前を広める戦略商品でした。その大公たちが眠るお墓、ディジョン博物館より見学です。心配だった雨も上がり、街の散策の頃には太陽も見え始めました。幸福のふくろう伝説は今も語り継がれ、街のいたるところにふくろうマーク。その中でも1番親しまれているふくろう君を左手でタッチ。みんな幸せになりますように!黒いマリア像で有名な聖母教会をを見学したり、フリータイムにはそれぞれお買い物も楽しみました。
- 聖母教会
- ダルシー広場(再集合場所)
- 7日目
- 6月8日/晴れ/26℃
- ブルゴーニュの中心都市ディジョンを出発して今日はブルゴーニュワイン街道をドライブします。最初はソムリエの花田さんとゴーグリー社のチーズ工房を見学。チーズの中でも香りの豊かなウォッシュチーズの製造工程を学びました。そしてお待ちかねの試食タイム!この地のピノノワールと合わせて5種類のチーズを食べ比べました。ブルゴーニュ地方と言うと、赤はピノ・ノワール、白はシャルドネ。今日はシャルドネの聖地と呼ばれるモンラシェ村の有名なオリヴィアルフレーブを訪れました。カーブでは楽しく案内を聞き、テイスティングランチでは6種類のワインをそれぞれのお食事に合わせていただきました。どれも甲乙つけ難いほど、素晴らしい味わいでしたね。お食事の後は、世界中のワイン愛好家が一度は訪れたい、ロマネ・コンティへ。ブルゴーニュの畑、特にグランクリュと呼ばれる特級畑から生まれるワインは世界1と言われています!
- テイスティングワイン
- ロマネ・コンティ
- 8日目
- 6月9日/晴れ/30℃
- 今日はワインの首都、ボーヌの見学です。まずは、マスタード工場へ。マスタードの製造には副原料として木の灰とビネガーが必要でしたがブルゴーニュにはその元となる森とワインが豊富にありました。現在家族経営で営業されているのは、このファロ社のみとなっています。色々な味のマスタードを試食。お買い物を楽しみました。その後は街の中心へ。ワインオークションで知られる施療院、オテル・デューは、1443年ブルゴーニュ大公国の宰相ニコラロマン夫妻が貧しい人々のための病院として開設しましま。彩色瓦の幾何学模様の屋根が美しく、かつての公国の領土であったフランドルの街によく見られるものでした。今日は中心広場でマルシェが出てて、たくさんの果物、野菜、チーズ、ハムが並び、見ているだけで楽しくなりました。夜はオプションで星付きレストランへ。ワインペアリングの楽しみながらの美味しいディナーでした!
- マルシェにて
- ディナーのジュヴレ・シャンベルタン
- 9日目
- 6月10日/くもり/26℃
- 今日は帰国の日ですがまだまだお楽しみがあります。中世の塔の街スミュール・アン・オーサワはかつて4つの塔と市壁で囲まれた城塞都市でした。街の1番高いところにノートルダム教会があり、内部は中世の商業組合のチャペルがあります。階段を降りて街の絶景ポイントへご案内。花崗岩の岩山に建つこの街が凛々しく見えました。そして旅の最後はブルゴーニュ地方の北にあるシャブリ村へ。ここでは日本人シェフが腕を振るうレストランでランチ。お料理は最初から最後まで美味しく、ペアリングのワインは、シャブリプルミエクリュと赤のイランシーでした。シャブリ地方の赤ワインはとても珍しく、そしてメインのラムにとてもよく合いましたね。食後はシャブリの土壌、キンメリッジャンと呼ばれる石灰質の石がゴロゴロする畑までお散歩しました。楽しい時間はあっという間に過ぎ、一路パリシャルルドゴール空港へ。
- スミュールの旧市街入口
- シャブリ村の畑
- 10日目
- 6月11日/晴れ/25℃
- 全日空216便にて、無事羽田空港到着。 美酒、美食三昧の旅はいかがでしたでしょうか?日本でワインを召し上がる際は、この旅を思い出していただけたら嬉しいです。皆さんの楽しまれたワインは以下の通り。シャンパーニュ地方ではピノ・ノワールのスティルワイン【コトーシャンプノワ】、アルザスではリースリング、ゲヴュルツトラミネル、ピノグリ、そして、コルマールディナーはピノ・ノワールの【Windmuehl】私のお気に入り。そして、ブルゴーニュでは赤ピノ・ノワール、白シャルドネ。オプションにご参加の方は、泡・クレマンドブルゴーニュ、白・ペルナン ヴェルジュレス、赤・ジュヴレ・シャンベルタン、赤・ポマールそして、シャブリでは、白・シャブリ プルミエクリュ、赤・イランシーでした。これからの皆さんのワインライフが楽しくなりますように。そして来年はもう一つのフランス名醸地、ボルドーでまたお会いしましょう!
- シャブリプルミエクリュ
- シャブリ赤、イランシー
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